JPS634530Y2 - - Google Patents

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JPS634530Y2
JPS634530Y2 JP665984U JP665984U JPS634530Y2 JP S634530 Y2 JPS634530 Y2 JP S634530Y2 JP 665984 U JP665984 U JP 665984U JP 665984 U JP665984 U JP 665984U JP S634530 Y2 JPS634530 Y2 JP S634530Y2
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primer
coating
link lever
tank
coating device
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JP665984U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は液状組成物を三次元的曲面に塗布する
ための装置に関する。
従来、自動車の組立てラインにおいてウインド
ガラスを窓枠に取付けるため、ウインドガラスに
接着剤(シーリング材)を塗布する前工程として
ウインドガラス周縁部にプライマーを塗布してい
る。ところで、この種のウインドガラス周縁部は
三次元的曲面を有しているため、刷毛やローラを
曲面に沿つて移動させ、同一巾寸法で自動的に塗
布することは極めて困難であり、かつこの種のプ
ライマーは揮発性低粘度の液状組成物であり、小
量を連続的に定量供給することが困難であるとの
理由と相俟つて、従来は刷毛やローラを使用して
の手作業で行なわれており、非能率であつた。
そこで、本考案の目的は、液状組成物が染み出
すようにした塗布部材を簡単な構成にて三次元的
曲面を倣わせ、液状組成物をその曲面に沿つて同
一巾寸法で自動的に塗布可能とした塗布装置を提
供することにある。なお、プライマー等の揮発性
低粘度の液状組成物を連続的に小量を定量供給す
る装置としては、本願出願人にて既に提案され解
決された(実願昭58−181579号、同58−181580
号)。
即ち、以上の目的を達成するため、本考案に係
る塗布装置は、連続的に供給される液状組成物を
下端から染み出すようにした剛性を有する塗布部
材と、この塗布部材を回動自在に支持するプレー
トと、このプレートに上下方向に取付けたシヤフ
トに上下動自在に装着したスライダと、前記塗布
手段に固定され回動軸と直交方向に略水平に延在
する第1リンクレバーと、一端をこの第1リンク
レバーの先端に連結し他端を前記スライダに連結
した第1リンクレバーとを備えたことを特徴とす
る。
以下、本考案に係る塗布装置の一実施例を添付
図面に従つて説明する。
第1図、第2図において、塗布装置1は前述の
プライマーをウインドガラスの周縁部に塗布する
ためのもので、概略、プレート2のアーム部3の
下端に剛性を有する塗布部材10をシヤフト20
を支点として回動自在に取付け、この塗布部材1
0から水平方向に延在する第1リンクレバー15
をスライダ6に第2リンクレバー25を介して連
結したものである。
詳しくは、塗布部材10はテフロンからなる部
材11a,11bを重ね合せてねじ止めし、ばね
材からなるクリツプ14で係止されたフエルト1
3にて略下半分を被覆したもので、中間にはカバ
ー16がねじ止めされている。テフロン部材11
a,11b間には下端に開口したスリツト12が
形成され、このスリツト12には第3図を参照し
て後述する定量供給システムにてプライマーが定
量供給され、下端からフエルト13に染み出して
被塗布物であるウインドガラス上に塗布される。
前記第1リンクレバー15は塗布部材10にね
じ止めされ、シヤフト20にてプレート2のアー
ム部3に取付けられ、シヤフト20はラジアルベ
アリング21,21を介してアーム部3に対して
回動自在である。
一方、プレート2の側部に突出した腕部4,4
にはシヤフト5が上下方向に取付けられ、このシ
ヤフト5にはスライダ6が上下動自在に装着され
ている。第2リンクレバー25は一端を前記第1
リンクレバー15の先端にねじ止めしたピン26
を介して連結され、他端をスライダ6にねじ止め
したピン27を介して連結されたものである。
また、前記プレート2はフレーム30のガイド
部31に上下方向に位置決めされて固定され、か
つフレーム30は図示しないロボツトのアームに
取付けられ、このロボツトを制御することによつ
て所定位置に移動されるようになつている。
以上の構成からなる塗布装置1は、通常、リン
クレバー15,25あるいはスライダ6の自重に
てスライダ6がシヤフト5の下端まで下降してお
り、第1リンクレバー15,塗布部材10は水平
に位置している。この状態で塗布装置1はロボツ
トにて位置制御され、ウインドガラスの周縁部上
に塗布部材10の下端が接触するように周縁部に
沿つて移動され、スリツト12に連続して定量供
給されるプライマーがフエルト13から染み出し
