JPH033801Y2 - - Google Patents

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JPH033801Y2
JPH033801Y2 JP18542785U JP18542785U JPH033801Y2 JP H033801 Y2 JPH033801 Y2 JP H033801Y2 JP 18542785 U JP18542785 U JP 18542785U JP 18542785 U JP18542785 U JP 18542785U JP H033801 Y2 JPH033801 Y2 JP H033801Y2
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heat
gas
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valve
cutoff valve
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JP18542785U
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、ガス燃焼器の燃焼中に風や吹きこ
ぼれによつて炎が立消えになつた際に、ガスの供
給を自動的に遮断するようにした立消え安全装置
に関する。
《従来技術》 燃焼中の炎が消えることにより、ガスの供給を
遮断するようにした立消え安全装置は従来から
種々提案されており、近年、温度変化により形状
が変化する形状記憶合金を使用したものも提案さ
れている。
ガス遮断機構に形状記憶合金を用いたものとし
ては、例えば、特開昭60−69433号に示されたも
のがある。
これは、ガスコツクのガス流出口に対向させて
バネで閉弁方向に付勢したガス遮断弁を配置し、
このガス遮断弁をガスの点火作動に連動させて開
弁させるようにするとともに、開弁位置で位置保
持可能に構成し、ガス遮断弁の開弁位置での位置
保持を形状記憶合金の温度変化による形状変化で
解除させるようにしたものである。
《解決しようとする問題点》 前述の形状記憶合金を用いた立消え防止装置で
は、形状記憶合金の形状変化で遮断弁の開弁位置
での係止を解除し、弁体の閉弁移動力はバネ圧で
得るようにしている。ところが、これでは、消火
後すみやかにガスの流出を阻止するべく、形状記
憶合金の変態温度を高く設定すると、変態温度よ
りも低い間は遮断弁を開弁位置に保持するための
係合を解除する状態になることから、点火操作時
に形状記憶合金が変態温度に達するまでの間操作
つまみを押圧し続けなければならず、また、点火
時の操作を簡便化するために形状記憶合金の変態
温度を低く設定すると、消火後、形状記憶合金が
変態温度以下に降下するまでに時間がかかり、そ
の間、生ガスを放出することになるという問題が
ある。
《問題点を解決するための手段》 本考案は、点火操作が簡単で、かつ、消火後す
みやかにガスの流出を阻止できるようにしたもの
であり、そのために、ガスコツクとガスバーナと
を接続するガス導出路に介在させた流路遮断弁の
弁軸と、ガスバーナの近傍部に受熱部を有してな
るヒートパイプで加熱可能に構成した形状記憶合
金製感熱作動具とを弾性係合手段を介して連結
し、操作つまみの点火操作で弾性係合手段の係合
を解除して流路遮断弁を開通状態にし、ガスバー
ナでの燃焼中に感熱作動具を作動させて流路遮断
弁が開通状態を保持したまま弾性係合手段を係止
させて弁軸と感熱作動具とを接続し、炎の立消え
に伴う感熱作動具の温度低下で形状記憶合金製感
熱作動具を形状変化させて流路遮断弁を閉塞状態
に切換えるようにしたことを特徴としている。
《作用》 本考案では、流路遮断弁の弁軸と形状記憶合金
製感熱作動具とを弾性係合手段を介して係脱可能
に係止し、点火つまみの点火操作で弾性係合手段
を係合解除するようにして流路遮断弁を開通状態
にするようにしてあるから、点火操作の直後に操
作つまみから手を離してもガスは流出し続ける。
そして、燃焼中には燃焼熱の一部で感熱作動具
が加熱されることになり、感熱作動具が形状記憶
合金の変態温度以上になると、感熱作動具が形状
変化して弾性係合手段が係合する。このとき流路
遮断弁は開通状態を保持している。
ガス燃焼中に吹きこぼれや強風によつて炎が消
されると、感熱作動具への入熱がなくなつて、感
