JPH033882B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH033882B2
JPH033882B2 JP15307782A JP15307782A JPH033882B2 JP H033882 B2 JPH033882 B2 JP H033882B2 JP 15307782 A JP15307782 A JP 15307782A JP 15307782 A JP15307782 A JP 15307782A JP H033882 B2 JPH033882 B2 JP H033882B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strain
strain gauges
fixed part
strain gauge
deformation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15307782A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5942401A (ja
Inventor
Akira Nishikawa
Koichiro Sakamoto
Shinichi Mizushima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
Priority to JP15307782A priority Critical patent/JPS5942401A/ja
Publication of JPS5942401A publication Critical patent/JPS5942401A/ja
Publication of JPH033882B2 publication Critical patent/JPH033882B2/ja
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  • Measurement Of Force In General (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、たとえば電子秤、荷重検出部等に使
用される歪センサに関する。
〔発明の技術的背景およびその問題点〕
従来の歪センサは、ストレンゲージ・ブリツジ
回路においてビームの変形部に引張り歪および圧
縮歪を同時に発生するような構造を有しているも
のが一般に用いられている。このようなビームに
おいては、ビームの変形部の4個所を平行四辺形
状に配置し、いわゆるロバーバル機構を有するも
のがある。ところが、この方式の場合、ビーム加
工のコストが高い。
一方、安価なビームを形成するものとして、板
状のビームを用いたものがあるが、単純な曲げビ
ームタイプとした場合、上面と下面に引張り歪お
よび圧縮歪が発生するので、両面にストレンゲー
ジを設けているものである。このように両面にス
トレンゲージを形成するものは、蒸着やスパツタ
リング法などによる薄膜ストレンゲージ・タイプ
には不向きである。
〔発明の目的〕
本発明は、このような点に鑑みなされたもの
で、簡単で安価にして精度が高く薄膜ストレンゲ
ージ・タイプ向きの歪センサを得ることを目的と
する。
〔発明の概要〕
本発明は、板状で変形部を有するビームの変形
部と固定部とにストレンゲージをブリツジ回路と
して接続しつつ設けるものであるが、固定部のス
トレンゲージはその長さ方向をビームの変形方向
に直交させ、変形部のストレンゲージはその長さ
方向をビームの変形方向に沿わせることにより、
荷重を印加した際に固定部のストレンゲージは引
張り歪の影響を受けにくく、よつて、秤量精度が
高くなるように構成したものである。
〔発明の実施例〕
本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、ステンレス材などをプレス加工して形成さ
れる板状のビーム1の一端は固定部2とされ、ね
じ3によりベース4に取付けられる取付孔5が形
成されている。このように片持ち支持されたビー
ム1の他端はフリー端となる受圧部6とされ、秤
量物7の荷重が印加される孔8が形成されてい
る。そして、固定部2・受圧部6間に位置させて
ビーム1両側には切欠9が形成され、この切欠9
により幅狭となる変形部10が形成されている。
しかして、ビーム1の上面には4個のストレン
ゲージR1,R2,R3,R4が設けられている。ここ
で、ストレンゲージR1,R2は固定部2に設けら
れ、ストレンゲージR3,R4は変形部10に設け
られており、これらのストレンゲージR1,R2
R3,R4は導電部11により第1図に示すような
パターンをもつて接続されてブリツジ回路12が
