JPH0338413Y2 - - Google Patents

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JPH0338413Y2
JPH0338413Y2 JP1983149391U JP14939183U JPH0338413Y2 JP H0338413 Y2 JPH0338413 Y2 JP H0338413Y2 JP 1983149391 U JP1983149391 U JP 1983149391U JP 14939183 U JP14939183 U JP 14939183U JP H0338413 Y2 JPH0338413 Y2 JP H0338413Y2
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pressure
exhaust
pipe
valve
engine
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JP1983149391U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンの排気圧力に応動する排気
圧力応動装置に関するものである。
(従来の技術) 従来より、エンジンの吸気ポートを高負荷用ポ
ートと低負荷用ポートとに分割し、高負荷用ポー
トに制御弁を設け、吸入空気量の少ない低負荷時
には高負荷用ポートを閉塞させるようにしたエン
ジンにおいて、制御弁を吸入空気量に対応させて
開閉作動させるために、吸気負圧(ベンチユリ負
圧)によつて制御弁の開度を調整するようにした
ものが知られている(例えば特開昭54−55221号
公報参照)。すなわち、前記制御弁が圧力応動部
材(ダイヤフラム装置)に連結され、この圧力応
動部材の圧力室と吸気通路とを圧力通路で連通し
吸気負圧を圧力応動部材の圧力室に作用させるよ
うになつている。
そこで、そのような圧力応動部材を作動させる
ために、吸気負圧を利用する代わりに、エンジン
の排気管の排気圧力(以下単に排圧という)を利
用することが考えられる。すなわち、エンジンの
排気管に対して排圧を取出す圧力取出管を設け、
該圧力取出管を通じて取出した排圧を、圧力応動
部材の圧力室に作用させることが考えられる。
(考案が解決しようとする課題) ところが、そのようにすると、圧力取出管より
取出す排圧の排気脈動(圧力変動)により圧力応
動部材がサージングを生ずるおそれがあるし、ま
た、排圧を圧力応動部材に導く圧力通路を可撓性
パイプで形成し、圧力取出管に可撓性パイプを嵌
合した場合等において、排気脈動を原因として、
圧力取出管と可撓性パイプとの嵌合部をクリツプ
等で留めていても、可撓性パイプが圧力取出管よ
り外れる可能性があり、その可撓性パイプが外れ
ると、排気ガスが外部に多量に流出するという不
具合がある。
本考案は、圧力応動部材を作動させるために排
圧を利用したものにおいて、排気脈動による圧力
応動部材のサージングを防止すると共に、排圧を
圧力応動部材に導く可撓性パイプを圧力取出管よ
り外れにくくすることができるエンジンの排気圧
力応動装置を提供することを目的とする。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、上記目的を達成するために、エンジ
ンの排気管と、該排気管の排気圧力を取出す圧力
取出管と、前記排気圧力に応動する圧力応動部材
と、前記圧力取出管に一端が嵌合されるとともに
前記圧力応動部材の圧力室に他端が接続され該圧
力室に排気管の排気圧力を導く可撓性パイプと、
前記可撓性パイプが嵌合される圧力取出管の端部
付近に配設された絞り部とを具備する構成とす
る。
(作用) 排圧を導く可撓性パイプが嵌合される圧力取出
管の端部付近に絞り部が配設されているので、排
圧が可撓性パイプ内に伝達される前に排気脈動が
減衰され、排気脈動が減衰された排圧が圧力応動
部材の圧力室に伝達される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿つて詳細に説
明する。
全体構成を示す第1図に示すエンジンにおい
て、1はシリンダブロツクで、その上端面にシリ
ンダヘツド2が固着されている。前記シリンダブ
ロツク1にシリンダ内にはピストン3が挿入され
ており、そのピストン3上面とシリンダヘツド2
との間には燃焼室4が形成されている。この燃焼
室4にはシリンダヘツド2内に形成された吸気ポ
ート5及び排気ポート6がそれぞれ連通し、該吸
気ポート5及び排気ポート6がそれぞれ吸気弁7
及び排気弁8により開閉されるようになつてい
る。
上記吸気弁7及び排気弁8は、シリンダヘツド
2を貫通して固着されたバルブガイド9,10に
挿通されて、バルブスプリング11,12により
閉弁方向に常時付勢されている。また、前記シリ
ンダヘツド2にはカムシヤフト13が軸支されて