熱作動具から放熱することにより、感熱作動具の
温度が低下する。この感熱作動具の温度が形状記
憶合金の変態温度よりも低くなると、感熱作動具
は弾性係合手段を係合させたまま形状変化して流
路遮断弁を閉塞する。
《実施例》 図面は本考案の一実施例を示し、第1図は要部
縦断面図、第2図はガスボンベ組込式ガスコンロ
の斜視図、第3図は第2図−線断面図、第4
図は第1図Y矢視図である。
第2図において、1はコンロ器枠、2は燃焼バ
ーナ、3はガスボンベ、4は調圧装置、5はガス
ボンベ3をセツトするボンベセツトレバー、6は
点火や火力調節をするための操作つまみである。
コンロ器枠1内は燃焼バーナ2を収容している
バーナ収容部7とガスボンベ3や調圧装置4等を
収容した機器室8とに区画して形成してある。
調圧装置4にガスコツク9が連結してあり、こ
のガスコツク9と燃焼バーナ2とを連通させるガ
ス導出路10に流路遮断弁11が介装してある。
流路遮断弁11の弁軸12は弁本体13から上向
きに突出しており、その突出部の中間部に鍔体1
4が形成されており、この鍔体14はガスコツク
操作用つまみ6から機器室8内に向けて突設した
操作片15の回動軌跡内に突入しており、操作つ
まみ6の回動終期に操作片15を受止めて、操作
つまみ6の回動力で弁軸12を押し下げるように
構成してある。
流路遮断弁11の上側には、保持筒16内に収
容された形状記憶合金製の感熱作動具17が配置
してあり、感熱作動具17はコイル状に形成され
ており、変態温度よりも低い間は収縮状態にあ
り、変態温度よりも高い間には伸長状態になるよ
うに形状記憶させてある。そして、保持筒16の
上壁からコイル状感熱作動具17の内部空間に突
入する状態でヒートパイプ18が配置してあり、
ヒートパイプの他端部で構成した受熱部19は燃
焼バーナ2の近傍で、炎に接触する状態で配置し
てある。
形状記憶合金製の感熱作動具17はその一端部
が保持筒16に固定されるとともに、他端部に板
バネ製係合金具20が固定してあり、この板バネ
製係合金具20は略く字形に形成されたバネ板2
1と保持筒16に相対回転不能な状態で昇降案内
される支持板22とで構成されている。そして、
板バネ製係合金具20と流路遮断弁11の上端部
に形成した係合凹部23とで弾性係合手段24を
構成している。
図中符号25は圧電着火装置の放電部、26は
流路遮断弁11の弁座である。
次に、その作動を説明する。
点火前には形状記憶合金製の感熱作動具17は
変態温度以下であることから、コイル状感熱作動
具17は収縮状態にあり、弁軸12の係合凹部2
3と板バネ製係合金具20とからなる弾性係合手
段24は係合状態になつており、流路遮断弁11
は第5図Aに示す閉塞状態にある。
この状態で操作つまみ6を回動して点火操作す
ると、操作つまみ6から突設した操作片15が、
その回動終期において弁軸12の中間部に形成し
た鍔体14に接当し、操作つまみ6の回動力で弁
軸12を押し下げる。これにより、弾性係合手段
24は係合解除状態となつて、第5図Bに示す、
弁本体13が弁座26から離れたガス流通状態と
なる。操作つまみ6は流路遮断弁11を押し開け
た位置よりも僅かに大きく回動できるようにして
あつて、流路遮断弁11が開弁した後に圧電着火
装置を作動させるようになつている。
バーナ2での燃焼中には、その炎がヒートパイ
プ18の受熱部19と接触して、燃焼熱の一部を
感熱作動具17に伝達する。この伝達された燃焼
熱の一部で加熱された感熱作動具17が形状記憶
合金の変態温度以上に昇温すると、形状記憶合金
製感熱作動具17が伸長状態に形状変化して、第
5図Cに示すように弾性係合手段24を係合させ
る。
燃焼中に風の影響や吹きこぼれにより、炎が消
されると、感熱作動具17の加熱が停止すること
になるから、感熱作動具17の温度が低下して形
状記憶合金の変態温度よりも下がると、形状記憶
合金が収縮状態に形状変化する。このとき、感熱
作動具17と流路遮断弁11の弁軸12とは弾性
係合手段24で係合されているので、弁軸12を
引上げ、流路遮断弁11は流路を閉塞し、バーナ
からのガス放出を停止する。
なお、上記実施例では、弁軸12に係合凹部2
3を形成し、感熱作動具17に板バネ製係合金具
20を連結したが、弁軸12に板バネ製係合金具
20を固定し、感熱作動具17に係合凹部23を
設けるようにしてもよい。また、弾性係合手段2
