JPH0337891Y2 - - Google Patents

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JPH0337891Y2
JPH0337891Y2 JP17322787U JP17322787U JPH0337891Y2 JP H0337891 Y2 JPH0337891 Y2 JP H0337891Y2 JP 17322787 U JP17322787 U JP 17322787U JP 17322787 U JP17322787 U JP 17322787U JP H0337891 Y2 JPH0337891 Y2 JP H0337891Y2
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work
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clamp
arm
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、デイスクブレーキローターを研削す
る研削盤の改良に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 従来のデイスクブレーキローター用の両頭研削
盤を示す第3図、第4図(特願昭62−108038号)
において、10はワークであるデイスクブレーキ
ローターのローデイング部、12はワークテーブ
ル、14は砥石移動部、Dは信号処理装置Cを有
する電気制御盤、Fは油圧ユニツトである。
ローデイング部10はワークをワークローデイ
ング機構の1例であるワークテーブル12に案内
する供給シユート16、ワークの案内を規制する
エスケープ18、エスケープ18駆動用の油圧シ
リンダ20、ワークの種別を判別する測定機構2
2等から構成されている。17は加工後のワーク
を排出する排出シユートである。
ワークWは第5図に示すように、ボス部24と
デイスク部26等を有しており、車種によつて
L,T,K等の各部の寸法がそれぞれ異なつてい
る。なお、ワークWの各部の寸法D,M,Nはワ
ークWの種別によつて異なるが、これらの寸法
D,M,Nは前記寸法L,T,Kの組合せで決定
される。したがつて、前記測定機構22でワーク
Wの寸法L,T,Kを測定し、信号処理装置Cで
ワークWの種別と判別し、ワークテーブル12お
よび砥石移動部14の送り量を制御するようにな
つている(特願昭60−140067号)。ワークWのボ
ス部24には孔25aが形成されており、デイス
ク部26の27aが研削面である。
この従来のワークテーブル12は、複数本のク
ランプ軸で主クランプアームと補助クランプアー
ムとを支持して、両アームの間にデイスクブレー
キローターを保持するようになつているが、両ア
ームは研削盤本体に繋がるフレームに対して片持
ち支持になつているため、ブレーキローターのク
ランプ位置精度の面で改善の余地がある。第6図
に前記特願昭60−140067号の部分斜視図を示し、
クランプ軸の片持ち状態を表す。
またワークテーブル12は下面12aを本体に
対して摺動させているので、下面12aが摩耗す
ることによるクランプ精度の劣化が生じやすい。
(考案の目的) 本考案は、デイスクブレーキローターを両面か
ら支持して、該ローターのクランプ位置精度を向
上できるデイスクブレーキローター用の研削盤を
提供することを目的としている。
(考案の構成) (1) 技術的手段 本考案は、デイスクブレーキローターを所定の
研削位置に保持して回転駆動するワークローデイ
ング装置を有するデイスクブレーキローター用の
研削盤において、研削盤本体に回動自在に設けら
れた略枠状のスイングアームと、スイングアーム
を貫通して略水平に摺動自在なクランプ軸と、ク
ランプ軸にデイスクブレーキローターを挟むよう
に固定された2本のアームと、一方のアームに設
けられたワーク回転駆動機構と、他方のアームに
設けられたワーククランプ機構と、前記クランプ
軸の位置を制御するフローデイング機構とでワー
クローデイング装置を形成し、前記2本のアーム
に設けられたワーク回転駆動機構及びワーククラ
ンプ機構でデイスクブレーキローターを前面から
保持するようにしたことを特微とするデイスクブ
レーキローター用の研削盤である。
(2) 作用 デイスクブレーキローターを2本のアームに設
けられたワーク回転駆動機構及びワーククランプ
機構で両面から支持し、クランプ位置精度が向上
する。
