JPH1110536A - ツルーイング装置及び方法 - Google Patents

ツルーイング装置及び方法

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JPH1110536A
JPH1110536A JP17029497A JP17029497A JPH1110536A JP H1110536 A JPH1110536 A JP H1110536A JP 17029497 A JP17029497 A JP 17029497A JP 17029497 A JP17029497 A JP 17029497A JP H1110536 A JPH1110536 A JP H1110536A
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JP
Japan
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truing
grinding
grinding wheel
axis
wheel
Prior art date
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Pending
Application number
JP17029497A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuoki Hatamoto
光興 畑本
Kazunori Urushibata
和則 漆畑
Hiroshi Kondo
寛 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP17029497A priority Critical patent/JPH1110536A/ja
Publication of JPH1110536A publication Critical patent/JPH1110536A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研削用回転砥石のツルーイングの際、ツルア
ーの摩耗速度が小さく、研削用回転砥石の断面形状を正
確に成形することが可能なツルーイング装置を提供す
る。 【解決手段】 ベース4は、数値制御機構を備えた精密
研削盤のワーク軸7の上端に固定され、ワーク軸7の中
心を旋回軸11にして旋回可能である。ベース4の上に
は、旋回軸11に対して平行な駆動軸8を有する電動モ
ータ5が設置され、ベース4上での電動モータ5の位置
は、位置決め装置3によって制御される。ツルーイング
用砥石2は回転砥石であって、電動モータ5の駆動軸8
に取り付けられ、駆動軸8の中心、即ち旋回軸11に対
して平行な回転軸12の回りで回転駆動される。旋回軸
11からツルーイング用砥石2の外周までの距離xを位
置決め装置3によって調整した後、研削用回転砥石1の
外周面の成形が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、精密加工用の超
砥粒砥石の成形に使用されるツルーイング装置及びツル
ーイング方法に係る。
【0002】
【従来の技術】精密研削盤において工具として使用され
る研削用回転砥石は、その外周部の断面の曲率半径が、
通常、0.2〜3.0mm程度になる様に、ツルーイン
グ装置を用いて成形される。これは、下記の理由に基づ
く。
【0003】(イ) ワークの形状に曲面部分がある場
合に、研削用回転砥石の外周部の角を用いて研削を行う
と、曲面部分において十分な表面精度が得られない。 (ロ) 研削抵抗を減少させ、ワークの仕上精度を向上
させる。
【0004】図2に、従来のツルーイング装置の概要を
示す。図中、61はツルーイング装置を用いて成形され
る対象である研削用回転砥石であり、超砥粒砥石で構成
されている。62はツルアーであり、この例では、単石
のダイヤモンドツルアーが使用されている。63はツル
アーのホルダーを表す。ツルアー62は、ホルダー63
の先端付近に設けられた貫通孔にツルアー先端の突き出
し量の調整が可能な状態で取り付けられ、ビス64によ
り固定される。ホルダー63は旋回板65の上に固定さ
れ、旋回板65は軸66の上端に固定され、軸66は軸
受67で支持されている。ツルアー62の先端は、軸6
6の中心79(以下、旋回軸と呼ぶ)の延長線の近傍に
位置している。
【0005】旋回板65の外周部にはウォーム歯車69
が形成され、このウォーム歯車69は、旋回板65に隣
接して配置されたウォーム軸70に組み合わされてい
る。ウォーム軸70は、その両端部付近を軸受71、7
2で支持され、その一端に接続されたハンドル73を用
いて駆動される。即ち、ハンドル73を回転することに
より、ウォーム軸70及びウォーム歯車69を介して旋
回板65に回転運動が伝達され、ツルアー62は旋回軸
79の回りで旋回運動を行う。
【0006】次に、このツルーイング装置を用いて研削
用回転砥石の成形を行う方法について説明する。研削用
回転砥石61の外周部の断面形状を曲率半径Rの円弧に
成形する際、先ず、旋回軸79からツルアー62の先端
