JPH0339415A - リング状磁石合金にラジアル磁気異方性を付与する磁場中熱処理方法 - Google Patents

リング状磁石合金にラジアル磁気異方性を付与する磁場中熱処理方法

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JPH0339415A
JPH0339415A JP1175059A JP17505989A JPH0339415A JP H0339415 A JPH0339415 A JP H0339415A JP 1175059 A JP1175059 A JP 1175059A JP 17505989 A JP17505989 A JP 17505989A JP H0339415 A JPH0339415 A JP H0339415A
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alloy
magnet alloy
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magnetic
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Koichiro Morimoto
耕一郎 森本
Koichi Ishiyama
宏一 石山
Takuo Takeshita
武下 拓夫
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、PM型ステッピングモータ等の電気機器に
用いられるリング状ラジアル異方性磁石、特にアルニコ
系またはFe −Cr −Co系合金からなるリング状
ラジアル異方性磁石を製造するための磁場中熱処理方法
に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、アルニコ系またはFe −Cr −Co系合金
磁石は、優れた磁気特性を有し、またその磁気特性の熱
的安定性も良好なため、広く電気機器に用いられている
これら合金磁石は、溶解・鋳造法または粉末・焼結法に
よって作られた所定組成の合金に、単相化のための溶体
化処理を施した後、急冷し、次に強磁性相と非磁性相の
2相構造とするための熱処理を行い、ついで上記2相間
の組成差を拡大するための時効処理を施して製造される
。上記2相構造とするための熱処理を行うとき、上記合
金の特定の一方向に外部より磁場を印加することにより
、その方向に強磁性相が伸長し、その強磁性相の形状異
方性により磁場印加方向の磁気特性が優れたいわゆる一
軸異方性の合金磁石が得られることは良く知られている
このようにして得られた合金磁石は、−旦消磁され、再
び着磁されて電気機器用磁石部品として使用される。
近年、PM型ステッピングモータのロータ磁石用として
、第4図の斜視図に示されるように、あらゆる径方向2
の磁気特性が等しくかつ径方向2の磁気特性が他の方向
(例えば、厚さ方向および周方向)の磁気特性よりも優
れたリング状ラジアル異方性磁石10の需要が高まって
おり、アルニコ系およびCr −Co −Fe系合金か
らなるリング状ラジアル異方性磁石の開発が望まれてい
る。
最近、Fe −25%Cr −12%Co −0,5%
Tiなる組成を有する溶製合金から切り出して得た円盤
状試料に溶体化処理を施した後、その円盤状試料をその
径方向に印加された外部磁場中で回転させながら熱処理
を行うことにより、円盤状ラジアル異方性Fe −Cr
 −Co系合金磁石を作る試みがなされ、以下の結果を
得たことが報告されている。
(1)  上記熱処理中に径方向に印加される磁場の強
さが2000e以下のとき、ラジアル異方性磁石が得ら
れ、径方向の磁気特性は、印加磁場強度が1oooeの
とき最高値となり、(BH)sax −3MGOe 、
He =6000eであった。
(2)上記熱処理中に径方向に印加される磁場の強さが
2000eを越えると周方向の磁気特性が径方向の磁気
特性よりも高くなり、ラジアル異方性磁石は得られなか
った。(M、 0kada、 R,Togashl。
