JPH0340194Y2 - - Google Patents

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JPH0340194Y2
JPH0340194Y2 JP1986050412U JP5041286U JPH0340194Y2 JP H0340194 Y2 JPH0340194 Y2 JP H0340194Y2 JP 1986050412 U JP1986050412 U JP 1986050412U JP 5041286 U JP5041286 U JP 5041286U JP H0340194 Y2 JPH0340194 Y2 JP H0340194Y2
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JP
Japan
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futon
futon body
batting
filling
holes
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JP1986050412U
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JPS62161863U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、敷きふとんの改良に関するもので
ある。
[従来の技術及びその問題点] 従来から、敷きふとんの保温性、弾力性を確保
するために、複数のふとん体を重ね合わせて、そ
の周縁部を止着された敷きふとんが知られてい
る。
ところで、敷きふとんの内部は就寝中の発汗等
により湿気を帯びるようになる。
ところが、上記従来の敷きふとんは、多層式
で、しかもその周縁部が止着されているために、
内部を干すこともできず、また通気性も悪いた
め、乾燥しにくい。そのために雑菌等が生じ易
く、衛生的でなくなるなどの恐れがあつた。
また一方、通常敷きふとん体の中綿は、側地内
全体にほぼ均一に配置されている。
ところが、仰臥時における敷きふとんにかかる
身体の体圧は、均一ではない。ちなみに腰の部分
が44%、肩部分が33%、頭部分が8%、その他の
手足部分が15%という割合分布であるといわれて
いる。従つて、敷きふとん上に仰臥した場合、体
圧の大きい部分、例えば腰の部分や肩部分は沈み
込み、頭部や足部分は浮き上がるため、背骨が屈
曲した状態になり、このような姿勢は安眠上、健
康上好ましくないということが知られている。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
多層式の敷きふとんであつても、通気性がよく、
湿気を帯びにくくするとともに、中層のふとん体
を取り出し易くして、ふとん干しなどを容易にで
きるようにし、また仰臥時に背骨が屈曲しすぎる
ことがない理想の姿勢に保てる敷きふとんを提供
するものである。
[問題点を解決するための手段] 互いに周縁を止着された第1ふとん体と第2ふ
とん体との間に第3ふとん体が配置された敷きふ
とんであつて、前記第2ふとん体には、前記第3
ふとん体を出し入れするための挿入孔が形成さ
れ、第3ふとん体の中綿を硬綿によつて構成し、
この中綿に、その厚さ方向に貫通する複数の透孔
を形成した構成とした。ここで、前記硬綿として
は、ポリエステル綿やポリプロピレン綿などの合
成綿や、羊毛などの天然綿や、これらの混合物を
原料とし、それらにニードルパンチ加工などを施
して圧縮率を予め減少させてある綿が用いられ
る。
[実施例] この考案に係る敷きふとんの第1実施例を、第
1図ないし第3図に基づいて説明する。第1図
は、この実施例に係る敷きふとんAを裏返しにし
た場合の斜視図である。この敷きふとんAは、第
1ふとん体1と第2ふとん体2の一面を互いに対
面させて、その周縁部をまち3を介して互いに止
着されるとともに、第1ふとん体1と第2ふとん
体2との間に第3ふとん体4を配置して形成され
ている。
前記第1ふとん体1は、側地1a内に中綿1b
として、羊毛綿が充填されている。
また第2ふとん体2は、側地2a内に中綿2b
として羊毛綿が充填されており、さらに第2ふと
ん体2には第3ふとん体4を出し入れするための
挿入孔5が形成されている。
この挿入孔5は、第2ふとん体2の長手方向両
