JPH0338271A - ダイ塗工装置 - Google Patents
ダイ塗工装置Info
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- JPH0338271A JPH0338271A JP17157689A JP17157689A JPH0338271A JP H0338271 A JPH0338271 A JP H0338271A JP 17157689 A JP17157689 A JP 17157689A JP 17157689 A JP17157689 A JP 17157689A JP H0338271 A JPH0338271 A JP H0338271A
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- coating
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Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、バッキングロールに巻回した基材の表面に対
して、ダイに設けた塗工液押出スリットから押出した高
粘度の塗工液を塗工するダイ塗工装置の改良に関する。
して、ダイに設けた塗工液押出スリットから押出した高
粘度の塗工液を塗工するダイ塗工装置の改良に関する。
従来のダイ塗工装置は、第5図の横断面に示す如(、バ
ッキングロール1及びダイ2を固定フレーム(図示ハ省
略〉に取付けである。バッキングロール2は、固定フレ
ームに対して回転自在に軸支され、外周面1a上に基材
搬送路Rを形成しである。ダイ2は、基材搬送路Rを横
断する方向に沿って延設した塗工液押出スリット3を基
材搬送路Rの外方に設けると共に、第6図に示す如く、
塗工液押出スリット3より基材搬出側に位置する基材搬
送路Rの局部Raと対面・し且つこの局部Raとの間で
塗工液剪断空間Sを形成するリップ面4を塗工液押出ス
リット3に近接して設けである。 ダイ2は、リップ面4の出口縁部4aとバッキングロー
ル1の外表面1aとの間に所定間隙寸法Wtを形成する
ように固定されている。 バッキングロール1は、基材Aを巻回して矢符B方向に
搬送する。基材Aの厚みW2とすると、基材Aの表面A
aとリップ面4の出口縁部4aとの間には、間FJIW
3 (Wl −Wl −W2 )の塗工膜形成間隙E
が形成される。塗工液押出スリット3から基材Aの表面
Aaに向って押出された低粘度乃至高粘度の塗工液H(
例えば、30〜100.000cps)は、搬送移動中
の基材Aに同伴されて塗工液剪断空間Sに導かれ、搬送
移動中の基材表面Aaと停止したリップ面4との間で適
切な剪断力を受けて基材表面Aaに塗り付けられ、塗工
膜形成間隙Eを通過して所定塗工厚みW4となる。なお
、チキソトロピー特性を有する塗工液Hにあっては、塗
工液剪断空間Sで受ける適切な剪断力により粘度が瞬時
に低下し、基材表面Aに対して円滑に塗工される。
ッキングロール1及びダイ2を固定フレーム(図示ハ省
略〉に取付けである。バッキングロール2は、固定フレ
ームに対して回転自在に軸支され、外周面1a上に基材
搬送路Rを形成しである。ダイ2は、基材搬送路Rを横
断する方向に沿って延設した塗工液押出スリット3を基
材搬送路Rの外方に設けると共に、第6図に示す如く、
塗工液押出スリット3より基材搬出側に位置する基材搬
送路Rの局部Raと対面・し且つこの局部Raとの間で
塗工液剪断空間Sを形成するリップ面4を塗工液押出ス
リット3に近接して設けである。 ダイ2は、リップ面4の出口縁部4aとバッキングロー
ル1の外表面1aとの間に所定間隙寸法Wtを形成する
ように固定されている。 バッキングロール1は、基材Aを巻回して矢符B方向に
搬送する。基材Aの厚みW2とすると、基材Aの表面A
aとリップ面4の出口縁部4aとの間には、間FJIW
3 (Wl −Wl −W2 )の塗工膜形成間隙E
が形成される。塗工液押出スリット3から基材Aの表面
Aaに向って押出された低粘度乃至高粘度の塗工液H(
例えば、30〜100.000cps)は、搬送移動中
の基材Aに同伴されて塗工液剪断空間Sに導かれ、搬送
移動中の基材表面Aaと停止したリップ面4との間で適
切な剪断力を受けて基材表面Aaに塗り付けられ、塗工
膜形成間隙Eを通過して所定塗工厚みW4となる。なお
