JPH0338766B2 - - Google Patents
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- JPH0338766B2 JPH0338766B2 JP56093612A JP9361281A JPH0338766B2 JP H0338766 B2 JPH0338766 B2 JP H0338766B2 JP 56093612 A JP56093612 A JP 56093612A JP 9361281 A JP9361281 A JP 9361281A JP H0338766 B2 JPH0338766 B2 JP H0338766B2
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- circuit
- signal
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 25
- 230000003321 amplification Effects 0.000 claims description 10
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 claims description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Amplifiers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は増幅素子のバイアス制御回路に関し、
特にSEPP(シングルエンデツドプツシユプル)
構成の増幅器のアイドル電流の調整に用いて好適
なバイアス制御回路に関する。
特にSEPP(シングルエンデツドプツシユプル)
構成の増幅器のアイドル電流の調整に用いて好適
なバイアス制御回路に関する。
電力増幅器にはB級SEPP方式の出力段とする
ことが多い。この場合出力増幅素子であるトラン
ジスタの直流バイアス電流であるアイドル電流を
定めるバイアス回路においては、温度変化や経時
変化によりアイドル電流が大きくバラつき、また
温度補償を行つた場合には信号による過渡熱に対
し温度補償が追従できず、信号の大小によりバイ
アスが変化していわゆるサーマルデイストーシヨ
ン(熱的混変調歪)を発生する。更にはまた、回
路電源投入時からアイドル電流が一定になるまで
には非常に時間がかかり、回路の安定性が悪くな
る。
ことが多い。この場合出力増幅素子であるトラン
ジスタの直流バイアス電流であるアイドル電流を
定めるバイアス回路においては、温度変化や経時
変化によりアイドル電流が大きくバラつき、また
温度補償を行つた場合には信号による過渡熱に対
し温度補償が追従できず、信号の大小によりバイ
アスが変化していわゆるサーマルデイストーシヨ
ン(熱的混変調歪)を発生する。更にはまた、回
路電源投入時からアイドル電流が一定になるまで
には非常に時間がかかり、回路の安定性が悪くな
る。
更に、出力トランジスタ素子がカツトオフとな
るのを防止するために自動可変バイアス回路が付
加されていわゆるノンスイツチングサーボ回路と
されることがあるが、この回路方式では原理的に
は正帰還を応用した回路であるために、上記欠点
の他にアイドル電流の不安定及びバラツキを助長
することになつて不都合である。
るのを防止するために自動可変バイアス回路が付
加されていわゆるノンスイツチングサーボ回路と
されることがあるが、この回路方式では原理的に
は正帰還を応用した回路であるために、上記欠点
の他にアイドル電流の不安定及びバラツキを助長
することになつて不都合である。
本発明の目的は増幅素子の直流バイアス電流を
略一定化するようにして回路の安定化を図り得る
バイアス制御回路を提供することである。
略一定化するようにして回路の安定化を図り得る
バイアス制御回路を提供することである。
本発明による増幅素子のバイアス制御回路は、
増幅素子に流れる直流バイアス電流と増幅素子に
流れる信号電流との和電流に応じた出力を発生す
る和電流検出手段と、信号電流に応じた出力を発
生する信号電流検出手段と、信号電流検出手段及
び和電流検出手段の各出力と所定基準レベルとに
より信号電流の成分を打ち消すように加減算を行
なつて直流バイアス電流に応じた誤差出力を発生
する演算手段ととを含み、この誤差出力により増
幅素子の直流バイアスを制御するようにしたこと
を特徴としている。
増幅素子に流れる直流バイアス電流と増幅素子に
