JPH0339392A - コークス炉炉蓋掃除装置における高圧水ジェットノズルの配置方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高圧水利用のコークス炉炉蓋掃除装置におけ
る高圧水ジェットノズルの配置方法に関するものである
。

〔従来の技術〕

従来、高圧水利用のコークス炉炉蓋掃除装置では、第３
図及び第４図に示す如く、複数本の高圧水ジェットノズ
ル１．２．３を等速（回転数Ｒｒ。

１）、＋１　）で同一方向に偏心回転させながら同一ラ
イン上を同一方向に等速（移動速度Ｖｍ／ｍｉｎ　）で
移動させてトロコイド曲線（ここでは延長トロコイド、
サイクロイド、短縮トロコイドをいう。以下同じ）の軌
跡を描かせ、高圧水ジェットノズルｌ、２．３からの高
圧水によってコークス炉炉蓋（以下単に炉蓋という。）
の一定範囲（幅Ａ）内を連続的に掃除していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、高圧水ジェットノズル１．２．３の移動
方向配列ピッチは相等しくｐｏであり、ノズルチップを
収容するノズルヘッドの使用時及び加工時の強度を確保
するという理由だけから決められているため、高圧水ジ
ェットノズルｌ、２．３の夫々の軌跡Ｃ，、Ｃ，、Ｃ，
は不規則なピッチで合成される。しかも、炉蓋の溝部等
に付着しているタール、カーボン等は粘性が高く、付着
力も大きいため、ノズル１本当たりの掃除幅ａｏはノズ
ル口径の数倍程度で非常に小さい。従って、高圧水ジェ
ットノズルｌ、２．３が膚く軌跡Ｃ１、Ｃ２，Ｃ３の合
成ピッチＰＩ、ＰＺ、Ｐ３が例えばＰＩ＞Ｐ３　＞ａｏ
　＞Ｐｇであれば、掃除幅ａｏより小さい合成ピッチＰ
２の部分では十分に洗浄されるが、掃除幅ａｏより大き
い合成ピッチＰ１、Ｐ３の部分では一部が狭い掃除幅ａ
ｌ、ａ２となって図中斜線で示す洗浄残し部分を生じる
という不都合を免れなかった。

〔発明の目的〕

本発明は前記課題を解決するためになしたもので、洗浄
幅を均一で連続性があるものとできるようにすることを
目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のコークス炉炉蓋掃除装置における高圧水ジェッ
トノズルの配置方法は、複数本の高圧水ジェットノズル
を等速で同一方向に偏心回転させながら同一ライン上を
同一方向に等速移動させてコークス炉炉蓋の一定範囲内
を連続的に洗浄するコークス炉炉蓋掃除装置において、
前記高圧水ジェットノズルが夫々描く軌跡を等ピッチと
なるように合成させ、かつ、その合成ピッチがノズル１
本当たりの掃除幅以下となるように高圧水ジェットノズ
ルの移動方向配列を決定することを特徴としており、か
かる構成によって前記目的を遠戚するものである。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図及び第２図に沿って説
明する。

図中１．２．３は高圧水ジェットノズル（実施例では３
本、ノズルヘッド中心のみで図示）で、ピッチｐｏ＋、
ｐｏｚで単列配置されており、等速（回転数Ｒｒ　、ｐ
、ｍ　）で同一方向に偏心回転され、かつ、ノズル配列
方向のノズル１側に等速（移動速度Ｖ■／ｗｉｎ　）で
移動されて夫々トロコイド曲線の軌跡Ｃ，，Ｃ，、Ｃ，
を措きながら、夫々高圧水を噴射し、炉蓋の一定範囲、
例えば溝部幅Ａ内を掃除するものである。

本発明は、以上のような高圧水利用のコークス炉炉蓋掃
除装置において、高圧水ジェットノズル１．２．３が夫
々措く軌跡ＣＩ、Ｃｚ　、Ｃ３を等ピッチＰとなるよう
に合成させ、かつ、その合成ピッチＰ９．１がノズル１
本当たりの掃除幅ａ０以下となるように、前記高圧水ジ
ェットノズル１．２．３の移動方向配列（実施例の３本
ノズル単列配置でピッチルミｒ、Ｐｏｔ）を決定するも
のである。

具体的には、次の各式（１）（２）（３）（４）により
順次演算を行って高圧水ジェットノズルＩ、２．３のピ
ッチル０、Ｐｏｚを決定する。

ｐ＝１０００Ｖ／Ｒ−−−（１） ここで、ｐ：ノズル基本移動ピッチ（ｉｎ／ｒｅｖ）■
：ノズル移動速度（ｍ／ｗｉｎ） Ｒ：ノズル偏心回転数（ｒ、ｐ、＋＋＋）但し、■及び
Ｒはコークス炉炉蓋掃除装置として実用的な範囲内の値
とする。

