JPH0337743Y2 - - Google Patents

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JPH0337743Y2
JPH0337743Y2 JP1985024383U JP2438385U JPH0337743Y2 JP H0337743 Y2 JPH0337743 Y2 JP H0337743Y2 JP 1985024383 U JP1985024383 U JP 1985024383U JP 2438385 U JP2438385 U JP 2438385U JP H0337743 Y2 JPH0337743 Y2 JP H0337743Y2
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JP
Japan
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tank
solvent
primer
unit
coating
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JP1985024383U
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JPS60168501U (ja
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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は揮発性低粘度の液状組成物の乾燥,硬
化を防止するための溶剤蒸気発生装置に関する。
従来、自動車の組立てラインにおいてウインド
ガラスを窓枠に取付けるためにウインドガラスに
接着剤(シーリング材)を塗布する前工程として
ウインドガラス周縁部にプライマーを塗布してい
る。
ところで、この種のプライマーをタンクから吐
出させるには、タンク内に窒素ガス等の不活性ガ
ス又は乾燥空気を送り込み、これらの圧力を利用
している。
しかしながら、ビヒクルを溶剤とするプライマ
ーにおいては前記不活性ガスは乾燥空気では溶剤
の気化を防止することはできず、プライマーの粘
度が上昇したり、組成割合が異なつてくるという
問題点を有している。また、プライマーの溶剤気
化を押えるために不活性ガス圧又は乾燥空気圧を
大きくすることも考えられるが、これではタンク
を耐圧構造とする必要性があり、好ましくはな
い。
そこで、本考案の目的は、タンク内に存在する
プライマー等の揮発性低粘度の液状組成物の乾
燥,硬化を効果的に防止することのできる溶剤蒸
気発生装置を提供することにある。
即ち、以上の目的を達成するため、本考案に係
る溶剤蒸気発生装置は、 乾燥空気供給手段と、該供給手段からの乾燥空
気の供給により収容された溶剤の蒸気を発生させ
る溶剤タンクとからなり、前記発生した溶剤蒸気
を揮発性低粘度の液状組成物を有するタンクに供
給し、液状組成物の乾燥・固化を防止することを
特徴とする。
以下、本考案に係る溶剤蒸気発生装置の一実施
例を添付図面に従つて説明する。
図面に示す一実施例は、自動車のウインドガラ
スの周縁部にプライマーを塗付するシステムに適
用したもので、概略、第1図に示すように、プラ
イマーの定量吐出ユニツト1と、そのプライマー
に溶剤蒸気を供給するための第1蒸気ユニツト1
0と、第2図、第3図で詳説する塗布手段21を
備えた塗布ユニツト20と、塗布手段21に含ま
れるプライマーの硬化を防止するための硬化防止
ユニツト30と、この硬化防止ユニツト30に溶
剤蒸気を供給するための第2蒸気ユニツト40
と、前記塗布手段21を所定位置に移動可能なロ
ボツト50と、各ユニツトからの検出信号を入力
されるとともに制御信号を発する制御ユニツト6
0とから構成されている。このシステムにおい
て、本考案が適用されているのは、第1蒸気ユニ
ツト10と第2蒸気ユニツト40とである。
詳しくは、定量吐出ユニツト1は底部にマグネ
ツトスターラ3を備えたプライマータンク2から
導出した流路4にギアポンプGPを設けたもので、
流路4は塗布ユニツト20のバルブBに接続され
ている。ギアポンプGPは例えば、マイクロポン
プ社製の吐出能力0〜100ml/minのものが使用
され、このギアポンプGPに一体に組込まれた駆
動用のパルスモータPMは制御ユニツト60の制
御部62からのオン,オフ信号にて制御される。
また、プライマータンク2とバルブBとの間にバ
ルブBで発生したプライマー蒸発をタンク2内へ
還元するための流路5が設置されている。
プライマーとしては、例えばカーボンブラツク
を含むオルガノシラン系有機溶剤型常温硬化塗料
が使用され、タンク2内の収容量はセンサS1,S2
にて検出され、その検出信号は制御ユニツト60