流れる信号電流との和電流に応じた出力を発生す
る和電流検出手段と、信号電流に応じた出力を発
生する信号電流検出手段と、信号電流検出手段及
び和電流検出手段の各出力と所定基準レベルとに
より信号電流の成分を打ち消すように加減算を行
なつて直流バイアス電流に応じた誤差出力を発生
する演算手段ととを含み、この誤差出力により増
幅素子の直流バイアスを制御するようにしたこと
を特徴としている。
以下に本発明を図面により説明する。
第1図は本発明の実施例を説明するブロツク図
であり、SEPP構成の電力増幅器に適用した場合
が示されている。1は電圧増幅段であり、この増
幅出力はバイアス回路2を介してSEPP構成の電
力増幅段3へ入力される。トランジスタQ1及び
Q3が、またトランジスタQ2及びQ4が夫々ダーリ
ントン接続されており、トランジスタQ3及びQ4
の出力であるエミツタが夫々出力抵抗R1及びR2
を介して回路出力OUTにおいて共通接続され、
図示せぬスピーカ等の負荷を駆動する。尚、回路
出力OUTは直流電位が零となるようにNFB(負
帰還)が施されることは一般の回路と同様であ
る。
であり、SEPP構成の電力増幅器に適用した場合
が示されている。1は電圧増幅段であり、この増
幅出力はバイアス回路2を介してSEPP構成の電
力増幅段3へ入力される。トランジスタQ1及び
Q3が、またトランジスタQ2及びQ4が夫々ダーリ
ントン接続されており、トランジスタQ3及びQ4
の出力であるエミツタが夫々出力抵抗R1及びR2
を介して回路出力OUTにおいて共通接続され、
図示せぬスピーカ等の負荷を駆動する。尚、回路
出力OUTは直流電位が零となるようにNFB(負
帰還)が施されることは一般の回路と同様であ
る。
出力トランジスタQ3,Q4の両エミツタ間に生
ずる電圧を1入力とする演算回路5が設けられて
おり、また出力トランジスタQ3及びQ4の少くと
も1方に流れる信号電流を検出すべく直線検波回
路4が設けられている。この直線検波回路4によ
る検出出力が演算回路5へ入力されており、先の
出力トランジスタの両エミツタ間電圧と更には基
準電圧E0との加減算処理が行われる。この演算
により、トランジスタQ3,Q4のアイドル電流に
対応した検出レベルと基準レベルE0との差が発
生されるように当該演算回路5を構成しておき、
この差出力を用いてバイアス回路2を制御してト
ランジスタQ1,Q2のベースバイアスを調整すれ
ば、結果として出力トランジスタQ3,Q4のアイ
ドル電流がそれに応じて制御される。従つてこの
負帰還ループにより出力トランジスタのアイドル
電流は基準電圧E0により定まる電流に常に一定
に維持されて、自動バイアス制御が可能となる。
ずる電圧を1入力とする演算回路5が設けられて
おり、また出力トランジスタQ3及びQ4の少くと
も1方に流れる信号電流を検出すべく直線検波回
路4が設けられている。この直線検波回路4によ
る検出出力が演算回路5へ入力されており、先の
出力トランジスタの両エミツタ間電圧と更には基
準電圧E0との加減算処理が行われる。この演算
により、トランジスタQ3,Q4のアイドル電流に
対応した検出レベルと基準レベルE0との差が発
生されるように当該演算回路5を構成しておき、
この差出力を用いてバイアス回路2を制御してト
ランジスタQ1,Q2のベースバイアスを調整すれ
ば、結果として出力トランジスタQ3,Q4のアイ
ドル電流がそれに応じて制御される。従つてこの
負帰還ループにより出力トランジスタのアイドル
電流は基準電圧E0により定まる電流に常に一定
に維持されて、自動バイアス制御が可能となる。
第2図は第1図の回路の具体例を示す図であ
り、第1図と同等部分は同一符号により示されて
いる。バイアス回路2は、トランジスタQ1,Q2
のベース入力間(a−b間)に互いに直列接続さ
れたコンプリメンタリなトランジスタQ7,Q8と、
この両トランジスタQ7,Q8の両ベース間に設け
られたトランジスタQ9を有し、このトランジス
タQ9のベースに演算回路5による誤差出力が印
加されて可変バイアス回路として動作する。
り、第1図と同等部分は同一符号により示されて
いる。バイアス回路2は、トランジスタQ1,Q2
のベース入力間(a−b間)に互いに直列接続さ
れたコンプリメンタリなトランジスタQ7,Q8と、
この両トランジスタQ7,Q8の両ベース間に設け
られたトランジスタQ9を有し、このトランジス
タQ9のベースに演算回路5による誤差出力が印
加されて可変バイアス回路として動作する。
直線検波回路4は正側トランジスタQ3に流れ
