JPH0337106A - 窒化アルミニウム粉末の製造方法 - Google Patents
窒化アルミニウム粉末の製造方法Info
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- JPH0337106A JPH0337106A JP17322889A JP17322889A JPH0337106A JP H0337106 A JPH0337106 A JP H0337106A JP 17322889 A JP17322889 A JP 17322889A JP 17322889 A JP17322889 A JP 17322889A JP H0337106 A JPH0337106 A JP H0337106A
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Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
及叉圭且迩週11゜
本発明は、半導体用絶縁放熱基板材料等として好適に使
用し得る窒化アルミニウム粉末及びその製造方法に関す
る。
用し得る窒化アルミニウム粉末及びその製造方法に関す
る。
の び が 決しようとする課題窒化アルミニウ
ム(AQN)は理論的には酸化ベリリウム(BsO)に
匹敵する300W/m−にの高熱伝導率を有し、また絶
縁性、誘電性などの電気的性質にも優れていることから
、現在大電力化や高集積化が進む半導体用絶縁放熱基板
に用いる材料として非常に注目されている。
ム(AQN)は理論的には酸化ベリリウム(BsO)に
匹敵する300W/m−にの高熱伝導率を有し、また絶
縁性、誘電性などの電気的性質にも優れていることから
、現在大電力化や高集積化が進む半導体用絶縁放熱基板
に用いる材料として非常に注目されている。
かかる窒化アルミニウムの特性を生かした焼結基板を得
るには、原料の窒化アルミニウム粉末が(1)焼結性の
良好な粉末であること、(2)bQ形重密度高く、焼結
時の収縮が小さいこと、(3)高純度であることなどの
要求を満たしていることが必要であるが、従来上記3つ
の焼結特性を満足する窒化アルミニウムの製造方法は見
い出されていない。
るには、原料の窒化アルミニウム粉末が(1)焼結性の
良好な粉末であること、(2)bQ形重密度高く、焼結
時の収縮が小さいこと、(3)高純度であることなどの
要求を満たしていることが必要であるが、従来上記3つ
の焼結特性を満足する窒化アルミニウムの製造方法は見
い出されていない。
即ち、従来より知られている窒化アルミニウム粉末の合
成法としては次の2つの方法が代表的なものである。
成法としては次の2つの方法が代表的なものである。
■ 金属アルミニウムを窒素中で窒化する方法(例えば
特開昭61μm、58805号公報)。
特開昭61μm、58805号公報)。
■ 酸化アルミニウムや水酸化アルミニウムとカーボン
との粉末混合物を窒素中で還元窒化する方法(例えば特
開昭59−5008号公報)。
との粉末混合物を窒素中で還元窒化する方法(例えば特
開昭59−5008号公報)。
しかし、■の方法は高純度の窒化アルミニウムが得られ
難い上、未反応の金属アルミニウムが残存したり、微粉
末を得るために粉砕工程を要し、この粉砕工程からの不
純物の混入が避けられないことなどのため、高純度とい
う要求を満たすことができないものである。
難い上、未反応の金属アルミニウムが残存したり、微粉
末を得るために粉砕工程を要し、この粉砕工程からの不
純物の混入が避けられないことなどのため、高純度とい
う要求を満たすことができないものである。
一方、■の方法は高純度の窒化アルミニウムを得る方法
として適しているものであるが、反応性の良好な微細な
(例えば平均粒子径が2−以下の)アルミナ又は水酸化
アルミニウムを用いるため、得られる窒化アルミニウム
粉末のかさ密度が小さくなる。このため、充填性が悪く
、成形密度が低くなり、焼結時の収縮・変形が大きくな
るという問題がある。殊に、成形特の変化が重要なドク
ターブレード成形等においては問題が大きい。
として適しているものであるが、反応性の良好な微細な
(例えば平均粒子径が2−以下の)アルミナ又は水酸化
アルミニウムを用いるため、得られる窒化アルミニウム
粉末のかさ密度が小さくなる。このため、充填性が悪く
、成形密度が低くなり、焼結時の収縮・変形が大きくな
るという問題がある。殊に、成形特の変化が重要なドク
ターブレード成形等においては問題が大きい。
更に、一般に窒化アルミニウムの熱伝導率は不純物酸素
