JP3010702B2 - 農用作業機 - Google Patents

農用作業機

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JP3010702B2
JP3010702B2 JP2207228A JP20722890A JP3010702B2 JP 3010702 B2 JP3010702 B2 JP 3010702B2 JP 2207228 A JP2207228 A JP 2207228A JP 20722890 A JP20722890 A JP 20722890A JP 3010702 B2 JP3010702 B2 JP 3010702B2
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石田  伊佐男
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、走行車体に苗植機、播種機、耕うん機な
どの作業装置が装着された農用作業機に関するものであ
る。
(従来の技術) 走行車体に装着した作業装置は、油圧シリンダで構成
される昇降用油圧アクチュエータ及び左右ローリング用
油圧アクチュエータの駆動により、昇降と左右ローリン
グとが行われるようになっている。また、それぞれの油
圧アクチュエータには、単一のポンプから吐出された油
圧が分流弁で分流された後、油圧の供給を切り替えるそ
れぞれの昇降用弁及びローリング用弁を介して油圧が供
給され、互いに別系統の油圧が供給される構成としたも
のがある。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来の技術によると、昇降用油圧アクチュエータ
と左右ローリング用油圧アクチュエータとへ互いに別系
統の油圧が供給される構成としているので、上記ローリ
ング用弁からの戻り油はアンロードされてタンクへ戻
る。このとき、例えば農用作業機が枕地に達して旋回す
る等のとき、作業装置を上昇させるべく昇降用弁の作動
により昇降用油圧アクチュエータへの油圧を供給する場
合、作業装置の上昇速度を速くすることにより枕地の未
作業部分を小さくして旋回することが望まれる。
そこで、ローリング用弁からの戻り油を合流弁を介し
て昇降用弁に供給することにより、昇降用油圧アクチュ
エータへ供給する油量を増大させ作業装置の上昇速度を
速くすることができる。ところが、合流弁により昇降用
弁に油圧を常に合流させると、昇降用油圧アクチュエー
タへの油量が過多になり作業装置の上昇速度が速くなり
過ぎて、作業装置の昇降においてハンチングを生じ昇降
が不安定になる恐れがある。
(問題点を解決するための手段) この発明は、上記の問題を解決するため、走行車体1
に、昇降用油圧アクチュエータ7の駆動により圃場面に
対して昇降可能に且つ左右ローリング用油圧アクチュエ
ータ18の駆動により圃場面に対して左右ローリング可能
に作業装置10を装着した構成の農用作業機において、前
記昇降用油圧アクチュエータ7へ油圧を供給する昇降用
弁23と左右ローリング用油圧アクチュエータ18へ油圧を
供給するローリング用弁31とを設け、前記ローリング用
弁31からの戻り油を前記昇降用弁23へ合流して供給可能
な合流弁34を設けると共に、該合流弁34を前記昇降用弁
23へ油圧を合流する状態と合流しない状態とに切り替え
られる構成としたことを特徴とする農用作業機とした。
(作用) この発明は、上記のように構成されるので、走行車体
1を走行させて作業装置10が圃場内に所定の農作業を行
っていく。そして、圃場内で農作業を行ったり圃場の枕
地で機体を旋回したりするため、昇降用弁23の作動によ
り昇降用油圧アクチュエータ7を駆動させて作業装置10
を昇降させたりローリング用弁31の作動により左右ロー
リング用油圧アクチュエータ18を駆動させて作業装置10
を左右ローリングさせたりすることができる。そして、
合流弁34により、ローリング用弁31からの戻り油を昇降
用弁23へ合流させて昇降用油圧アクチュエータ7への油
量を増大させ作業装置10の上昇速度を速くする状態とロ
ーリング用弁31からの戻り油を昇降用弁23へ合流させな
い状態とに切り替えることができる。
(発明の効果) このように、この発明によると、合流弁34の切り替え
により、昇降用油圧アクチュエータ7への油量を増大さ
せ作業装置10の上昇速度を速くすることができるので、
農用作業機が枕地に達して旋回するときに枕地の未作業
部分を小さくして旋回したり、農作業時において作業装
置10の昇降の応答性を向上させたいときに昇降の応答性
を向上させることができる。
また、合流弁34の切り替えにより、ローリング用弁31
から昇降用弁23へ油圧が供給されないようにできるの
で、農作業時に作業装置10の昇降の安定化を図りたいと