形成されている。そして、ストレンゲージR1
R2,R3,R4の方向性をみると、ストレンゲージ
R1,R2はその長さ方向がビーム1の変形方向に
直交するように配置され、一方、ストレンゲージ
R3,R4の長さ方向はビーム1の変形方向に沿う
ように配置されている。
なお、ストレンゲージR3,R2にはそれぞれブ
リツジのゼロバランス補正用の抵抗r1,r2が直列
に接続されている。また、Ve+,Ve-はブリツジ
回路12の入力端子で、Vo+,Vo-はその出力端
子である。
このような構成において、今、出力端子Vo+
Vo-間の出力電圧を求めると、 Vo=Ve(R3/R1+R3−R2/R2+R4) となる。ここで、ストレンゲージR1,R2,R3
R4の抵抗値はその抵抗温度係数が小さく、かつ、
バラツキの少ないことが出力電圧Voの安定性に
つながる。なぜなら、ビーム1の温度変化により
抵抗温度係数が大きく、かつ、バラツキを生ずる
と、出力電圧Voが変化し、そのドリフトが大き
くなるからである。この点、本実施例によれば後
述する歪センサの形成方法で説明するようにスト
レンゲージR1,R2,R3,R4が同時に形成される
ため抵抗温度係数のバラツキは極めて小さい。ま
た、ストレンゲージR1,R2,R3,R4の抵抗体と
してNiCr(Ni:50、Cr:50)が選定されている
ため、抵抗温度係数も−20〜+20%と小さい。よ
つて、出力電圧Voの安定性は極めて良好である。
そして、第2図に示すようにビーム1に対し秤
量物7により荷重Wを印加した場合を考える。こ
のとき、ストレンゲージR3,R4には引張り応力
が作用してその抵抗値はそれぞれΔR3、ΔR4だけ
増加する。一方、ストレンゲージR1,R2はビー
ム1の固定部2に設けられているため、ΔR1
ΔR2=0となる。よつて、出力電圧の増加量
ΔVoは、 ΔVo=Ve/4(ΔR3/R3+ΔR4/R4) となる。この場合、厳密にはストレンゲージR1
R2もわずかではあるが引張り応力が作用する。
このようにストレンゲージR1,R2が引張り歪を
受けたならば出力電圧Voを減ずる方向に作用し
て好ましくない。しかしながら、ストレンゲージ
R1,R2は第4図に矢印で示すビーム(1)の引張り
歪方向に対しその長さ方向が直交する方向となる
ように配置されているため、ストレンゲージR1
R2はこの引張り歪の影響を殆んど受けずその抵
抗値は一定となる。このように、ストレンゲージ
R1,R2とストレンゲージR3,R4とに方向性を持
たせたので、荷重付加に対する検出精度が高くな
る。
また、単純な曲げビームタイプのビーム1の片
面(上面)にのみストレンゲージR1,R2,R3
R4のパターンを形成することにより歪センサと
しての機能を十分に発揮させることが可能であ
り、簡単で安価にして薄膜ストレンゲージ・タイ
プ向きのものとすることができる。
ところで、このような歪センサの形成方法の一
例を第5図ないし第7図により説明する。まず、
第5図に示すようにビーム1の平坦加工されたパ
ターン形成面を清浄に脱脂洗浄した後、絶縁層1
3としてポリイミド樹脂をデイツプ法により塗布
形成し、100℃でその溶剤を乾燥除去し、250℃に
て1時間加熱硬化することにより厚さ約5μ程度
に形成する。ついで、抵抗体14としてスパツタ
リング法によりNiCr(Ni:50、Cr:50)を1000
Åの厚さに形成した後、導電層15としてCuを
2μの厚さに積層する。ついで、フオトエツチン
グによりストレンゲージR1等のパターン部以外
のCuおよびNiCr(導電層15および抵抗体14)
を順次それぞれのエツチヤントを用いてエツチン
グし、第6図に示すようなパターンを作成する。
したがつて、この第6図に示されるパターン部は
NiCrとCuとの積層体である。つぎに、ストレン
ゲージR1,R2,R3,R4、抵抗r1,r2の部分に積
層されているCuをCuのエツチヤントにより選択
エツチングして、第7図に示すような所定のパタ
ーンを作成する。ここで、ブリツジのゼロバラン
ス補正用の抵抗r1,r2は第8図aに示すように抵
抗体14のパターンが並列に配列されており、同
図bに示すようにその片側を切断することにより
抵抗r1,r2としての抵抗値が上昇することにな
る。したがつて、抵抗r1,r2におけるパターンを
適宜切断調整することにより、ブリツジ回路12
のゼロバランスを調整することができる。
ここで、これら第5図ないし第8図に示す工程
は一つの歪センサの形成を示すものであるが、第
9図に示すように1枚のビーム基板16の板抜き
により複数個(たとえば8個)のビーム1のパタ
ーンを形成し、各ビーム1につき上述した第5図
ないし第8図に示した工程を同時に行ない、抵抗
r1,r2等の調整がすべて終了してから、その切取
片17をカツトするようにすれば、複数個の歪セ