の警報部61に入力される。
第1蒸気ユニツト10は前記プライマーの乾
燥,硬化を防止するためのもので、溶剤タンク1
1と乾燥剤タンク12を流路13で連通するとと
もに、溶剤タンク11からプライマータンク2に
至る流路14にはポンプP1が設置されている。
このポンプP1は200ml/min〜3.5/minのマイ
クロフローポンプはダイヤフラムポンプが使用さ
れ、制御ユニツト60の制御部62からのオン,
オフ信号にて制御されるモータM1にて駆動され
る。溶剤としては酢酸エチルのようなエステル
類、アセトン,メチルエチルケトンのようなケト
ン類、エチルエーテルのようなエーテル類、トル
エン等の有機溶剤が使用され、タンク11内の収
容量はセンサS3にて検出され、その検出信号は制
御ユニツト60の警報部61に入力される。
塗布ユニツト20はホルダ29にバルブBと塗
布手段21を取付けたもので、塗布手段21は第
2図、第3図に示すように、スポンジ等の連続状
多孔質あるいは流路を形成したテフロンからなる
塗布部材22を支持枠23で挾着し、この支持枠
23をホルダ29に取付けたアタツチメント24
の突片24aの下端にピン23aを介して回動自
在に装着し、支持枠23の一端に下端を回動自在
に連結したアーム25の上端をスライダ26に回
動自在に連結したもので、スライダ26はアタツ
チメント24の突片24b,24c間に設けた支
軸27に摺動自在に装着され、かつスライダ26
は支軸27に巻回したコイルスプリング28にて
常時下方に付勢されている。
また、塗布部材22の上端にはバルブBからの
流路6が接続され、吐出ユニツト1から連続して
定量吐出されるプライマーはバルブBを介して流
路6から塗布部材22に供給され、塗布部材22
の下端から染み出すこととなる。
一方、ホルダ29は上端部にてロボツト50の
図示しないアームに取付けられ、所定位置に移動
される。ロボツト50は制御ユニツト60のロボ
ツト制御部64にて制御され、塗布手段21の位
置はセンサS4にて検出され、その検出信号は制御
ユニツト60の警報部61に入力される。また、
バルブBの開閉動作は制御ユニツト60の制御部
62からのオン,オフ信号にて制御される。
即ち、本実施例にあつては、三次元的な曲面を
有するウインドガラスの周縁部を塗布部材22に
て塗布するため、塗布部材22を三次元的曲面に
沿うようにロボツト制御を行なうのであり、かつ
塗布部材22は三次元的曲面に従つてピン23a
を支点として第3図中反時計回り方向に回動可能
である。このとき、塗布部材22は支持枠23と
ともにコイルスプリング28に抗して反時計回り
方向に若干回動し、曲面からの付勢力が消滅すれ
ばコイルスプリング28にて時計回り方向に復帰
する。
硬化防止ユニツト30は硬化防止タンク31に
図示しないシヤツタ手段を設けるとともに、セン
サS6,S′6を設けたもので、シヤツタ手段は制御
部23によつて制御されるアクチユエータ33に
て開閉動作される。センサS6,S′6は前記塗布手
段21の硬化防止タンク31への出入りを検出す
るためのもので、その検出信号は制御部32に入
力される。即ち、塗布手段21は不使用時には前
記ロボツト50にて硬化防止タンク31内に運ば
れて収納され、塗布部材22に残留したプライマ
ーの乾燥,硬化が防止される。このとき、センサ
S6,S′6が硬化防止タンク31上に運ばれてきた
塗布手段21を検出することによりアクチユエー
タ33が動作してシヤツタ手段を開放し、収納さ
れた時点で閉じる。また、塗布開始信号等によつ
てアクチユエータ33が動作してシヤツタ手段を
開放し、出された時点で閉じるようになつてい
る。
第2蒸気ユニツト40は前記硬化防止タンク3
1内へ溶剤蒸発を供給するためのもので、前記第
1蒸気ユニツト10と同様に、溶剤タンク41と
乾燥剤タンク42を流路43で連通するととも
に、溶剤タンク41から硬化防止タンク31に至
る流路44にはポンプP2が設置されている。こ
のポンプP2は200〜300ml/minのものが使用さ
れ、制御ユニツト60の制御部62からオン,オ
フ信号にて制御されるモータM2にて駆動される。
なお、硬化防止タンク31に供給された溶剤蒸気
を溶剤タンク41に導く流路(図示せず)を設け
ることは、これにて溶剤の消費量の節減と周囲環
境への溶剤蒸気の拡散を防止できるので望まし
い。また、使用される溶剤は前記第1蒸気ユニツ
ト10の溶剤と同種であり、タンク41内の収容
量はセンサS5にて検出され、その検出信号は制御
ユニツト60の警報部61に入力される。
制御ユニツト60は前述のごとくセンサS1〜S5
からの検出信号を入力される制御部61と、モー
タM1,M2,PM,バルブBのオン,オフ及び硬
化防止ユニツト30のアクチユエータ33を制御
する制御部62と、吐出ユニツト1からのプライ
