JP3170120B2 - 鋼球分配機 - Google Patents

鋼球分配機

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JP3170120B2 JP26697093A JP26697093A JP3170120B2 JP 3170120 B2 JP3170120 B2 JP 3170120B2 JP 26697093 A JP26697093 A JP 26697093A JP 26697093 A JP26697093 A JP 26697093A JP 3170120 B2 JP3170120 B2 JP 3170120B2
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  • Incineration Of Waste (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排ガスエコノマイザ等
の熱交換器の伝熱管表面に付着した煤塵を除去する鋼球
散布式除塵装置の鋼球分配機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、鋼球散布式除塵装置が組み込ま
れた熱交換器の一例を示す概念図である。本体ケーシン
グ(11)内に設置された伝熱管群(12)の上方に複
数の鋼球分散器(14)が設けられる。煤塵を含んだ高
温ガスが本体ケーシング(11)の上部から導入され、
伝熱管群(12)を通過して熱交換を行なった後、本体
ケーシング(11)下部から出てゆく。このとき、ガス
中に含まれていた煤塵が伝熱管表面に付着するが、鋼球
分配機(13)で分配された鋼球が鋼球分散器(14)
によって伝熱管群(12)に散布され、付着した煤塵等
を除去して落下する。その後ロータリーセパレータ(1
5)で、鋼球に付着した煤塵が分離され、きれいになっ
た鋼球は鋼球輸送機(16)により上方へ搬送されて、
再び鋼球分配機(13)に戻されて循環するようになっ
ている。
【0003】図5は従来の鋼球分配機の一例を示す縦断
側面図、図6は図5のVI−VI水平断面図である。(0
8)は上部に設けられた鋼球投入口、(05)は内部に
設けられ電動機(06)により低速で回転しながら鋼球
を下方へ供給する回転シュート、(01)は下部外周部
に複数設けられ各鋼球分散器(14)へ分配管(02)
により接続された分配口である。鋼球投入口(08)か
ら投入された鋼球は、回転シュート(05)で全周に順
次分配されて、各伝熱管群(12)に対し周期的に散布
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば電気集塵器の入
口ガス温度を低下させるため、その上流側に熱交換器を
設置する場合は、ガス中の煤塵濃度が非常に高いので、
伝熱管に多量の煤塵が付着する。そのような場合に図5
および図6に示す従来の鋼球分配機を用いて鋼球分散器
から鋼球を散布すると、各伝熱管群には周期的に鋼球を
短時間散布して除塵するだけなので、この間の煤塵付着
により伝熱性能が急激に低下し、遂には伝熱管部が閉塞
することもある。このような伝熱性能の低下を防止する
ためには、伝熱管群全体へ連続的に鋼球を散布すればよ
いが、それには多量の鋼球を循環・散布する必要があ
り、鋼球循環ラインの機器(例えば図4中の鋼球輸送機
(16)、ロータリーセパレータ(15)、鋼球分散器
(14)等)の容量アップによりコストが増加したり、
鋼球によるそれら機器の摩耗が増大するなどの問題点が
ある。また少量の鋼球の連続散布では、除塵能力が不足
し伝熱性能の長期的な維持が困難となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の課
題を解決するために、熱交換器の伝熱面に付着した煤塵
を除去する鋼球散布式除塵装置の鋼球分配機において、
水平面内の円の周囲に沿って配され、上面の開口面積が
すべて等しい複数の分配口と、上端が上記複数の分配口
にそれぞれ連通し、下端が上記熱交換器の上方の鋼球分
散器に至る分配管と、上記円の中心を通る鉛直線を軸と
する円錐状の分散板と、上記分散板の円錐頂点の上方に
設けられた第1の鋼球投入口と、上記鉛直線の周りに回
転可能で、下部に上記分配口の一部の上方に開口するシ
ュートノズルを有し、ステップ回転を行う回転シュート
と、上記回転シュートの上方に設けられた第2の鋼球投
入口とを具備したことを特徴とする鋼球分配機を提案す
るものである。
【0006】
【作用】本発明の鋼球分配機は前記構成を有するので、
第1の鋼球投入口から投入された鋼球を、円錐状の分散
板により複数の分配口すべてに均等に分配・供給するこ
とができ、伝熱管群全体へ均等に鋼球を散布することが
できる。また第2の鋼球投入口から投入された鋼球は、
回転シュートにより特定の分配口へ集中分配される。
なわち前記回転シュートを鋼球分配機内で一定時間毎に
ステップ回転駆動することにより、伝熱管群の特定のエ
リアへ周期的に集中的な鋼球散布を行なうことができ
る。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す縦断側面図、
図2は図1のII−II水平断面図である。
【0008】図中(1)は水平面内の円の周囲に沿って
配され、上面の開口面積がすべて等しい複数の分配口、