る正極性の信号電流i1を検波するよう構成されて
いる。すなわち、出力トランジスタQ3,Q4の両
エミツタ間に抵抗R1,R2より極めて大でかつ互
いに等しい抵抗R3,R4を直列に接続し、この直
列接続点の信号電流を抵抗R5を介してオペアン
プA1の逆相入力へ印加するようにしている。こ
のオペアンプA1の正相入力は回路出力OUTに接
続されており、このアンプA1はダイオードD1,
D2及び抵抗R6と共に直線検波器を構成している。
この検波出力は加算抵抗R10を介して演算回路5
のオペアンプA2の逆相入力となつている。
る正極性の信号電流i1を検波するよう構成されて
いる。すなわち、出力トランジスタQ3,Q4の両
エミツタ間に抵抗R1,R2より極めて大でかつ互
いに等しい抵抗R3,R4を直列に接続し、この直
列接続点の信号電流を抵抗R5を介してオペアン
プA1の逆相入力へ印加するようにしている。こ
のオペアンプA1の正相入力は回路出力OUTに接
続されており、このアンプA1はダイオードD1,
D2及び抵抗R6と共に直線検波器を構成している。
この検波出力は加算抵抗R10を介して演算回路5
のオペアンプA2の逆相入力となつている。
また、演算回路5の基準電圧E0が、抵抗R9を
介してオペアンプA2の逆相入力となる。更に、
トランジスタQ3のエミツタ抵抗R1の両端電圧が
加算抵抗R8を介してオペアンプA2の逆相入力と
なつており、回路出力OUTがアンプA2の正相入
力となる。オペアンプA2の出力と逆相入力との
間には抵抗R11及び高域発振防止用の位相補償用
コンデンサC1の並列回路が接続されている。当
該演算回路5による誤差出力が可変バイアス回路
2の制御信号として用いられる。
介してオペアンプA2の逆相入力となる。更に、
トランジスタQ3のエミツタ抵抗R1の両端電圧が
加算抵抗R8を介してオペアンプA2の逆相入力と
なつており、回路出力OUTがアンプA2の正相入
力となる。オペアンプA2の出力と逆相入力との
間には抵抗R11及び高域発振防止用の位相補償用
コンデンサC1の並列回路が接続されている。当
該演算回路5による誤差出力が可変バイアス回路
2の制御信号として用いられる。
かかる構成において、トランジスタQ3のエミ
ツタ抵抗R1の両端に発生する電圧νR1は、アイド
ル電流Idと正極性の信号電流i1との和電流に比例
したものとなり、 νR1=R1・(Id+i1) …(1) で表わされる。また、同様にトランジスタQ4の
エミツタ抵抗R2の両端に発生する電圧νR2はアイ
ドル電流Idと負極性の信号電流i2との和信号に比
例したものとなり、 νR2=R2(Id+i2) …(2) で表わされる。抵抗R3に生ずる電圧νR3は、R3,
R4≫R1,R2とすると、 νR3=(νR1+νR2)R3/(R3+R4)={R1(Id+i1)
+R2(Id+i2)}×R3/(R3+R4)…(3) となり、抵抗R3,R4の接続点の出力OUTに対す
る電位Δν(直流アイドル電流に比例する検出電
流)は、 Δν=νR1−νR3=R1(Id+i1)−{R1(Id+i1)+R2
(Id+i2)}R3/(R3+R4)…(4) の如く表わすことができる。この(4)式において
R1=R2,R3=R4とすると、 Δν=(R1i1−R2i2)/2=R1(i1−i2)/2 …(5) となる。この電位Δνを直線検波回路4において
正極性のみの信号成分i1を得るようにすれば、直
線検波回路4の検波出力νDETは、 νDET=−(R6/R5)R1i1/2 …(6) として得られる。(1),(6)式に示した出力νR1,νDET
が基準電圧−E0と演算回路5において加減算さ
れる。よつて、演算回路5の出力νEは、 νE=−(R11/R8)νR1−(R11/R10)×νDET+
(R11/R9)E0=−(R11/R8)R1(Id+i1) +(R11/R10)(R6/2R5)R1i1+(R11/R9)
E0…(7) ここで、i1が打ち消されるように、 1/R8=R6/2R10R5=1/R9 となるように各定数を設定すれば、 νE=−(R11/R8)(R1Id−E0) …(8) とすることが可能となり、よつてトランジスタ
Q1に流れるアイドル電流Idの検出出力R1・Idと基
準電圧レベルE0との誤差を表わすことになる。
ツタ抵抗R1の両端に発生する電圧νR1は、アイド
ル電流Idと正極性の信号電流i1との和電流に比例
したものとなり、 νR1=R1・(Id+i1) …(1) で表わされる。また、同様にトランジスタQ4の
エミツタ抵抗R2の両端に発生する電圧νR2はアイ
