JPH0340244B2 - - Google Patents

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JPH0340244B2
JPH0340244B2 JP61236919A JP23691986A JPH0340244B2 JP H0340244 B2 JPH0340244 B2 JP H0340244B2 JP 61236919 A JP61236919 A JP 61236919A JP 23691986 A JP23691986 A JP 23691986A JP H0340244 B2 JPH0340244 B2 JP H0340244B2
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outer end
inner end
protrusion
tightened
annular
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JPS6392806A (ja
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【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は環状のクランプ部材に関するものであ
り、特に、その組付け性の向上に関するものであ
る。
従来の技術 環状のクランプ部材は、互に嵌め合わされた二
つの部材をその嵌合部においてクランプするもの
であり、例えば、ゴム製ダストブーツの嵌合部の
固定に用いられる。実開昭58−167389号公報に記
載されたクランプ部材はその一例である。このク
ランプ部材は、帯状の板材が、その長手方向の一
端部の外側に他端部が重ね合わされて環状とされ
るとともに、内側端部の端縁近傍であつて外側端
部から外れた部分と外側端部とにそれぞれ半径方
向外向きに延び出す被締付部が設けられ、クラン
プ部材の固定すべき対象物への嵌装後、両被締付
部がねじ部材とナツトとの締付けによつて互に接
近させられることにより縮径させられ、対象物を
クランプするようにされている。このクランプ部
材には、内側端部の幅方向の両端にそれぞれ、半
径方向外向きに延び出せられた後、幅方向の中心
側に曲げられて成る逆L字形の爪部が設けられて
おり、外側端部を爪部と内側端部との間に挟むこ
とにより外側端部と内側端部とが幅方向および半
径方向においてずれないようにされている。
発明が解決しようとする問題点 しかし、このクランプ部材においては、内側端
部と外側端部との周方向の移動は規制されていな
いため、被締付部同士が大きく離れてしまい、ね
じ部材をナツトに螺合する際に、作業者は被締付
部を持つか、あるいは他の部分を持つて両被締付
部をねじ部材のナツトへの螺合が可能な位置に保
持することが必要であり、組付けが面倒であると
いう問題があつた。
問題点を解決するための手段 本発明に係る環状クランプ部材は、この問題を
解決するために、前記外側端部に、板厚方向に貫
通しかつ周方向に長い係合凹部を設ける一方、前
記内側端部に、一旦半径方向外向きに延び出た後
に内側端部の端縁から遠ざかる向きに延びて鉤形
を成し、ねじ部材がナツトに螺合されていない状
態において係合凹部の外側端部の端に近い側の縁
部に係合して、外側端部の内側端部に対する半径
方向、周方向および幅方向の相対移動を阻止する
係合突部を設け、かつ、ねじ部材の長さを、係合
凹部とが係合突部とが係合した状態における両被
締付部間の距離より長くしたものである。
作用および効果 以上のように構成された環状クランプ部材にお
いては、係合突部が係合凹部に係合して内側端部
と外側端部との半径方向、幅方向および周方向へ
の相対移動を阻止して両被締付部間の距離をねじ
部材の長さより小さく保つため、ねじ部材とナツ
トとを螺合させる際に被締付部や他の部分を持つ
てクランプ部材を縮径させる必要がなく、クラン
プ部材の組付けを容易にかつ迅速に行うことがで
きる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本発明の一実施例である環状クランプ
部材10を示す図である。このクランプ部材10
は、帯状のステンレスばね鋼板が円形に湾曲させ
られ、その長手方向の一端部の外側に他端部が重
ね合わされて成る環状部12を有しており、上記
両端部の重ね合わせ量を変えることにより、環状
部12を拡径、縮径させることができる。上記重
ね合わせにより外側となる外側端部14には、第
2図および第3図に示されるように周方向に延び
る係合凹部としての長穴16が形成されている。
また、内側となる内側端部18の先端部には、外
側端部14が重ね合わされたとき、長穴16を通
つて半径方向外向きに延び出す係合突部20が形
成されている。この係合突部20は、環状部12
に曲成される前の帯状の素材を鋼板から打ち抜く
際に同時に形成される突部22(第4図参照)が
曲げられることにより形成される。この突部22
は、環状部12の幅方向の一方に開口する切欠2
4と、その切欠24から内側端部18の先端側に
食い込む凹部26との形成と同時に形成され、内
側端部18の先端側とは反対向きに延び出す突起
28を備えている。そして、この突部22を、第
4図に一点鎖線で示される線Aに沿つて板面に直
角に曲げ起こすことにより、一旦半径方向外向き
に延び出た後に内側端部の先端から遠ざかる向き
に延びる鉤形の係合突部20が形成されるのであ
る。
また、外側端部14の先端部は、第1図に示さ
れるように、半径方向外向きに曲げられた後、更
に90度曲げられた逆L字形の被締付部30とされ
る一方、内側端部18の端近傍であつて、環状部
12が最も縮められた状態においても外側端部1
4との重なりから外れ、かつ、被締付部30に隣
接する部分には、半径方向外向きに延び出す被締
付部32が形成されている。この被締付部32
は、環状部12の端部が一旦、半径方向外向きに
曲げられた後、ちようど被締付部30の突出長さ
と等しい寸法の部分においてその曲げられた部分
に重なるように折り返され、更にその先端部が環
状部12の一部を成すように曲げられることによ
り形成されている。被締付部30の被締付部32
に対向する側とは反対側の面にはナツト34が固