が減少すると増大することが知られており(電子通信学
会1986,10.29号、CPM86−59)、それ
故、窒化アルミニウムの優れた熱伝導性を損なわないた
め酸素含有量は0.6%程度以下であることが望まれる
が、■の方法は得られる窒化アルミニウム粉末の酸素含
有量が通常1〜2%であることも問題である。
が減少すると増大することが知られており(電子通信学
会1986,10.29号、CPM86−59)、それ
故、窒化アルミニウムの優れた熱伝導性を損なわないた
め酸素含有量は0.6%程度以下であることが望まれる
が、■の方法は得られる窒化アルミニウム粉末の酸素含
有量が通常1〜2%であることも問題である。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、高純度、高
かさ密度、低酸素、良焼結性などの特性を満足し、熱伝
導度の高い高品質な半導体用絶縁放熱基板材料として好
適に使用される窒化アルミニウム粉末及びその製造方法
を提供することを目的とする。
かさ密度、低酸素、良焼結性などの特性を満足し、熱伝
導度の高い高品質な半導体用絶縁放熱基板材料として好
適に使用される窒化アルミニウム粉末及びその製造方法
を提供することを目的とする。
を るーめの び
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた
結果、平均粒子径が2〜20μm、比表面積が1、〜3
.5rrf/g、重装かさ密度が0.8g / cj以
上、純度が99.8%(重量%、以下同じ)以上の酸化
アルミニウム粉末及び/又は水酸化アルミニウム粉末と
平均粒子径が1−以下のカーボン粉末との混合物を還元
窒化方法により製造した場合、平均粒子径が1〜10μ
m、酸素含有量が0.6%以下、アルミニウムを除く金
属不純物の含有量が0.1%以下、比表面積が1〜3.
5rd/g及び重装かさ密度が0.8g/cm3以上で
ある窒化アルミニウム粉末が得られることを見い出した
。
結果、平均粒子径が2〜20μm、比表面積が1、〜3
.5rrf/g、重装かさ密度が0.8g / cj以
上、純度が99.8%(重量%、以下同じ)以上の酸化
アルミニウム粉末及び/又は水酸化アルミニウム粉末と
平均粒子径が1−以下のカーボン粉末との混合物を還元
窒化方法により製造した場合、平均粒子径が1〜10μ
m、酸素含有量が0.6%以下、アルミニウムを除く金
属不純物の含有量が0.1%以下、比表面積が1〜3.
5rd/g及び重装かさ密度が0.8g/cm3以上で
ある窒化アルミニウム粉末が得られることを見い出した
。
即ち、従来、酸化アルミニウム粉末や水酸化アルミニウ
ム粉末とカーボン粉末との混合物を還元窒化する方法に
おいては、反応性を良好にしかつ焼結性を良好にするた
め、上述したように通常平均粒子径がサブミクロン程度
の酸化アルミニウムや水酸化アルミニウムを使用しなけ
ればならないとされてきたのであるが、原料にかかる微
粉を用いると、得られる窒化アルミニウム粉末も微細に
なり、かさ密度が小さくなるため、成形体密度(グリー
ン密度)が小さくなり、焼結時の収縮が大きくなって変
形が大となり、その上窒化アルミニウム粉末の酸素含有
量が1〜2%程度となってしまうものである。
ム粉末とカーボン粉末との混合物を還元窒化する方法に
おいては、反応性を良好にしかつ焼結性を良好にするた
め、上述したように通常平均粒子径がサブミクロン程度
の酸化アルミニウムや水酸化アルミニウムを使用しなけ
ればならないとされてきたのであるが、原料にかかる微
粉を用いると、得られる窒化アルミニウム粉末も微細に
なり、かさ密度が小さくなるため、成形体密度(グリー
ン密度)が小さくなり、焼結時の収縮が大きくなって変
形が大となり、その上窒化アルミニウム粉末の酸素含有
量が1〜2%程度となってしまうものである。
これに対し、本発明者は、従来の常識に反して酸化アル
ミニウム粉末や水酸化アルミニウム粉末の平均粒子径を
比較的大きい2〜20−の範囲、またカーボン粉末の平
均粒子径を1−以下として還元窒化した場合、意外にも
粒子径が大きくても酸化アルミニウムが残存せず、得ら
れる窒化アルミニウムは酸素含有量が0.6%以下とい
う極めて低酸素であり、従来の方法により得られた粉末
の酸素含有量が1〜2%であるのに比較して酸素含有量
が約50%もしくはそれ以下となり、高熱伝導用の窒化
アルミニウム原料として極めて有利であることを見い出
した。更に、この窒化アルミニウム粉末は充填性が良好
で、従来の窒化アルミニウム粉末が軽装かさ密度0.2