ドル電流Idと負極性の信号電流i2との和信号に比
例したものとなり、 νR2=R2(Id+i2) …(2) で表わされる。抵抗R3に生ずる電圧νR3は、R3,
R4≫R1,R2とすると、 νR3=(νR1+νR2)R3/(R3+R4)={R1(Id+i1)
+R2(Id+i2)}×R3/(R3+R4)…(3) となり、抵抗R3,R4の接続点の出力OUTに対す
る電位Δν(直流アイドル電流に比例する検出電
流)は、 Δν=νR1−νR3=R1(Id+i1)−{R1(Id+i1)+R2
(Id+i2)}R3/(R3+R4)…(4) の如く表わすことができる。この(4)式において
R1=R2,R3=R4とすると、 Δν=(R1i1−R2i2)/2=R1(i1−i2)/2 …(5) となる。この電位Δνを直線検波回路4において
正極性のみの信号成分i1を得るようにすれば、直
線検波回路4の検波出力νDETは、 νDET=−(R6/R5)R1i1/2 …(6) として得られる。(1),(6)式に示した出力νR1,νDET
が基準電圧−E0と演算回路5において加減算さ
れる。よつて、演算回路5の出力νEは、 νE=−(R11/R8)νR1−(R11/R10)×νDET+
(R11/R9)E0=−(R11/R8)R1(Id+i1) +(R11/R10)(R6/2R5)R1i1+(R11/R9)
E0…(7) ここで、i1が打ち消されるように、 1/R8=R6/2R10R5=1/R9 となるように各定数を設定すれば、 νE=−(R11/R8)(R1Id−E0) …(8) とすることが可能となり、よつてトランジスタ
Q1に流れるアイドル電流Idの検出出力R1・Idと基
準電圧レベルE0との誤差を表わすことになる。
この誤差出力νEにより可変バイアス回路2のト
ランジスタQ9の導通状態が制御されて、結果と
して出力トランジスタQ3,Q4に流れる電流が、
(8)式から分るようにId=E0/R1なる一定の値に維
持制御されるものである。以上は正の半サイクル
について述べたが、負の半サイクルでは正の検波
回路4の出力はゼロとなり、演算回路5が基準電
圧E0とR1Idとの差を増幅してフイードバツクす
る。よつて、このときもId=E0/R1となつて出力
トランジスタQ3,Q4に流れる電流は一定となり、
トランジスタQ1〜Q4は常に遮断することなくノ
ンスイツチング動作をするようになる。
ランジスタQ9の導通状態が制御されて、結果と
して出力トランジスタQ3,Q4に流れる電流が、
(8)式から分るようにId=E0/R1なる一定の値に維
持制御されるものである。以上は正の半サイクル
について述べたが、負の半サイクルでは正の検波
回路4の出力はゼロとなり、演算回路5が基準電
圧E0とR1Idとの差を増幅してフイードバツクす
る。よつて、このときもId=E0/R1となつて出力
トランジスタQ3,Q4に流れる電流は一定となり、
トランジスタQ1〜Q4は常に遮断することなくノ
ンスイツチング動作をするようになる。
第2図においては正側の出力トランジスタQ3
に流れる電流成分のみを検出してバイアス制御す
るようにしたが、負側の出力トランジスタQ4の
電流成分によりバイアス制御しても良い。また、
正負両トランジスタQ3,Q4の電流を夫々別個に
検出してそれぞれ誤差信号を発生するようにし、
共通の可変バイアス回路2を制御しても良い。
に流れる電流成分のみを検出してバイアス制御す
るようにしたが、負側の出力トランジスタQ4の
電流成分によりバイアス制御しても良い。また、
正負両トランジスタQ3,Q4の電流を夫々別個に
検出してそれぞれ誤差信号を発生するようにし、
共通の可変バイアス回路2を制御しても良い。
第3図は可変バイアス回路の他の例を示す図で
あり、Aは正負両トランジスタの電流を夫々検出
して誤差信号を発生せしめ、可変バイアス用トラ
ンジスタQ7,Q8の導通状態を夫々制御するもの
である。Bは第2図の回路に用い得るもので、単
一のトランジスタQ9のベースに正負トランジス
タの一方の電流による誤差信号を印加して制御す
る方式であり、簡易型回路である。CはAのバイ
アス回路2を更に変形した例であり、トランジス
タQ7,Q10の導通状態を正側の誤差信号により、
またトランジスタQ8,Q9の導通状態を負側の誤
差信号により夫々制御している。
あり、Aは正負両トランジスタの電流を夫々検出
して誤差信号を発生せしめ、可変バイアス用トラ
ンジスタQ7,Q8の導通状態を夫々制御するもの
である。Bは第2図の回路に用い得るもので、単
一のトランジスタQ9のベースに正負トランジス