端部から長手方向中央部に向つて、それぞれふと
ん全長の略1/4の長さのところで幅方向に設けら
れている。そしてこの挿入口5は、第2ふとん体
2をその幅方向に切り裂いた状態で、かつその切
り口の上下側地を縫着して形成されている。
また前記第3ふとん体4は、側地4a内に中綿
6として硬綿6aが充填されている。この硬綿6
aは、ポリエステル綿及びポリプロピレン綿を混
合し、かつニードルパンチ加工が施されたもので
ある。さらにこの硬綿6aには、長手方向に、か
つ幅方向両側からやや中央部寄りに、複数の透孔
7が形成されている。
上記実施例の敷きふとんAは、第3ふとん体4
の中綿6を硬綿によつて構成し、中綿6の厚さ方
向に貫通する複数の透孔7を形成したので、第3
ふとん体4の内部に滞留する湿気(水分)を、透
孔7を介して第3ふとん体4の外部に放出するこ
とができる。第3ふとん体4から放出された湿気
は、第1・第2ふとん体1,2に移動し、これら
の表面から外部に放出されるので、敷きふとん内
部での湿気の充満を防止できるとともに、日光な
どにより敷きふとんの乾燥を行う際には、乾燥効
率を向上させることができるという利点がある。
さらに、第3ふとん体4を挿入孔5から取り出
して、単体で乾燥させた場合においても、第3ふ
とん体4内部に滞留している湿気が透孔7を通つ
て外部に放出されるので、第3ふとん体4の乾燥
効率を向上させることができるという利点もあ
る。
さらに第2ふとん体2に、第3ふとん体4を出
し入れするための挿入口5が形成されているの
で、第3ふとん体4を簡単に出し入れすることが
でき、ふとん干しするのにも手間がかからない。
従つておつくうがらずによくふとん干しをするよ
うになり、その面からも湿気を帯びないようにす
ることができる。
また第3ふとん体4の中綿6は、硬綿6aで形
成されているので、仰臥時に腰部等が沈み込むこ
とがなく、理想的な寝姿勢となる。しかも第2ふ
とん体2が、この理想的な姿勢の状態をそのまま
柔らかく受け止める役割を果たすので、クツシヨ
ン性にも優れており、底つき感がない。
次にこの考案に係る敷きふとんの第2実施例に
ついて、第4図を参照して説明する。なおこの第
2実施例に係る敷きふとんが、上記第1実施例の
敷きふとんAと異なるのは、第3ふとん体4の中
綿6の透孔を、体圧の大小に応じてその径を大又
は小に形成し、かつその透孔どうしの間隔を大又
は小にして形成した点である。なお同一構成部分
については同一符号を用いて、その説明を省略す
る。
すなわち第4図に示すように、第3ふとん体4
の中綿6である硬綿には、その長手方向中央部か
ら長手方向両側に向つてほぼ1/4の長さの距離の
範囲で、かつ幅方向のやや中央部寄りの部位、す
なわち仰臥した場合に腰部分及び肩部分が当接す
る部位近傍に複数の小透孔7aが形成されてい
る。また中綿6の長手方向両側には、全長のほぼ
1/4の長さの距離の範囲で、かつやや中央部寄り
の範囲、すなわち頭部、足部が当接する部位近傍
に複数の大透孔7bが形成されている。小透孔7
aは、大透孔7bに比較してその径を小さく形成
され、かつ小透孔7aどうしの間隔は、大透孔7
bどうしの間隔に比較して大きく形成されてい
る。
上記第2実施例の敷きふとんによると、中綿6
の、腰部分が肩部分の体圧が多くかかる部分に
は、径の小さい小透孔7aが、形成間隔を大きく
して形成されているので、中綿6の弾力性があま
り減少せず、腰部分等が沈み込むことがない。
また体圧の小さい頭部や足部分が当接する部位
には、径の大きい大透孔7bがその形成間隔を小
さくして形成されているので、中綿6の弾力性が
減じられ、頭部等が沈み込む。その結果、全体と
して背骨が大きく屈曲されることがなく、良好な
寝姿勢となり、安眠上、健康上もよい。その他の
作用効果は第1実施例とほぼ同様である。
次に、上記実施例の変形例について説明する。
この変形例の特徴は、第5図に示すように、第2
実施例を中綿6が、その長手方向の上下端部側両
方を、全長のほぼ1/4の長さで切断され、中綿頭
部6A、中綿胴部6B、中綿足部6Cと三分割し
て形成されていることである。従つて中綿頭部6
A及び中綿足部6Cには、大透孔7bが形成され
ており、中綿胴部6Bには、小透孔7aが形成さ
れている。
上記のような構成にすると、分割された各部分
毎に同一大きさの透孔を形成すればよく、各部分
毎に製造できるので、一枚構成の中綿に径の異な
る透孔を形成するより生産効率がよくなる。加え