S、 Suglmoto、 and M、 Hoana
、 rJ、 Appl、 Phys、。
Vol、 84. No、 10.15 Novemb
er 198L  第5732〜5734頁参照) 〔発明が解決しようとする課題〕 円盤状磁石合金をその径方向に印加した外部磁場中で回
転させながら熱処理し、その径方向に均等にラジアル磁
気異方性を発現させる従来方法では、外部磁場強度:2
000e以下の範囲でラジアル異方性磁石が得られるも
のの、その磁気特性は、従来から工業生産されている一
軸異方性磁石の磁気特性((BH)   −7,8MG
Oc、Hc −820aX Oe)に比べてかなり低い値であり、この従来方法で得
られた円盤状ラジアル異方性磁石の中心に穴あけ加工し
てリング状ラジアル異方性磁石電気機器部品、例えばP
Mステッピングモータのロータ磁石などを製造しても、
ラジアル磁気異方性が弱く、実用に供するに十分な強さ
のリング状ラジアル異方性磁石を得ることができないと
いう問題点があった。
さらに、上記従来の径方向の印加した外部磁場中で回転
させながら熱処理する方法を、そのままリング状磁石合
金に適用して磁場中熱処理を施しても、第5図に示され
るように、磁力線3は主としてリング状磁石合金の周方
向に沿って流れるために、強磁性相を伸長させ磁気異方
性を誘導する磁場は周方向成分が径方向成分を上回って
しまい、ラジアル異方性よりも周方向異方性が強く発現
され、リング状磁石合金にラジアル異方性を付与するこ
とができないという問題点があった。
〔3題を解決するための手段〕 そこで、本発明者等は、リング状磁石合金を径方向に印
加される外部磁場中で回転させながら熱処理することに
より優れたラジアル異方性磁石を製造すべく研究を行っ
た結果、 溶体化処理したリング状磁石合金の内径に、磁場中熱処
理温度において上記磁石合金よりも高い飽和磁束密度を
有する合金からなる鉄芯を挿入し、上記リング状磁石合
金をその径方向に印加した外部磁場中において回転させ
ながら熱処理すると、優れたラジアル異方性磁石を製造
することができるという知見を得たのである。
この発明は、かかる知見にもとづいてなされたものであ
って、リング状磁石合金の内径に、磁場中熱処理温度に
おいて上記磁石合金よりも高い飽和磁束密度を有する合
金でつくられた鉄芯を挿入すると、第1図に示されるよ
うに、リング状磁石合金1をそのリング状磁石合金の径
方向2に印加した外部磁場により生じた磁力線3は、大
部分が鉄芯4の内部を通り、上記リング状磁石合金1の
周方向にまわり込むことは少なく、たとえ周方向にまわ
り込む磁力線3′が存在してもその量は極めて少ない。
そのため径方向2に強磁性相を充分に伸長させることが
でき、もって優れた磁気特性を有するリング状ラジアル
異方性磁石を得ることができるのである。
この発明で用いる磁石材料は、Fe−AN−Nl−Co
系磁石合金(一般にアルニコ系磁石合金と呼ばれている
)およびFe −Cr −Co系磁石合金を用いるのが
好ましく、これに対する鉄芯材料は、FeまたはFe−
Co系合金を用いるのが好ましい。
この発明によりリング状磁石合金にラジアル磁気異方性
を発現させるためには、第2図に示されるように、非磁
性耐火物からなる炉芯管7の周囲にヒーター8を取付け
た加熱炉を用意し、この加熱炉内に非磁性材料でつくら
れたワーク回転軸5により回転可能な非磁性材料からな
るワーク支持治具6を設け、このワーク支持治具6の上
に鉄芯4を挿入したリング状磁石合金1を固定し、ヒー
ター8を加熱することにより炉芯管7内を熱処理温度に
保持し、電磁石ポールピース9により磁場をかけながら
上記リング状磁石合金1および挿入鉄芯4を回転せしめ
ることにより上記リング状磁石合金にラジアル異方性を
付与するものである。
この場合、第3図に示されるように、 リング状磁石合金1の外径:I)g(am)、リング状
磁石合金1の内径:d−(cm)、リング状磁石合金1
および鉄芯4の厚み:h(co+)、 リング状磁石合金1の磁場中熱処理温度における飽和磁