いる。このカムシヤフト13の両側にはロツカア
ーム14,15が回動自在に軸支されており、こ
のロツカアーム14,15は、一端部が前記カム
シヤフト13に、他端部が吸気弁7、排気弁8の
頭部にそれぞれ当接せしめられており、カムシヤ
フト13の回転により揺動されて、吸気弁7及び
排気弁8に開弁動作させるようになつている。
前記吸気ポート5の開口には吸気マニホールド
16の一端が接続されており、この吸気マニホー
ルド16の他端には気化器17が接続されてい
る。前記気化器17にはベンチユリ部18及びス
ロツトルバルブ19がそれぞれ設けられている。
また、前記吸気マニホールド16の中間部から
吸気ポート5の吸気弁7近傍までの間には隔壁2
0が形成され、該隔壁20によつて吸気通路が小
面積の低負荷用通路21と大面積の高負荷用通路
22とに分割されている。この高負荷用通路22
には回転自在な制御弁としての副スロツトルバル
ブ23が配設されている。この副スロツトルバル
ブ23の回動軸の端部にはアーム部材24が固着
されており、このアーム部材24には圧力応動部
材としてのダイヤフラム装置25がロツド部材2
6を介して連結されている。
このダイヤフラム装置25には、スプリング3
9によつて副スロツトルバルブ23の閉弁方向に
常時付勢されたダイヤフラム27が収容されてお
り、このダイヤフラム27がロツド部材26に連
結されている。また、ダイヤフラム27の下面側
には圧力室28が形成されており、この圧力室2
8には導圧口29が穿設されている。
一方、前記排気ポート6の開口端には排気管と
しての排気マニホールド30が接続されている。
この排気マニホールド30の下流側には触媒装置
31が接続されており、この触媒装置31のさら
に下流側には排気管及びマフラ(いずれも図示せ
ず)が接続されている。
また、前記排気マニホールド30の触媒装置3
1の上流側には二次空気供給通路32の一端部が
接続されており、この二次空気供給通路32の他
端部には二次空気供給源としてのエアポンプ33
が接続されている。また、このエアポンプ33の
下流側の二次空気供給通路32には制御弁34及
びチエツクバルブ35が順に配設されている。
さらに、前記二次空気供給通路32のチエツク
バルブ35下流側には、二次空気供給通路32に
連通し排気マニホールド30の排圧を、二次空気
供給通路32を通じて取出す圧力取出管36が突
設されている。この圧力取出管36には可撓性パ
イプであるゴムチユーブ37の一端部が嵌合さ
れ、該ゴムチユーブ37の他端部が前記ダイヤフ
ラム装置25の導圧口29に嵌合されている。こ
れによつて、圧力取出管36とダイヤフラム装置
25の圧力室28がゴムチユーブ37によつて相
互に連通され、排気マニホールド30内の排圧
を、ダイヤフラム装置25の圧力室28に導くよ
うに構成されている。
また、前記ゴムチユーブ37が嵌合される圧力
取出管36の端部付近には、排気脈動を減衰する
ために絞り部38が形成されている。
上記のように構成すれば、エンジンの回転中
は、前記エアポンプ33が作動し、二次空気供給
通路32に二次空気が圧送されている。このと
き、制御弁34はエンジンの負荷に応じて二次空
気の供給量を制御し、チエツクバルブ35は排気
マニホールド30からの逆流を防止している。こ
のため、二次空気供給通路32のチエツクバルブ
35下流側にはほぼ排気マニホールド30内と同
圧力の二次空気が流通しており、この二次空気の
圧力は、ゴムチユーブ37を通つてダイヤフラム
装置25の圧力室28に作用している。この状態
でエンジンの負荷が増加し排圧が上昇すると、絞
り部38によつて、排気脈動が緩和された排圧に
てダイヤフラム装置25の圧力室28の内圧も上
昇し、これによつてダイヤフラム27がスプリン
グ39のスプリング力に抗してロツド部材26を
押し上げ、副スロツトルバルブ23を開弁動作さ
せる。したがつて、負荷とエンジン回転数とに対
する両ポート21,22の作動領域は第2図に示
す如く制御されることになる。
また、ゴムチユーブ37内に排圧が伝達される
前に、圧力取出管36の端部における絞り部38
によつて排気脈動が減衰されるので、圧力取出管
36とゴムチユーブ37との嵌合部分には減衰さ
れた排気脈動が作用することとなり、排気脈動に
よる圧力変動を原因としてゴムチユーブ37が圧
力取出管36より外れるのが抑制される。また、
ゴムチユーブ37が圧力取出管36より外れた場
合には、圧力取出管36を通じて排気ガスが外部
に漏れることになるが、圧力取出管36の端部に
位置する絞り部38にて、外部への排気ガスの漏
れ量が抑制され、排気ガスの漏れ量は最小限にと
どめられる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はない。例えば二次空気供給源はエアポンプ33
に限らず、排気脈動で動作するリードバルブでも
よく、このリードバルブを使用した場合には制御
