JPH0337645A - 写真フイルムパトローネ - Google Patents

写真フイルムパトローネ

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JPH0337645A
JPH0337645A JP17259489A JP17259489A JPH0337645A JP H0337645 A JPH0337645 A JP H0337645A JP 17259489 A JP17259489 A JP 17259489A JP 17259489 A JP17259489 A JP 17259489A JP H0337645 A JPH0337645 A JP H0337645A
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奥津 和雄
Masuhiko Hirose
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真フィルムをロール状に収納した写真フィル
ムパトローネに関するものである。
〔従来の技術] 周知のように、35m、mフィルムパトローネは、フィ
ルム出入り口を備えた円筒状のパトローネ本体と、この
パトローネ本体内に回動自在なスプールと、スプールに
巻きつけたフィルムロールとからなる。そして、フィル
ムの先端部はパトローネ本体に形成したフィルムボート
部から適当な長さだけ予め引き出された状態となってい
る。このようにフィルム先端部をパトローネ本体かられ
ずかに引き出しておく理由は、フィルム先端部まで完全
にパトローネ本体内に巻き込んだ状態では、たとえスプ
ールをフィルムの送り出し方向に回転させたとしても、
フィルムは単にスプールから巻きほぐれるだけで、フィ
ルム先端部をフィルムポートからうまく送り出すことが
できないからである。
このようなフィルムパトローネを使用する従来のカメラ
は、パトローネ本体から引き出されているフィルム先端
部を利用してフィルム装填の自動化を図っている。すな
わち、フィルムパトローネをカメラに装填した際に、フ
ィルム先端部をスプロケット等のフィルム引き出し機構
で捕捉し、これを駆動してフィルム先端部を引き出して
カメラのフィルム巻き取り室に送り込むようにしていた
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、パトローネ本体から予めフィルム先端部が引き
出されていると、特に不慣れなユーザにとっては、カメ
ラにフィルムパトローネを装填するときにフィルム先端
部を所定の位置にセットすることができないことも多く
、その取り扱いにとまどうことがある。また、カメラ側
の機構としても、パトローネ装填室とフィルム巻き取り
室との間にフィルム引き出し機構を設けなくてはならず
構造が複雑化しやすい。
〔発明の目的〕
本発明は以上のような従来技術の問題点を解決するため
になされたもので、パトローネ本体からフィルム先端部
を予め引き出しておかなくてもカメラへの装填が可能で
、しかもカメラ側の機構も簡略化することができるよう
にし7た写真フィルムパトローネを提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を遠戚するために、本発明に係る写真フィルム
パトローネにおいては、スプールのフランジと写真フィ
ルムの最外周部との相対位置を保持する保持手段を設け
、スプールの回転をフランジを介して写真フィルムの最
外周部に伝達することにより写真フィルムをフィルム出
入り口から送り出すようにしたものである。
〔作用〕
上記構成によれば、保持手段によってフランジと写真フ
ィルムの最外周部との相対位置が保持され、スプールの
回転力はフランジを介して写真フィルムに伝達される。
したがって、スプールを回転させることによって容易に
フィルム先端部をパトローネ本体の外部へ送り出すこと
ができるから、写真フィルムパトローネを装填した後に
スプールを巻き戻し方向と逆方向に回転させる機構をカ
メラ側に設けておけば、フィルム先端部をパトローネ外
部に予め引出しておく必要がなくなる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説
明する。
〔実施例〕
本発明の第1実施例の写真フィルムパトローネ1を分解
した状態を示す第1図において、写真フィルムパトロー
ネ1は、写真フィルム5をロール状に巻き回したスプー