、チキソトロピー特性を有する塗工液Hにあっては、塗
工液剪断空間Sで受ける適切な剪断力により粘度が瞬時
に低下し、基材表面Aに対して円滑に塗工される。
しかし、基材Aは、基材製造上、厚みW2の変動は避け
られず、基材Aの搬送方向に沿って厚薄がある。基材A
の中には、この厚薄の差が数10μ−に及ぶものがある
。更に、回転自在に軸支されたバッキングロール1は、
軸受の組付は精度及びバッキングロール加工精度に限界
があることから、その外表面1aが回転中に振れ、外表
面1aと固定されたリップWJ4の出口縁部4aとの間
に形成する間FjIWtの寸法を変動させることがある
。この間FI W sの変動は、数μ曽乃至数10μ園
に及ぶことがある。 従って、従来のダイ塗工装置では、基材Aの厚薄の変動
及び/又はlII隙W1の変動により、非常に薄い数μ
−程度の塗工及び均一膜厚の塗工を行なうことができな
かった。 本発明は、上記問題点を解決するために、基材の表面と
リップ面との間に形成される塗工膜形成間隙を常に一定
1ilB!寸法に維持するこができるダイ塗工装置の提
供を目的とする。
られず、基材Aの搬送方向に沿って厚薄がある。基材A
の中には、この厚薄の差が数10μ−に及ぶものがある
。更に、回転自在に軸支されたバッキングロール1は、
軸受の組付は精度及びバッキングロール加工精度に限界
があることから、その外表面1aが回転中に振れ、外表
面1aと固定されたリップWJ4の出口縁部4aとの間
に形成する間FjIWtの寸法を変動させることがある
。この間FI W sの変動は、数μ曽乃至数10μ園
に及ぶことがある。 従って、従来のダイ塗工装置では、基材Aの厚薄の変動
及び/又はlII隙W1の変動により、非常に薄い数μ
−程度の塗工及び均一膜厚の塗工を行なうことができな
かった。 本発明は、上記問題点を解決するために、基材の表面と
リップ面との間に形成される塗工膜形成間隙を常に一定
1ilB!寸法に維持するこができるダイ塗工装置の提
供を目的とする。
本発明に係るダイ塗工II!(以下、「本発明装置」と
いう)が採用した手段は、外周面上に基材搬送路を形成
した回転自在なバッキングロールと、この基材搬送路を
横断する方向に沿って延設した塗工液押出スリットを基
材搬送路の外方に設けると共に、塗工液押出スリットよ
り基材搬出側に位置する基材搬送路の局部と対面し且つ
この局部との間で塗工液剪断空間を形成するリップ面を
塗工液押出スリットに近接して設けたダイとを備えたダ
イ塗工装置において、前記ダイをバックアップロールに
向って離接移動自在に配置し、前記ダイの離接移動方向
に沿って移動する出力端でダイ、をバッキングロールに
向って押圧する押圧手段を設けたことである。
いう)が採用した手段は、外周面上に基材搬送路を形成
した回転自在なバッキングロールと、この基材搬送路を
横断する方向に沿って延設した塗工液押出スリットを基
材搬送路の外方に設けると共に、塗工液押出スリットよ
り基材搬出側に位置する基材搬送路の局部と対面し且つ
この局部との間で塗工液剪断空間を形成するリップ面を
塗工液押出スリットに近接して設けたダイとを備えたダ
イ塗工装置において、前記ダイをバックアップロールに
向って離接移動自在に配置し、前記ダイの離接移動方向
に沿って移動する出力端でダイ、をバッキングロールに
向って押圧する押圧手段を設けたことである。
本発明装置の作用を第1図及び第2図に示す実施例に基
づいて説明する。 一定搬送速度の基材Aに向って塗工液押出スリット3か
ら塗工液口が定量的に押出されると、塗工液剪断空間S
には、一定厚みの塗工液溜が介在する。塗工液剪断空間
Sに介在する塗工液Hは、ダイ12のリップ面4をダイ
12を離反させる矢符C方向に一定の押圧力PRで押圧
する。ダイ12は、押圧手段15によりバッキングロー
ル1に向って一定の押圧力P2で押圧される。両押圧力
P!とP2とは力の釣合条件で常に等しいことから、リ
ップ面4の出口縁部4aと基材表面Aaとの間に形成さ
れた塗工膜形成間隙Eの間隙寸法Wlは一定値となる。 基材Aの厚薄及び/又はバックアップロール1の外表面
1aの振れにより基材表面Aaがダイ12に向って変、
動した場合、ダイ12は、バックアップロール1に向っ
て離接移動自在に配置され且つダイ12の離接移動方向
に沿って移動する押圧手段15の出力端15a(第4図
参照)によりバッキングロール1に向って押圧力P2で
押圧されているため、基材表面Aaの変動に追従して移
