JPH0339519Y2 - - Google Patents

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JPH0339519Y2
JPH0339519Y2 JP10240086U JP10240086U JPH0339519Y2 JP H0339519 Y2 JPH0339519 Y2 JP H0339519Y2 JP 10240086 U JP10240086 U JP 10240086U JP 10240086 U JP10240086 U JP 10240086U JP H0339519 Y2 JPH0339519 Y2 JP H0339519Y2
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JP
Japan
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adhesive
silicone
heat
paper
resistant
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JP10240086U
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  • Paper (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ラベル、シート、ステツカー、壁
紙、荷札、石膏ボード等に使用されるタツク紙が
特に耐熱性を要求される場合に使用可能な耐熱タ
ツク紙に関するものである。
[従来の技術] 通常室内で使用されるラベル、シートなどのタ
ツク紙に使用される粘着剤はゴム系、アクリル
系、ビニルエーテル系等のエマルジヨンないし溶
液型の粘着剤であり、剥離紙はシリコン系離型剤
を主とする離型面を有するものである。一方、製
鉄現場や熱硬化性塗料の熱硬化工程などの分野で
使用するロツト表示ラベルあるいは非塗工部の被
覆用シートなどは、200ないし300℃の高温に数十
分間程度その粘着力が持続することが要求される
が、上記のごとき粘着剤ではこのような高温度に
耐えることができない。そこで、高温度に耐える
粘着剤としてシリコン系粘着剤が使用されてい
る。ところが粘着剤としてシリコン系粘着剤を使
用すると、従来から多量に使用されているシリコ
ン系離型剤を主とする離型面を有する剥離紙(以
下シリコン系剥離紙という)では、粘着剤と離型
剤が同系の化学物質で、互いに親和性があるため
剥離紙として使用できない。そこで、この場合の
剥離紙として、フツソ樹脂系化合物を主剤とした
離型面を有する剥離紙(以下フツソ樹脂系剥離紙
という)が使用されている。
[考案が解決しようとする問題点] シリコン系粘着剤とフツソ樹脂系剥離紙もしく
はフツソ樹脂フイルムからなる耐熱タツク紙は、
シリコン系粘着剤、フツソ樹脂系剥離紙がともに
高価であるという問題点がある。
[問題点を解決する為の手段] これらの問題点は、耐熱性基材の裏面にシリコ
ン系粘着剤を内包したマイクロカプセルを混合し
た粘着剤層を介してシリコン系離型剤面を有する
剥離紙を重合せしめることにより解決した。
[作用] 本考案においては、シリコン系粘着剤はマイク
ロカプセル中に内包され、そのマイクロカプセル
は通常の粘着剤に混合されているから、その周囲
は通常の粘着剤に包囲されており、マイクロカプ
セルの外部及び粘着層の表面には全くシリコン系
粘着剤が存在しない。通常のシリコン系離型剤面
を有する剥離紙を使用することが可能となる。
使用に当たつては先ず、シリコン系剥離紙を剥
離し、次ぎに現れるシリコン系粘着剤を内包した
マイクロカプセルを混合した粘着層を耐熱性基材
側から目的物に押し付けて粘着する。この時、粘
着剤層の表面はシリコン系粘着剤を内包したマイ
クロカプセルと通常の粘着剤とからなるので、初
期粘着は主として通常の粘着剤によつて容易に行
われる。粘着層を押し付けると、押し付けるとき
の力によつてマイクロカプセルが破壊され、内包
されていたシリコン系粘着剤が放出される。後に
タツク紙が高温環境下に置かれるとマイクロカプ
セルから流出したシリコン系粘着剤によつて耐熱
性が保持される。
[実施例] 以下、本考案を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は、本考案の耐熱タツク紙であつて、耐熱
性基材1の裏面に粘着層2を介して剥離紙を重合
してあり、粘着層2は通常の粘着剤22にシリコ
ン系粘着剤を内包したマイクロカプセル21が混
合されたもので有り、剥離紙は通常の剥離紙であ
つてその離型面はシリコン系離型剤を主とする離
型層からなつている。
耐熱性基材としては、アルミニウムやステンレ
スなどの金属薄片、石膏やタイルなどの無機材
料、ガラス繊維や炭素繊維を織つたり樹脂で含浸
したシート、或はパルプ等の有機質繊維にタルク
などの無機粉体を分散抄紙した難燃性無機紙など
である。
シリコン系粘着剤は市販のもので良い。市販の
シリコン系粘着剤は殆どキシレン等の疎水性有機
溶剤で希釈されているから、周知の各種のマイク
ロカプセル化法、例えばゼラチンとポリアニオン
によるコアセルベーシヨン法、アミノーアルデヒ
ド樹脂をインサイチユーで壁膜として生成させる
インサイチユー重合法及びポリアミド樹脂やポリ
ウレタン樹脂を界面重合法でマイクロカプセル壁
膜として形成させる方法等が好ましく使用され
る。
シリコン系粘着剤を内包したマイクロカプセル
を混合する通常の粘着剤は特に限定されるもので
はないが、一般的に使用されるゴム系粘着剤やア
クリル系粘着剤が好ましく使用される。
通常の粘着剤が水系エマルジヨン型の場合は、
マイクロカプセルスラリーとそのまま混合撹拌し
て、耐熱基材上に塗布し乾燥する。通常の粘着剤
が化合物そのもの或は溶剤型エマルジヨンの場合
は、マイクロカプセルスラリーを粉霧乾燥などで
個体とした上で混合する。
通常の粘着剤とシリコン系粘着剤を内包したマ
イクロカプセルとの混合割合は要求される耐熱性
によつて決められるが、シリコン系粘着剤を内包
したマイクロカプセルの割合が高い程耐熱性は高
くなる一方、余りこの割合が高過ぎると初期粘着
力が不足する傾向なる。粘着層全体に占めるマイ
クロカプセルの割合は、30〜90重量%より好まし
くは50〜75重量%である。
[考案の効果] 本考案は、耐熱性基材の裏面にシリコン系粘着
剤を内包したマイクロカプセルを混合した粘着剤
層を介してシリコン系離型剤面を有する剥離紙を
重合せしめたので、高価なシリコン系粘着剤を要
求される耐熱性に応じて使用量を減少することが
でき更に高価なフツソ樹脂系剥離紙を使用する必
要がないから低コストの耐熱タツク紙の製造が可
能となり工業的価値が高いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係わる耐熱タツク紙
の断面図。 1……耐熱性基材、2……粘着層、3……シリ
コン系剥離層、21……シリコン系粘着剤内包マ
イクロカプセル、22……通常粘着剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 耐熱性基材の裏面にシリコン系粘着剤を内包
    したマイクロカプセルを混合した粘着層を設
    け、この粘着層を介してシリコン系離型剤面を
    有する剥離紙を重合せしめたことを特徴とする
    耐熱タツク紙。 (2) シリコン系粘着剤を内包したマイクロカプセ
    ルが粘着層総重量に対して50重量%以上含有さ
    れていることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の耐熱タツク紙。
JP10240086U 1986-07-03 1986-07-03 Expired JPH0339519Y2 (ja)

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JP10240086U JPH0339519Y2 (ja) 1986-07-03 1986-07-03

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JP10240086U JPH0339519Y2 (ja) 1986-07-03 1986-07-03

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JPS6311599U JPS6311599U (ja) 1988-01-26
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0623544Y2 (ja) * 1988-03-07 1994-06-22 三菱製紙株式会社 耐熱性サーマル・ディレード・タック・シート
JP2005271228A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Horikawa Kyogi Kk 板紙

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JPS6311599U (ja) 1988-01-26

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