JP2004314981A - ダンボール箱 - Google Patents

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JP2004314981A JP2003107508A JP2003107508A JP2004314981A JP 2004314981 A JP2004314981 A JP 2004314981A JP 2003107508 A JP2003107508 A JP 2003107508A JP 2003107508 A JP2003107508 A JP 2003107508A JP 2004314981 A JP2004314981 A JP 2004314981A
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peeling
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Masahiko Ogawa
匡彦 小川
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

【解決手段】封緘部分に、再剥離性テープを、クラフトテープ等の梱包用テープを再貼着可能に貼り付けてあるダンボール箱。
【効果】本発明によれば、ダンボール箱の封緘部に予め、再剥離可能な紙テープを貼り付けることにより、繰り返しダンボール箱が美観を保って使用でき、再利用のコストもかからない。その結果、廃棄物の削減が可能であり、更には環境負荷の低減ができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、再梱包の容易なダンボール箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
多くの産業分野でダンボール箱が包装材料として使用されている。この場合、ダンボール箱を梱包する場合には、クラフトテープがその簡便さから一般的に使用されている。しかし、一般にダンボール箱は一回使用である。これは、クラフトテープにはシリコーンが非粘着性を付与する加工に多用されているので、離型性がよく、その上に更にテープを貼り付ける場合、十分な接着性能を得ることが難しく、このため封緘部のクラフトテープの上に封をすることが難しく、一度開封すると再度クラフトテープで梱包しようとする場合、残っているクラフトテープの影響で剥れやすく密閉できない欠点があった。これを解消するために貼り付いたテープを剥がそうとすると、ダンボール自体が破れ、外観が不良となってしまう上、コストがかかるため再利用があまり進んでいない。しかしながら、近年の環境問題への世論の高まりから再利用が必要になってきている。これは、コスト対策や自然破壊の防止にも有効な手段であると考えられる。
この場合、梱包用のクラフトテープ類を再貼着するため、ダンボール自体に離型処理する方法も考えられるが、塗工方法が限定され、工業的に不利である。
なお、本発明に関連する公知文献としては下記のものがある。
【0003】
【特許文献1】
特公昭52−40918号公報(付加組成物)
【特許文献2】
特公平3−19267号公報(クラフトテープ)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、梱包用テープの繰り返しの貼着が可能で、再梱包が容易であり、リサイクルが容易なダンボール箱を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明は、上記目的を達成するため、封緘部分に、再剥離性テープを、クラフトテープ等の梱包用テープを再貼着可能に貼り付けてあるダンボール箱を提供する。この場合、再剥離性テープの剥離力が3〜8N/50mmであり、再剥離性が2〜8N/50mmであることが好ましい。
【0006】
このように、ダンボール箱の封緘する部分に予め再剥離可能なテープを貼り付けておき、梱包する際にはその上に一般的な梱包用テープを貼り付けることで、ダンボール箱の再使用が容易になり環境負荷が軽減される。また、再利用したときの箱の美観維持が可能となる。工場間の部品搬送などで繰り返し使用するところでのコスト低減が図れる。
【0007】
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明に係るダンボールは、封緘部分に、再剥離性テープを、クラフトテープ等の梱包用テープ類を再貼着可能になるように、予め貼り付けてあるもので、この場合、再剥離テープは、図1に示したように基材1の一面に離型層2が形成されていると共に、基材1の他面に粘着層3が形成されてなるものである。
【0008】
この場合、基材としては、公知のテープに使用できる基材、例えばクラフト紙、ポリエチレンラミネート紙等の紙類、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂から作られるフィルム類が用いられる。
【0009】
離型層を形成する離型剤としては、硬化性シリコーン離型剤、長鎖アルキル変性アクリル樹脂、アルキッド樹脂等の非シリコーン系離型剤でもよく、形態も溶剤系でも水系でも無溶剤系でもよく、加工に有利なものでよい。この場合、再剥離可能なテープの剥離性が3〜8N/50mmであり、かつ再剥離性が2〜8N/50mm、特に3〜8N/50mmであればよい。なお、剥離性(力)とは、再剥離テープの剥離力を示し、具体的には再剥離テープの貼着面からテープを剥離するときの力であり、再剥離性とは、再剥離テープの剥離面に一般の粘着テープを貼付けて、一定時間後に剥離したときの剥離力を示すものであり、一般に剥離力>再剥離力である。これら剥離性(力)、再剥離性の測定方法は、一般的な剥離試験に準ずる。
剥離性が小さすぎると、それよりも小さくなる再剥離性能が出ないため不都合となり、大きすぎるとダンボールへの粘着性が大きくなり、作業上不都合が生じる場合がある。再剥離性が小さすぎると梱包不良となり、大きすぎると作業上不利益となるとともに、剥離性も大きくなければならないので、上記した不都合が生じる場合がある。
【0010】