着されており、被締付部32側から挿通されたね
じ部材36が被締付部30を貫通してナツト34
に螺合されることにより、被締付部30,32が
互に接近させられ、環状部12が縮径させられて
対象物をクランプするようになつている。このね
じ部材36の長さは、長穴16と係合突部20と
が係合した状態における被締付部30,32間の
距離より長くされており、また、前記長穴16
は、環状部12が拡径、縮径させられるとき、係
合突部20の長穴16内における移動を許容する
長さに形成されている。
以上のように構成されたクランプ部材10は、
対象物をクランプする前の状態では、ねじ部材3
6が外された状態にあり、使用時には、環状部1
2の対象物への嵌装前あるいは嵌装後に係合突部
20と長穴16とを係合させる。この係合時に
は、環状部12を縮径させた状態で内側端部18
と外側端部14とを半径方向において合わせ、係
合突部20を突起28から長穴16内に挿入する
のであり、環状に曲げられたステンレスばね鋼板
の復元力より、係合突部20の長穴16の外側端
部14の先端側の面とが係合させられ、内側端部
18と外側端部14との周方向および幅方向と移
動が阻止されるとともに、突起28と外側端部1
4との係合により外側端部14の半径方向への浮
き上がりが阻止され、環状部12がある程度縮径
した状態に維持される。このように係合突部20
と長穴16とを係合させ、環状部12を対象物に
嵌装した状態でねじ部材36をナツト34に螺合
するのであるが、ねじ部材36は、係合突部22
と長穴16とが係合した状態における被締付部3
0,32間の距離より長くされているため、その
ままの状態でねじ部材36をナツト34に螺合す
ることができるのであり、クランプ部材10の組
付けを容易にかつ迅速に行うことができる。
また、このクランプ部材10において、係合突
部20は環状部12の一部が曲げ起こされること
により形成され、その幅内において形成されるた
め、係合突部20を形成することにより材料の歩
留りが低下する恐れはない。
本発明の別の実施例を第5図に示す。本実施例
においては、外側端部40の幅方向の両側にそれ
ぞれ周方向に延びる係合凹部としての切欠42が
形成される一方、内側端部44の幅方向の両側に
それぞれ、切欠42を通つて半径方向外向きに延
び出す係合突部46が形成されており、ねじ部材
がナツトに螺合されていない状態において係合突
部46が切欠42の外側端部40の先端側の面に
係合することにより、外側端部40と内側端部4
4との周方向および幅方向の移動が阻止されるよ
うになつている。また、係合突部46の切欠42
に係合する側の端面には、半径形状の凹部48が
形成されており、係合突部46の凹部48に隣接
する突起50と外側端部40の切欠42を画定す
る縁部とが係合することにより、外側端部40の
半径方向外側への浮き上がりが阻止されるように
なつている。
なお、上記各実施例において被締付部30,3
2はそれぞれ内側端部、外側端部と一体に形成さ
れていたが、別体としてもよく、また、ナツト3
4を被締付部30に固定することは不可欠ではな
い。
その他、いちいち例示することはしないが、当
業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である環状クランプ
部材を示す正面図であり、第2図はその側面図で
ある。第3図は上記環状クランプ部材の係合突部
と長穴との係合を示す斜視図であり、第4図は係
合突部の形成工程を示す正面図である。第5図は
係合突部および係合凹部の別の態様を示す斜視図
である。 10:環状クランプ部材、14:外側端部、1
6:長穴、18:内側端部、20:係合突部、2
8:突起、30,32:被締付部、34:ナツ
ト、36:ねじ部材、40:外側端部、42:切
欠、44:内側端部、46:係合突部、50:突
起。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 帯状の板材が、その長手方向の一端部の外側
    に他端部が重ね合わされて環状とされるととも
    に、内側端部の近傍であつて外側端部から外れた
    部分と外側端部とにそれぞれ半径方向外向きに延
    び出す被締付部が設けられ、それら両被締付部が
    ねじ部材とナツトとの締付けによつて互いに接近
    させられることにより縮径させられる環状クラン
    プ部材において、 前記外側端部に、板厚方向に貫通しかつ周方向
    に長い係合凹部を設ける一方、前記内側端部に、
    一旦半径方向外向きに延び出た後に内側端部の端
    縁から遠ざかる向きに延びて鉤形を成し、前記ね
    じ部材が前記ナツトに螺合されていない状態にお
    いて前記係合凹部の前記外側端部の端に近い側の
    縁部に係合して、前記外側端部の内側端部に対す
    る半径方向、周方向および幅方向の相対移動を阻
    止する係合突部を設け、かつ、前記ねじ部材の長
    さを、前記係合凹部と係合突部とが係合した状態
    における前記両被締付部間の距離より長くしたこ
    とを特徴とする環状クランプ部材。
JP23691986A 1986-10-03 1986-10-03 環状クランプ部材 Granted JPS6392806A (ja)

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JP23691986A JPS6392806A (ja) 1986-10-03 1986-10-03 環状クランプ部材

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JP23691986A JPS6392806A (ja) 1986-10-03 1986-10-03 環状クランプ部材

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Publication Number Publication Date
JPS6392806A JPS6392806A (ja) 1988-04-23
JPH0340244B2 true JPH0340244B2 (ja) 1991-06-18

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