弁34及びチエツクバルブ35は不要なので、圧
力取出管36はリードバルブの下流側に設けられ
ていればよい。さらに、ダイヤフラム装置25に
よつて副スロツトルバルブ23を開閉制御するも
のに限らず、その他排圧に応動して各種制御部材
を作動させるダイヤフラム装置も適用できる。
(考案の効果) 本考案は、上記のように、排圧を導く可撓性パ
イプが嵌合される圧力取出管の端部に絞り部を配
設しているため、該絞り部によつて排気脈動が減
衰され、排気脈動による圧力応動部材のサージン
グが防止される。それとともに、可撓性パイプ内
には、絞り部によつて排気脈動が減衰された排圧
が伝達されるので、圧力取出管より可撓性パイプ
が外れにくくなり、また、可撓性パイプが圧力取
出管より外れた場合においても、外部への排気ガ
スの漏れ量が最小限にとどめられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例である排気圧力応動装
置を備えたエンジンの縦断面図、第2図はエンジ
ン回転数と負荷とに対する両ポートの作動領域の
変化を示す図である。 1……シリンダブロツク、2……シリンダヘツ
ド、25……ダイヤフラム装置(圧力応動部材)、
28……圧力室、30……排気マニホールド(排
気管)、36……圧力取出管、37……ゴムチユ
ーブ(可撓性パイプ)、38……絞り部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの排気管と、該排気管の排気圧力を取
    出す圧力取出管と、前記排気圧力に応動する圧力
    応動部材と、前記圧力取出管に一端が嵌合される
    とともに前記圧力応動部材の圧力室に他端が接続
    され該圧力室に排気管の排気圧力を導く可撓性パ
    イプと、前記可撓性パイプが嵌合される圧力取出
    管の端部付近に配設された絞り部とを具備したこ
    とを特徴とするエンジンの排気圧力応動装置。
JP14939183U 1983-09-26 1983-09-26 エンジンの排気圧力応動装置 Granted JPS6055751U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14939183U JPS6055751U (ja) 1983-09-26 1983-09-26 エンジンの排気圧力応動装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14939183U JPS6055751U (ja) 1983-09-26 1983-09-26 エンジンの排気圧力応動装置

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Publication Number Publication Date
JPS6055751U JPS6055751U (ja) 1985-04-18
JPH0338413Y2 true JPH0338413Y2 (ja) 1991-08-14

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ID=30331638

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JP14939183U Granted JPS6055751U (ja) 1983-09-26 1983-09-26 エンジンの排気圧力応動装置

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JP (1) JPS6055751U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5112583U (ja) * 1974-07-15 1976-01-29
JPS5281403A (en) * 1975-12-27 1977-07-07 Toyota Motor Corp Exhaust gas purifier for internal combustion engine

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5112583U (ja) * 1974-07-15 1976-01-29
JPS5281403A (en) * 1975-12-27 1977-07-07 Toyota Motor Corp Exhaust gas purifier for internal combustion engine

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JPS6055751U (ja) 1985-04-18

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