て寸法Aの巾にて周縁部を塗布していく。ウイン
ドガラスの周縁部は三次元的曲面を有している
が、この塗布装置1では塗布部材10がシヤフト
20を支点として角度θの範囲で回動自在とされ
ているため、塗布部材10が三次元的曲面に追随
して回動し、常時寸法Aの巾にてプライマーを塗
布することができる。
なお、塗布部材10に関して、部材11a,1
1bはテフロンに限るものではなく、フエルト1
3に対するプライマーの染み出しはスリツト12
を使用する以外に種々の方法が考えられる。ま
た、フエルト13の表面には毛羽立ちを防止する
ためナイロンメツシユを被せておくことが好まし
い。
さらに、この実施例ではスライダ6はウインド
ガラスによる押上げ力で上動し、自重で下動する
が、上動力、下動力を制御するには、シヤフト5
にコイルばねを取付けて上動力に負荷を与えた
り、逆に引き上げ力を与えてともよく、要は塗布
部材10がスムーズに回動を行なうよう調整すれ
ばよい。また、用途もウインドガラスにプライマ
ーを塗布することに限らない。
次に、以上の塗布装置1を用いてウインドガラ
スの周縁部にプライマーを塗布するためのシステ
ムについて第3図を参照して説明する。
このシステムは、概略、ブライマーの定量吐出
ユニツト40と、そのプライマーに溶剤蒸気を供
給するための第1蒸気ユニツト46と、前記塗布
装置1を備えた塗布ユニツト51と、塗布部材1
0に含まれるプライマーの硬化を防止するための
硬化防止ユニツト53と、この硬化防止ユニツト
53に溶剤蒸気を供給するための第2蒸気ユニツ
ト57と、前記塗布装置1を所定位置に移動可能
なロボツト62と、各ユニツトからの検出信号を
入力されるとともに制御信号を発する制御ユニツ
ト63とから構成されている。
定量吐出ユニツト40は底部にマグネツトスタ
ーラ42を備えたプライマータンク41から導出
した流路43にギアポンプGPを設けたもので、
流路43は塗布ユニツト51のバルブBに接続さ
れている。ギアポンプGPは例えば、マイクロポ
ンプ社製の吐出能力0〜100ml/minのものが使
用され、このギアポンプGPに一体に組込まれた
駆動用のパルスモータPMは制御ユニツト63の
制御部65からのオン,オフ信号にて制御され
る。また、プライマータンク41とバルブBとの
間にはバルブBで発生したプライマー蒸気をタン
ク41内へ還元するための流路44が設置されて
いる。
プライマーとしては、例えばカーボンブラツク
を含むオルガノシラン糸有機溶剤型常温硬化塗料
が使用され、タンク41内の収容量はセンサS1
S2にて検出され、その検出信号は制御ユニツト6
3の警報部64に入力される。
第1蒸気ユニツト46は前記プライマーの乾
燥・硬化を防止するためのもので、溶剤タンク4
7と乾操剤タンク48を流路49で連通するとと
もに、溶剤タンク47からプライマータンク41
に至る流路50にはポンプP1が設置されている。
このポンプP1は200ml/min〜3.5/minのマイ
クロフローポンプ又はダイヤフラムポンプが使用
され、制御ユニツト63の制御部65からのオ
ン,オフ信号にて制御されるモータM1にて駆動
される。溶剤としては酢酸エチルのようなエステ
ル類、アセトン,メチルエチルケトンのようなケ
トン類、エチルエーテルのようなエーテル類、ト
ルエン等の有機溶剤が使用され、タンク47内の
収容量はセンサS3にて検出され、その検出信号は
制御ユニツト63の警報部64に入力される。
塗布ユニツト51は第1図、第2図に示した塗
布装置1を備え、そのプレート2上にはバルブB
が設置されており、バルブBからの流路45は前
記塗布部材10のスリツト12に連通している。
従つて、吐出ユニツト40から連続して定量吐出
されるプライマーはバルブBを介して流路45か
ら塗布部材10のスリツト12に供給され、フエ
ルト13から染み出すこととなる。
一方、前述したようにフレーム30はロボツト
62の図示しないアームに取付けられ、所定の位
置に移動される。ロボツト62は制御ユニツト6
3のロボツト制御部67にて制御され、塗布装置
1の位置はセンサS4にて検出され、その検出信号
は制御ユニツト63の警報部64に入力される。
また、バルブBの開閉動作は制御ユニツト63の
制御部65からのオン,オフ信号にて制御され
る。
硬化防止ユニツト53は硬化防止槽54に図示
しないシヤツタ手段を設けるとともに、センサ
S6,S′6を設けたもので、シヤツタ手段は制御部
55によつて制御されるエアーシリンダ56にて
開閉動作される。センサS6,S′6は前記塗布部材
10の硬化防止槽54への出入りを検出するため
のもので、その検出信号は制御部55に入力され
る。即ち、塗布部材10は不使用時には前記ロボ
ツト62にて硬化防止槽54内に運ばれて収納さ
れ、塗布部材10に残留したプライマーの乾燥・
硬化を防止される。このとき、センサS6,S′6
硬化防止槽54上に運ばれてきた塗布装置1を検
出することによりエアーシリンダ56が動作して
シヤツタ手段を開放し、収納された時点で閉じ
る。また、塗布開始信号等によつてエアーシリン
ダ56が動作してシヤツタ手段を開放し、出され