動する。その結果、リップ面4の出口縁部4aと基材表
面Aaとの間に形成された塗工膜形成IIFIEは、そ
の間隙寸法Wlが一定籠に維持され、所定塗工膜厚w4
の塗工MIDを形成する。 また、チキソトロピー特性を有する高粘度の塗工液口は
、塗工液剪断空1IISで適切な剪断力を受けるため、
その粘度が瞬時に低下すると共に、上記塗工膜形成間隙
Eの間隙寸法W3が一定値に維持されるのと相俟って、
基材表面Aaに対して所定塗工膜厚W4で円滑に塗工さ
れる。
づいて説明する。 一定搬送速度の基材Aに向って塗工液押出スリット3か
ら塗工液口が定量的に押出されると、塗工液剪断空間S
には、一定厚みの塗工液溜が介在する。塗工液剪断空間
Sに介在する塗工液Hは、ダイ12のリップ面4をダイ
12を離反させる矢符C方向に一定の押圧力PRで押圧
する。ダイ12は、押圧手段15によりバッキングロー
ル1に向って一定の押圧力P2で押圧される。両押圧力
P!とP2とは力の釣合条件で常に等しいことから、リ
ップ面4の出口縁部4aと基材表面Aaとの間に形成さ
れた塗工膜形成間隙Eの間隙寸法Wlは一定値となる。 基材Aの厚薄及び/又はバックアップロール1の外表面
1aの振れにより基材表面Aaがダイ12に向って変、
動した場合、ダイ12は、バックアップロール1に向っ
て離接移動自在に配置され且つダイ12の離接移動方向
に沿って移動する押圧手段15の出力端15a(第4図
参照)によりバッキングロール1に向って押圧力P2で
押圧されているため、基材表面Aaの変動に追従して移
動する。その結果、リップ面4の出口縁部4aと基材表
面Aaとの間に形成された塗工膜形成IIFIEは、そ
の間隙寸法Wlが一定籠に維持され、所定塗工膜厚w4
の塗工MIDを形成する。 また、チキソトロピー特性を有する高粘度の塗工液口は
、塗工液剪断空1IISで適切な剪断力を受けるため、
その粘度が瞬時に低下すると共に、上記塗工膜形成間隙
Eの間隙寸法W3が一定値に維持されるのと相俟って、
基材表面Aaに対して所定塗工膜厚W4で円滑に塗工さ
れる。
【実施例1
以下、本発明1i1を第1図乃至第4図に示す実施例に
基づいて説明する。 本発明装置10の特徴は、ダイ12をバックアップロー
ル1に向って離接移動自在に配置する共に押圧手段15
を設けることにより、ダイ12の離接移動方向に沿って
移動する出力端15a(第4図参照〉でダイ12をバッ
キングロール1に向って押圧したことである。 前記ダイ12をバックアップロール1に向って離接移動
自在に案内する案内具16は、第3図の正面図及び第4
図の左側断面図に示す如く1.左右の固定側フレーム1
7.18の内側に配設した案内レール19、20と、案
内レール19.20に円滑に案内されてバッキングロー
ル1に向って進退する左右の移動側フレーム21.22
と、移動側フレーム21.22を接続固定する接続フレ
ーム23とからなる。。ダイ12は、接続フレーム23
に接続固定される。 前記押圧手段15は、上記案内レール19.20の内側
等の適所に固定配設した左右−組のエアーシリンダー2
4.24からなり、ダイ12の離接移動方向に沿って移
動するエアーシリンダー出力端24a 、 24aを案
内具16の移動フレーム21.22に接続しである。各
エアーシリンダー24は、所望圧力の圧縮空気が供給さ
れるように配管(図示は省略〉され、各出力端24aか
らP2/2の押圧力を出力するようにしである。抑圧手
段15は、前記案内具16を強制的に後退させ、ダイ1
2を待機位置まで後退さ〜せるように圧縮空気配管する
こともある。 前記ダイ12は、第1図及び第2図に示す如く、二つ割
りのボディー26.27と、ボディー26.27の先端
に取着したリップ28.29とからなり、リップ28、
29の間に塗工液押出スリット3を形成し、ボディー2
6.27の間に、塗工液Hを塗工液押出スリット3のス
リット長手方向に均一分散させるためのマニホールド3
0を形成し、ボディー26に塗工液供給孔(図示省略)
を穿設しである。ダイ12は、塗工液供給I!(図示は
省略〉から塗工液供給案孔に塗工液Hが供給されると、
塗工液口をマニホールド30で長手方向へ均一に分散し
て塗工液押出スリット3に導き、基材Aに向って塗工液
Hを押出す。基材Aの表面Aaに押出された塗工液口は
、第2図に示す如く、矢符B方向に一定速度で搬送中の
基材Aに同伴して塗工液剪断空間Sに導かれ塗工液溜H