〜0.3g/cm3、重装かさ密度0.4〜0.6g/
ajであるのに対し、軽装かさ密度0.4〜0.6g/
cm3、重装かさ密度0.8g/cd以上であるため、
高密度の成形体が得られ、従って焼結時の収縮・変形を
少なくして焼結体の精度を高めることができること、特
に成形時の変形が問題となるドクターブレード成形等に
おいてはグリーン密度(成形密度)の高いことが重要で
あるが、この点でも有利であることを見い出した。また
、得られる窒化アルミニウム粉末は1〜]、O−と比較
的大きい粒子径にもかかわらず、サブミクロン粒径にな
らないと常圧焼結できないという定説に反して、少量の
添加助剤で容易に理論密度近くまで常圧焼結すること、
更に原料の純度を調節することにより高純度な窒化アル
ミニウムが得られることを見い出した。従って、上述し
た製造方法で得られた窒化アルミニウムは高純度、高か
さ密度、低@素、良焼結性などの特性を満足した画期的
なものであり、かかる窒化アルミニウムを用いて得られ
た焼結体は、焼結時の変形が少なく高精度であり、また
酸素含有量が少ないため極めて熱伝導性が良好な高純度
で高品質なものであり、このため半導体用絶縁放熱基板
として好適であることを知見し、本発明をなすに至った
ものである。
ミニウム粉末や水酸化アルミニウム粉末の平均粒子径を
比較的大きい2〜20−の範囲、またカーボン粉末の平
均粒子径を1−以下として還元窒化した場合、意外にも
粒子径が大きくても酸化アルミニウムが残存せず、得ら
れる窒化アルミニウムは酸素含有量が0.6%以下とい
う極めて低酸素であり、従来の方法により得られた粉末
の酸素含有量が1〜2%であるのに比較して酸素含有量
が約50%もしくはそれ以下となり、高熱伝導用の窒化
アルミニウム原料として極めて有利であることを見い出
した。更に、この窒化アルミニウム粉末は充填性が良好
で、従来の窒化アルミニウム粉末が軽装かさ密度0.2
〜0.3g/cm3、重装かさ密度0.4〜0.6g/
ajであるのに対し、軽装かさ密度0.4〜0.6g/
cm3、重装かさ密度0.8g/cd以上であるため、
高密度の成形体が得られ、従って焼結時の収縮・変形を
少なくして焼結体の精度を高めることができること、特
に成形時の変形が問題となるドクターブレード成形等に
おいてはグリーン密度(成形密度)の高いことが重要で
あるが、この点でも有利であることを見い出した。また
、得られる窒化アルミニウム粉末は1〜]、O−と比較
的大きい粒子径にもかかわらず、サブミクロン粒径にな
らないと常圧焼結できないという定説に反して、少量の
添加助剤で容易に理論密度近くまで常圧焼結すること、
更に原料の純度を調節することにより高純度な窒化アル
ミニウムが得られることを見い出した。従って、上述し
た製造方法で得られた窒化アルミニウムは高純度、高か
さ密度、低@素、良焼結性などの特性を満足した画期的
なものであり、かかる窒化アルミニウムを用いて得られ
た焼結体は、焼結時の変形が少なく高精度であり、また
酸素含有量が少ないため極めて熱伝導性が良好な高純度
で高品質なものであり、このため半導体用絶縁放熱基板
として好適であることを知見し、本発明をなすに至った
ものである。
なお、本明細書において、「重装かさ密度」とは、粉体
を規定の容器に入れ、1..8cmの高さから180回
落下させ、落下の衝撃で固めた後、測定した充てん密度
のことをいう(粉体工学会編「粉体物性図説」による)
。
を規定の容器に入れ、1..8cmの高さから180回
落下させ、落下の衝撃で固めた後、測定した充てん密度
のことをいう(粉体工学会編「粉体物性図説」による)
。
以下1本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の窒化アルミニウムは、上述したように平均粒子
径が1〜10/aI、好ましくは2〜54、酸素含有量
が0.6%以下、好ましくは0.2〜0゜5%、アルミ
ニウムを除く金属不純物の含有量が0.1%以下、好ま
しくは0.05%以下、比表面積が1〜3.5ボ/g、
好ましくは1.3〜2.5m2/g、重装かさ密度が0
.8g/rm以上、好ましくは1.0g/−以上のもの
である。
径が1〜10/aI、好ましくは2〜54、酸素含有量
が0.6%以下、好ましくは0.2〜0゜5%、アルミ
ニウムを除く金属不純物の含有量が0.1%以下、好ま
しくは0.05%以下、比表面積が1〜3.5ボ/g、
好ましくは1.3〜2.5m2/g、重装かさ密度が0
.8g/rm以上、好ましくは1.0g/−以上のもの
である。
かかる窒化アルミニウムを得る場合、酸化アルミニウム