束密度: Bs(m)  (Gauss)、とし、さら
に、 鉄芯4の径: d (cm)、 鉄芯4の磁場中熱処理温度における飽和磁束密度: B
s(Gauss) s とすると、第3図における■のように、鉄芯4を通る最
大磁束はBs−d * h。
第3図における■のように、 鉄芯4を通らずにリング状磁石合金1の周方向を通る最
大磁束はBs(m)(Da−ds)・hsとなり、ラジ
アル異方性を付与するためには、BS−dah>BS(
m)(Dm−dl)◆hなる関係をみたす必要がある。
したがって、上記関係を満たすように鉄芯材料を選択す
る必要がある。反対に、Bs *d−h<Bs(m)(
Dm−dm)hの関係にあるときは、磁力線は主とじて
リング状磁石合金1の周方向に流れ、鉄芯4への磁場集
中が起こらず、リング状磁石合金1の周方向異方性が発
現される。
鉄芯4とリング状磁石合金1の内径との空隙長:(da
−d)/2は、可能な限り短い方が好ましく、0.01
(2)以下となることが好ましい。上記空隙長が0.0
1cmを越えると、鉄芯4とリング状磁石合金1の間の
磁気抵抗が大きくなり、このため鉄芯4の磁場集中効果
が低減し、所望の効果が得られなくなる。したがって、 (dll−d)/2≦0.01 とした。
この発明の磁場中熱処理に際して印加する磁場強度は、
25000e以下が好ましい。250QOeを越えると
鉄芯4が磁気飽和の状態に近づきその磁場集中効果が失
われるため、ラジアル異方性の磁気特性は低下する。
第2図に示されるように、加熱された炉芯管7内のワー
ク支持治具6にセットされたリング状磁石合金1の磁場
中回転数は、80r、p、s、以上が好ましい。GOr
、p、+g、未満では磁場印加開始時に電磁石ポールピ
ース9の近傍にあった部分のラジアル方向の磁気特性の
みが高くなり、他のラジアル方向の磁気特性が低くなり
、ラジアル異方性の均一度が悪くなる。
〔実 施 例〕
つぎに、この発明を実施例にもとづいて具体的に説明す
る。
実施例 1〜2 原料粉末として、カーボニル鉄粉(−850メツシユ)
、Fe50%AfI合金粉(−250メツシユ)、カー
ボニルNi粉(−350メツシユ)、還元Co粉(−4
00メツシユ)、電解Co粉(−250メツシユ)、水
素化TI粉(−200メツシユ)を用いてこれらを秤量
混合して、AD ;’y、o%、Nl;14.0%、C
o;37.0%、Cu;2.5%、T 1.6.0%、
残部;Feおよび不可避不純物からなる組成(以上重量
%)を有するFe −Al −Ni −Co系混合粉末
を用意し、この混合粉末をプレス成形してリング状圧粉
体とし、このリング状圧粉体を、5×10’Torrの
真空中、温度: 1300℃、2時間保持の条件で焼結
し、ついでNH3分解ガス中、温度=1280℃、30
分間保持の条件で溶体化処理したのち風冷することによ
り、外径:lO,Omm、内径:4.0關、長さ:13
.Ommの寸法をHするFe −AI −Nf−Co系
リング状焼結磁石合金を製造した。
一方、第1表の実施例1に示されるFe −20%Co
からなる鉄芯材料および実施例2に示されるFe−50
%Coからなる鉄芯材料(以上%は重量%)を用意し、
これら鉄芯材料をそれぞれ直径二3.9 mm、長さ:
 13.Ommの寸法となるように加工し、鉄芯を製造
した。
これら鉄芯を上記F6−AN −Ni−Co系リング状
焼結磁石合金の内径に挿入し、ff12図に示されるよ
うに、炉芯管7内部のワーク支持治具6にセットし、ヒ
ーター8により昇温速度:80℃/s1nで温度=83
0℃になるまで加熱し、上記鉄芯を挿入したFe−Af
I−Nl  −Co系リング状焼結磁石合金を温度二8
30℃に保持しながら、20000eの印加磁場中、回
転数: f50r、p、s、で10分間回転保持の磁場
中熱処理を施したのち放冷した。
上記磁場中熱処理後放冷したFe−AlNi−Co系リ
ング状焼結磁石合金は、さらに、温度二680℃に12
0分間保持されたのち、4.5℃/時の冷却速度で49
0℃に徐冷する時効処理が施された。
かかる処理が施されたFe −Al −Ni  −Co
