JPS6310836Y2 - - Google Patents

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JPS6310836Y2
JPS6310836Y2 JP2438485U JP2438485U JPS6310836Y2 JP S6310836 Y2 JPS6310836 Y2 JP S6310836Y2 JP 2438485 U JP2438485 U JP 2438485U JP 2438485 U JP2438485 U JP 2438485U JP S6310836 Y2 JPS6310836 Y2 JP S6310836Y2
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JP
Japan
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tank
coating
primer
hardening
unit
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JP2438485U
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JPS60168575U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は揮発性低粘度のプライマーを塗布する
塗布部材の硬化防止装置に関する。
従来、自動車の組立てラインにおいてウインド
ガラスを窓枠に取付けるためにウインドガラスに
接着剤(シーリング材)を塗布する前工程として
ウインドガラス周縁部にプライマーを塗布してい
るが、このプライマー塗布作業は刷毛やローラを
使用しての手作業で行なわれており非能率であ
る。
そのため、本出願人は揮発性低粘度のプライマ
ーを連続的に定量吐出してスポンジ等からなる塗
布部材に導くようにした塗布装置(システム)を
考案した。しかしながら、この塗布装置では不使
用時にプライマーが染み込んだ塗布部材をいかに
乾燥、硬化させることなく収納しておくかが重要
な問題となる。
そこで、本考案の目的は、揮発性低粘度のプラ
イマーが染み込んだ塗布部材の不使用時にその乾
燥、硬化を効果的に防止することのできる硬化防
止装置を提供することにある。
即ち、以上の目的を達成するため、本考案に係
る塗布部材の硬化防止装置は、 (a) 揮発性低粘度のプライマーを塗布する塗布部
材が出入可能な硬化防止槽と、 (b) 前記硬化防止槽の出入部に設けたシヤツタ手
段と、 (c) 前記シヤツタ手段の開閉信号を発生する制御
部と、 (d) 前記制御部の開閉信号に基づいて前記シヤツ
タ手段を開閉するアクチユエータと、 (e) 前記硬化防止槽に溶剤蒸気を供給する蒸気ユ
ニツトと、 から構成したことを特徴とする。
以下、本考案に係る硬化防止装置の一実施例を
添付図面に従つて説明する。
図面に示す一実施例は、自動車のウインドガラ
スの周縁部に揮発性低粘度のプライマーを塗布す
るシステムに適用したもので、概略、第1図に示
すように、プライマーの定量吐出ユニツト1と、
そのプライマーに溶剤蒸気を供給するための第1
蒸気ユニツト10と、第2図、第3図で詳説する
塗布手段21を備えた塗布ユニツト20と、塗布
手段21に含まれるプライマーの硬化を防止する
ための硬化防止ユニツト30と、この硬化防止ユ
ニツト30に溶剤蒸気を供給するための第2蒸気
ユニツト40と、前記塗布手段21を所定位置に
移動可能なロボツト50と、各ユニツトからの検
出信号を入力されるとともに制御信号を発する制
御ユニツト60とから構成されている。定量吐出
ユニツト1は、底部にマグネツトスターラ3を備
えたプライマータンク2から導出した流路4にギ
アポンプGPを設けたもので、流路4は塗布ユニ
ツト20のバルブBに続されている。ギアポンプ
GPは、例えば、マイクロポンプ社製の吐出能力
0〜100ml/minのものが使用され、このギアポ
ンプGPに一体に組込まれた駆動用のパルスモー
タPMは制御ユニツト60の制御部62からのオ
ン、オフ信号にて制御される。また、プライマー
タンク2とバルブBとの間には、バルブBで発生
したプライマー蒸気をタンク2内へ還元するため
の流路5が設置されている。
プライマーとしては、揮発性低粘度の、例えば
カーボンブラツクを含むオルガノシラン系有機溶
剤型常温硬化塗料が使用され、タンク2内の収容
量はセンサS1,S2にて検出され、その検出信号は
制御ユニツト60の警報部61に入力される。
第1蒸気ユニツト10は前記プライマーの乾
