JPS61115981A

JPS61115981A - 感圧接着シ−ト

Info

Publication number: JPS61115981A
Application number: JP23685384A
Authority: JP
Inventors: Masaki Fukagawa; 深川　正記
Original assignee: CHUGOKU TORYO KK; Chugoku Marine Paints Ltd
Current assignee: CHUGOKU TORYO KK; Chugoku Marine Paints Ltd
Priority date: 1984-11-12
Filing date: 1984-11-12
Publication date: 1986-06-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は例えば壁紙や装飾物の貼着のような建築物の内
装工事、タンカーの油槽の内壁に合成樹脂シートの接着
作業に適用される感圧接着シートに関する。

（従来の技術）建築物の内装工事における壁紙は、予め壁又は壁紙に糊
を塗布し、壁紙を壁の一方向より他方向へ貼り付けてい
く。また強い接着力が必要な接着作業では２液型のもの
があって・２液を混合し硬化反応させて使用する。その
他マイクロカプセル型接着剤もある。

（本発明が解決しようとする問題点）しかし壁紙を壁に貼着する作業は、この紙と壁との間に
空気が残留することを如何にして防止するかに熟練を必
要とする。ま几接着力の強いものは空気中で短時間に硬
化し、２液型でも混合後比較的短時間で硬化するため大
面積の貼着施工は時間的制約があり事実上作業は殆んど
不可能である。

マイクロカプセル型の場合でもカプセルの製造コストが
高く安定性が短かいものもあり塗布作業が困難であった
。

（問題点を解決するための手段）基板２の面に薄膜３によって中空突起３ａｉ設け、この
中空突起内には接着成分４を封入し、た′ことにある。

そして基板２は接着物例えば壁紙に予め接着しておくか
又は壁紙自体を基板として、これに中空突起３ａｔ−形
成してもよい。勿論基板２の両面に中空突起３ａｔ−形
成して、この突起内に接着成分４ｆ、封入してもよい。

また接着成分としては単一成分の感圧接着タイプのもの
や２液からなる溶剤再活性タイプ、反応タイプのものが
ある。

そして薄膜３は、接着時の圧力によって破損可能なもの
でなければならない。

（作用）壁紙Ｐなどの接着物を壁Ｗなどの被接着物に接着する時
、接着物を被接着物の端部に押圧すると、中空突起３ａ
に封入されていた接着成分４が流出し、それのみで、ま
たは溶剤にて接着成分全再活性化して、または２液が混
合して硬化反応を生じせしめて接着物を被接着剤に強固
に接着させる。

（実施例）第入図において壁紙Ｐの下面には感圧接着シート１が予
め接着しである。このシート１は基板２の一面に薄膜３
によって複数の中空突起３ａが形成されている。そして
中空突起３ａ内には接着成分４か封入しである。基板２
は、金属、プラスチック、セラミック、木材、スレート
、フィルムなど多種のものが使用され、被接着物の種類
に応じて厚さ、硬軟が選択され決定される。また薄膜３
の材質としては、皮膜形成能をもつ天然１合成ポリマー
例えばゼラチン、アラビアゴム、ポリ塩化ピニルデン、
エポキシ樹脂、ポリエステル、ポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリアミドなどや、金属はく、
ガラス膜などが使用できる。しかし薄膜３は接着成分４
に溶解または反応しないものモなければならない。薄膜
３の膜厚は押圧力Ｖζよって破れ易いものでろって、例
えば１〜１００μ程度のものである。しかし膜厚が１〜
２０μのものは、可撓性、伸縮性のあるものが望ましい
。

また接着成分４は、感圧接着型のもので例えば耐すイソ
プチレン、ポリビニルエーテル、ポリシロキサン、再生
ゴム、ＳＢＲ，ブチルゴム、ポリクロロプレン、ニトリ
ルゴム、ポリサルファイド、シアノアクリレートである
。