までの距離xをゲージを用いて測定しながら、ホルダー
63に対するツルアー62の先端の突き出し量を調整し
て、距離xを曲率半径Rの値に一致させる。この状態
で、ツルアー62をビス64を用いてホルダー63に固
定する。次に、このツルーイング装置を研削用回転砥石
61の近くに予め設けられたマグネットチャックにセッ
トし、研削用回転砥石61側をツルアー62に近付け
て、両者を接触させる。この状態で、研削用回転砥石6
1を回転させ、これと同時に、ハンドル73を用いて旋
回板65を旋回させると、ツルアー62の先端が曲率半
径Rの円弧に沿って移動する。これによって、研削用回
転砥石61の外周部の断面形状が曲率半径Rの円弧に成
形される。
【0007】(従来のツルーイング装置の問題点)上記
の様なツルーイング装置を用いて超精密加工用の研削用
回転砥石(例えば、ダイヤモンドホイールなどの超砥粒
砥石)を成形する場合、ツルアーの摩耗速度が大きいの
で、研削用回転砥石の形状を目標通りに正確に成形する
ことが容易ではなかった。また、形状の対称性が悪い状
態で研削用回転砥石を回転させると、重量分布のアンバ
ランスに起因して振動の問題が発生するので、この様な
アンバランスの補正のため、研削用回転砥石の再バラン
ス取りが必要となっていた。また、ツルアーの摩耗速度
が大きいので、研削用回転砥石の成形の途中でツルアー
の交換が必要となることもあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の様な
従来のツルーイング装置の問題点に鑑み成されたもので
あり、本発明の目的は、研削用回転砥石のツルーイング
の際、ツルアーの摩耗速度が小さく、従って、研削用回
転砥石の断面形状を正確に成形することが可能なツルー
イング装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のツルーイング装
置は、精密研削盤に工具として搭載される研削用回転砥
石の外周面を、別のツルーイング用砥石を用いて研削し
て所定の形状に成形するツルーイング装置であって、前
記精密研削盤のワーク軸の先端に固定され、このワーク
軸の中心を旋回軸にしてワーク軸により旋回されるベー
スと、このベースの上に配置され、前記旋回軸と平行な
回転軸を有するツルーイング用砥石と、前記ツルーイン
グ用砥石を前記旋回軸に対して垂直方向に移動して、前
記旋回軸から前記ツルーイング用砥石の外周面までの距
離を調整する位置決め手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0010】本発明のツルーイング装置によれば、先
ず、ツルーイング用砥石を前記旋回軸に対して垂直方向
に移動して、前記旋回軸からツルーイング用砥石の外周
面までの距離を調整し、次いで、前記旋回軸が、研削用
回転砥石の砥石幅の中央を通り研削用回転砥石の回転軸
に対して直交する平面内に含まれる様に、研削用回転砥
石の位置を調整する。この状態で、研削用回転砥石及び
ツルーイング用砥石を回転させながら、前記ベースを前
記旋回軸に対して垂直方向に移動してツルーイング用砥
石を研削用回転砥石に接触させるとともに、前記ベース
を前記旋回軸の回りで旋回させる。これによって、研削
用回転砥石の外周面がツルーイング用砥石で研削され、
その断面形状が所定の曲率に成形される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に本発明に基づくツルーイン
グ装置の一例を示す。ベース4は、数値制御機構を備え
た精密研削盤のワーク軸7の上端に真空チャックによっ
て固定される。ベース4は、ワーク軸7の中心を旋回軸
11にしてワーク軸7によって旋回駆動される。
【0012】ベース4の上には、旋回軸11に対して平
行な駆動軸8を有する電動モータ5が、位置決め装置3
を介して設置され、ベース4上での電動モータ5の位置
は、この位置決め装置3によって制御される。ツルーイ
ング用砥石2は回転砥石であって、電動モータ5の駆動
軸8に取り付けられ、駆動軸8の中心、即ち旋回軸11
に対して平行な回転軸12の回りで回転駆動される。ベ
ース4の上には、電動モータ5の設置位置から旋回軸1
1の回りに180度回転した位置にバランスウエイト9
が配置され、ワーク軸7を回転させた際に問題となる、
電動モータ5などに起因する重量の偏心を相殺してい
る。
【0013】次に、このツルーイング装置を用いて、研
削用回転砥石1(例えば、ダイヤモンドホイールなどの
超砥粒砥石)の成形を行う方法について説明する。先
ず、図1に示す様に、モータ5の位置決め装置3に取り
付けられた位置検出器6を用いて、旋回軸11からツル
ーイング用砥石2の外周面までの距離xを調整する。な
お、距離xの値は、通常、0.2〜3.0mm程度に設
定される。
【0014】以上の様にして、旋回軸11に対するツル
ーイング用砥石2の位置を調整した後、旋回軸11が、
研削用回転砥石1の砥石幅の中央を通り研削用回転砥石
1の回転軸13に対して直交する平面内に含まれる様
に、研削用回転砥石1の位置を調整する。
【0015】次に、研削用回転砥石1及びツルーイング