ル6と、これを収納するパトローネ本体7と、スプール
6を回動自在に支持するとともに、パトローネ本体7を
側方から光密に閉じる側板8.9とから+I威される。
前記スプール6は、可撓性を有するように厚みを薄く形
成したフランジ6aと、厚く形成した可撓性のないフラ
ンジ6bとを備え、プラスチックで一体に成形されてい
る。写真フィルム5は、その終端部がフランジ6a、6
b間のスプール6に固定され、それぞれの端面をフラン
ジ6a、6bの内側に沿わせるようにスプール6にロー
ル状に巻かれており、先端まで完全にパトローネ本体7
内に巻き込まれている。前記パトローネ本体7には、遮
光用のテレンプ11が接合されたフィルム出入り口I2
が設けられている。
前記側板8の中央部には、スプール6の端部6C(第2
図参照)を回動自在に支持する軸受は開口8aが設けら
れ、また内壁面にはフランジ6aの一部を押圧する突条
部8bが設けられている。
前記側板9の中央部には、スプール6の端部6dを回動
自在に支持する軸受は開口9aが設けられ、その近傍に
は、側Fi9の内壁面とフランジ6bとの摩擦を軽減す
るための突起9b(第2図参照)が設けられている。
写真フィルムパトローネ1の縦断面を示す第2図におい
て、突条部8bと突起9bとの内側寸法はフランジ6a
、6bの外側寸法より小さくなるように設定されており
、突条部8bはフランジ6aを押圧して変形させる。こ
れによって、内側よりも外側の写真フィルム5の端面が
より強くフィルム6a、6bに挟持される。したがって
、スプール6を第1図に示す矢印A方向に回転させれば
、フランジ6a、6bと写真フィルム5端面との摩擦係
合によって、写真フィルム5の先端部5aはフィルム出
入り口12からパトローネ本体7の外部へ送り出される
なお、以上の構成によれば、巻ゆるみも防止されるので
、輸送中の振動によって写真フィルム5がパトローネ本
体7の内壁と擦れたり、写真フィルム5同士が擦れあっ
て傷を生じる等の不都合を防止することができる。
また、以上の構成においても、突条部8bと突起9bと
の内側寸法をフランジ6a、6bの外側寸法より大きく
することができる。その場合は、カメラの部品にてスプ
ール6をフランジ6bからフランジ6aの方向に押すこ
とにより、フランジ6a、6bの内側寸法が写真フィル
ム5より小さくなって写真フィルム5の端面を押圧可能
となり、写真フィルム5をスプール6の回転によってパ
トローネ本体7の外部に送り出すことができる。
つぎに、本発明の第2実施例を第3図を参照して説明す
る。写真フィルムパトローネ14は、第1実施例と同様
の突条部15a、16aを側板15.16にそれぞれ設
けるとともに、スプール18のフランジ18a、18b
を、ともに可撓性を有するように成形したものである。
このように構成された写真フィルムパトローネ14は、
突条部15a、16aがフランジ18a、18bを押圧
して変形させ、写真フィルム5はフランジ18a。
18bの内壁間に挟持されるので、第1実施例と同様な
効果を得ることができる。
つぎに、本発明の第3実施例を第4図を参照して説明す
る。写真フィルムパトローネ21のパトローネ本体22
の内側には、溝23.24が形成されており、その中に
スプール25のフランジ25a、25bが遊嵌されてい
る。ここで、溝2324の間の寸法は、フィルム出入り
口(図示せず)の近傍で、フランジ25a、25bの外
側寸法より小さくなるように設定されているので、フラ
ンジ25a、25bはパトローネ中rc、=に向かって
変形される。したがって、写真フィルム5の両端面がフ
ランジ25a、25bの内壁によって押圧され、写真フ
ィルムパトローネ21は第1実施例と同様の効果を得る
ことができる。
第5図は本発明の第4実施例を示す。写真フィルムパト
ローネ27は、第2実施例のパトローネ本体の内側に、
写真フィルム5の最外周部の位置を規制する突条部30
.31を設けたものである。
これによって、パトローネ本体32のフィルム出入り口
(第1図に示したものと同一形状)の位置に写真フィル
ム5のフィルム先端部をより正確に対応させることがで
きるので、写真フィルム5をよりスムーズに送り出すこ
とができる。
第6図は本発明の第5実施例を示す。写真フィルムパト
ローネ35のスプール36は、そのフランジ36a、3
6bの両外端部間の寸法が写真フィルム5の幅寸法より
小さくなるように成形されている。これによって、写真
フィルム5の最外周部がフランジ36a、36bによっ
て側方から押圧されるので、第1実施例と同様な効果を