(2)は上端が上記複数の分配口(1)にそれぞれ連通
し、下端が熱交換器の上方の鋼球分散器に至る分配管、
(4)は上記円の中心を通る鉛直線を軸とする円錐状の
分散板、(7)は上記分散板(4)の円錐頂点の上方に
設けられた第1の鋼球投入口である。(5)は上記円の
中心を通る鉛直軸線の周りに回転可能な回転シュートで
あって、その下部には、上記複数の分配口(1)が配さ
れた円周の上方2個所に開口するシュートノズル(5
a)、(5a)が設けられている。また回転シュート
(5)の上方には第2の鋼球投入口(8)、(8)が設
けられている。(6)は回転シュート(5)を回転駆動
する電動機、(9)はエンコーダである。
【0009】通常運転時において、第1の鋼球投入口
(7)から投入された鋼球は、分散板(4)上に落下
し、その後下部外周部に設けられた鋼球分配口(1)へ
均等に連続分配される。また第2の鋼球投入口(8)か
ら投入された鋼球は、回転シュート(5)により特定の
分配口(1)に集中して分配され、伝熱管群の特定のエ
リアに集中して散布される。この場合、一度に集中して
散布されるエリアの数は、第2の鋼球投入口(8)の数
および回転シュート(5)のシュートノズル(5a)の
数によって定まる。図1に示される例では、同時に2か
所のエリアへ鋼球が集中散布される。回転シュート
(5)は電動機(6)により駆動され、集中分配・散布
されるエリアが順次移動していく。したがって伝熱管群
の或る特定のエリアにおける鋼球散布量の負荷パターン
は、例えば図3に示されるようになる。
【0010】上記のとおり本実施例では、第1の鋼球投
入口(7)から投入された鋼球を分散板(4)により全
分配口(1)へ均等に連続分配するとともに、第2の鋼
球投入口(8)から投入された鋼球をステップ回転する
回転シュート(5)により特定の分配口へ集中させて順
次分配することができる。したがって、排煙処理設備に
おいて電気集塵器の上流側に設置される熱交換器のよう
に排ガス中の煤塵濃度が高い雰囲気においても、伝熱管
群全体へ均一な連続散布を行なうことができるので、問
題となる伝熱管群への煤塵付着による伝熱性能の急激な
低下を防ぐことができる。また、伝熱管群の特定エリア
へ周期的に散布量を一定時間増加させて散布し、その特
定エリアを順次移動させてゆくことができるので、伝熱
管の汚れの恒久的残留や成長を防止し、伝熱性能を回復
させることができる。その結果、伝熱管群全体に対する
連続散布量は伝熱性能の最低レベルを維持するのみと
し、鋼球循環経路の機器の容量アップに伴うコストの増
加、鋼球による機器の摩耗を最小限に抑えると同時に、
狭い範囲のエリアに対する周期的な集中散布を併用する
ことにより、安定した伝熱性能を長期に亙って維持する
ことができる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、煤塵濃度が高い場合で
も、効果的な鋼球散布除塵を行なうことができ、熱交換
器の安定した性能を維持させることができる。したがっ
て、長期に亙り信頼性が保たれ、しかも鋼球の散布量は
少なくてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図2】図2は図1のII−II水平断面図である。
【図3】図3は鋼球散布量の負荷パターンを例示する図
である。
【図4】図4は鋼球散布式除塵装置が組み込まれた熱交
換器の一例を示す概念図である。
【図5】図5は従来の鋼球分配機の一例を示す縦断側面
図である。
【図6】図6は図5のVI−VI水平断面図である。
【符号の説明】
(01)、(1) 分配口 (02)、(2) 分配管 (4) 分散板 (05)、(5) 回転シュート (5a) シュートノズル (06)、(6) 電動機 (7) 第1の鋼球投入口 (8) 第2の鋼球投入口 (08) 鋼球投入口 (9) エンコーダ (11) 本体ケーシング (12) 伝熱管群 (13) 鋼球分配機 (14) 鋼球分散器 (15) ロータリーセパレータ (16) 鋼球輸送機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−65418(JP,A) 実開 平2−115690(JP,U) 実開 平2−100090(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28G 1/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器の伝熱面に付着した煤塵を除去
    する鋼球散布式除塵装置の鋼球分配機において、水平面
    内の円の周囲に沿って配され、上面の開口面積がすべて
    等しい複数の分配口と、上端が上記複数の分配口にそれ
    ぞれ連通し、下端が上記熱交換器の上方の鋼球分散器に
    至る分配管と、上記円の中心を通る鉛直線を軸とする円
    錐状の分散板と、上記分散板の円錐頂点の上方に設けら
    れた第1の鋼球投入口と、上記鉛直線の周りに回転可能
    で、下部に上記分配口の一部の上方に開口するシュート
    ノズルを有し、ステップ回転を行う回転シュートと、上
    記回転シュートの上方に設けられた第2の鋼球投入口と
    を具備したことを特徴とする鋼球分配機。
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