タの一方の電流による誤差信号を印加して制御す
る方式であり、簡易型回路である。CはAのバイ
アス回路2を更に変形した例であり、トランジス
タQ7,Q10の導通状態を正側の誤差信号により、
またトランジスタQ8,Q9の導通状態を負側の誤
差信号により夫々制御している。
第4図は本発明の他の実施例の回路図であり、
第1,2図と同等部分は同一符号により示されて
いる。本例では、直線検波回路4(4′)と演算
回路5(5′)とを併合して回路の簡素化を図る
と共に、正負両検波方式としたものである。正側
の検波及び演算回路が4(5)で示されており、
負側のそれが4(5′)で示されている。そして
両誤差検出出力が、トランジスタQ11〜Q14より
成る可変バイアス回路2トランジスタQ13,Q14
の各ベースに印加されて、出力トランジスタQ3,
Q4のアイドル電流Idを一定値E0/R1に制御する。
第1,2図と同等部分は同一符号により示されて
いる。本例では、直線検波回路4(4′)と演算
回路5(5′)とを併合して回路の簡素化を図る
と共に、正負両検波方式としたものである。正側
の検波及び演算回路が4(5)で示されており、
負側のそれが4(5′)で示されている。そして
両誤差検出出力が、トランジスタQ11〜Q14より
成る可変バイアス回路2トランジスタQ13,Q14
の各ベースに印加されて、出力トランジスタQ3,
Q4のアイドル電流Idを一定値E0/R1に制御する。
尚、第4図の可変バイアス回路2の構成は公知
のノンスイツチング動作のための自動可変バイア
スとしても動作するものである。すなわち、トラ
ンジスタQ1,Q3への入力信号が正極性になつて
トランジスタQ2,Q4がカツトオフへ移行しよう
とすると、トランジスタQ13のエミツタ抵抗を介
しかつトランジスタQ13を通つて電流が増加する
方向へ流れる。よつてトランジスタQ11のベース
電位は低下してこのトランジスタQ11のインピー
ダンスが増大する。故に、a−b間の電圧は大と
なつてトランジスタQ2,Q4のカツトオフが防止
されるものである。正側トランジスタQ1,Q3の
カツトオフも同様に防止されて、いわゆるノンス
イツチングが可能となり、スイツチング歪の防止
やスイツチ動作による速度低下が防止されるもの
である。
のノンスイツチング動作のための自動可変バイア
スとしても動作するものである。すなわち、トラ
ンジスタQ1,Q3への入力信号が正極性になつて
トランジスタQ2,Q4がカツトオフへ移行しよう
とすると、トランジスタQ13のエミツタ抵抗を介
しかつトランジスタQ13を通つて電流が増加する
方向へ流れる。よつてトランジスタQ11のベース
電位は低下してこのトランジスタQ11のインピー
ダンスが増大する。故に、a−b間の電圧は大と
なつてトランジスタQ2,Q4のカツトオフが防止
されるものである。正側トランジスタQ1,Q3の
カツトオフも同様に防止されて、いわゆるノンス
イツチングが可能となり、スイツチング歪の防止
やスイツチ動作による速度低下が防止されるもの
である。
叙上の如く、本発明によれば増幅素子の直流バ
イアス電流を一定に維持し得るので、バリスタ等
による温度補償回路の付加が必要なくなつて無調
整となる。また、電源投入時に直ちに一定の直流
バイアス値となり、バラツキもなくなる。更に
は、過渡熱による温度変化によるサーマルデイス
トーシヨンが防止される。
イアス電流を一定に維持し得るので、バリスタ等
による温度補償回路の付加が必要なくなつて無調
整となる。また、電源投入時に直ちに一定の直流
バイアス値となり、バラツキもなくなる。更に
は、過渡熱による温度変化によるサーマルデイス
トーシヨンが防止される。
また、スイツチング歪の発生しない常に安定な
ノンスイツチング動作のB級SEPP型増幅回路が
得られることになる。
ノンスイツチング動作のB級SEPP型増幅回路が
得られることになる。
第1図は本発明の一実施例の回路図、第2図は
第1図の回路の具体例を示す図、第3図A〜Cは
可変バイアス回路の例を夫々示す図、第4図は本
発明の他の実施例の回路図である。 主要部分の符号の説明、2……可変バイアス回
路、3……SEPP出力回路、4……直線検波回
路、5……演算回路。
第1図の回路の具体例を示す図、第3図A〜Cは
可変バイアス回路の例を夫々示す図、第4図は本
発明の他の実施例の回路図である。 主要部分の符号の説明、2……可変バイアス回
路、3……SEPP出力回路、4……直線検波回