ンサを同時に得ることができ、大量に安価に供す
ることができる。また、抵抗r1等の調整作業も1
枚のビーム基板16上で複数個分を効率よく行な
うことができる。
なお、本実施例では切欠9により幅狭な変形部
10をビーム1に形成したが、第10図に示すよ
うに切欠9を有しない形状のビーム1であつても
よい。
〔発明の効果〕
本発明は、上述したように板状のビームの変形
部と固定部とに同一面上にストレンゲージをブリ
ツジ回路として接続しつつ設けるものであるが、
固定部のストレンゲージはその長さ方向をビーム
の変形方向に直交させ、変形部のストレンゲージ
はその長さ方向をビームの変形方向に沿わせたの
で、板状のビームで安価としつつその片面にのみ
ストレンゲージを形成することが可能で、スパツ
タリング法等の薄膜ストレンゲージ・タイプ向き
のものとすることができ、この際、ストレンゲー
ジの配置方向性により荷重を加えた際に固定部の
ストレンゲージは引張り歪の影響を受けにくく、
秤量精度が高くなるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は斜視図、第2図は秤量状態を示す側面図、第3
図は回路図、第4図は説明図、第5図は製造工程
を示す縦断側面図、第6図および第7図は次工程
を示す平面図、第8図a,bは説明図、第9図は
平面図、第10図は変形例を示す斜視図である。 1……ビーム、2……固定部、6……受圧部、
10……変形部、12……ブリツジ回路、R1
R4……ストレンゲージ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 固定部と受圧部との間に変形部を有する板状
    のビームを設け、前記固定部にその長さ方向を前
    記ビームの変形方向に直交させた2個のストレン
    ゲージを設けるとともにこのビームの同一面上の
    前記変形部にその長さ方向を前記ビームの変形方
    向に沿わせた2個のストレンゲージを設け、これ
    らの固定部および変形部のストレンゲージを交互
    に接続したブリツジ回路を形成したことを特徴と
    する歪センサ。
JP15307782A 1982-09-01 1982-09-01 歪センサ Granted JPS5942401A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15307782A JPS5942401A (ja) 1982-09-01 1982-09-01 歪センサ

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JP15307782A JPS5942401A (ja) 1982-09-01 1982-09-01 歪センサ

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Publication Number Publication Date
JPS5942401A JPS5942401A (ja) 1984-03-09
JPH033882B2 true JPH033882B2 (ja) 1991-01-21

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JP15307782A Granted JPS5942401A (ja) 1982-09-01 1982-09-01 歪センサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH088422Y2 (ja) * 1989-06-07 1996-03-06 象印マホービン株式会社 重量計
JPH084573Y2 (ja) * 1989-06-07 1996-02-07 象印マホービン株式会社 重量計
US5392027A (en) * 1991-11-04 1995-02-21 Detek Security Systems, Inc. Full bridge strain gage deflection sensor
JP4566227B2 (ja) * 2007-09-25 2010-10-20 株式会社日立製作所 半導体歪センサーおよび半導体歪センサーの取付け方法
CN105423896B (zh) * 2015-12-04 2018-01-09 浙江工业大学 可测量双侧片外横向偏导的横向偏差六敏感栅全桥混合叉指金属应变片

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JPS5942401A (ja) 1984-03-09

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