燥、硬化を防止するためのもので、溶剤タンク1
1と乾燥剤タンク12を流路13で連通するとと
もに、溶剤タンク11からプライマータンク2に
至る流路14にはポンプP1が設置されている。
このポンプP1は200ml/min〜3.5/minのマイ
クロフローポンプ又はダイヤフラムポンプが使用
され、制御ユニツト60の制御部62からのオ
ン、オフ信号にて制御されるモータM1にて駆動
される。溶剤としては酢酸エチルのようなエステ
ル類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケ
トン類、エチルエーテルのようなエーテル類、ト
ルエン等の有機溶剤が使用され、タンク11内の
収容量はセンサS3にて検出され、その検出信号は
制御ユニツト60の警報部61に入力される。
塗布ユニツト20はホルダ29にバルブBと塗
布手段21を取付けたもので、塗布手段21は第
2図、第3図に示すように、スポンジ等の連続状
多孔質あるいは流路を形成したテフロン(商品
名)からなる塗布部材22を支持枠23で挾着
し、この支持枠23をホルダ9に取付けたアタツ
チメント24の突片24aの下端にピン23aを
介して回動自在に装着し、支持枠23の一端に下
端を回動自在に連結したアーム25の上端をスラ
イダ26に回動自在に連結したもので、スライダ
26はアタツチメント24の突片24b,24c
間に設けた支軸27に摺動自在に装着され、か
つ、スライダ26は支軸27に巻回したコイルス
プリング28にて常時下方に付勢されている。
また、塗布部材22の上端にはバルブBからの
流路6が接続され、吐出ユニツト1から連続して
定量吐出されるプライマーはバルブBを介して流
路6から塗布部材22に供給され、塗布部材22
の下端から染み出すこととなる。
一方、ホルダ29は上端部にてロボツト50の
図示しないアームに取付けられ、所定位置に移動
される。ロボツト50は制御ユニツト60のロボ
ツト制御部64にて制御され、塗布手段21の位
置はセンサS4にて検出され、その検出信号は制御
ユニツト60の警報部61に入力される。また、
バルブBの開閉動作は制御ユニツト60の制御部
ト62からのオン、オフ信号にて制御される。
即ち、本実施例にあつては、三次元的な曲面を
有するウインドガラスの周縁部を塗布部材22に
て塗布するため、塗布部材22を三次元的曲面に
沿うようにロボツト制御を行なうのであり、かつ
塗布部材22は三次元的曲面に従つてピン23a
を支点として第3図中反時計回り方向に回動可能
である。このとき、塗布部材22は支持枠23と
ともにコイルスプリング28に抗して反時計回り
方向に若干回動し、曲面からの付勢力が消滅すれ
ばコイルスプリング28にて時計回り方向に復帰
する。
硬化防止ユニツト30は硬化防止槽31に図示
しないシヤツタ手段を設けるとともに、センサ
S6,S′6を設けたもので、シヤツタ手段は制御部
32よつて制御されるアクチユエータ33にて開
閉動作される。センサS6,S′6は前記塗布手段2
1の硬化防止槽31への出入りを検出するための
もので、その検出信号は制御部32に入力され
る。即ち、塗布手段21は不使用時には前記ロボ
ツト50にて硬化防止槽31内に運ばれて収納さ
れ、塗布部材22に残留したプライマーの乾燥、
硬化が防止される。このとき、センサS6,S′6
硬化防止槽31上に運ばれてきた塗布手段21を
検出することによりアクチユエータ33が動作し
てシヤツタ手段を開放し、収納された時点で閉じ
る。また、塗布開始信号等によつてアクチユエー
タ33が動作してシヤツタ手段を開放し、出され
た時点で閉じるようになつている。
第2蒸気ユニツト40は前記硬化防止槽31内
へ溶剤蒸気を供給するためのもので、前記第1蒸
気ユニツト10と同様に、溶剤タンク41と乾燥
剤タンク42を流路43で連通するとともに、溶
剤タンク41から硬化防止槽31に至る流路44
にはポンプP2が設置されている。このポンプP2
は200〜300ml/minものが使用され、制御ユニツ
ト60の制御部62からオン、オフ信号にて制御
されるモータM2にて駆動される。なお、硬化防
止槽31に供給された溶剤蒸気を溶剤タンク41
に導く流路(図示せず)を設けることは、これに
て溶剤の消費量の節減と周囲環境への溶剤蒸気の
拡散を防止できるので望ましい。また、使用され
る溶剤は前記第1蒸気ユニツト10の溶剤と同種
であり、タンク41内の収容量はセンサS5にて検
出され、その検出信号は制御ユニツト60の警報
部61に入力される。
制御ユニツト60は前述のごとくセンサS1〜S5
からの検出信号を入力される制御部61と、モー
