JPH0338602Y2 - - Google Patents

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JPH0338602Y2
JPH0338602Y2 JP1984177324U JP17732484U JPH0338602Y2 JP H0338602 Y2 JPH0338602 Y2 JP H0338602Y2 JP 1984177324 U JP1984177324 U JP 1984177324U JP 17732484 U JP17732484 U JP 17732484U JP H0338602 Y2 JPH0338602 Y2 JP H0338602Y2
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accumulator
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liquid
plate material
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は高圧冷媒液の過冷却度ならびに吸入ガ
スの過熱度を適切な値に確保し得る冷凍装置に関
する。
(従来の技術) 高圧冷媒液の過冷却と吸入ガスの過熱度とを確
保する手段として、冷凍サイクルにおける冷媒自
体の顕熱熱交換を行わせることが従来から行われ
ており、実開昭57−130179号公報によつてその一
般的な構造の例が公知となつている。
上述した例は第3図に示すように、受液器1の
器体内にアキユムレータ2を同心的に内装して、
受液器1内に凝縮液冷媒を導くための液入口管4
をアキユムレータ2に貫通させ、液入口管4の管
壁に沿つて流下する液冷媒とアキユムレータ2に
導入されるガス冷媒とを熱交換するように形成し
た構造を特徴としている。
(考案が解決しようとする問題点) このように受液器1とアキユムレータ2とを同
心的な一体2重構造となした装置は、アキユムレ
ータ2の形状、液入口管4の管径、長さによつて
高圧液冷媒と吸入ガス冷媒との間の熱交換面積が
定まつてしまうので、受液器1およびアキユムレ
ータ2の本来の機能を満足させ、かつ両者1,2
間の熱交換を適正にすることが困難で、吸入ガス
の過熱が大きくなつたり、また、高圧液冷媒の過
冷却が大きくなつたりする不都合がある。
また、上述する熱交換機能面での問題点だけで
なく、2重容器の複雑な構造となつているので装
置コスト面で高くつく経済的不利を免れ得ないの
も問題であつた。
本考案は従来の装置が前述する如き問題点を有
しているのに着目して成されたものであつて、受
液器とアキユムレータとを夫々冷媒調整能力に適
した構造と成した別体に設置すると共に両者の側
壁相互を熱伝導板材で溶接し連結することによつ
て、熱交換量の適正化と低コスト化とを同時に果
させようとするものである。
(問題点を解決するための手段) しかして本考案は前述する目的達成のために、
受液器1とアキユムレータ2とを接近させて並設
し、両側壁における接近対向する個所相互を熱伝
導性を有する板坂3により、熱交換的に連結した
構成としたものである。
なお、本考案は具体的には、板体3が受液器1
及びアキユムレータ2それぞれの側壁の縦方向
略々全長にわたつて溶着されているものである。
(作 用) 本考案は前記板材3の厚さ及び巾方向の長さを
適宜設定することによつて適切な熱交換量を維持
させることが可能であり、過冷却度、過熱度を適
度に確保し得る。本考案はまた構造も簡単であ
る。
(実施例) 以下、本考案の1実施例について添付図面にも
とづいて詳細に説明する。
第1図、第2図において、1は受液器、2はア
キユムレータであり、両器1,2は据付レベルを
略々等しくさせてフレームに固定し直立させて配
設せしめると共に、相互に接近させ例えば約40mm
程度の間隙が保持されるように並設せしめてい
る。
そして受液器1は出口管1a、入口管1bを用
いて凝縮器と減圧器とを連絡する高圧液管中に介
装し、一方、アキユムレータ2は出口管2a、入
口管2bを用いて蒸発器と圧縮機吸入口とを連絡
する吸入ガス管中に介装せしめる。
受液器1及びアキユムレータ2の容器本体はス
テンレス鋼など熱伝導性の良好な金属材料で概ね
作製されるものであつて、両者の各側壁において
接近対向する個所で縦方向の略々全長に亘る部分
相互を、熱伝導性の良好な板材3例えばステンレ
ス鋼板により連結している。
上記板材3は適宜厚さの板をく形と三角形の連
結になる四方形状に裁断して平行している長辺部
と短辺部とを、受液器1の側壁とアキユムレータ
2の側壁とに夫々溶着一体化せしめている。
このように、受液器1とアキユムレータ2の各
側壁間を熱伝導性の板材3で連結したことによつ
て、受液器1内の高圧液冷媒とアキユムレータ2
内の低圧ガス冷媒との間で前記板材3を介した熱
交換が行われて、高圧液冷媒は冷却され、一方、
低圧ガス冷媒は加熱される。
なお、板材3で連結した受液器1とアキユムレ
ータ2とを備えた冷凍装置によつて冷凍庫内の冷
却を行わせる実際の運転状態の下で吐出管温度及
び吸入管温度を測定して、これを同条件で第3図
に示したものを備えた冷凍装置で運転した場合と
比較したところ、下記の如き結果が得られた。
まず外気温度が55℃、庫内温度が同じ55℃での
ブルダウン運転時には吐出管温度が162℃となつ
て比較装置が172℃であつたのに対して10℃の低
下がみられ、圧縮機モータに対する負荷の減少の
効果が明らかとなつた。
次に、外気温度55℃、庫内温度−25℃の通常冷
凍運転時には、本実施例の場合が吐出管温度
137.5℃、吸入管温度8℃となり、一方、前記比
較装置が吐出管温度144.5℃、吸入管温度25.1℃
であることから、同様に圧縮機モータに加えられ
る負担の軽減がはかれることが明らかである。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように、適宜の間隔をお
いて接近して並設した受液器1とアキユムレータ
2との側壁相互を熱伝導性を有する板材3によつ
て熱交換的に連結したから、板材3の厚さ、巾寸
法を適切な値に設定することによつて、該板材3
を介して高圧液冷媒と吸入ガス冷媒との間で顕熱
移動が成される結果、適正な過冷却度、過熱度を
とることができる。
また、板材3を受液器1とアキユムレータ2と
の側壁に溶着して両者を連結するだけの簡単な構
造で良いので、装置コストは低廉におさめられ
る。
しかもこの場合、板材3の溶接は、受液器1と
アキユムレータ2の各側壁の略々全長にわたつて
なされるため、受液器1とアキユムレータ2とは
板材3を介して確実に連結保持され、常に適切な
熱交換量が維持される。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の1例に係る要部構
造を示す平面図及び正面図、第3図は従来の冷凍
装置の要部構造を示す正面図である。 1……受液器、2……アキユムレータ、3……
板材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受液器1とアキユムレータ2とを適宜の間隔を
    おいて接近させて並設し、両側壁における接近対
    向する個所相互を、側壁の略々全長にわたる長さ
    の熱伝導性を有する板材3を溶着一体化すること
    により受液器1の高圧液冷媒とアキユムレータ2
    内の低圧ガス冷媒との熱交換可能に連結したこと
    を特徴とする冷凍装置。
JP1984177324U 1984-11-22 1984-11-22 Expired JPH0338602Y2 (ja)

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JPS6191768U JPS6191768U (ja) 1986-06-14
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