粉末又は水酸化アルミニウム粉末とカーボン粉末を原料
として還元窒化方法により製造するものである。
粉末又は水酸化アルミニウム粉末とカーボン粉末を原料
として還元窒化方法により製造するものである。
ここで、酸化アルミニウム粉末又は水酸化アルミニウム
粉末としては、純度99.8%以J二、好ましくは99
.9%以上、平均粒子径2〜20m、好ましくは5〜1
0/J1.此表面積1〜385ボ/g、好ましくは1.
3〜2.5rrr/g1重装かさ密度0.8g/cd以
上、好ましくはIg/aj以上のものを使用する。使用
する酸化アルミニウム又は水酸化アルミニウムの純度が
99.8%に達しないと、これらに含まれる不純物がそ
のまま窒化アルミニウム粉末中の不純物として残存する
ため、高純度の窒化アルミニウム粉末を得ることができ
ない。また、平均粒子径2−未満、比表面積が3.5n
f/gを超えた場合、或いは重装かさ密度が0.8g/
cd未満のものを使用した場合は、酸素含有量を0.6
%以下とすることができないと共に1重装かさ密度が低
くなってしまう、一方、平均粒子径が20−を超え、比
表面積が1 nr / gに達しないと、カーボンとの
混合不良を招き、未反応の酸化アルミニウムが増加して
酸素含有量を0.6%以下とすることができない。
粉末としては、純度99.8%以J二、好ましくは99
.9%以上、平均粒子径2〜20m、好ましくは5〜1
0/J1.此表面積1〜385ボ/g、好ましくは1.
3〜2.5rrr/g1重装かさ密度0.8g/cd以
上、好ましくはIg/aj以上のものを使用する。使用
する酸化アルミニウム又は水酸化アルミニウムの純度が
99.8%に達しないと、これらに含まれる不純物がそ
のまま窒化アルミニウム粉末中の不純物として残存する
ため、高純度の窒化アルミニウム粉末を得ることができ
ない。また、平均粒子径2−未満、比表面積が3.5n
f/gを超えた場合、或いは重装かさ密度が0.8g/
cd未満のものを使用した場合は、酸素含有量を0.6
%以下とすることができないと共に1重装かさ密度が低
くなってしまう、一方、平均粒子径が20−を超え、比
表面積が1 nr / gに達しないと、カーボンとの
混合不良を招き、未反応の酸化アルミニウムが増加して
酸素含有量を0.6%以下とすることができない。
また、カーボンとしては、平均粒子径が14以下のもの
を使用するもので、平均粒子径が14を超えると反応性
が悪くなり、未反応の酸化アルミニウムが増加して酸素
含有量を0.6%以下とすることができない、また、カ
ーボン中の灰分は0.1%以下、特に0.05%以下と
することが好ましく、灰分が0.〕%を超えると高純度
の窒化アルミニウムを得ることができない場合がある。
を使用するもので、平均粒子径が14を超えると反応性
が悪くなり、未反応の酸化アルミニウムが増加して酸素
含有量を0.6%以下とすることができない、また、カ
ーボン中の灰分は0.1%以下、特に0.05%以下と
することが好ましく、灰分が0.〕%を超えると高純度
の窒化アルミニウムを得ることができない場合がある。
上記条件を満足するカーボンであればいずれのカーボン
であってもよく、具体的にはアセチレンブラック、サー
マルブラック、ファーネスブラック。
であってもよく、具体的にはアセチレンブラック、サー
マルブラック、ファーネスブラック。
ランプブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラ
ックが好適に用いられる。
ックが好適に用いられる。
上記酸化アルミニウム又は水酸化アルミニウムとカーボ
ンとの比率は特に制限されないが、通常酸化アルミニウ
ム又は水酸化アルミニウム100重量部に対し、カーボ
ンを25〜40重量部とすることが好ましい。
ンとの比率は特に制限されないが、通常酸化アルミニウ
ム又は水酸化アルミニウム100重量部に対し、カーボ
ンを25〜40重量部とすることが好ましい。
上記原料を用いて還元窒化する方法は通常の方法を採用
して行うことができ1例えば酸化アルミニウム又は水酸
化アルミニウムとカーボンとをナイロン製ポット等のボ
ールミルなどで乾式混合した後1通常の窒化装置を用い
、窒素ガス及び/又はアンモニアガス雰囲気下、温度1
400〜1700℃、特に1550〜1650℃で3〜
10時間焼成して製造することができる。なお、得られ
る窒化アルミニウムは一般的に未反応のカーボンを含有
するので、600〜750℃の温度で空気中においてl
〜5時間程度焼成してカーボンを除去することが好まし
い。
して行うことができ1例えば酸化アルミニウム又は水酸
