JPH0337562A - 真空装置およびプロセスチャンバ内のガス分析方法 - Google Patents

真空装置およびプロセスチャンバ内のガス分析方法

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JPH0337562A
JPH0337562A JP1172173A JP17217389A JPH0337562A JP H0337562 A JPH0337562 A JP H0337562A JP 1172173 A JP1172173 A JP 1172173A JP 17217389 A JP17217389 A JP 17217389A JP H0337562 A JPH0337562 A JP H0337562A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 プロセスチャンバ内のガス分析方法に関し、プロセスチ
ャンバ内が低真空の雰囲気であっても質量分析計によっ
てガス分析ができることを目的とし、 プロセスチャンバに真空排気手段が接続されてプロセス
チャンバの外にプロセスチャンバの中の真空度よりも高
い真空雰囲気が形成され、前記真空雰囲気に質量分析計
が配置され、かつ真空雰囲気が、質量分析計が機能可能
な高い真空度であるように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、プロセスチャンバ内のガス分析方法に関する
近年、半導体集積回路を中心とした電子デバイスの進展
に伴い、この電子デバイスの製造分野においては、真空
雰囲気のチャンバ内で処理を行ったり、あるいは−旦真
空にしてからガスを導入して、特殊なガス雰囲気のチャ
ンバ内で処理を行ったりする、いわゆる真空装置が、電
子デバイス製造工程に欠かせなくなっている。
この真空も含めた特殊雰囲気を利用する各種の製造装置
のおいては、真空装置のチャンバの内部の真空度が、通
常の高真空をさらに上回る超高真全系(]、 X 10
”10Torr以下)相当の性能が要求されるよ・うに
なっている。
この要求は、真空を利用した種々のプロセスにおいて、
ラーハイスの性能をより高度にし、より高密度にし、あ
るいはより高品質にするために不可欠なものである。
そして、プロセス処理が行われる、いわゆるプロセスチ
ャンバ内の雰囲気の質を上げること、およびそのnII
提となる真空の質をあげることが重要な課題となってい
る。
真空の質を上げるための背景となる技術の1つが、真空
系と外部(大気)との気密隔絶を如何に完全に行・うか
であることはもちろんである。
しかし、もう1つは、真空系内、特にプロセスチャンバ
内の雰囲気を如何に効率よく高精度に測定するかが、背
景となる重要な技術である。
つまり、このプロセスチャンバ内のガス雰囲気測定とは
、ガス分析とリーク検出である。
(従来の技術] プロセスチャンバ内の、一般に真空度と呼はれる気圧を
測定する方法に電離真空計がある。
しかし、この計測方法においては、プTelセスチャン
バ内のガス分析まではできない。
近時、プロセスチャンバ内が真空であるばかりでなく、
例えば、反応性スパッタとかCV Dのような特殊なガ
ス雰囲気の中でプロセス処理が行われることが多くなっ
ている。
このようなガス雰囲気の分析には、質量分析()がよく
用いられる。
質量分析計は、電磁的相方作用を利用して、原子や分子
のイオンを質量の違いによって分析する装置で、幾つか
の方式がある。
そして、プロセスチャンバ内のガス雰囲気分析には、質
量分析計の・種である、4極子マスフイルタ(4重極子
質量分析計、Q−Mass)がよく用いられる。
第3し1は質量分析計による従来のガス分析方法の説明
図である。
同図において、1はプロセスチャンバ、2は真空排気手
段、3は質量分析計、4はプロセスチャンバ1の中に雰
囲気ガスを制御性よく導入するガス導入弁である。
一般に、大気に開放されていて、大気圧つまり、760
Torrのプロセスチャンバの内部は、ます、油回転真
空ポンプなどの低真空排気手段によって、例えば、10
3〜10”’Torr程度まで真空度を上げる、いわゆ
る粗引きが行われる。
その後、油や水銀の拡散ポンプとか、各種イオンポンプ
とかの高真空排気手段に切り換え、例えば、1[)−5
Torrとか、10− +T orrとかの高真空を、
場合によっては、1O−10Torr以]二の超高真空
を得ている。
こうしで、真空になったプロセスチャンバ1の中には、