きに作業装置10の上昇速度を遅くして所望の昇降を得る
ことができる。
(実施例) つぎに、この発明の実施例を説明する。
第1図のように、走行車体(トラクタ)1は、中央部
のエンジン2で駆動されるそれぞれ一対の前輪3と後輪
4で水田(圃場)内を推進するように出来ている。走行
車体1の後部から上下一対のリンク5が突出し、その後
端の枠6が上下に平行移動するように設けられている。
走行車体1に昇降用油圧アクチュエータとなる上下シ
リンダ7が取り付けられ、これから突出するピストンロ
ッド8の上端が上のリンク5に接続し、ピストンロッド
8の出没でリンク5が先端の軸9の回りに回動し、後端
の枠6が上下に移動するように出来ている。
枠6には、苗植装置(作業装置)10が装着される。す
なわち、苗植装置10は、中央部の歯車箱11と、その上で
左右に移動する前倒れの苗載台12と、先端が苗載台11の
下端部を上から下に向って旋回して苗を欠ぎ取って泥土
に挿し込む苗植杆13と、後端部がピン14で横軸回りに回
動するように歯車箱11に取付けられて先端部が上下しな
がら泥面を滑走するフロート15で出来ている。そして、
歯車箱11が前後方向の軸16の回りに回動するように枠6
に取付けられている。なお、この苗植装置10の装着は、
リヤマウントと云うが、リンク5を前方に突出してフロ
ントマウントとしても良く、苗植装置10は、播種装置、
耕うん装置、除草装置などを用いることが出来る。
枠6に中央から横寄りで支杆17が取り付けられ、その
下で歯車箱11に左右ローリング用油圧アクチュエータと
なるローリングシリンダ18が取り付けられている。ロー
リングシリンダ18からピストンロッド19が上に伸び、そ
の先が支杆17に接続し、ピストンロッド19の出没で苗植
装置10が枠6に対して前後方向の軸16の回りに回動する
ように出来ている。なお、トラクタのように、リンク5
を上が1つの3点リンクとし、下の左右のリンクを左右
一対のロッドで上げ下げするように構成し、左右どちら
かのロッドを油圧シリンダで伸縮出来るようにして作業
装置のローリング装置とすることも出来る。このとき
は、上記の油圧シリンダがローリングシリンダとなる。
第3図のように、ポンプ20がエンジン2で駆動され、
これから吐出された油が分流弁21で2方向に分けられて
いる。分流弁21から上下シリンダ7に達する油路22には
昇降用弁23が設けられ、該昇降用弁23の切り替えで油が
上下シリンダ7に送られたり、上下シリンダ7内の油を
閉じ込めて分流弁21から来た油をタンクポート24でタン
ク25に戻したり、上下シリンダ7内の油と分流弁21から
来た油とをタンクポート24を通してタンク25に戻したり
する3通りに切り替えられるように出来ている。
この昇降用弁23は、図では、次のようにして切り替わ
る。第1図のように、フロート15の先端からロッド26が
上に伸び、歯車箱11の先端に設けられたシリンダ27内に
移動自在に挿通され、これらが上下センサ28となってフ
ロート15の上下の情報を制御装置29(第4図)に伝達す
るように出来ている。制御装置29は、その情報により、
昇降用弁23を作動するように出来ている。すなわち、通
常の苗植機のように、フロート15の先が歯車箱11から下
ってこれらの間隔が大きくなると、その情報がセンサ28
から制御装置29に伝わり、制御装置29の指令で昇降用弁
23が作動し、上下シリンダ7内の油がタンク25に戻って
ピストンロッド8が上下シリンダ7内に戻り、リンク5
の後端が下って苗植装置10が下る。また、これとは逆
に、フロート15の先が歯車箱11に近寄ると昇降用弁23が
逆に作動して分流弁21からの油を上下シリンダ7に送り
込み、ピストンロッド8を突出させてリンク5の後端を
上げ、苗植装置10を所定の高さに上昇させる。
なお、作業装置が耕うん装置にあっては、耕うん深さ
の変動で上下シリンダ7内に油が送られたり排出された
りするように設ける。
また、分流弁21からローリングシリンダ18に達する油
路30には、ローリング用弁31が設けられる。ローリング
シリンダ18は、複動式に構成され、ローリング用弁31の
作動で、油が油路30aを通して押出室18aに送られると引
込室18bの油が油路30bからタンクポート32に通じ、分流
弁21からの油がタンクポート32に通されると押出室18a
及び引込室18bの油が閉じ込められ、分流弁21からの油
が引込室18bに送られると押出室18aの油がタンクポート
32に通されるように出来ている。そして、ローリング用
弁31は、制御装置29からの指令で作動し、この制御装置
29は、歯車箱11上に設けられているローリングセンサ33
からの情報でその指令を出すようになっている。
合流弁34がタンクポート32の途中に設けられ、該合流
弁34の切り替えで、タンク25に戻る油が油路35で油路22
に合流するように出来ている。尚、油路22に合流しない
