JPH0338966Y2 - - Google Patents

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JPH0338966Y2
JPH0338966Y2 JP443385U JP443385U JPH0338966Y2 JP H0338966 Y2 JPH0338966 Y2 JP H0338966Y2 JP 443385 U JP443385 U JP 443385U JP 443385 U JP443385 U JP 443385U JP H0338966 Y2 JPH0338966 Y2 JP H0338966Y2
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port
main spool
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oil passage
pilot
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、作業部昇降用の単動型油圧シリンダ
への出力用ポートの上手にパイロツト式チエツク
弁を設け、主スプールの中立位置において前記チ
エツク弁の一次側油路をドレンポートに連通する
とともに、ポンプポートを他の油圧操作回路への
キヤリーオーバーポートに連通し、主スプールの
作業部上昇側へのシフトによつて前記ポンプポー
トを前記パイロツト式チエツク弁の一次側油路に
連通し、主スプールの作業部下降側へのシフトに
よつて前記パイロツト式チエツク弁の一次側油路
をドレンポートに連通するとともに、前記チエツ
ク弁を強制開路するピストンのパイロツト圧油路
をポンプポートに連通するよう構成し、かつ、前
記主スプールが作業部上昇側エンド近傍以外のシ
フト範囲にあるときに、前記キヤリーオーバーポ
ートとポンプポートとを連通するオリフイスを主
スプールに設けてある作業機の作業部昇降用制御
弁に関する。
〔従来の技術〕
上記制御弁は油圧シリンダへ供給する圧油の制
御以外に、キヤリーオーバーポートを介して作業
機に装備した他の油圧アクチユエータへ圧油を供
給できるよう構成したものであり、従来は主スプ
ールの作業部下降側への操作時に於て、前記パイ
ロツト圧油路を介してパイロツトチエツク弁に一
定以上の油圧が加わるよう、キヤリーオーバーポ
ートと他の油圧アクチユエータに対する制御弁と
の間の油路に絞り弁を介装したものがある(例え
ば、実開昭59−156412号公報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前述のように油路に絞り弁を介装する
と、キヤリーオーバーポートからの圧油には常時
絞り弁が作用することになり、絞り弁の圧損か
ら、他の油圧アクチユエータの作動速度が低下す
るばかりか、油温が上昇する不都合があつた。
本考案の目的は、制御弁の合理的な改造で、キ
ヤリーオーバーポートからの圧油で、他の油圧ア
クチユエータを無理なく、その作動速度を高め、
かつ、油温の上昇をできるだけ抑制することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴は、前記主スプールが作業部下降
側へシフトされたときにポンプポートとキヤリー
オーバーポートとを連通する第2のオリフイスを
パイロツト圧発生用オリフイスとして主スプール
に設けてある点にあり、その作用、及び効果は次
の通りである。
〔作用〕
つまり、上記の如く、第2のオリフイスを設け
たため、主スプールを作業部下降側へ操作する
と、並設したオリフイス及び第2オリフイスを介
してポンプポートからの圧油を他の油圧アクチユ
エータに供給できると共に、ポンプポートからの
圧油でパイロツトチエツク弁に対するパイロツト
圧を得ることができる。
即ち、本来パイロツト圧を得るため油路に設け
ていた絞り弁に代えて、第2のオリフイスを主ス
プールに設けたこと及び、第2のオリフイスが作
業部下降側へ操作した場合にのみ機能するため、
前述したようにパイロツト圧を得る以外に、主ス
プールが中立状態では、キヤリーオーバーポート
からの圧油に圧損を生じることがない。
〔考案の効果〕
従つて、制御弁の改造のみによつて、キヤリー
オーバーポートからの油路に設けていた絞り弁を
無くしたにも拘わらず、パイロツトチエツク弁を
正常に作動させることができると共に、他の油圧
アクチユエータを無理なく、その作動速度を高め
ることができ、かつ、油温の上昇を抑制できるよ
うになつた。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第7図に示すように、脱穀装置1を搭載すると
共に、搭乗運転部2を形成したクローラ走行機体
Aの前端に、左右に向う軸心Q周りに昇降自在に
刈取作業部Bを連結して作業機の一例として農用
コンバインを構成する。
第6図及び第7図に示すように、前記刈取作業
部Bを、その前後向きフレーム3と機体Aとの間
