JPH023338Y2 - - Google Patents

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JPH023338Y2
JPH023338Y2 JP1984132023U JP13202384U JPH023338Y2 JP H023338 Y2 JPH023338 Y2 JP H023338Y2 JP 1984132023 U JP1984132023 U JP 1984132023U JP 13202384 U JP13202384 U JP 13202384U JP H023338 Y2 JPH023338 Y2 JP H023338Y2
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JP
Japan
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layer
core layer
quilting
fibers
summer
Prior art date
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JP1984132023U
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JPS6145857U (ja
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、夏季に用いるのに適した夏敷蒲団に
関する。
〔従来の技術〕
従来、蒲団は保温のため、即ち寒さを防ぎ温か
さを保持するためのものと考えられてきた。しか
し春夏秋冬の四季があり、特に海に囲まれている
島国日本は夏季に高温多湿となり寝苦しい夜が続
き充分な睡眠が取れないことが多い。近年クーラ
ーが普及して来たが、睡眠中におけるクーラーの
使用は健康上良くないことが知られている。この
ような見地から出願人は夏季に適したヤシの実の
繊維に基づく心層を有する敷蒲団を開発し実開昭
58−1367号により出願中である。
本考案は、その後も夏季に適した寝具の試作実
験を継続し本考案を達成するに至つたものであ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案の目的は、適度の硬さを有しながら吸湿
性並びに湿分放散性のすぐれた夏敷蒲団を提供す
るにある。
〔問題点を解決するための手段、作用〕
本考案においては、心層を籐の繊維としその回
りを覆うサイザル麻の繊維で形成する。心層の上
下両面に綿を用いたキルテイング層を配置し、こ
れらの層に周縁に縁どりを施し且つフアスナー、
面フアスナー等の締結具を取付けるものである。
次に本考案を実施例に付き図面を参照しながら
詳細に説明する。
籐はインドネシア、マレーシアに主として産す
るやし科のつる性木本として知られ、各種の細工
物、籐いす、ステツキ等に用いられ、その繊維は
適度の硬さと吸湿性を有し、それによる製品は涼
感を呼ぶものとして知られている。一方、サイザ
ル麻は台湾最南端の恒春が原産地として知られ、
ロープ等に用いられており、天然繊維の中で強度
大で吸湿性にすぐれていると共に耐水性があり水
分により腐つたりしない。
本考案者はこれら2種類の植物繊維材料を組み
合わせて心層として用いた敷蒲団は特に夏季用に
適していることを見出したものである。
〔実施例〕 第1図は本考案の夏敷蒲団の斜視図である。第
2図は第1図−線における断面図である。
図面で示すように本考案の夏敷蒲団は心層1と
その上下に配置したキルテイング層4,4とから
主として構成されている。心層1は無作為に配置
した籐の繊維2をサイザル麻3の繊維で覆つて形
成してもので、図示しないが上下方向にニード
ル、パンチを形状保持のために施してある。これ
は先願の敷蒲団においてヤシの実の繊維を合成樹
脂により不識布状に互いにからみ合うように処理
したこととは異なる一つの点である。
キルテイング層4は、例えば吸汗性エステル
綿、麻わた等の綿5を表布8及び裏布9を用いて
適度の薄い厚さにキルテイング加工したものでご
わごわした感じの残る心層1の感触を良くするた
めのものである。
第2図に示す如く、心層1を上下から挾持する
ようにキルテイング層4,4で包被し、重合した
キルテイング層4,4の端縁を内側に折曲げて縁
どり6し且つフアスナー等の締結具7を取付ける
と本考案の夏敷蒲団が仕上がる。図中11は縫線
である。
本考案の夏敷蒲団は籐の粗ぞうな繊維をサイザ
ル麻の繊維で包みニードル,パンチで縫製した心
層を用いてあり、心層の少なくとも片面にキルテ
イング層を配置し、周縁に縁どりを施しフアスナ
ー等の締結具を取付けた構造としたため、長期間
使用したり、外力が作用しても籐の有する復元性
により型崩れを生じない。心層は主材料の籐繊維
が無作為に交叉状に重なつているため無数の間隙
を有しており通気性と吸湿性がすぐれており、且
つ夏敷蒲団はキルテイング層の助けで全体として
適度の硬さを有して感触が良く、使用者の体がめ
り込むようなことがない。
本考案の夏敷蒲団の使用方法を説明すると、カ
バー及びシーツをつけて使用する。特に暑くない
場合には従来の敷布団の上に重ねて使用し、盛夏
には直接畳等の上に重ねて使用する。日常の手入
方法としては風通しの良い場所で陰干しをするの
がよい。汚れた場合には表面に洗済を用いてスポ
ンジ等を用いて洗濯をした後蔭干しにする。
〔考案の効果〕 心材に籐と麻を用いたので通気性が良く爽や
かに就寝ができる。
適度の硬さがあり理想的な寝姿勢が得られ
る。
型崩れがなく長期間の使用ができる。
キルテイング層を心層の上下両面に設けたの
で、両面の使用が可能であり、特に夏期の発汗
対策が容易となる。
表裏布に一体的に形成されたキルテイング層
は締結具を外すことによつて、心層とキルテイ
ング層とを簡単に分離でき、キルテイング層の
再生あるいは取替えが簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の夏敷蒲団の1例斜視図、第2
図は第1図−線における断面図である。 1:心層、2:籐の繊維、3:サイザル麻の繊
維、4:キルテイング層、5:綿、6:縁どり、
7:締結具、フアスナー、8:表布、9:裏布、
10:縁布、11:縫線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無作為に配置した藤の繊維2を心としその回り
    をサイザル麻の繊維3で覆いニードルパンチのよ
    うな形状保持手段によつて藤の繊維2とサイザル
    麻の繊維3とを固定することによつて形成した心
    層1と、同心層1の上下両面に設けた表裏布8,
    9と綿5に基づくキルテイング層4とからなり、
    同キルテイング層4の周縁には縁どり6を施し且
    つ締結具7を取付けて、前記心層1とキルテイン
    グ層4とを分離可能に形成してなることを特徴と
    する夏敷蒲団。
JP13202384U 1984-08-29 1984-08-29 夏敷蒲団 Granted JPS6145857U (ja)

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JP13202384U JPS6145857U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 夏敷蒲団

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JP13202384U JPS6145857U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 夏敷蒲団

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Publication Number Publication Date
JPS6145857U JPS6145857U (ja) 1986-03-27
JPH023338Y2 true JPH023338Y2 (ja) 1990-01-25

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ID=30690591

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50124760A (ja) * 1974-03-15 1975-10-01

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58185954U (ja) * 1982-06-04 1983-12-10 篠原 正吉 竹蒲団

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50124760A (ja) * 1974-03-15 1975-10-01

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JPS6145857U (ja) 1986-03-27

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