′を形成する。塗工液剪断空間Sに形成された塗工液I
H’ は、ダイ12のリップ面4をダイ12を離反させ
る矢符C方向に一定の押圧力Plで押圧する。この押圧
力Plは、ダイ12をバッキングロール1に向って押圧
する押圧手段15の押圧力P2と釣合う。もし、基材A
の厚薄及び/又はバックアップロール1の外表面1aの
振れにより基材表面Aaがダイ12に向って変動した場
合、ダイ12は、基材表面Aaの変動に追従して移動す
る。追従する理由は、ダイ12がバックアップロール1
に向って離接移動自在に配置され且つダイ12の離接移
動方向に沿って移動する抑圧手段15の出力端15aで
ダイ12をバックアップロール1に向つて押圧し、前記
押圧力Pl及びP2を釣合せているからである。ダイ1
2が追従するため、リップ面4の出口縁部4aと基材表
面Aaとの間に形成された塗工膜形成間隙Eの間隙寸法
W3は一定値に維持されることになり、基材表面Aaに
は所定膜厚W4の塗工MIDが形成される。 なお、前記塗工液剪断空間Sは、第2図に示す如く、そ
の厚み(即ち、基材Aの表面Aaとリップ面4との間隔
)を基材Aの搬送方向(矢符B方向)に沿って略々同一
とすることに限定するものではなく、図示は省略したが
、その厚みを基材Aの搬送方向(矢符B方向)に沿って
行く程に連続的又は段階的に薄くなる楔領域を、該空間
Sにおける塗工液押出スリット3に近接する入口から塗
工膜形成間隙Eを形成した出口に至るm域の全域又はこ
の領域の任意箇所に形成することも可能である。 【発明の効果】 以上詳述の如く、本発明装置は、次の如く優れた効果を
有する。 ■ 本発明装置は、ダイに向って変動する基材表面に追
従してダイが移動するため、リップ面の出口縁部と基材
表面との間に形成する塗工膜形成間隙の間隙寸法を一定
値に維持し、基材表面に均一厚みの塗工膜を形成する。 その結果、本発明装置は、基材の厚薄及び/又はバック
アップロールの外表面の振れがあったとしても、均一塗
工膜厚みの塗工膜を得ることができる効果を有する。 ■ 本発明装置は、基材表面とリップ面との間に一定間
隙の塗工液剪断空間を形成するため、基材表面とリップ
面を接触させることはない。その結果、本発明装置は、
高精度に仕上げられたリップ面を傷付けることなく、長
時間に亘る塗工を可能とし、塗工設備の稼動効率を飛躍
的に向上させる効果を有する。 ■ 本発明装置は、塗工液剪断空間で塗工液に適切な剪
断力を付与するため、チキソトロピー特性を有する高粘
度な塗工液Hの粘度を瞬時に低下すると共に、上記塗工
膜形成間隙の間隙寸法が一定値に維持されるのと相俟っ
て、基材表面に対して所定塗工膜厚の塗工膜を形成する
。その結果、本発明装置は、従来不可能とされていた高
粘度な塗工液の非常に薄い、数μ−程度のダイ塗工が可
能となり、新規有用な薄m塗工装置を産業界に提供する
効果を有する。
基づいて説明する。 本発明装置10の特徴は、ダイ12をバックアップロー
ル1に向って離接移動自在に配置する共に押圧手段15
を設けることにより、ダイ12の離接移動方向に沿って
移動する出力端15a(第4図参照〉でダイ12をバッ
キングロール1に向って押圧したことである。 前記ダイ12をバックアップロール1に向って離接移動
自在に案内する案内具16は、第3図の正面図及び第4
図の左側断面図に示す如く1.左右の固定側フレーム1
7.18の内側に配設した案内レール19、20と、案
内レール19.20に円滑に案内されてバッキングロー
ル1に向って進退する左右の移動側フレーム21.22
と、移動側フレーム21.22を接続固定する接続フレ
ーム23とからなる。。ダイ12は、接続フレーム23
に接続固定される。 前記押圧手段15は、上記案内レール19.20の内側
等の適所に固定配設した左右−組のエアーシリンダー2
4.24からなり、ダイ12の離接移動方向に沿って移
動するエアーシリンダー出力端24a 、 24aを案
内具16の移動フレーム21.22に接続しである。各
エアーシリンダー24は、所望圧力の圧縮空気が供給さ
れるように配管(図示は省略〉され、各出力端24aか
らP2/2の押圧力を出力するようにしである。抑圧手
段15は、前記案内具16を強制的に後退させ、ダイ1
2を待機位置まで後退さ〜せるように圧縮空気配管する
こともある。 前記ダイ12は、第1図及び第2図に示す如く、二つ割
りのボディー26.27と、ボディー26.27の先端
