JP2523959Y2 - 集塵機用冷却塔 - Google Patents

集塵機用冷却塔

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Publication number
JP2523959Y2
JP2523959Y2 JP2470591U JP2470591U JP2523959Y2 JP 2523959 Y2 JP2523959 Y2 JP 2523959Y2 JP 2470591 U JP2470591 U JP 2470591U JP 2470591 U JP2470591 U JP 2470591U JP 2523959 Y2 JP2523959 Y2 JP 2523959Y2
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JP
Japan
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cooling tower
heat exchange
coarse particles
dust collector
dust
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Application number
JP2470591U
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JPH04115292U (ja
Inventor
義孝 田中
Original Assignee
新東ダストコレクタ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、熱交換器の熱交換パイ
プに付着したダストの払い落とし作業をムラのないよう
均一に行なうことができる集塵機用冷却塔に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、焼却炉の廃ガスを処理するバグ
フィルター式集塵機においては、フィルターの熱破損を
防止するために前工程で廃ガスを熱交換器等を備えた集
塵機用冷却塔により冷却処理することが行なわれてい
る。
【0003】そして、前記の集塵機用冷却塔においては
長時間にわたって使用を継続していると、熱交換パイプ
の表面に廃ガス中のダストが付着して冷却効率を著しく
低下させることとなるため、連続的あるいは定期的に熱
交換パイプに付着したダストの払い落とし作業を行なう
必要があった。
【0004】ところが、従来の払い落とし作業において
は清掃用の粗粒子を上部に配置した供給ノズルより落下
させ、該粗粒子を付着ダストに衝突させることによって
ダストの除去処理を行なうものであり、供給ノズルより
粗粒子を全ての熱交換パイプに均一に落下させることが
難しくダストの払い落としにムラを発生させるととも
に、局部的に粗粒子が落下して熱交換パイプを摩耗損傷
させるという問題点があった。このような問題点を解消
するため、供給ノズルの下部にガイドベーンを設けて清
掃用粗粒子の均一な分散化することも試みたが十分な効
果を得ることはできなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記のような
従来の問題点を解決して、熱交換器の熱交換パイプに付
着したダストの払い落とし作業をムラのないよう均一に
行なうことができるとともに、局部的に熱交換パイプが
摩耗損傷することも確実に防止することができる集塵機
用冷却塔を提供することを目的として完成されたもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本考案の集塵機用冷却塔は、冷却塔本体の
中央部に上下に連通する複数の熱交換パイプを備えた貫
流式の熱交換器を設けるとともに、前記冷却塔本体の上
部にはノズルより供給される清掃用の粗粒子を前記熱交
換パイプの上端開口部に向けて旋回させつつ分散する案
内羽根を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】このような集塵機用冷却塔は、従来のこの種集
塵機用冷却塔における払い落とし作業と同様、上部に配
置した供給ノズルより清掃用の粗粒子を落下させて該粗
粒子を付着ダストに衝突させることによってダストの除
去処理を行なうものであるが、冷却塔本体の上部には清
掃用の粗粒子を熱交換パイプの上端開口部に向けて旋回
させつつ分散する案内羽根を設けたので、冷却塔本体内
に清掃用の粗粒子が供給されると前記案内羽根によって
粗粒子が自然に旋回流を発生して均一に分散して落下す
ることとなり、全ての熱交換パイプに対して満遍なくダ
ストの払い落とし処理を行なうことができる。
【0008】
