JPH0768525B2 - コークス炉炉蓋掃除装置における高圧水ジェットノズルの配置方法 - Google Patents

コークス炉炉蓋掃除装置における高圧水ジェットノズルの配置方法

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JPH0768525B2
JPH0768525B2 JP1174955A JP17495589A JPH0768525B2 JP H0768525 B2 JPH0768525 B2 JP H0768525B2 JP 1174955 A JP1174955 A JP 1174955A JP 17495589 A JP17495589 A JP 17495589A JP H0768525 B2 JPH0768525 B2 JP H0768525B2
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pressure water
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正義 近藤
誠二 吉水
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高圧水利用のコークス炉炉蓋掃除装置におけ
る高圧水ジェットノズルの配置方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、高圧水利用のコークス炉炉蓋掃除装置では、第3
図及び第4図に示す如く、ノズルヘッドに複数本の高圧
水ジェットノズル1、2、3をノズルヘッドの移動方向
と平行な同一直線上に位置するように配列し、該ノズル
ヘッドを偏心回転(回転数Rr.p.m)させながら、前記高
圧水ジェットノズルの配列方向に等速(移動速度Vm/mi
n)で移動させてトロコイド曲線(ここでは延長トロコ
イド、サイクロイド、短縮トロコイドをいう。以下同
じ)の軌跡を描かせ、高圧水ジェットノズル1、2、3
からの高圧水によってコークス炉炉蓋(以下単に炉蓋と
いう。)の一定範囲(幅A)内を連続的に掃除してい
た。
第5図に示すのは、炉蓋側部のプラグ部10をスクレーパ
で清掃し、炉蓋側部の溝部11を高圧水ジェットで洗浄す
るコークス炉炉蓋掃除装置の例であり、装置本体が炉蓋
側部に沿うX方向に上下移動可能に設けられ、この装置
本体に取付けられたスクレーパ12が回転駆動機構により
中心軸L0を中心として回転駆動される。このスクレーパ
12に高圧水ジェットノズルヘッド13が中心軸L0から偏位
した偏心軸L1を中心として回転自在に取付けられてい
る。従って、スクレーパ12が回転すると、ノズルヘッド
13が中心軸L0を回りを偏心回転することになる(実開昭
60−172753号公報参照)。
第6図に示すように、このような高圧水ジェットノズル
ヘッド13に高圧水ジェットノズル1、2、3が、ノズル
ヘッド13の移動方向すなわち装置本体の移動方向Xと平
行な同一直線上にピッチp0で配列されている。なお、ノ
ズルヘッド13の移動方向と直交する方向に関しては、掃
除幅に応じて複数列配設される場合もある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、高圧水ジェットノズル1、2、3の移動
方向配列ピッチは相等しくp0であり、ノズルチップを収
容するノズルヘッドの使用時及び加工時の強度を確保す
るという理由だけから決められているため、高圧水ジェ
ットノズル1、2、3の夫々の軌跡C1、C2、C3は不規則
なピッチで合成される。しかも、炉蓋の溝部等に付着し
ているタール、カーボン等は粘性が高く、付着力も大き
いため、ノズル1本当たりの掃除幅a0はノズル口径の数
倍程度で非常に小さい。従って、高圧水ジェットノズル
1、2、3が描く軌跡C1、C2、C3の合成ピッチP1、P2
P3が例えばP1>P3>a0>P2であれば、掃除幅a0より小さ
い合成ピッチP2の部分では十分に洗浄されるが、掃除幅
a0より大きい合成ピッチP1、P3の部分では一部が狭い掃
除幅a1、a2となって図中斜線で示す洗浄残し部分を生じ
るという不都合を免れなかった。
〔発明の目的〕
本発明は前記課題を解決するためになしたもので、洗浄
幅を均一で連続性があるものとできるようにすることを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のコークス炉炉蓋掃除装置における高圧水ジェッ
トノズルの配置方法は、ノズルヘッドに複数本の高圧水
ジェットノズルをノズルヘッドの移動方向と平行な同一
直線上に位置するように配列し、該ノズルヘッドを偏心
回転させながら、前記高圧水ジェットノズルの配列方向
に等速移動させることにより、コークス炉炉蓋の一定範
囲内を高圧水により連続的に掃除するコークス炉炉蓋掃
除装置において、前記高圧水ジェットノズルの移動方向
配列ピッチ(p01,p02…)を、夫々が描く軌跡(C1,C
2…)が等ピッチ(Pp1an)となるように合成し、かつ、
その合成ピッチ(Pp1an)がノズル1本当たりの掃除幅
(a0)以下となるよう設定することにより、決定するこ
とを特徴としており、かかる構成によって前記目的を達
成するものである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図、第2図、第7図に沿
って説明する。
図中1、2、3は高圧水ジェットノズルで、ノズルヘッ
ド13に装置本体の移動方向Xと平行な同一直線上にピッ