に設けた単動型油圧シリンダ4で昇降駆動できる
よう構成すると共に、クローラ走行機体Aを、左
右のクローラ走行装置5,5の駆動を断続すべく
ミツシヨンケース6に設けた操向クラツチ7,7
の操作で操向操作が行われるよう構成する。そし
て、操向クラツチ7,7の操作アーム7a,7a
に対して、前記運転部2に設けた操向クラツチペ
ダル8,8及び、自動操向用の油圧シリンダ9,
9を連係させる。
該コンバインでは、収穫作業を自動的に一定の
刈高さに維持し乍ら行う制御と収穫作業を自動的
に植立穀稈列に追従させて行う制御が同時、又は
択一的に行えるように構成してある。説明する
と、前記フレーム3に、更に前方に向けて複数の
刈取フレーム3aを並設すると共に、このフレー
ム3aに刈取作業部Bの対地高さを検出する超音
波センサ10を取付け、又、刈取作業部Bの左右
中央に位置する刈取フレーム3aには株間を検出
する接触センサ11を取付け、前記超音波センサ
10からの信号、接触センサ11からの信号を制
御装置12に入力させるよう、又、この制御装置
12からの制御信号で、前記油圧シリンダ4,
9,9に対する電磁制御弁13,14を操作でき
るよう制御系を構成する。
つまり、前記超音波センサ10は、地表面に向
けて間歇信号を発する発信器10aと地表面から
の反射信号を受ける受信器10bで成り、前記制
御装置12はこのセンサ10からの信号に基づい
て対地高さを演算し、前記油圧シリンダ4をに対
する電磁制御弁13を操作して刈取作業部Bの対
地高さを設定値に維持する。又、前記接触センサ
11は刈取作業部Bの植立穀稈供給経路内に夫々
突出する2本のセンサロツド11a,11bで成
り、このセンサロツド11a,11b夫々の縦軸
心周りでの揺動量の変化で機体Aの植立穀稈に対
する左右方向の偏位を検出できるようになつてい
る。そして、制御装置12はこのセンサ11から
の信号に基づいて前記油圧シリンダ9,9に対す
る電磁制御弁14を操作して機体Aの走行方向を
植立穀稈に追従させるよう作動する。
尚、油圧シリンダ9,9は圧油が供給されるこ
とで操向クラツチ7,7を切り操作するよう連係
され、又、シリンダ内にバネ9a,9aを介装す
ることで圧油の供給が断たれると自動的に、操向
クラツチ7,7を入り操作するよう構成されてい
る。
又、前記2つの制御弁13,14は、第1図に
示すように、刈取作業部Bを昇降させる油圧シリ
ンダ4に圧油を供給する制御弁13のキヤリーオ
ーバーポートCからの油路15に、操向クラツチ
7,7を操作する油圧シリンダ9,9に圧油を供
給する電磁制御弁14を組付けた状態に夫々が配
設され、この2つの制御弁13,14のうち前者
のものを詳述する。
第4図及び第5図に示すように、制御弁13は
作動油タンク16に内装されると共に、その主ス
プール17に操作軸18を取付け、この操作軸1
8のタンク16の外端部に、バネ板材19を介し
てソレノイド20の操作ロツド20aを連結し、
かつ、操作軸18に対し融通を介してアーム21
を取付けてある。更にアーム21と前記運転部2
に設けた昇降用操作レバー22とを連係し、又、
アーム21には、該アーム21を中立状態に設定
するコイルバネ23を設けてある。
第1図に示すように、制御弁13は、中立位置
N及び、自動制御時、手動制御時夫々に於ける刈
取作業部上昇位置U1,U2、刈取作業部下降位置
D1,D2の5位置に操作可能な前記主スプール1
7、ピストン24で開路操作されるパイロツト式
チエツク弁25、主スプール17を中立位置Nに
付勢するバネ26、及びバルブケーシングVで成
り、バルブケーシングVには、前記主スプール1
7の側部に位置させて、ポンプポートP、ドレン
ポートT、キヤリーオーバーポートCを設け、前
記チエツク弁25の側部に位置させて、前記油圧
シリンダ4に圧油を供給する出力ポートGを設け
てある。又、バルブケーシングVには前記チエツ
ク弁25を介して出力ポートGへ圧油を供給する
チエツク弁25の一次側油路27及び、前記チエ
ツク弁25を開口させるために前記ピストン24
に圧油を供給するパイロツト圧油路28を形成し
てある。そして、主スプール17に前記操作軸1
8を取付けた側から順に第1、第2、第3、第4
ランド部L1,L2,L3,L4を形成すると共に、主
スプール17の軸心に沿つて孔部17a形成し、
更に、この孔部17aと連通し、かつ、前記パイ
ロツト圧油路28に連通可能な連通孔29、孔部
17a連通し、かつ、前記ポンプポートPと常時
連通する圧油供給孔30、孔部17aと第4ラン
ド部L4とに亘つて設けたオリフイス31、第3、
第4ランド部L3,L4との間に位置させ、かつ、
孔部17aに連通する第2オリフイス32夫々を
形成してある。
第2図に示すように、自動制御時に於る刈取作
業部上昇位置U1に主スプール17を操作すると、
第2ランド部L2によつて、ポンプポートPとド
レンポートTとを非連通状態に維持したままでチ
エツク弁25の背部に設けたバネ25aに抗して
ポンプポートPからの圧油がチエツク弁25を開
口させ、出力用ポートGに圧油が供給される。