4は板バネ製係合金具20と係合凹部23の組合
せに限るものではなく、操作つまみ6の操作によ
り係合を解除し、形状記憶合金の作動力で係合で
きる形状のものであればよい。
さらに、上記実施例では、変態温度以上で伸長
状態となり、変態温度以下で収縮状態となるよう
に形状記憶させているが、変態温度以上で収縮状
態となり、変態温度以下で伸長状態となるように
形状記憶させることも考えられる。また、本考案
は都市ガス用燃焼器具やLPGガス用燃焼器具に
も使用することができる。
《効果》 本考案は、ガスコツクとガスバーナとを接続す
るガス導出路に介在させた流路遮断弁の弁軸と、
ガスバーナの近傍部に受熱部を有してなるヒート
パイプで加熱可能に構成した形状記憶合金製感熱
作動具とを弾性係合手段を介して連結し、弾性係
合手段を操作つまみの点火操作で係合解除可能に
構成してあるので、操作つまみの操作で流路遮断
弁が開通すると、点火操作直後につまみから手を
離してもガス導出路を開通状態に維持することが
できる。
また、燃焼中にはガスバーナからの燃焼熱の一
部で感熱作動具を作動させて流路遮断弁が開通状
態を保持したまま弾性係合手段を係合させるよう
に構成してあるので、弁軸と感熱作動具とが自動
的に係合するだけでなく、炎の立消えに伴う感熱
作動具の温度低下で形状記憶合金製感熱作動具を
形状変化させて流路遮断弁を形状記憶合金の変形
力で閉塞状態に切換えることができる。これによ
り、流路遮断弁に閉弁付勢バネを設けてなくても
よく、流路遮断弁の構造を簡素化できる。
さらに、点火操作時に弁軸と感熱作動具との連
結を断つてしまううえ、流路遮断弁に閉弁付勢力
が作用しないので、形状記憶合金の変態温度を高
く設定しておくことができ、立消え後すみやかに
ガスの放出を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は要部縦断面図、第2図はガスボンベ組
込式ガスコンロの斜視図、第3図は第2図X−X
線断面図、第4図は第1図Y矢視図、第5図は作
動状態を示す概略図である。 2……ガスバーナ、6……操作つまみ、9……
ガスコツク、10……ガス導出路、11……流路
遮断弁、12……11の弁軸、14……受止片、
15……操作片、17……感熱作動具、18……
ヒートパイプ、19……18の受熱部、20……
板バネ製係合金具、23……係合凹部、24……
弾性係合手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ガスコツク9とガスバーナ2とを接続するガ
    ス導出路10中に流路遮断弁11を配置し、流
    路遮断弁11の弁軸12に形状記憶合金製の感
    熱作動具17を弾性係合手段24を介して係脱
    可能に係止し、ガスバーナ2の近傍部に受熱部
    19を配置してなるヒートパイプ18で感熱作
    動具17を加熱可能に構成し、ガスコツク9の
    操作つまみ6から連出した操作片15の回動軌
    跡内に突入する状態で弁軸12から受止片14
    を突設し、操作つまみ6の点火操作に基づく操
    作片15の変位を受止片14を介して弁軸12
    に伝達することにより弾性係合手段24の係合
    を解除して流路遮断弁11を開通状態にし、燃
    焼中に燃焼熱の一部をヒートパイプ18を介し
    て感熱作動具17に伝達することにより、感熱
    作動具17を形状変化させて弾性係合手段24
    を係合状態にし、感熱作動具17の温度低下に
    基づく形状変化で流路遮断弁11を閉塞状態に
    切換えるように構成したことを特徴とするガス
    燃焼器における立消え安全装置。 2 弾性係合手段24を弁軸12に形成した係合
    凹部23と感熱作動具17に固定した板バネ製
    係合金具20とで構成した実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載のガス燃焼器における立消え
    安全装置。 3 ガス燃焼器がガスボンベ組込式ガスコンロで
    ある実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項
    に記載のガス燃焼器における立消え安全装置。
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