用砥石2の回転駆動を開始した後、研削用回転砥石1を
旋回軸11に対して直角方向に移動して、ツルーイング
用砥石2に接触させる。この状態で、ワーク軸7を用い
てベース4を旋回させることにより、ツルーイング用砥
石2を旋回軸11の回りで旋回させると、研削用回転砥
石1の外周面が研削され、その断面形状が所定の曲率半
径Rに成形される。
【0016】なお、上記のツルーイング作業は、ツルー
イング用砥石2の周速を研削用回転砥石1の周速よりも
大きくして実施する。この様にツルーイングを行うこと
によって、ツルーイング用砥石2の摩耗を少なくして、
研削用回転砥石1を正確な対象形状に成形することがで
きる。
【0017】
【発明の効果】本発明のツルーイング装置によれば、従
来の単石ツルアーに代ってツルアーを回転するツルーイ
ング用砥石で構成したので、ツルーイング用砥石の摩耗
が少なく、その結果、研削用回転砥石の外周部を正確な
断面形状で成形することができる。
【0018】また、本発明のツルーイング装置は、精密
研削盤のワーク軸側に取り付けて使用される様に構成さ
れているので、ツルーイング装置がオンマシン化され、
操作性及び生産性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のツルーイング装置の概要を示す図、
(a)は旋回軸を含む断面の断面図、(b)は(a)の
A−A部断面図。
【図2】従来のツルーイング装置の概要を示す図、
(a)は上面図、(b)は(a)のB−B部断面図。
【符号の説明】
1・・・研削用回転砥石(超砥粒砥石)、2・・・ツル
ーイング用砥石、3・・・位置決め装置、4・・・ベー
ス、5・・・電動モータ、6・・・位置検出器、7・・
・精密研削盤のワーク軸、8・・・ツルーイング用砥石
の駆動軸、9・・・バランスウエイト、11・・・旋回
軸、12・・・ツルーイング用砥石の回転軸、13・・
・研削用回転砥石の回転軸、61・・・研削用回転砥
石、62・・・単石ツルアー、63・・・ホルダー、6
4・・・ビス、65・・・旋回板、66・・・軸、67
・・・軸受、69・・・ウォーム歯車、70・・・ウォ
ーム軸、71、72・・・軸受、73・・・ハンドル、
79・・・旋回軸。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精密研削盤に工具として搭載される研削
    用回転砥石の外周面を、別のツルーイング用砥石を用い
    て研削して所定の形状に成形するツルーイング装置であ
    って、 前記精密研削盤のワーク軸の先端に固定され、このワー
    ク軸の中心を旋回軸にしてワーク軸により旋回されるベ
    ースと、 このベースの上に配置され、前記旋回軸と平行な回転軸
    を有するツルーイング用砥石と、 前記ツルーイング用砥石を前記旋回軸に対して垂直方向
    に移動して、前記旋回軸から前記ツルーイング用砥石の
    外周面までの距離を調整する位置決め手段と、を備えた
    ことを特徴とするツルーイング装置。
  2. 【請求項2】 精密研削盤に工具として搭載される研削
    用回転砥石の外周面を、別のツルーイング用砥石を用い
    て研削して所定の形状に成形するツルーイング方法であ
    って、 前記精密研削盤のワーク軸の先端に、このワーク軸の中
    心を旋回軸にしてワーク軸により旋回されるベースを固
    定し、 このベースの上に、前記旋回軸と平行な回転軸を有する
    ツルーイング用砥石を配置し、 前記ツルーイング用砥石を前記旋回軸に対して垂直方向
    に移動して、前記旋回軸から前記ツルーイング用砥石の
    外周面までの距離を調整した後、 前記旋回軸が、前記研削用回転砥石の砥石幅の中央を通
    り前記研削用回転砥石の回転軸に対して直交する平面内
    に含まれる様に、前記研削用回転砥石の位置を調整し、 前記研削用回転砥石及び前記ツルーイング用砥石を回転
    させながら、前記研削用回転砥石を移動して前記ツルー
    イング用砥石に接触させるとともに、前記ベースを前記
    旋回軸の回りで旋回させることによって、前記研削用回
    転砥石の成形を行うことを特徴とするツルーイング方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011148043A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Howa Mach Ltd 研削工具の整形方法
JP2012500126A (ja) * 2008-08-15 2012-01-05 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 砥石車をツルーイングする装置
CN105636744A (zh) * 2013-10-16 2016-06-01 株式会社捷太格特 修整方法和修整设备
JP2017189845A (ja) * 2016-04-14 2017-10-19 三栄精工株式会社 超砥粒砥石のツルーイング方法

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