た時点で閉じるようになつている。
第2蒸気ユニツト57は前記硬化防止槽54内
へ溶剤蒸気を供給するためのもので、前記第1蒸
気ユニツト46と同様に、溶剤タンク58と乾燥
剤タンク59を流路60で連通するとともに、溶
剤タンク58から硬化防止槽54に至る流路61
にはポンプP2が設置されている。このポンプP2
は200〜300ml/minのものが使用され、制御ユニ
ツト63の制御部65からのオン,オフ信号にて
制御されるモータM2にて駆動される。なお、使
用される溶剤は前記第1蒸気ユニツト46の溶剤
と同種であり、タンク58内の収容量はセンサS5
にて検出され、その検出信号は制御ユニツト63
の警報部64に入力される。
制御ユニツト63は前述のごとくセンサS1〜S5
からの検出信号を入力される制御部64と、モー
タM1,M2,PM,バルブBのオン,オフ及び硬
化防止ユニツト53のシリンダ56を制御する制
御部65と、吐出ユニツト40からのプライマー
の流量を設定・表示する流量設定表示部66と、
ロボツト62のロボツト制御部67とから構成さ
れている。
即ち、以上の構成からなる塗布システムはバル
ブBを開放した状態でパルスモータPMを駆動す
ることによりプライマーが塗布部材10に供給さ
れて染み出し、自動制御される塗布装置1の動き
に従つてウインドガラスの周縁部に塗布される。
この場合、塗布部材10が回動してウインドガラ
スの周縁部に同一巾寸法でプライマーを塗布でき
ることは勿論、プライマーはギアポンプGPを使
用しているために少量を一定量連続して吐出され
ることとなり、かつ、吐出の制御もパルスモータ
PMを使用しているために正確に行なわれる。
また、塗布装置1はロボツト50にて位置制御
されるため、自動的に塗布面を選択して塗布する
ことができ、作業が能率的である。
さらに、硬化防止ユニツト53を設けたために
不使用時における塗布部材10中のプライマーの
硬化を有効に防止することができる。
以上の説明で明らかなように、本考案によれ
ば、塗布部材が被塗布物の三次元的曲面に沿つて
回動することにより、簡単な構成にて液状組成物
をその曲面に沿つて同一巾寸法で自動的に塗布す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案に係る塗布装置の一実
施例を示す一部断面側面図と一部断面正面図、第
3図はこの塗布装置を使用したプライマー塗布シ
ステムのブロツク図である。 1……塗布装置、2……プレート、5……シヤ
フト、6……スライダ、10……塗布部材、11
a,11b……テフロン部材、12……スリツ
ト、13……フエルト、15……第1リンクレバ
ー、20……シヤフト(回動軸)、25……第2
リンクレバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連続的に供給される液状組成物を下端から染み
    出すようにした剛性を有する塗布部材と、この塗
    布部材を回動自在に支持するプレートと、このプ
    レートに上下方向に取付けたシヤフトに上下動自
    在に装着したスライダと、前記塗布手段に固定さ
    れ回動軸と直交方向に略水平に延在する第1リン
    クレバーと、一端をこの第1リンクレバーの先端
    に連結し他端を前記スライダに連結した第2リン
    クレバーとを備えたことを特徴とする塗布装置。
JP665984U 1984-01-21 1984-01-21 塗布装置 Granted JPS60119972U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP665984U JPS60119972U (ja) 1984-01-21 1984-01-21 塗布装置

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JP665984U JPS60119972U (ja) 1984-01-21 1984-01-21 塗布装置

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Publication Number Publication Date
JPS60119972U JPS60119972U (ja) 1985-08-13
JPS634530Y2 true JPS634530Y2 (ja) 1988-02-05

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ID=30484305

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JP665984U Granted JPS60119972U (ja) 1984-01-21 1984-01-21 塗布装置

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JPS60119972U (ja) 1985-08-13

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