チp01、p02で配置されており(実施例では一列に対して
3本のみで図示)、ノズルヘッド13が偏心回転(回転数
Rr.p.m)され、かつ、ノズル配列方向のノズル1側に等
速(移動速度Vm/min)で移動されて夫々トロコイド曲線
の軌跡C1、C2、C3を描きながら、夫々高圧水を噴射し、
炉蓋の一定範囲、例えばノズルが一列であれば溝部幅A
内を掃除するものである。
本発明は、以上のような高圧水利用のコークス炉炉蓋掃
除装置において、高圧水ジェットノズル1、2、3が夫
々描く軌跡C1、C2、C3を等ピッチPp1anとなるように合
成させ、かつ、その合成ピッチPp1anがノズル1本当た
りの掃除幅a0以下となるように、前記高圧水ジェットノ
ズル1、2、3の移動方向配列(実施例の3本ノズル配
置でピッチp01、p02)を決定するものである。
具体的には、次の各式(1)(2)(3)(4)により
順次演算を行って高圧水ジェットノズル1、2、3のピ
ッチp01、p02を決定する。
p=1000V/R ……(1) ここで、p:ノズル基本移動ピッチ(mm/rev) V:ノズル移動速度(m/min) R:ノズル偏心回転数(r.p.m) 但し、V及びRはコークス炉炉蓋掃除装置として実用的
な範囲内の値とする。
N=p/a0 ……(2) ここで、N:必要ノズル数(個)で、小数の場合切り上げ
るものとする。
a0:ノズル1本当たりの掃除幅で、経験値である。
Pp1an=p/N ……(3) ここで、Pp1an:軌跡C1、C2、C3の合成ピッチ(mm) p0n=Pmin+n・Pp1an ……(4) ここで、p0n:ノズル配列ピッチ(mm) Pmin:ノズルヘッドの使用時及び加工時の強度上必要な
ノズル間隔より大きいのp整数倍値(mm) n:配列基準ノズル1を0、ノズル2を1、ノズル3を2
とするノズル番号 本実施例では、N=3であるから、式(4)より求めた
次式によってピッチp01、p02が求められる。
p01=Pmin+1・Pp1an (4)−1 p02=Pmin+2・Pp1an (4)−2 以上の構成において、炉蓋の例えば溝部を上方から下方
へと掃除する場合には、高圧水ジェットノズル1、2、
3を配列基準ノズル1側を下にして下方に向かって移動
させ、かつ、偏心回転させて夫々トロコイド曲線の軌跡
C1、C2、C3を描かせながら、高圧水ジェットノズル1、
2、3から高圧水を噴射させて炉蓋の溝部幅A内を掃除
すことになるが、夫々の軌跡C1、C2、C3を等ピッチpと
なるように合成させて合成ピッチPp1anとし、かつ、そ
の合成ピッチPp1anがノズル1本当たりの掃除幅a0以下
となるように、前記高圧水ジェットノズル1、2、3の
移動方向配列(3本ノズル単列配置でピッチp01、p02
を決定しているため、掃除残し部分を生じることなく炉
蓋の溝部を掃除することができる。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明は、複数本の高圧水ジェットノズル
の移動方向配列を決定するに当たり、該高圧水ジェット
ノズルが夫々描く軌跡を等ピッチとなるように合成さ
せ、かつ、その合成ピッチがノズル1本当たりの掃除幅
以下となるようにするから、炉蓋の一定範囲内を掃除す
る時掃除残し部分が生じることはなく、掃除幅を均一に
連続させることができる。従って、高圧水ジェットノズ
ルからの高圧水によって炉蓋の一定範囲内をムラなく確
実に効率良く掃除することができるから、作業能率の向
上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概念図、第2図は第1
図示のノズル配置による掃除効果の説明図、第3図は従
来例を示す概念図、第4図は第3図示のノズル配置によ
る掃除効果の説明図、第5図はコークス炉炉蓋掃除装置
の一例を示す部分断面図、第6図は従来のノズルヘッド
における高圧水ジェットノズルの配列状態を示す正面
図、第7図は本発明のノズルヘッドにおける高圧水ジェ
ットノズルの配列状態を示す正面図である。 1、2、3……高圧水ジェットノズル、 C1、C2、C3……軌跡、 p……ノズル基本移動ピッチ、 Pp1an……合成ピッチ、 p01、p02……ノズルの移動方向配列ピッチ、 a0……ノズル1本当たりの掃除幅.

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルヘッドに複数本の高圧水ジェットノ
    ズルをノズルヘッドの移動方向と平行な同一直線上に位
    置するように配列し、該ノズルヘッドを偏心回転させな
    がら、前記高圧水ジェットノズルの配列方向に等速移動
    させることにより、コークス炉炉蓋の一定範囲内を高圧
    水により連続的に掃除するコークス炉炉蓋掃除装置にお
    いて、 前記高圧水ジェットノズルの移動方向配列ピッチ(p01,
    p02…)を、夫々が描く軌跡(C1,C2…)が等ピッチ(P
    p1an)となるように合成し、かつ、その合成ピッチ(P
    p1an)がノズル1本当たりの掃除幅(a0)以下となるよ
    う設定することにより、決定することを特徴とするコー
    クス炉炉蓋掃除装置における高圧水ジェットノズルの配
    置方法。
JP1174955A 1989-07-06 1989-07-06 コークス炉炉蓋掃除装置における高圧水ジェットノズルの配置方法 Expired - Lifetime JPH0768525B2 (ja)

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