系リング状焼結磁石合金から、1辺が211mの立方体
を切り出し、これに振動型磁力計を用いて最大IQKO
cの磁場を印加し、径方向および周方向の減磁曲線を測
定して磁気特性を測定し、それらの測定結果を第1表に
示した。
比較例 1 比較のために上記実施例1〜2で製造したFe −AI
! −Nl  −Co系リング状焼結磁石合金の内径に
鉄芯を押入することな〈実施例1および2と全く同一条
件で磁場中熱処理し、ついで時効処理を施した後、上記
Fe −AN −Nl  −Co系リング状焼結磁石合
金かL91辺が2關の立方体を切り出し、上記実施例1
および2と同一条件で径方向および周方向の磁気特性を
測定し、それらの測定結果を第1表に示した。
実施例 3〜4 大気中で溶解し鋳造することにより、 AfI:8.0%、    Ni:14.0%、Co:
24.0%、    Cu:3.0%、TI:9.2%
、 残部二Feおよび不可避不純物からなる組成(以上、重
量%)を有し、 外径: 10.0+um、内径: 4.Om+s、長さ
: 13.Om+sの寸法を有するFe −Afl −
Nl  −Co系リング状鋳造磁石合金を製造し、この
Fe −/J −NICo系リングす鋳造磁石合金にA
rガス中で温度:1250℃、30分間保持の条件で溶
体化処理を施した。
上記溶体化処理したFe −AI −Nl  −Co系
リング状鋳造磁石合金の内径に、上記実施例1〜2で加
工し製造したFe−20%CoおよびFe −50%C
oの成分組成を有し、それぞれ直径:3.91111%
長さ二し3.0mtaの寸法を有する鉄芯を挿入し、こ
れを第2図に示されるように、炉芯管7内のワーク支持
治具6にセットし、昇温速度二り0℃/a+Inで90
0℃に至るまで昇温せしめ、ついで900℃から降温速
度=1℃/sinで降温しながら800℃に至るまでの
間に印加磁場強度: 20000e 、回転数:150
 r、p、m、の磁場中回転熱処理を施し、放冷した。
上記磁場中回転熱処理放冷したFe −Al −Ni−
Co系リング状鋳造磁石合金に、さらに温度:650℃
、120分間保持したのち、5.6”C/時の冷却速度
で560℃になるまで徐冷して時効処理を施した。
かかる処理を施したFe −AN −Nl −Co系リ
ング状鋳造磁石合金から、1辺が2m+sの立方体を切
り出し、これに振動型磁力計を用いて最大10KOcの
磁場を印加し、径方向および周方向の減磁曲線を測定し
て磁気特性を測定し、それらの測定結果を第2表に示し
た。
比較例 2 比較のために上記実施例3〜4で製造したFe −Al
 −Nl  −Co系リング状鋳造磁石合金の内径に鉄
芯を挿入することな〈実施例3〜4と全く同一条件で磁
場中回転熱処理し、ついで時効処理を施した後、Fe 
−All −Nl  −Co系リング状鋳造磁石合金か
ら1辺が2111の立方体を切り出し、上記実施例3〜
4と同一条件で径方向および周方向の磁気特性を測定し
、それらの測定結果を第2表に示した。
実施例 5〜6 大気中で溶解し鋳造することにより、 Cr:25.0%、     Co:15.0%、TI
:1.5%、 残部二Feおよび不可避不純物からなる組成(以上、重
量%)を有し、 外径: 10.hus、内径:4.Ot+m、長さ: 
13.0+uの寸法を有するFe −Cr −Co系リ
ング状鋳造磁石合金を製造し、このFe −Cr −C
o系リング状鋳造磁石合金にArガス雰囲気中、温度:
 1100℃、1時間保持の条件で溶体化処理を施した
上記溶体化処理したFe−Cr−Co系リング状鋳造磁
石合金の内径に、共に直径:3.9mm、長さ: 13
.Om+*の寸法を有し、それぞれFeおよびFe−4
0%Coの成分組成を有する鉄芯を挿入し、これらを第
2図に示されるように、炉芯管7内のワーク支持治具6
にセットし、昇温速度:80℃/sinで660℃にな
るまで昇温せしめ、この860℃に保持しながら印加磁
場強度: 20000e 、回転数:f50 r、p、
m、の条件を80分間持続して磁場中熱処理を施したの
ち、放冷した。