そして壁紙Ｐを壁Ｗ面に貼着する時は、壁面の一端部に
この壁紙の端部全抑圧させると薄膜３が破れ、内包され
ていた接着成分４が流出してこの壁紙は壁１に接着する
。

第２図は壁紙Ｐが感圧接着シー）１の基板２を兼用して
いる実施例を示すもので、その他の構成は第１図示のも
のと実質的に同一のものである。

以下に示す第３〜５図示の実施例も壁紙Ｐが基板２を兼
用しているもので、壁紙に薄膜による中空突起全形成し
ているので、壁紙と表現しているものは基板でもある。

第３図は他の実施例を示すもので１．これは、感圧接着
シート１が溶剤再活性型のものであって、中空突起３ａ
内には接着成分の一つとして有機溶剤４ａ例えばヘキサ
ン、ヘプタン、ベンゼン、キシレン、トルエン、四塩化
炭素、トリクロルエチレン、ＭＥＫ、ＭＩＢＫ、エチル
セロンルブ、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、酢
酸エチルを封入している。さらに中空突起３ａの外面に
は他の接着成分４ｂとしてネオプレン、ニトリルゴム、
天然ゴム、再生ゴム、その他酢酸ビニルホモホリマー及
びコポリマー、ビニル樹脂系、ニトロセルロースなどを
塗布し、これらの表面を保護するため離形紙（図示せず
）を仮接着させる。

したがってこのシートｌ’ｉ使用する時は、離形紙をは
がしＮＷに壁紙Ｐｉ圧着ローラによって押圧すれば中空
突起を破壊し有機溶剤が流出して、塗布されていたネオ
プレンなどを再活性化し即座の接着を得る。

第４図はさらに他の実施例を示すもので、これは反応型
のシートの場合である。

中空突起３ａのうち選択されたものには、接着成分とし
て樹脂４ａ’ｚ封入し、他の中空突起内に接着成分とし
て硬化剤、触媒および反応開始剤４ｂ２封入する。この
樹脂としては、エポキシ、ポリエーテル、ポリアミド、
ポリエステル、シリコーン、ポリサルファイド、ポリオ
ール、インシアネート類であり、硬化剤などとしては、
カプリル酸第−スズ、ジラウリン酸ジブチルスズ＃ＢＦ
、エーテル錯化合物、無水フタル酸、無水トリメリド酸
、Ｐ−アシノ安息香酸、酸塩化物、有機過酸化物、亜鉛
華、酸化マグネシウム、二酸化鉛、二酸化マンガン、ジ
エチレントリアミン、トリエチレンジアミン、トリエチ
レンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ヘキサメ
チレンテトラミン。

エチレンジアミン、メタフェニレンジアミン、トリエタ
ノールアミン、ジエチルアニリン、メ゛チレンシアニリ
ン、ジメチル−ｐ−）ルイジン、ピペリジン、２−エチ
ル−４−メチルイミタソール、Ｎ、Ｎ、Ｎ’、Ｎ’−テ
トラキス（２−オキシプロヒル）エチレンジアミ／、イ
ンシアネート類である。

したがって押圧ローラによって薄膜の中空突起を破ると
、樹脂４ａと硬化剤など４ｂとは混合し硬化反応を生じ
させることができる。

第５図は、第４図と同様の反応型のシート１ｖｉ−示す
もので、これは薄膜による中空突起が２重構造となって
おり、一方には樹脂４ａ、他方には硬化剤４ｂ’の接着
成分を封入しているものである。

（発明のや果）本発明によるとシート貼付など大面積の施工であっても
接着する個所のみの中空突起が破れて接着成分が流出し
て接着作用を行うものであるため、時間的制約から解放
され、さらに接着物と被接着物との間の空気は、突起間
の間隙を通って容易に放出されて残留することがなく、
貼付施工は容易。

迅速かつ美しく仕上がるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図はそれぞれ本発明の実施例を示す断面
図である。１・・・感圧接着シート、２・・・基板、３・・・薄膜
、３ａ・・・中空突起、４＋４ａ、４ｂ・・・接着成分
。以上

Claims

【特許請求の範囲】

（１）基板と、この基板に接着時の圧力によつて破損可能な薄膜にて形
成された複数の中空突起と、この中空突起内に封入されている接着成分とより構成さ
れた感圧接着シート。
（２）特許請求の範囲第１項において、基板は被接着物
を兼ねていることを特徴とする感圧接着シート。
（３）特許請求の範囲第１項において、接着成分は単一
の感圧接着タイプのものであることを特徴とする感圧接
着シート。
（４）特許請求の範囲第１項において、接着成分は２液
の溶剤再活性タイプであることを特徴とする感圧接着シ
ート。
（５）特許請求の範囲第１項において、接着成分は２液
の反応タイプであることを特徴とする感圧接着シート。
（６）特許請求の範囲第１項において、中空突起は２重
構造で、接着成分は２液の反応タイプであることを特徴
とする感圧接着シート。