化アルミニウムとカーボンとをナイロン製ポット等のボ
ールミルなどで乾式混合した後1通常の窒化装置を用い
、窒素ガス及び/又はアンモニアガス雰囲気下、温度1
400〜1700℃、特に1550〜1650℃で3〜
10時間焼成して製造することができる。なお、得られ
る窒化アルミニウムは一般的に未反応のカーボンを含有
するので、600〜750℃の温度で空気中においてl
〜5時間程度焼成してカーボンを除去することが好まし
い。
見豐旦処未
上述したように、本発明は従来より比較的粒径の大きい
酸化アルミニウムや水酸化アルミニウムと微粉カーボン
とを原料として還元窒化することにより、高純度、高か
さ密度、低酸素かつ良好な焼結性を有する窒化アルミニ
ウム粉末を得ることができ、かかる窒化アルミニウム粉
末を用いた焼結体は、成形体密度が高く、焼結時の収縮
・変形が少ないため精度が高く、酸素含有量が極めて低
いため熱伝導性が良好である上、高純度であり、従って
本発明の窒化アルミニウム粉末は半導体用絶縁放熱基板
等の焼結材料として好適に使用できるものである。
酸化アルミニウムや水酸化アルミニウムと微粉カーボン
とを原料として還元窒化することにより、高純度、高か
さ密度、低酸素かつ良好な焼結性を有する窒化アルミニ
ウム粉末を得ることができ、かかる窒化アルミニウム粉
末を用いた焼結体は、成形体密度が高く、焼結時の収縮
・変形が少ないため精度が高く、酸素含有量が極めて低
いため熱伝導性が良好である上、高純度であり、従って
本発明の窒化アルミニウム粉末は半導体用絶縁放熱基板
等の焼結材料として好適に使用できるものである。
以下、実施例と比較例を示し本発明を具体的に説明する
が9本発明は下記実施例に制限されるものではない。な
お、以下の例において%は重量%を示す。
が9本発明は下記実施例に制限されるものではない。な
お、以下の例において%は重量%を示す。
〔実施例1〕
純度99.9%、平均粒子径2.2μ、比表面積3.5
M/g、重装かさ密度1.3g/ajのAQ、、O,粉
末100gと灰分0.08%、平均粒子径0.201m
のカーボンブラック50gとをナイロン製ポットのボー
ルミルを用いて乾式混合した。
M/g、重装かさ密度1.3g/ajのAQ、、O,粉
末100gと灰分0.08%、平均粒子径0.201m
のカーボンブラック50gとをナイロン製ポットのボー
ルミルを用いて乾式混合した。
次に、混合物を黒鉛製の平皿に移し、窒素ガス雰囲気に
保ったプッシャー式トンネル炉を用いて1680℃の温
度で3時間加熱焼成を行った後、空気中700℃で5時
間加熱して未反応のカーボンを酸化除去した。
保ったプッシャー式トンネル炉を用いて1680℃の温
度で3時間加熱焼成を行った後、空気中700℃で5時
間加熱して未反応のカーボンを酸化除去した。
得られた窒化アルミニウム粉末のX線回折パターンはA
QNのみのピークを示し、また、平均粒子径は2.23
μ、比表面積は3.1ボ/g、酸素含有量は0.49%
、アルミニウムを除く金属不純物含有量は0.047%
、重装かさ密度は1.0g/cjであった。
QNのみのピークを示し、また、平均粒子径は2.23
μ、比表面積は3.1ボ/g、酸素含有量は0.49%
、アルミニウムを除く金属不純物含有量は0.047%
、重装かさ密度は1.0g/cjであった。
〔実施例2〜5.比較例1〜4〕
第1表に示す性状のアルミナ又は水酸化アルミニウム及
びカーボンブラックを用い、実施例1と同様な方法で窒
化アルミニウムを得、同様に酸素含有量、金属不純物含
有量、平均粒子径、比表面積1重装かぎ密度を測定した
。結果を第1表に併記する。
びカーボンブラックを用い、実施例1と同様な方法で窒
化アルミニウムを得、同様に酸素含有量、金属不純物含
有量、平均粒子径、比表面積1重装かぎ密度を測定した
。結果を第1表に併記する。
第1表の結果より1本発明の原料粉末を用いて得た窒化
アルミニウム粉末は、高いかさ密度と低い酸素含有量を
有するものである。これに対し、サブミクロンの水酸化
アルミニウムやアルミナを用いた場合(比較例1〜3)
は、かさ密度が木発明品の半分以下となり、また、20
−を超える粒径のアルミナを用いた場合(比較例4)は
、酸素含有量が非常に高くなることが認められる。
アルミニウム粉末は、高いかさ密度と低い酸素含有量を
有するものである。これに対し、サブミクロンの水酸化
アルミニウムやアルミナを用いた場合(比較例1〜3)
は、かさ密度が木発明品の半分以下となり、また、20
−を超える粒径のアルミナを用いた場合(比較例4)は