上記磁場中熱処理後放冷したFe −Cr −Co系り
゛ング状鋳造磁石合金を温度二635℃、30分間保持
した後さらに600℃に1時間保持し、ついで冷却速度
=5℃/時で500℃に冷却し、500℃で10時間保
持することにより時効処理を施した。
かかる時効処理を施して得られたFO−Cr−Co系リ
ング状鋳造磁石合金から、1辺が2關の立方体を切り出
し、実施例1〜2と全く同様にして磁気特性を測定し、
これらの結果を第3表に示した。
比較例 3 磁場中熱処理するに際してFe −Cr −Co系リン
グ状鋳造磁石合金に鉄芯を押入することなく磁場中熱処
理する以外は実施例5〜6と全く同一条件で処理し、同
一条件で磁気特性を測定してそれらの結果を第3表に示
した。
第1〜3表の結果から、この発明の鉄芯を挿入して回転
しながら磁場中熱処理することにより得られた実施例1
〜6のリング状磁石は、径方向の磁気特性が周方向の磁
気特性よりもいずれも優れており、ラジアル磁気異方性
が付与されていることがわかる。一方鉄芯を押入せず回
転しながら磁場中熱処理を施した比較例1〜3のリング
状磁石は、いずれも周方向の磁気特性の方が径方向の磁
気特性よりも優れており、十分なラジアル磁気異方性が
付与されていないことがわかる。
〔発明の効果〕
この発明の鉄芯を挿入して回転しながら磁場中熱処理す
る方法では、従来よりも優れたラジアル磁気異方性を有
する最終寸法のリング状磁石を得ることができるので、
歩留りの向上および加工工種の削減が計ることができ、
産業上優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、リング状磁石合金の内径に鉄芯を挿入して磁
場中回転した時に生じる磁力線分布を説明するための平
面図、 第2図は、リング状磁石合金を磁場中熱処理している状
態を示す断面概略図、 第3図は、リング状磁石合金にラジアル異方性を付与す
るための条件を説明するための平面図、第4図は、一般
に知られているリング状うジアル冗方性磁石の斜視説明
図、 第5図は、鉄芯を挿入せずに磁場中熱処理する図 時に生ずる磁力線の分布説明等番み。 1・・・リング状磁石合金  2・・、径方向3・・・
磁力線 3′・・・周方向に廻り込んだ磁力線 4・・・鉄 芯       5・・・ワーク回転軸6
・・・ワーク支持治具   7・・・炉芯管8・・・ヒ
ーター 9・・・電磁石ボールピース 4 j4も 図 1:リング状磁石合金 4二鉄芯 5:ワーク回転軸(非磁ω 6:ワーク支持治具(非磁性) 7:炉芯管(非磁性) 8:ヒーター 9;電磁石ポールピース 図 ■ 第 図 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)リング状磁石合金に溶体化処理を施した後、磁場
    中熱処理を施してラジアル磁気異方性を付与する磁場中
    熱処理方法において、 上記リング状磁石合金の内径に、磁場中熱処理温度にお
    いて上記リング状磁石合金よりも高い飽和磁束密度を有
    する合金からなる鉄芯を挿入し、上記リング状磁石合金
    をその径方向に印加した外部磁場中において回転させな
    がら熱処理することを特徴とするリング状磁石合金にラ
    ジアル磁気異方性を付与する磁場中熱処理方法。
  2. (2)上記リング状磁石合金は、Fe−Al−Ni−C
    o系磁石合金であり、上記リング状磁石合金よりも高い
    飽和磁束密度を有する合金は、Fe−Co系合金である
    ことを特徴とする請求項1記載のリング状磁石合金にラ
    ジアル磁気異方性を付与する磁場中熱処理方法。
  3. (3)上記リング状磁石合金は、Fe−Cr−Co系磁
    石合金であり、上記リング状磁石合金よりも高い飽和磁
    束密度を有する合金は、FeまたはFe−Co系合金で
    あることを特徴とする請求項1記載のリング状磁石合金
    にラジアル磁気異方性を付与する磁場中熱処理方法。
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