得ることができる。なお、図はフランジ36a、36b
の両方が傾斜するように成形されているが、この傾斜状
成形はフランジ36a、36bのうちいずれか一方だけ
でもよい。
第7図は本発明の第6実施例を示す。写真フィルムパト
ローネ40のパトローネ本体は、本体部41と開閉M4
2とからなり、これらは弾力性を有する遮光性プラスチ
ックで一体に成形されている。前記本体部41の内部に
は、前記第5実施例と同様に、フランジ45a、45b
の両外端部間の寸法が写真フィルム5の幅寸法より小さ
くなるように成形されたスプール45が回動自在に設け
られている。また、開閉蓋42は、ヒンジ部46を中心
に回動されることによって本体部41との間にフィルム
出入口47を形成する。これによって、開閉M42を開
閉する機構及びスプール45を回転させる機構をカメラ
内に設けることにより、前記第1実施例と同様な効果と
ともに、カメラ内で写真フ・イルム5を引き出す際には
写真フィルム5に抵抗も与えず、写真フィルム5に擦過
傷を付けることがない。
第8図、第9図は本発明の第7実施例を示す。
写真フィルムパトローネ50のパトローネ本体51には
、前記第5実施例と同様に構成されたスプール52が設
けられている。前記パトローネ本体51のフィルム出入
り口51aに通じる円弧状の遮光性通路53がパトロー
ネ本体51と一体に設けられている。前記遮光性通路5
3は、これをフィルム出入り口51aから観た第9図に
示すように、写真フィルム5の両縁部が入り込む溝53
aと、写真フィルム5の画像記録面及びその背面に擦過
傷が付かないように形成された切り欠き53bとからな
る。この切り欠き53bの両壁面には、遮光特性を向上
させるために、マット加工が施されている。前記フィル
ム出入り口51aから入射される光は円弧状の遮光性通
路53を屈折しながら進むので減衰され、写真フィルム
5に光線漏洩を生じさせない。
なお、写真フィルム5のフィルム先端部は、フィルム出
入り口51a近傍に係止させておくことがスプール回転
によるフィルム送り出し動作の信頼性向上に有効である
。また、遮光性通路53の遮光特性をさらに向上させる
ためには、写真フィルム5のフィルムベースを遮光性の
高い色に染色したり、フィルム先端部からl〜2コマ分
にローレフト目を付与することが望ましい。また、溝5
3aの幅d、は0.2mm以上、切り欠き53bの幅d
2は0.8mm以下、遮光性通路53の長さは5mm以
上とすることが望ましい。
第10図は本発明の第9実施例を示す。写真フィルムパ
トローネ55のパトローネ本体56内部には、前記第5
実施例と同様に構成されたスプール57が設けられ、ま
た、フィルム出入り口56aの近傍には、弾性を有する
遮光板5日と、写真フィルム5の孔5aと係合して写真
フィルム5をフィルム出入り口56a近傍に係止する突
起59とが設けられている。この遮光板58は、例えば
、バネ特性を備えた金属薄板2遮光性を有するように着
色したプラスチックシートフィルム、金属油を貼り合わ
せたプラスチックシートフィルム、金属蒸着を施したプ
ラスチックシートフィルム、これらを組み合わせた積層
材料等によって形成される。
これによって、送り出し抵抗が極めて小さいながら、遮
光特性が良好なフィルム出入り目構造を実現できるので
、スプール回転によるフィルム送り出し動作の信頼性を
高めることができる。また、写真フィルム5のフィルム
先端部を第11図に示すように、遮光板58から突出さ
せた状態に係止させておくことにより、さらにスプール
回転によるフィルム送り出し動作の信頼性を高めること
ができるが、この場合には、フィルムベースに遮光性を
高める染色を施すか、フィルム先端部にローレット目を
付与することが望ましい。なお、遮光板58は、上述の
形態の他に、第12図に示すS字形状、第13図に示す
L字形状、第14図に示すΩ形状のものでもよい。
以上説明した可撓性を有するために薄くするフランジの
厚さは、スプールの半径方向に一様でもよく、また、先
端へいく程薄くてもよい。さらにまた、円環の中程が薄
くてもよい。さらに、フランジの形状も円盤状のみでは
なく、傘状でもよく、また、切り込みや切り欠きをつけ
て可撓性をより有するようにしてもよい。
写真フィルムを送りやすくするために、フランジの内側
とフィルム端面の摩擦抵抗を大きくすることが望ましく
、そのためにフランジ内面の面状を荒くすることがよく
、梨地状にすること、また、内面に凹凸をつけてもよく