に取着したリップ28.29とからなり、リップ28、
29の間に塗工液押出スリット3を形成し、ボディー2
6.27の間に、塗工液Hを塗工液押出スリット3のス
リット長手方向に均一分散させるためのマニホールド3
0を形成し、ボディー26に塗工液供給孔(図示省略)
を穿設しである。ダイ12は、塗工液供給I!(図示は
省略〉から塗工液供給案孔に塗工液Hが供給されると、
塗工液口をマニホールド30で長手方向へ均一に分散し
て塗工液押出スリット3に導き、基材Aに向って塗工液
Hを押出す。基材Aの表面Aaに押出された塗工液口は
、第2図に示す如く、矢符B方向に一定速度で搬送中の
基材Aに同伴して塗工液剪断空間Sに導かれ塗工液溜H
′を形成する。塗工液剪断空間Sに形成された塗工液I
H’ は、ダイ12のリップ面4をダイ12を離反させ
る矢符C方向に一定の押圧力Plで押圧する。この押圧
力Plは、ダイ12をバッキングロール1に向って押圧
する押圧手段15の押圧力P2と釣合う。もし、基材A
の厚薄及び/又はバックアップロール1の外表面1aの
振れにより基材表面Aaがダイ12に向って変動した場
合、ダイ12は、基材表面Aaの変動に追従して移動す
る。追従する理由は、ダイ12がバックアップロール1
に向って離接移動自在に配置され且つダイ12の離接移
動方向に沿って移動する抑圧手段15の出力端15aで
ダイ12をバックアップロール1に向つて押圧し、前記
押圧力Pl及びP2を釣合せているからである。ダイ1
2が追従するため、リップ面4の出口縁部4aと基材表
面Aaとの間に形成された塗工膜形成間隙Eの間隙寸法
W3は一定値に維持されることになり、基材表面Aaに
は所定膜厚W4の塗工MIDが形成される。 なお、前記塗工液剪断空間Sは、第2図に示す如く、そ
の厚み(即ち、基材Aの表面Aaとリップ面4との間隔
)を基材Aの搬送方向(矢符B方向)に沿って略々同一
とすることに限定するものではなく、図示は省略したが
、その厚みを基材Aの搬送方向(矢符B方向)に沿って
行く程に連続的又は段階的に薄くなる楔領域を、該空間
Sにおける塗工液押出スリット3に近接する入口から塗
工膜形成間隙Eを形成した出口に至るm域の全域又はこ
の領域の任意箇所に形成することも可能である。 【発明の効果】 以上詳述の如く、本発明装置は、次の如く優れた効果を
有する。 ■ 本発明装置は、ダイに向って変動する基材表面に追
従してダイが移動するため、リップ面の出口縁部と基材
表面との間に形成する塗工膜形成間隙の間隙寸法を一定
値に維持し、基材表面に均一厚みの塗工膜を形成する。 その結果、本発明装置は、基材の厚薄及び/又はバック
アップロールの外表面の振れがあったとしても、均一塗
工膜厚みの塗工膜を得ることができる効果を有する。 ■ 本発明装置は、基材表面とリップ面との間に一定間
隙の塗工液剪断空間を形成するため、基材表面とリップ
面を接触させることはない。その結果、本発明装置は、
高精度に仕上げられたリップ面を傷付けることなく、長
時間に亘る塗工を可能とし、塗工設備の稼動効率を飛躍
的に向上させる効果を有する。 ■ 本発明装置は、塗工液剪断空間で塗工液に適切な剪
断力を付与するため、チキソトロピー特性を有する高粘
度な塗工液Hの粘度を瞬時に低下すると共に、上記塗工
膜形成間隙の間隙寸法が一定値に維持されるのと相俟っ
て、基材表面に対して所定塗工膜厚の塗工膜を形成する
。その結果、本発明装置は、従来不可能とされていた高
粘度な塗工液の非常に薄い、数μ−程度のダイ塗工が可
能となり、新規有用な薄m塗工装置を産業界に提供する
効果を有する。
第1図乃至第4図は本発明装置の実施例を示すものであ
って、第1図は一部を簡略的に示す側断面図、第2図は
リップ先端の近傍を拡大して示す側断面図、第3図は装
置全体を示す正面図、第4図は第3図のrV−rV線に
おける断面図、第5図は従来装置の一部を簡略的に示す
側断面図、第6図は従来装置のリップ先端の近傍を拡大
して示す側断面図である。 1・・・バッキングロール 3・・・塗工液押出スリッ
ト4・・・リップ面 12・・・ダイ本体15
・・・押圧手段 15a・・・出力端R・・・
基材搬送路 Ra・・・局部S・・・塗工液剪断
空間
って、第1図は一部を簡略的に示す側断面図、第2図は
リップ先端の近傍を拡大して示す側断面図、第3図は装
置全体を示す正面図、第4図は第3図のrV−rV線に
おける断面図、第5図は従来装置の一部を簡略的に示す