Ｎ　＝　ｐ　／　ａ　ｏ　　・・・（２）ここで、Ｎ：
必要ノズル数（個）で、小数の場合切り上げるものとす
る。

ａｏ　：ノズル１本当たりの掃除幅で、経験値である。

Ｐ１□＝ｐ／Ｎ・・・（３） ここで、Ｐ７、：軌跡Ｃ１、Ｃ２、Ｃ３の合成ピッチ（
關） Ｐ　ｏｎ”Ｐａ、ｈ　＋　ｎ−Ｐ　ｐｌａｎ　’　・’
　（４）ここで、Ｐｏｎ：ノズル配列ピッチ（閣）Ｐ　
、、、　：ノズルヘッドの使用時及び加工時の強度上必
要なノズル間隔 より大きいｐの整数倍値（ｍｍ） ｎ：配列基準ノズルｌをＯ、ノズル２ を１、ノズル３を２とするノズル番 号 本実施例では、Ｎ＝３であるから、式（４）より求めた
次式によってピッチｐｏ＋、ｐｏ２が求められる。

Ｐ　６１　＝　Ｐ　、、ｉ−＋　１・Ｐ□１，１・・・
（４）−１Ｐ、、＝Ｐ□７＋２・Ｐ　ｐｌａｎ・・・（
４）　−２以上の構成において、炉蓋の例えば溝部を上
方から下方へと掃除する場合には、高圧水ジェットノズ
ルｌ、２．３を配列基準ノズル１側を下にして下方に向
かって移動させ、かつ、偏心回転させて夫々トロコイド
曲線の軌跡Ｃ１、Ｃ２、Ｃ１を膚かせながら、高圧水ジ
ェットノズル１．２．３から高圧水を噴射させて炉蓋の
溝部幅Ａ内を掃除することになるが、夫々の軌跡Ｃ，，
Ｃ，、Ｃ。

を等ピッチルとなるように合成させて合成ピッチＰ　ｐ
Ｈｆｉとし、かつ、その合成ピッチＰ１□がノズル１本
当たりの掃除幅ａ０以下となるように、前記高圧水ジェ
ットノズル１．２．３の移動方向配列（３本ノズル単列
配置でピッチｐｏ＋、　ｐｏｚ　）を決定しているため
、掃除残し部分を生じることなく炉蓋の溝部を掃除する
ことができる。

〔発明の効果〕

以上の通り、本発明は、複数本の高圧水ジェットノズル
の移動方向配列を決定するに当たり、該高圧水ジェット
ノズルが夫々描く軌跡を等ピッチとなるように合成させ
、かつ、その合成ピッチがノズル１本当たりの掃除幅以
下となるようにするから、炉蓋の一定範囲内を掃除する
時掃除残し部分が生じることはなく、掃除幅を均一に連
続させることができる。従って、高圧水ジェットノズル
からの高圧水によって炉蓋の一定範囲内をムラなく確実
に効率良く掃除することができるから、作業能率の向上
が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概念図、第２図は第１
図示のノズル配置による掃除効果の説明図、第３図は従
来例を示す概念図、第４図は第３図示のノズル配置によ
る掃除効果の説明図である。 ｌ、２．３・・・・・・高圧水ジェットノズル、ＣＩ、
Ｃｚ　、Ｃ２・・・・・・軌跡、ｐ・・・・・・ノズル
基本移動ピッチ、Ｐ　ｐｌｉｎ・・・・・・合成ピッチ
、ｐａｒ、ｐｏｚ・・・・・・ノズルの移動方向配列ピ
ッチ、ａｏ・・・・・・ノズル１本当たりの掃除幅。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、複数本の高圧水ジェットノズルを等速で同一方
   向に偏心回転させながら同一ライン上を同一方向に等速
   移動させてコークス炉炉蓋の一定範囲内を高圧水により
   連続的に掃除するコークス炉炉蓋掃除装置において、前
   記高圧水ジェットノズルが夫々描く軌跡を等ピッチとな
   るように合成させ、かつ、その合成ピッチがノズル１本
   当たりの掃除幅以下となるように高圧水ジェットノズル
   の移動方向配列を決定することを特徴とするコークス炉
   炉蓋掃除装置における高圧水ジェットノズルの配置方法
   。