必要に応1.′7て、ガス導入弁4を通して所定のガス
が導入され、例えば、10−”Torrの真空度が保た
力、て、プロセス処理が行われる。
こ\て、第4図は、第3図の方法における真空度と分圧
との関係図である。
この図は、第3図におムノるガス導入弁4から導入した
ガスがN2ガスの場合であり、このN2ガスの導入量(
リーク量)が、0%、A%、B%(A<B)の3種類の
条件をそれぞれパラメータとしたときに、Torrの単
(+′Lで表したプロセスチャンバ1の中の真空度に対
して、任意単位で表示した質量分析計3の中のN2ガス
の分圧がどのような値になるかを示している。
この図から、プロセスチャンバ1の中の真空度が上がっ
てくると、N2ガスの導入量が大きくなる0%、A%、
13%の順に、質里分+Jj−呂−t3の由のN2ガス
の分圧の降下の開始が高真空度側に柊動して遅くなる傾
向になる。
ところで、質量分析計3は、原子や分子のイオンの真空
中の挙動を利用して解析する装置であるから、10−5
”[” orrよりも高い真空雰囲気でないと正常に機
能しない。
従って、10− ” T orrといった低いプロセス
チャンバ1の雰囲気においては、質量分析言13を用い
てガス分析を行うことは適さない。
そこで、質量分析計3をプロセスチャンバ1のガス雰囲
気よりももっと高真空に保つ工夫がなされている。
第5図は第3図の方法を改良した従来のガス分析方法の
説明図である。
同図においては、プロセスチャンバ1に連結した真空排
気手段2とは別に、質量分析計3がプロセスチャンバ1
とは独立に排気できるようになっている。
すなわち、質量分析計3においては、プロセスチャンバ
1の中の、例えば、1O−3Torrの真空度よりもよ
り真空度が高いIQ−5Torrとか、1O−6Tor
rの雰囲気を得るために、質量分析計3とプロセスチャ
ンバ1の間の管路に流量調整弁5を設けるとともに、管
路を質量分析計3の側で分岐し、高真空排気手段21と
低真空排気手段22とを連設している。
こソては、高真空排気手段21には、ロータとステーク
とがタービン翼となっている分子ポンプ、いわゆるター
ボ分子ポンプを用い、低真空排気手段22には油回転ポ
ンプ用いでおり、こうして、質量分析計3内を高真空の
雰囲気にして機能させることができる。
第6図は、第5図の方法における真空度と分圧との関係
図である。
この図も、第5図におけるガス導入弁4から導入したガ
スがN2ガスの場合であり、このN2ガスの導入量(リ
ーク量)が、0%、A%、B%(A<B)のときの値を
それぞれパラメータとしたときの、プロセスチャンバ′
1の中のT orrの単位で表した真空度と、任意単位
で表示したN2ガスの分圧との関係図である。
この図から、プロセスチャンバ1の中の真空度が下がっ
てくるにつれて、N2ガスの導入量に違いがあっても、
分圧の差がなくなってくることが分かる。
このことは、プロセスチャンバlの中のN2ガスの分圧
と、質量分析言43の中のN2ガスの分圧とが等値でな
く、真のプロセスチャンバ1の中のガス分析ができなく
なることを意味している。
〔発明が解決しようとする課題〕
質量分析計を用いてプロセスチャンバ内のガス分析を行
うとき、プロセスチャンバの中の真空度が例えば、1O
−5Torr以上の高真空であれば、質量分析計は極め
て有用な分析手段である。
しかし、スパック装置のような場合には、プロセスチャ
ンバは、その中の雰囲気を、高真空に排気した後、所定
のガスを導入(リーク)して、例えば、真空度を、]0
−3Torrといった低真空にして用いられる。
このような低真空度のプロセスチャンバに直付けした質
量分析計による従来のガス分析においては、質量分析計
によって測定したガス分析値が、プロセスチャンバ内の
ガス雰囲気の状態を正しく表していないという問題があ
った。
木発1!11ば、このようなガス導入を行った低真空の
プロセスチャンバ内のガス分析を、質量分析計によって
正しく測定できる手段を提供することを目的としている
〔課題を解決するための手段〕
上で述べた課題は、プロセスチャンバに真空排気手段が
接続されてプロセスチャンバの外にプロセスチャンバの
中の真空度よりも高い真空雰囲気が形成され、前記真空
雰囲気・に質量分析計が配置され、かつ真空雰囲気が、
質量分析計が機能可能な高い真空度であるように構成し
たプロセスチャンバ内のガス分析方法によって解決でき
る。
〔作 用〕
スパッタ装置のような、プロセスチャンバの中の真空度