【実施例】次に、本考案を図示の実施例について詳細に
説明する。図面は集塵機に連結される冷却塔の一例を示
すもので、冷却塔本体1の上方部より導入されたダスト
を含む廃ガスは中央部に設けられた熱交換器2を通過す
る間に冷却処理され、下方部より冷却ガスとして集塵機
に向けて排出されるものである。
【0009】前記の熱交換器2は上下方向に連通する複
数の熱交換パイプ3を備えた貫流式のものであり、例え
ば図1に示されるように破線矢印の水平方向に導入した
冷却ガスが前記熱交換パイプ3内を垂直方向に通過する
廃ガスに対して効率よく冷却処理を施すものである。な
お、前記熱交換パイプ3の本数および冷却ガスの導入・
排出口の取付け位置等については実施例に限定されるこ
となく任意に設計変更できることはもちろんである。
【0010】冷却塔本体1の上部はレジューサ4を介し
て管径の小さい廃ガス導入ダクト5に連結されていると
ともに、該廃ガス導入ダクト5の下端部には案内羽根6
と、砂等の清掃用の粗粒子8を供給するノズル7とが設
けられている。前記の案内羽根6には、例えば図2に示
されるように上部のノズル7より供給される清掃用の粗
粒子8に旋回流を付与しつつ均一分散できるよう傾斜し
た4枚の羽根6aが設けられている。なお、該羽根6aの枚
数および形状等は任意に設計変更できることはもちろん
である。
【0011】以上のように構成されたものにおいては、
冷却塔本体1の上方部よりダストを含む廃ガスが導入さ
れ熱交換器2の熱交換パイプ3内を上から下へ通過する
過程で冷却処理され、その後下方部より冷却ガスとして
排出される点は従来と同様であり、また、所定時間の使
用後において前記熱交換パイプ3内に付着したダストの
払い落とし作業は、上部に配置したノズルより清掃用の
粗粒子を落下させ、該粗粒子を付着ダストに衝突させる
ことによって行なうことは従来と同様であるが、本考案
では、前記ダストの払い落とし作業において砂等の清掃
用の粗粒子8がノズル7より供給されると、該粗粒子8
は案内羽根6によって自然に旋回流を発生しつつ均一に
分散されて落下するとともに、前部の熱交換パイプ3の
上端開口部に対して均一に投入されることとなる。この
結果、全ての熱交換パイプ3がムラを生ずることなく均
一にダストの払い落とし処理が行なわれることとなり、
局部的な粗粒子8の落下による熱交換パイプ3の摩耗損
傷も有効に防止されることとなる。
【0012】また、前記の案内羽根6を設けたことによ
り、廃ガスを上部より冷却塔本体1内へ導入する際にも
廃ガスが案内羽根6により均一分散されるとともに、全
ての熱交換パイプ3により均一に冷却処理さることとな
って冷却効率の向上も図られるという効果も発揮するこ
ととなる。
【0013】
【考案の効果】以上の説明からも明らかなように、本考
案においては、熱交換器の熱交換パイプに付着したダス
トの払い落とし作業をムラのないよう均一に行なうこと
ができるとともに、熱交換パイプが局部的に摩耗損傷す
ることも確実に防止することができるものであり、ま
た、粗粒子を均一分散させるための特別な駆動装置等を
取り付ける必要もなく簡単な構造で、かつランニングコ
ストも安く極めて経済的であるという利点も有する。よ
って、本考案は従来の問題点を一掃した集塵機用冷却塔
として、その実用的価値は極めて大きいものである。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠正面図である。
【図2】案内羽根を示す拡大した一部切欠斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 冷却塔本体 2 熱交換器 3 熱交換パイプ 6 案内羽根 7 ノズル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却塔本体(1) の中央部に上下に連通す
    る複数の熱交換パイプ(3) を備えた貫流式の熱交換器
    (2) を設けるとともに、前記冷却塔本体(1) の上部には
    ノズル(7) より供給される清掃用の粗粒子を前記熱交換
    パイプ(3) の上端開口部に向けて旋回させつつ分散する
    案内羽根(6) を設けたことを特徴とする集塵機用冷却
    塔。
JP2470591U 1991-03-19 1991-03-19 集塵機用冷却塔 Expired - Lifetime JP2523959Y2 (ja)

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JPH04115292U JPH04115292U (ja) 1992-10-13
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