路、5……演算回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 増幅素子に流れる直流バイアス電流と前記増
幅素子に流れる信号電流との和電流に応じた出力
を発生する和電流検出手段と、前記信号電流に応
じた出力を発生する信号電流検出手段と、前記信
号電流検出手段及び前記和電流検出手段の各出力
と所定基準レベルとにより前記信号電流の成分を
打ち消すように加減算を行なつて前記直流バイア
ス電流に応じたレベルと所定基準レベルとの差に
応じた誤差出力を発生する演算手段と、前記誤差
出力に応じて前記増幅素子の直流バイアスを制御
する可変バイアス手段とを含み、直流バイアス電
流を略一定に制御するようにしたことを特徴とす
るバイアス電流制御回路。 2 前記増幅素子は互いに出力が夫々出力抵抗を
介して増幅回路出力に共通接続された1対のシン
グルエンデツドプツシユプル構成の増幅素子であ
り、前記和電流検出手段は前記出力抵抗の両端電
圧を前記和電流に応じた出力とするように構成さ
れており、前記信号電流検出手段は前記増幅素子
の互いの出力間に設けられた検出用抵抗と、この
抵抗の中間点から導出された信号を検波する検波
器とを有し、前記検波器の出力を前記信号電流に
応じた出力とするように構成されていることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載のバイアス制
御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56093612A JPS57208713A (en) | 1981-06-17 | 1981-06-17 | Bias controlling circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56093612A JPS57208713A (en) | 1981-06-17 | 1981-06-17 | Bias controlling circuit |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57208713A JPS57208713A (en) | 1982-12-21 |
JPH0338766B2 true JPH0338766B2 (ja) | 1991-06-11 |
Family
ID=14087145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56093612A Granted JPS57208713A (en) | 1981-06-17 | 1981-06-17 | Bias controlling circuit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57208713A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4933645A (en) * | 1986-11-21 | 1990-06-12 | Takafumi Kasai | Amplifier having a constant-current bias circuit |
US5055797A (en) * | 1989-04-03 | 1991-10-08 | Chater William T | Bias control for power amplifiers |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5248452A (en) * | 1975-10-16 | 1977-04-18 | Toshiba Corp | Ladder-type piezoelectric filter |
-
1981
- 1981-06-17 JP JP56093612A patent/JPS57208713A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5248452A (en) * | 1975-10-16 | 1977-04-18 | Toshiba Corp | Ladder-type piezoelectric filter |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57208713A (en) | 1982-12-21 |
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