(実施例) 本考案を採用したデイスクブレーキローター用
の両頭研削盤を示す第1図において、第3図〜第
5図と同一の符号で示した部分は同一または相当
部分を図示し、以下相違点だけを説明する。
第1図中で、ワークローデイング装置31の一
部である32は略枠状のスイングアームである。
スイングアーム32の下端部は支軸33で軸受ブ
ラケツト34に軸支されており、支軸33を中心
に矢印A方向に回動自在である。軸受ブラケツト
ト34は研削盤本体の一部であるフロントニイ3
5に固定してある。スイングアーム32上端部に
はスイング用シリンダ36のロツド37がピン3
8でブラケツト38aに回動自在に連結し、ピン
39で前記測定機構22に設けてあるスイング用
シリンダ36で前記スイングアーム32を矢印A
方向に回動するようになつている。
したがつて、供給シユート16から符号W1の
位置に送られて来るワークWを逆時計回りに回動
したスイングアーム32にクランプし、スイング
アーム32を再び時計回りに回動して符号W2の
位置に運び、ワークローデイング装置31に備え
られたワーク回転駆動機構(後述)でワークWを
回転し、前記砥石移動部14でワークWを研削す
る機能を備えている。更に、研削作業完了後には
スイングアーム32を逆時計回りに回動して、ワ
ークWをワークポケツト29に載せ、ワークポケ
ツト29を下げて前記排出シユート17から排出
する。
第1図の−断面を示す第2図で、前記軸受
ブラケツト34はピポツト40を中心にフロント
ニイ35上固定してある。支軸33はボールベア
リング41を介して軸受ブラケツト34に軸支さ
れている。スイングアーム32は支軸33に例え
ばキー42等の手段で固定され、一体に回動する
ようになつている。
スイングアーム32の上部にはクランプ軸43
が両端のメタル軸受44を介して略水平の姿勢を
保つて第2図の左右に摺動自在に貫通している。
このクランプ軸43には2本のアーム45,46
がワークWを両面から挟むように設けてある。ア
ーム45,46は例えばセツトボルト等の手段で
任意の間隔を隔ててクランプ軸43に固定されて
おり、クランプ軸43と一体に左右に摺動するよ
うになつている。
アーム45には油圧モータ50、伝動ベルト5
1、フランジ52からなるワーク回転駆動機構5
3が設けられており、フランジ52を左側からワ
ークWに嵌合してワークWを回転駆動する機能を
備えている。一方、アーム46にはクランプシリ
ンダ55、受けフランジ56等からなるワークク
ランプ機能57が設けられており、クランプシリ
ンダ55を伸長して受けフランジ56を右側から
ワークWに嵌合して、ワークWを両面から支持し
ている。
クランプ軸43の左端部はアーム60を介して
クランプ位置シリンダ61に連結しており、クラ
ンプ位置シリンダ61は更にクランプ位置替えシ
リンダ62のクランプ位置替えスライド62′に
固定され、クランプ位置替えシリンダ62の伸縮
でクランプ位置シリンダ61全体が左右に移動す
るようになつている。クランプ軸43の右端面は
ロツクシリンダ63が設けられている。クランプ
位置替えシリンダ62はスイングアーム32に固
定され、ロツクシリンダ63はブラケツト65で
スイングアーム32に固定してある。クランプ位
置替えシリンダ62にはそのロツドの動きにより
パルス発生するエンコーダを装備している。
クランプ位置替えシリンダ61は第2図に示す
A寸法量、すなわちワークアンクランプ時にフラ
ンジ52をワークWの端面から離すに必要な定量
だけ動くように設定されている。
クランプ位置替えシリンダ62はクランプされ
たワークWの種類に応じて、アーム45の位置設
定を前記信号処理装置C(第3図)の制御により
調整し得るようになつている。
ロツクシリンダ63のロツドはクランプ軸43
とカツプリング64にて連結されており、ロツク
シリンダ63に油圧をONすればロツドがロツク
されて、クランプ軸43が左右に摺動しないよう
になつている。これは研削完了後のスパークアウ
ト工程において、研削砥石の回転圧力によりワー
クが微動しないためにクランプ軸43を固定する
ものである。
また、フローテイング部66の作用について
は、両側の研削砥石に片減りが生じた時に、それ
に対応するようにワークWを移動させるが、その
量が設定値より大きくなれば、前記信号処理装置
C(第3図)を通じて研削砥石位置を正規に戻す
ための処理を行う。
以上の構成では、クランプ位置替えシリンダ6
2を伸縮してワークWの種類に応じた位置にアー
ム45,46を移動し、ワークWをクランプする