タM1,M2,PM、バルブBのオン、オフ及び硬
化防止ユニツト30のアクチユエータ33を制御
する制御部62と、吐出ユニツト1からのプライ
マーの流量を設定・表示する流量設定表示部63
と、ロボツト50のロボツト制御部64とから構
成されている。
即ち、以上の構成からなる塗布装置はバルブB
を開放した状態でパルスモータPMを駆動するこ
とによりプライマーが塗布部材22に供給されて
染み出し、自動制御される塗布手段21の動きに
従つてウインドガラスの周縁部に塗布される。こ
の場合、プライマーはギアポンプGPを使用して
いるために小量を一定量連続して吐出されること
となり、かつ吐出の制御もパルスモータPMを使
用しているために正確に行なわれる。
また、塗布部材22は不使用時にあつては自動
的に硬化防止槽31内に収納され、しかも硬化防
止槽31には第2蒸気ユニツト40から溶剤蒸気
が供給されるため、塗布部材22の乾燥、硬化が
効果的に防止されることとなり、次回の塗布作業
に支障を来たすことがない。
さらに、塗布手段21はロボツト50にて位置
制御されるため、自動的に塗布面を選択して塗布
することができ、作業が能率的であるし、塗布部
材22をコイルスプリング28で復元力を付与し
て回動自在に設けたため、複雑な三次元曲面であ
つても塗布部材22を正確に倣わすことができ
る。
以上の説明で明らかなように、本考案によれ
ば、揮発性低粘度のプライマーを塗布する塗布部
材を不使用時に収納する硬化防止槽に、蒸気ユニ
ツトから溶剤蒸気を供給するようにしたため、前
記プライマーが染み込んだ塗布部材の乾燥、硬化
を効果的に防止することができる。しかも、前記
硬化防止槽のシヤツタ手段は制御部からの開閉信
号にて動作するアクチユエータで自動的に開閉さ
れ、作業性が良好である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る塗布装置の一実施例を示
し、第1図はシステムブロツク図、第2図は塗布
手段の側面図、第3図はその正面図である。 1……定量吐出ユニツト、2……プライマータ
ンク、20……塗布ユニツト、22……塗布部
材、30……硬化防止ユニツト、31……硬化防
止槽、32……制御部、33……アクチユエー
タ、S6,S′6……センサ、40……第2蒸気ユニ
ツト、41……溶剤タンク、44……流路、P2
……ポンプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 揮発性低粘度のプライマーを塗布する塗布部材
    が出入可能な硬化防止槽と、 該硬化防止槽の出入部に設けたシヤツタ手段
    と、 該シヤツタ手段の開閉信号を発生する制御部
    と、 該制御部の開閉信号に基づいて前記シヤツタ手
    段を開閉するアクチユエータと、 前記硬化防止槽に溶剤蒸気を供給する蒸気ユニ
    ツトと、 から構成したことを特徴とする塗布部材の硬化
    防止装置。
JP2438485U 1985-02-21 1985-02-21 塗布部材の硬化防止装置 Granted JPS60168575U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2438485U JPS60168575U (ja) 1985-02-21 1985-02-21 塗布部材の硬化防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2438485U JPS60168575U (ja) 1985-02-21 1985-02-21 塗布部材の硬化防止装置

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Publication Number Publication Date
JPS60168575U JPS60168575U (ja) 1985-11-08
JPS6310836Y2 true JPS6310836Y2 (ja) 1988-03-31

Family

ID=30518483

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JP2438485U Granted JPS60168575U (ja) 1985-02-21 1985-02-21 塗布部材の硬化防止装置

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JPS60168575U (ja) 1985-11-08

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