ように前記合流弁34を切り替えると、ローリング用弁31
からの油はアンロードされタンクポート32を介してタン
ク25に戻ると共に、油路35とローリング用弁31との間が
遮断される。
すなわち、走行車体1が圃場の端(枕地)に来ると、
Uターン(旋回)のため苗植装置10を上昇させる。この
上昇は、旋回の作業能率を向上させたり枕地の未作業部
分を小さくさせたりするため、速い上昇速度で作動する
のがよい。ここに、制御装置29にその旨の入力36をして
あるいは昇降用弁23を手動で作動して上下シリンダ7に
油を送りこむが、このとき、分流弁21から油路30、ロー
リング用弁31、タンクポート32及び合流弁34を通った油
が合流して上下シリンダ7に達する構成とすると、その
ピストンロッド8は、多量の油で急速に突出し、苗植装
置10が迅速に上昇する。
尚、合流弁34は、昇降用弁23を手動で入力又は手動操
作するのに連動してローリング用弁31からの油が油路22
に合流するように構成するとよい。これにより、単一の
ポンプ20から分流弁21により分流した油圧を合流弁34に
より再度合流可能に設けたので、枕地での旋回時等に、
苗植装置10の上昇速度を速くすることができる。尚、合
流弁34は、格別に設けた手動操作手段によりオペレータ
が必要に応じて操作するようにしてもよい。これによ
り、苗植作業時に、苗植装置10のフロート15の上下によ
る昇降制御の応答性を向上させたいときや苗植装置10の
過度の昇降によるハンチングにより苗植装置10の苗の植
付が安定しないときに、オペレータが前記手動操作手段
により合流弁34の切り替えを行うことができる。
また、合流弁34により昇降用弁23に油圧を合流させる
と、左右ローリング用油圧アクチュエータから昇降用油
圧アクチュエータへの油路が連通することがあるため、
昇降用油圧アクチュエータからの負荷により左右ローリ
ング用油圧アクチュエータの作動が不安定になる恐れが
ある。このとき、合流弁34をローリング用弁31からの油
が油路22に合流しないように切り替えることにより、昇
降用油圧アクチュエータ7からの負荷が左右ローリング
用油圧アクチュエータ18に伝わるのを防止して、安定し
且つ適正な苗植装置10の左右ローリング制御を得ること
ができ、苗植装置10による苗の植付を適正に行える。
尚、上述のように、枕時での旋回時にのみローリング用
弁31からの油が油路22に合流するように合流弁34を切り
替える構成とすると、通常の苗植作業時に、昇降用油圧
アクチュエータ7からの負荷が左右ローリング用油圧ア
クチュエータ18に伝わるのが防止され、苗植え装置10の
左右ローリングを得ることができ、苗植装置10による苗
の植付を適正に行える。
この発明は、実施に当り、種々の構成が採用出来る。
すなわち、第5図のように、苗植装置10などの作業装置
を横向の軸回りに回動(ピッチング)させる構成を付加
すると、ピッチングシリンダ37に対する通路38も、図の
ように上下シリンダ7に連通させることが出来る。ま
た、前記の制御装置29には、ローリングセンサ33が大巾
なゆれを感じてその情報を伝達すると、軸16に制動39を
掛け、苗植装置10のローリングを鈍くしたり、止めたり
すると良い。また、ゆれがはげしいときには、走行車体
1の前進を止めると良い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を施した苗植機の側面図、第2図はそ
の一部の平面図、第3図はその油圧系統図、第4図はそ
の制御系統図、第5図は他の実施例を示す油圧系統図で
ある。 なお、図中の符号は、つぎの通り。 1……走行車体、3……前輪 4……後輪、5……リンク 7……上下シリンダ、10……苗植装置 16……軸、18……ローリングシリンダ 20……ポンプ、21……分流弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行車体1に、昇降用油圧アクチュエータ
    7の駆動により圃場面に対して昇降可能に且つ左右ロー
    リング用油圧アクチュエータ18の駆動により圃場面に対
    して左右ローリング可能に作業装置10を装着した構成の
    農用作業機において、前記昇降用油圧アクチュエータ7
    へ油圧を供給する昇降用弁23と左右ローリング用油圧ア
    クチュエータ18へ油圧を供給するローリング用弁31とを
    設け、前記ローリング用弁31からの戻り油を前記昇降用
    弁23へ合流して供給可能な合流弁34を設けると共に、該
    合流弁34を前記昇降用弁23へ油圧を合流する状態と合流
    しない状態とに切り替えられる構成としたことを特徴と
    する農用作業機。
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