マーの流量を設定・表示する流量設定表示部63
と、ロボツト50のロボツト制御部64とから構
成されている。
即ち、以上の構成からなる塗布装置はバルブB
を開放した状態でパルスモータPMを駆動するこ
とによりプライマーが塗布部材22に供給されて
染み出し、自動制御される塗布手段21の動きに
従つてウインドガラスの周縁部に塗布される。こ
の場合、プライマーはギアポンプGPを使用して
いるために小量を一定量連続して吐出されること
となり、かつ吐出の制御もパルスモータPMを使
用しているために正確に行なわれる。
また、プライマータンク2には第1蒸気ユニツ
ト10から溶剤蒸気が常時供給されるため、プラ
イマーの乾燥,硬化が防止される。硬化防止タン
ク31にも第2蒸気ユニツト40から溶剤蒸気が
供給されるため、不使用時における塗布部材22
の乾燥,硬化が防止され、次回の塗布作業に支障
を来たすことがない。
さらに、塗布手段21はロボツト50にて位置
制御されるため、自動的に塗布面を選択して塗布
することができ、作業が能率的であるし、塗布部
材22をコイルスプリング28で復元力を付与し
て回動自在に設けたため、複雑な三次元曲面であ
つても塗布部材22を正確に倣わすことができ
る。
以上の説明で明らかなように、本考案によれ
ば、揮発性低粘度の液状組成物が存在するタンク
に溶剤タンクから溶剤蒸気を供給するようにした
ため、前記液状組成物の乾燥,硬化を効果的に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る溶剤蒸気発生装置の一実施
例を示し、第1図はシステムブロツク図、第2図
は塗布手段の側面図、第3図はその正面図であ
る。 1……定量吐出ユニツト、2……プライマータ
ンク、10……第1蒸気ユニツト、11……溶剤
タンク、14……流路、P1……ポンプ、30…
…硬化防止ユニツト、31……硬化防止タンク、
40……第2蒸気ユニツト、41……溶剤タン
ク、44……流路、P2……ポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乾燥空気供給手段と、該供給手段からの乾燥空
    気の供給により収容された溶剤の蒸気を発生させ
    る溶剤タンクとからなり、前記発生した溶剤蒸気
    を揮発性低粘度の液状組成物を有するタンクに供
    給し、液状組成物の乾燥・固化を防止することを
    特徴とする溶剤蒸気発生装置。
JP2438385U 1985-02-21 1985-02-21 溶剤蒸気発生装置 Granted JPS60168501U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2438385U JPS60168501U (ja) 1985-02-21 1985-02-21 溶剤蒸気発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2438385U JPS60168501U (ja) 1985-02-21 1985-02-21 溶剤蒸気発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60168501U JPS60168501U (ja) 1985-11-08
JPH0337743Y2 true JPH0337743Y2 (ja) 1991-08-09

Family

ID=30518481

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2438385U Granted JPS60168501U (ja) 1985-02-21 1985-02-21 溶剤蒸気発生装置

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JP (1) JPS60168501U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5995960A (ja) * 1982-11-25 1984-06-02 Nissan Motor Co Ltd 塗料塗布方法およびその方法に使用する塗料固化防止装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5995960A (ja) * 1982-11-25 1984-06-02 Nissan Motor Co Ltd 塗料塗布方法およびその方法に使用する塗料固化防止装置

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JPS60168501U (ja) 1985-11-08

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