時点でクランプ位置シリンダ61にてフランジ5
2をワークWの基準孔D(第5図)に嵌合させ、
この後にクランプシリンダ55を伸長して受けフ
ランジ56でワークWをフランジ52に押付け、
ワークWの両面からワークWを強固に支持する。
ワークWは両面からフロントニイ35に対して
両持ち支持されるので、ワークWのクランプ精度
が向上し、本件出願人の実験によると、ワークW
の研削面27a(第5図)の振れは従来の35μか
ら20μに改善し、デイスク部26の肉厚の差は7
μから5μに低減したことを確認している。ま
た、ワークWを両面からしつかりと支持して前記
フランジ52で駆動するので、ワークWの回転ト
ルクを大きくでき、ワークWの研削に要する時間
も従来の20sec.から18sec.に2秒短縮した。
スイングアーム32はベアリング41で支持さ
れる支軸33と一体に回動し、面接触する部分が
ない。したがつて、従来のスライド下面12a
(第3図)のように摺動で摩耗することはなく、
長期に亘る使用によつても精度の経年変化が発生
しない。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によるデイスクブレ
ーキローター用の研削盤では、フロントニイ35
(研削盤本体)に回動自在に設けられた略枠状の
スイングアーム32と、スイングアーム32を貫
通して略水平に摺動自在なクランプ軸43と、ク
ランプ軸43にワークWを挟むように固定された
2本のアーム45,46と、一方のアーム45に
設けられたワーク回転駆動機構53と、他方のア
ーム46に設けられたワーククランプ機構57
と、前記クランプ軸43の位置を制御する油圧シ
リンダ61,62,63とでワークローデイング
装置31を形成し、ワークWを両面からフロント
ニイ35に対して両持ち支持することができ、ワ
ークWのクランプ精度を向上でき、ワークWの加
工精度を一層改善できる。
ワークWを両面からしつかりと支持して前記フ
ランジ52で駆動するので、ワークWの回転トル
クを大きくでき、ワークWの研削に要する時間を
短縮できる。
スイングアーム32はベアリング41で支持さ
れる支軸33と一体に回動し、面接触する部分を
なくすことができ、従来のスライド下面12aの
ように摺動で摩耗する部分がなくなり、長期に亘
る使用によつても精度が経年変化せず、高精度を
長く維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を採用した両頭研削盤の側面
図、第2図は第1図の−断面図、第3図は従
来の研削盤を示す平面図、第4図は第3図の矢
視図、第5図はデイスクプレーキローターの縦断
面図、第6図は従来例の要部斜視図である。 14……砥石移動部、22……測定機構、31
……ワークローデイング装置、32……スイング
アーム、43……クランプ軸、45,46……ア
ーム、53……ワーク回転駆動機構、57……ワ
ーククランプ機構、66……フローテイング機
構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デイスクブレーキローターを所定の研削位置に
    保持して回転駆動するワークローデイング装置を
    有するデイスクブレーキローター用の研削盤にお
    いて、研削盤本体に回動自在に設けられた略枠状
    のスイングアームと、スイングアームを貫通して
    略水平に摺動自在なクランプ軸と、クランプ軸に
    デイスクブレーキローターを挟むように固定され
    た2本のアームと、一方のアームに設けられたワ
    ーク回転駆動機構と、他方のアームに設けられた
    ワーククランプ機構と、前記クランプ軸の位置を
    制御するフローテイング機構とでワークローデイ
    ング装置を形成し、前記2本のアームに設けられ
    たワーク回転駆動機構及びワーククランプ機構で
    デイスクブレーキローターを両面から保持するよ
    うにしたことを特徴とするデイスクブレーキロー
    ター用の研削盤。
JP17322787U 1987-11-12 1987-11-12 Expired JPH0337891Y2 (ja)

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JP17322787U JPH0337891Y2 (ja) 1987-11-12 1987-11-12

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