が、例えば、10−’Torrといった低真空の場合に
、質量分析計を用いてもプロセスチャンバの中のガス分
析が正しく行えなかった従来の方法に替えて、本発明に
おいては、質量分析側の配置する位置を、質量分析計が
十分に機能する高い真空雰囲気になるようにしている。
すなわち、まず、プロセスチャンバに真空排気手段を接
続して、例えば、10−’Torrのプロセスチャンバ
に対して、1O−5Torrとか1O−6Torrの0 真空雰囲気を形成するようにしている。
この高い真空雰囲気が形成される場所は、真空排気手段
の、例えば、ポンプの中はもちろんであるが、プロセス
チャンバと真空排気手段とを接続する配管の管路の途中
であってもよく、何れにしても、質量分析計が十分に機
能する高い真空雰囲気の場所に、質量分析計を配置する
ようにしている。
実際には、真空排気手段である真空ポンプの側壁とか、
配管の主管路にバイパス管路を分岐して設けたりする。
こうして、本発明になるガス分析方法によれば、真空度
の低いプロセスチャンバの中のガス分析を質量分析計を
用いて行うことができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の詳細な説明図、第2図は実施例の評価
の説明図である。
同図において、プロセスチャンバ1にはA/2のスパッ
タ装置を用いた。
こ\で、真空排気手段2には、ガス分子を吸着して捕そ
くするクライオポンプを用い、このポンプの中の真空度
は、3.5X10−5Torrである。
そして、プロセスチャンバ1のArガス雰囲気の中に、
ガス導入弁4からN2ガスを導入し、プロセスチャンバ
1内の真空度を7 Xl0−3Torr ニなるように
調整してスパッタを行うこととした。
そのため、プロセスチャンバ1と真空排気手段2との間
には流量調整弁5を介在させて接続し、100分のlの
圧力差が生じるようにlit調整弁5を設定した。
一方、質量分析計は、真空排気手段2であるクライオポ
ンプの側壁に孔を開けて取り付けた。
シリコンウェーハにAIをスパッタしながら、質量分析
計の出力を読み取り、本発明になるガス分析方法の評価
を行った。
第2図において、横軸に処理したウェーハの枚数、縦軸
にN2分圧の任意単位をとると、N2の導入量が0%の
ときと50ppmのときとで面線が明瞭に分離し、本発
明になるガス分析方法が極めて有用であることが確認で
きた。
こ覧で用いたプロセスチャンバや真空排気手段などには
、いろいろな装置が適応でき、限定したものではないの
で種々の変形が可能である。
また、61量分析計が、10− ’ T orrよりも
高い真空度の雰囲気でないと、正常に機能しないことは
周知のことであるが、プロセスチャンバの真空度やガス
雰囲気の種類については、種々の変形が可能である。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明になる質量分析計を用いた真
空チャンバ内のガス分析方法によれば、従来測定できな
かったプロセスチャンバ内の真空度が低い場合にも、安
定に測定できる。
従って、本発明は、真空プロセスチャンバを用いて行わ
れている、半導体集積回路を中心とした電子デバイスの
研究・開発・製造などの今後の発展に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明図、 第2図は実施例の評価の説明図、 第3図は質量分析計による従来のガス分析方法の説明図
、 第4図は第3図の方法における真空度と分圧との関係図
、 第5図は第3図の方法を改良した従来のガス分析方法の
説明図、 第6図は第5図の方法における真空度と分圧との関係図
、 である。 図において、 ■はプロセスチャンバ、2は真空排気手段、3は質量分
析計、 である。 (事中J珊譚ン (型−首匂)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 プロセスチャンバ(1)に真空排気手段(2)が接続さ
    れて該プロセスチャンバ(1)の外部に該プロセスチャ
    ンバ(1)の中の真空度よりも高い真空雰囲気が形成さ
    れ、 前記真空雰囲気に質量分析計(3)が配置され、かつ該
    真空雰囲気が、該質量分析計(3)が機能可能な高い真
    空度であることを特徴とするプロセスチャンバ内のガス
    分析方法。
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