、内面に摩擦抵抗をあげる薬剤をつけてもよい。突条部
8bとフランジ6aの外面との摩擦抵抗は小さい方が望
ましく、そのために滑剤をフランジ6aと突条部8bの
両方もしくは一方につけることがよく、また、フランジ
外面の一部や突条部の両方もしくは一方を滑りやい樹脂
や金属でつくることもよい。
その他、本発明を実施する際には、以下のような態様を
採ることも有効である。
イ)前記特許請求の範囲第1項記載の写真フィルムパト
ローネにおいて、前記保持手段は、フランジの少なくと
も一方の外周端部を写真フィルムの端面を押圧するよう
に予め傾斜させておくこと口)前記特許請求の範囲第1
項記載の写真フィルムパトローネにおいて、前記写真フ
ィルムの自由端をパトローネ本体内のフィルム出入り口
付近に保持すること ハ)前記特許請求の範囲第1項記載の写真フィルムパト
ローネにおいて、前記パトローネ本体は、開けることに
よってフィルム出入口を形威し、閉じることによって内
部の写真フィルムを光密に保護する開閉蓋を備えること 二)前記特許請求の範囲第1項記載の写真フィルムパト
ローネにおいて、前記パトローネ本体は、フィルム出入
口に通じる円弧状の遮光性通路を備えること ホ)前記特許請求の範囲第1項記載の写真フィルムパト
ローネにおいて、前記パトローネ本体は、フィルム出入
口近傍の通路向上下壁面のうち少なくとも一方の壁面に
フィルム出入口を光密に閉じる遮光用弾性板を備えるこ
と 〔発明の効果〕 以上のように本発明の写真フィルムパトローネによれば
、スプールのフランジと写真フィルムの最外周部との相
対位置を保持する保持手段を設けたので、スプールを巻
戻し方向と逆方向に回転させれば、フランジとフィルム
端面との摩擦係合に4゜ よって写真フィルムはフィルム出入り口からパトローネ
本体の外部へ送り出される。したがって、パトローネ本
体からフィルム先端部を予め引き出しておかなくてもカ
メラへの装填が可能で、しかもカメラ側の機構も簡略化
することができるようにした写真フィルムパトローネを
提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す分解斜視図である。 第2図は第1図に示した実施例の縦端面図である。 第3図は本発明の第2実施例を示す縦端面図である。 第4図は本発明の第3実施例を示す縦端面図である。 第5図は本発明の第4実施例を示す縦端面図である。 第6図は本発明の第5実施例を示す縦端面図である。 第7図は本発明の第6実施例を示す斜視図である。 第8図は本発明の第7実施例を示す断面図である。 第9図は第8図に示した実施例の要部を示す平面図であ
る。 第10図は本発明の第9実施例を示す断面図である。 第11図は第10図に示した実施例の要部を示す断面図
である。 第12図、第13図、第14図は第1O図に示した実施
例の要部の他の例を示す断面図である。 1、 14. 21. 27. 35. 40. 50
. 55・・写真フィルムパトローネ 6.1B、25,45,52.57 ・スプール 6a、6b、18a、18b、25a、25b。 36a、36b、45a  45b ・・フランジ 7、 22. 32. 51. 56 ・・・パトローネ本体 8b、15a、16a・・突条部 23.24・・・・溝 42・・・開閉蓋   53・・・遮光性通路58・・
・遮光板   59・・・突起。 第 2 図 第 図 第 図 第 図 第 6 図 第7図 +1(i−イ調S、壱Pン 第 図 0 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2つのフランジを有し、その間に写真フィルムを
    ロール状に巻き回すスプールと、このスプールを軸線回
    りに回転自在に収納し、写真フィルムを出し入れするフ
    ィルム出入り口を有するパトローネ本体とからなる写真
    フィルムパトローネにおいて、 前記フランジと写真フィルムの最外周部との相対位置を
    保持する保持手段を設け、スプールの回転をフランジを
    介して写真フィルムの最外周部に伝達することにより写
    真フィルムをフィルム出入り口から送り出すことを特徴
    とする写真フィルムパトローネ。
JP1172594A 1989-07-04 1989-07-04 写真フイルムパトローネ Expired - Fee Related JP2749641B2 (ja)

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