、酸素含有量が非常に高くなることが認められる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、平均粒子径が1〜10μm、酸素含有量が0.6重
量%以下、アルミニウムを除く金属不純物の含有量が0
.1重量%以下、比表面積が1〜3.5m^2/g及び
重装かさ密度が0.8g/cm^3以上である窒化アル
ミニウム粉末。 2、平均粒子径が2〜20μm、比表面積が1〜3.5
m^2/g、重装かさ密度が0.8g/cm^3以上、
純度が99.8重量%以上の酸化アルミニウム粉末及び
/又は水酸化アルミニウム粉末と平均粒子径が1μm以
下のカーボン粉末との混合物を還元窒化することを特徴
とする請求項1記載の窒化アルミニウム粉末の製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1173228A JP2518409B2 (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 | 窒化アルミニウム粉末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1173228A JP2518409B2 (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 | 窒化アルミニウム粉末の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0337106A true JPH0337106A (ja) | 1991-02-18 |
JP2518409B2 JP2518409B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=15956522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1173228A Expired - Lifetime JP2518409B2 (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 | 窒化アルミニウム粉末の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2518409B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020083726A (ja) * | 2018-11-29 | 2020-06-04 | 株式会社トクヤマ | 窒化アルミニウム粉末 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6060910A (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-08 | Tokuyama Soda Co Ltd | 窒化アルミニウムの製造方法 |
JPS6355108A (ja) * | 1986-08-22 | 1988-03-09 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 窒化アルミニウム粉末およびその製造方法 |
-
1989
- 1989-07-05 JP JP1173228A patent/JP2518409B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6060910A (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-08 | Tokuyama Soda Co Ltd | 窒化アルミニウムの製造方法 |
JPS6355108A (ja) * | 1986-08-22 | 1988-03-09 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 窒化アルミニウム粉末およびその製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020083726A (ja) * | 2018-11-29 | 2020-06-04 | 株式会社トクヤマ | 窒化アルミニウム粉末 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2518409B2 (ja) | 1996-07-24 |
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