上記基材に上記離型剤を用いて離型層を形成する場合、一般的に用いられる、塗工液の粘度、塗工速度等を考慮した通常行われている塗工方法、カレンダー塗工、グラビアコーター、エアーナイフコーター、ロールコーター、ワイヤーバーなどの各種コーターを用いた塗工、スプレー塗工等を利用することができる。処理剤組成物(離型剤)の塗工量は固形分として0.1g/m以上、好ましくは0.3〜1g/mの範囲が好適である。0.1g/m未満では良好な離型性を維持することが難しくなる場合があり、1g/mを超えても性能向上は小さく、コスト上不利となる場合がある。塗工後、乾燥機を通過させて加熱乾燥させて離型層を得る。加熱乾燥の条件は、例えば120℃以上の温度で10秒以上の条件が一般的である。
【0011】
その後、粘着加工を施し、テープ化したものを用いることができるが、粘着加工(粘着層の形成)に用いる粘着剤としては、公知のものでよく、例えば溶剤型のゴム系粘着剤やアクリル系粘着剤、又はホットメルトタイプの各種粘着剤を挙げることができる。なお、粘着層の厚さは、約20〜50μmが好ましい。
【0012】
本発明のダンボール箱は、図1,2に示したように、その封緘部縁部に沿って、上記再剥離テープの粘着層を貼着しておくもので、ダンボール箱4の封緘に当たっては、その封緘部を閉じ、通常の梱包用テープ5を上記再剥離性テープ10の離型層2の上から貼着し、ダンボール箱4の封緘を行うもので、これによりダンボールがしっかりと封緘される。この場合、この梱包用テープの接着力は、通常2〜8N/50mmであり、また特に再剥離テープの剥離力が3〜8N/50mm、再剥離性が2〜8N/50mmに形成されている場合、梱包用テープが再剥離テープの上から良好に接着されると共に、梱包用テープを引き剥がす場合にスムーズに梱包用テープを剥離することができ、しかも梱包用テープを一度剥離した上から、再度新たな梱包用テープを再剥離テープに貼着した場合も、良好な接着がなされるものである。
【0013】
【実施例】
以下、実施例と比較例を示し、本発明を更に具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
【0014】
[実施例1]
信越化学工業(株)製の溶剤型シリコーンKS−3502を100重量部(シリコーン分30重量部)、トルエン500重量部を混合して30分間撹拌し、均一に溶解した。これに対して信越化学工業(株)製の白金触媒CAT−PL−50Tを1重量部配合し、よく混合したものをポリエチレンラミネートしたクラフト紙にワイヤーバーを用いて0.4g/mの塗布量となるように塗工し、120℃で20秒間乾燥し、離型紙を作成した。
【0015】
室温1日経時後、そのシリコーン処理面の反対面にゴム系溶剤型粘着剤BPS−2411(東洋インキ製造(株)製)を乾燥後25g/mになるよう塗布し、110℃で1分間加熱し、乾燥後、巻き取り、50mm巾の再剥離性テープを作成した。
【0016】
なお、離型層の剥離力は、6.0N/50mmであった。
このテープをダンボール箱の封緘部の両側に貼り付けた。その上に市販のクラフトテープ(No.315(ニチバン(株)製))を貼り付け、梱包した。なお、このクラフトテープの表面はシリコーン加工され、その再剥離力は、3.5N/50mmであった。
その後、再び市販のクラフトテープを貼り付けて、一定時間(室温で24時間)後、剥離させたときの再剥離力も3.5N/50mmであった。また、上記再剥離性テープをダンボール箱に貼った後、市販のクラフトテープでダンボール箱の梱包を行っても、ダンボールが跳ねることなくしっかり梱包することができた。
【0017】
なお、剥離力の測定方法は、下記で行った。
剥離力
組成物を熱風循環式乾燥機で140℃、30秒間加熱処理して評価用試料を作成し、その硬化皮膜表面にアクリル系溶剤型粘着剤(オリバインBPS−5127(東洋インキ製造(株)製))を塗布して100℃で3分間熱処理し、次いで、この処理面に坪量64g/mの上質紙を貼り合わせて2kgローラーで1往復圧着し、25℃で20時間エージングさせた。この試料を5cm幅に切断し、引っ張り試験機を用いて180°の角度で剥離速度0.3m/分で貼り合わせ紙を引っ張り、剥離するのに要する力(N)を測定した。測定はオートグラフDSC−500(島津製作所(株)製)を使用した。
【0018】
[比較例1]
実施例1で作成したテープの代わりに市販のクラフトテープ(No.315(ニチバン(株)製))をダンボール箱の封緘部の両側に貼り付けた。その上に同じクラフトテープで封をしようとしたが、ダンボールが跳ねてしまいしっかり封ができず梱包不良となった。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、ダンボール箱の封緘部に予め、再剥離可能な紙テープを貼り付けることにより、繰り返しダンボール箱が美観を保って使用でき、再利用のコストもかからない。その結果、廃棄物の削減が可能であり、更には環境負荷の低減ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる再剥離性テープの一例をダンボール箱に貼り付けた状態の概略断面図である。
【図2】本発明に用いる再剥離性テープの一例をダンボール箱に貼り付けた状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 基材
2 離型層
3 粘着層
4 ダンボール箱
5 梱包用テープ
10 再剥離性テープ

Claims (2)

  1. 封緘部分に、再剥離性テープを、クラフトテープ等の梱包用テープを再貼着可能に貼り付けてあるダンボール箱。
  2. 再剥離性テープの剥離力が3〜8N/50mmであり、再剥離性が2〜8N/50mmである請求項1記載のダンボール箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012013747A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Sato Holdings Corp ラベル貼付け領域形成用粘着シートおよびラベル貼付け領域を有する容器
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CN110451051A (zh) * 2019-08-16 2019-11-15 李晓明 一种胶带复用的可循环使用纸箱

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