側断面図、第6図は従来装置のリップ先端の近傍を拡大
して示す側断面図である。 1・・・バッキングロール 3・・・塗工液押出スリッ
ト4・・・リップ面 12・・・ダイ本体15
・・・押圧手段 15a・・・出力端R・・・
基材搬送路 Ra・・・局部S・・・塗工液剪断
空間
Claims (1)
- 1、外周面上に基材搬送路を形成した回転自在なバッキ
ングロールと、この基材搬送路を横断する方向に沿つて
延設した塗工液押出スリットを基材搬送路の外方に設け
ると共に、塗工液押出スリットより基材搬出側に位置す
る基材搬送路の局部と対面し且つこの局部との間で塗工
液剪断空間を形成するリップ面を塗工液押出スリットに
近接して設けたダイとを備えたダイ塗工装置において、
前記ダイをバックアップロールに向つて離接移動自在に
配置し、前記ダイの離接移動方向に沿つて移動する出力
端でダイをバッキングロールに向つて押圧する押圧手段
を設けたことを特徴とするダイ塗工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17157689A JPH0338271A (ja) | 1989-07-03 | 1989-07-03 | ダイ塗工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17157689A JPH0338271A (ja) | 1989-07-03 | 1989-07-03 | ダイ塗工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0338271A true JPH0338271A (ja) | 1991-02-19 |
Family
ID=15925712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17157689A Pending JPH0338271A (ja) | 1989-07-03 | 1989-07-03 | ダイ塗工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0338271A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10026990B4 (de) * | 1999-11-30 | 2008-02-21 | Mitsubishi Denki K.K. | Ventilzeitsteuerungsvorrichtung für eine Brennkraftmaschine |
JP2015013272A (ja) * | 2013-07-08 | 2015-01-22 | トヨタ自動車株式会社 | 塗布装置及び塗布方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS537466B2 (ja) * | 1972-12-27 | 1978-03-17 | ||
JPS62140670A (ja) * | 1985-12-12 | 1987-06-24 | Toray Ind Inc | 浮動型ダイを有するコ−テイング装置 |
-
1989
- 1989-07-03 JP JP17157689A patent/JPH0338271A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS537466B2 (ja) * | 1972-12-27 | 1978-03-17 | ||
JPS62140670A (ja) * | 1985-12-12 | 1987-06-24 | Toray Ind Inc | 浮動型ダイを有するコ−テイング装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10026990B4 (de) * | 1999-11-30 | 2008-02-21 | Mitsubishi Denki K.K. | Ventilzeitsteuerungsvorrichtung für eine Brennkraftmaschine |
JP2015013272A (ja) * | 2013-07-08 | 2015-01-22 | トヨタ自動車株式会社 | 塗布装置及び塗布方法 |
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