て例えば中綿胴部6Bの硬綿の硬さを硬くするな
ど、各部分毎に硬さを調節して製造できるので、
これらを組み合わせることにより、各種の硬さを
有する敷きふとんを提供することができる。その
他の作用効果は上記実施例と同様である。
なお、上記実施例における中綿6の素材の種類
は、実施例のものに限られるものではない。また
小透孔7a及び大透孔7bを形成する中綿6の部
位の長さの割合も実施例のものに限られるもので
はない。また中綿6の弾力性の加減は、透孔の径
の大きさのみによつて行つてもよく、また透孔ど
うしの間隔のみによつて行つてもよい。また第1
ふとん体1と第2ふとん体2とは、どちらを上下
にしても使用できることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案に係る敷きふと
んは、互いに周縁を止着された第1ふとん体と第
2ふとん体との間に第3ふとん体が配置された敷
きふとんであつて、前記第2ふとん体には、前記
第3ふとん体を出し入れするための挿入孔を形成
し、前記第3ふとん体の中綿は、硬綿によつて構
成されているとともに、厚さ方向に貫通する複数
の透孔が形成されている構成としたので、この透
孔を介して、第3ふとん体内に滞留する湿気を第
3ふとん体の外部側に移動させることができ、敷
きふとん内部での湿気の充満を防止できるととも
に、敷きふとんを乾燥させた際の乾燥効率を向上
させることができる。
さらに、第3ふとん体を挿入孔から取り出し
て、単体で乾燥させた場合においても、第3ふと
ん体内部に滞留している湿気が透孔を通つて外部
に放出されるので、乾燥効率を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、この考案に係る敷きふ
とんの第1実施例を示すもので、第1図は敷きふ
とんを裏返しした場合の斜視図、第2図は第1図
−線部分の一部断面図、第3図はこの実施例
の中綿を示す平面図、第4図はこの考案の第2実
施例に係る中綿を示す平面図、第5図は変形例に
係る中綿を示す平面図である。 A……敷きふとん、1……第1ふとん体、2…
…第2ふとん体、4……第3ふとん体、5……挿
入口、6……中綿、7a……小透孔、7b……大
透孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1ふとん体と第2ふとん体とが、互いにその
    一面を対面させてその周縁を止着されるととも
    に、前記第1ふとん体と第2ふとん体との間に
    は、中綿を有する第3ふとん体が配置され、前記
    第2ふとん体には、前記第3ふとん体を出し入れ
    するための挿入孔が形成され、前記第3ふとん体
    の中綿は、硬綿によつて構成されているととも
    に、厚さ方向に貫通する複数の透孔が形成されて
    いることを特徴とする敷きふとん。
JP1986050412U 1986-04-04 1986-04-04 Expired JPH0340194Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986050412U JPH0340194Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986050412U JPH0340194Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62161863U JPS62161863U (ja) 1987-10-14
JPH0340194Y2 true JPH0340194Y2 (ja) 1991-08-23

Family

ID=30873749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986050412U Expired JPH0340194Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5882172U (ja) * 1981-12-01 1983-06-03 湯本 茂 寝具

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JPS62161863U (ja) 1987-10-14

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