又、主スプール17をこの操作位置U1に操作し
た状態では、圧油の一部がオリフイス31を介し
てキヤリーオーバーポートCへ供給され、刈取作
業部Bは低速で上昇する。尚、前記オリフイス3
1は、その背圧が刈取作業部上昇必要圧となるよ
う極小径(0.6mm)に設定されている。
第3図に示すように、自動制御時に於る刈取作
業部下降位置D1に主スプール17を操作すると、
前述同様第2ランド部L2によつて、ポンプポー
トPとドレンポートTとを非連通状態に維持した
ままで、前記一次側油路27とドレンポートTが
連通状態になり、又、パイロツト圧油路28には
前記連通孔29を介して圧油が供給されて、前記
ピストン24に作用させたバネ24aに抗してピ
ストン24が図中左方に作動し、チエツク弁25
を強制開口させ、出力用ポートGからの作動油が
ドレンポートTに流入して刈取作業部Bが自重下
降する。又、主スプール17をこの操作位置D1
に操作した状態では、オリフイス31、第2オリ
フイス32と介してキヤリーオーバーポートCへ
圧油の全量を供給できるのである。尚、前記ピス
トン24に作用させる必要パイロツト圧は刈取作
業部上昇必要圧よりも相当低い値であるために、
前記第2オリフイス32は第1オリフイス31に
比して充分大径(1.1mm)に設定されている。又、
主スプール17を中立位置Nに設定した状態では
ポートPとキヤリーオーバーポートCとが主スプ
ール17の外周を介して直接に連通するようにな
つている。
又、手動昇降時に刈取作業部上昇位置U2に操
作すると、オリフイス31とキヤリーオーバーポ
ートCの連通が断たれ、圧油の全量が出力ポート
Gに供給され、刈取作業部Bを高速で上昇でき、
刈取作業部下降位置D2に操作すると自動制御時
と同様の作動で下降させることができる。
尚、下降用パイロツト圧が得られない状態、つ
まりエンジン停止状態では前記下降位置D2に操
作することで、ピストン24からケーシングV外
に延設したロツド24bが直接操作されてチエツ
ク弁25が開口し、刈取作業部Bを下降させるこ
とができるのである。
〔別実施例〕
本考案は、農用コンバイン以外に、トラクタの
対地作業操置の昇降を行う制御弁に適用して実施
しても良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業機の作業部昇降用制御
弁の実施例を示し、第1図は主スプール中立状態
に於る制御弁の断面図、第2図及び第3図は自動
制御時に於て夫々主スプールを操作した状態での
断面図、第4図及び第5図は制御弁、ソレノイド
等を示す図、第6図は制御系を示す概略図、第7
図はコンバイン前部の側面図である。 4……油圧シリンダ、17……主スプール、2
4……ピストン、25……パイロツト式チエツク
弁、27……一次側油路、28……パイロツト圧
油路、31……オリフイス、32……第2オリフ
イス、C……キヤリーオーバーポート、T……ド
レンポート、N……主スプールの中立位置、P…
…ポンプポート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 作業部昇降用の単動型油圧シリンダ4への出力
    用ポートGの上手にパイロツト式チエツク弁25
    を設け、主スプール17の中立位置Nにおいて前
    記チエツク弁25の一次側油路27をドレンポー
    トTに連通するとともに、ポンプポートPを他の
    油圧操作回路へのキヤリーオーバーポートCに連
    通し、主スプール17の作業部上昇側へのシフト
    によつて前記ポンプポートPを前記パイロツト式
    チエツク弁25の一次側油路27に連通し、主ス
    プール17の作業部下降側へのシフトによつて前
    記パイロツト式チエツク弁25の一次側油路27
    をドレンポートTに連通するとともに、前記チエ
    ツク弁25を強制開路するピストン24のパイロ
    ツト圧油路28をポンプポートPに連通するよう
    構成し、かつ、前記主スプール17が作業部上昇
    側エンド近傍以外のシフト範囲にあるときに、前
    記キヤリーオーバーポートCとポンプポートPと
    を連通するオリフイス31を主スプール17に設
    けてある作業機の作業部昇降用制御弁であつて、
    前記主スプール17が作業部下降側へシフトされ
    たときにポンプポートPとキヤリーオーバーポー
    トCとを連通する第2のオリフイス32をパイロ
    ツト圧発生用オリフイスとして主スプール17に
    設けてある作業機の作業部昇降用制御弁。
JP443385U 1985-01-16 1985-01-16 Expired JPH0338966Y2 (ja)

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JPS61119606U JPS61119606U (ja) 1986-07-28
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