JPH03177308A - 高純度窒化アルミニウム粉末及びその製造方法 - Google Patents
高純度窒化アルミニウム粉末及びその製造方法Info
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- JPH03177308A JPH03177308A JP1318297A JP31829789A JPH03177308A JP H03177308 A JPH03177308 A JP H03177308A JP 1318297 A JP1318297 A JP 1318297A JP 31829789 A JP31829789 A JP 31829789A JP H03177308 A JPH03177308 A JP H03177308A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B21/00—Nitrogen; Compounds thereof
- C01B21/06—Binary compounds of nitrogen with metals, with silicon, or with boron, or with carbon, i.e. nitrides; Compounds of nitrogen with more than one metal, silicon or boron
- C01B21/072—Binary compounds of nitrogen with metals, with silicon, or with boron, or with carbon, i.e. nitrides; Compounds of nitrogen with more than one metal, silicon or boron with aluminium
- C01B21/0728—After-treatment, e.g. grinding, purification
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
及呈上立札且立夏
本発明は、焼結性に優れ、焼結助剤を必ずしも必要とせ
ずに低温で焼結することができる高純度窒化アルミニウ
ム粉末に関する。
ずに低温で焼結することができる高純度窒化アルミニウ
ム粉末に関する。
の び が しようとする
窒化アルミニウム(AQN)は理論的には酸化ベリリウ
ム(Bed)に匹敵する300W/m−にの高熱伝導率
を有し、また絶縁性、誘電性などの電気的性質にも優れ
ていることから、高熱伝導性基板材料、放熱部品材料等
の電子工業用材料として注目されている。
ム(Bed)に匹敵する300W/m−にの高熱伝導率
を有し、また絶縁性、誘電性などの電気的性質にも優れ
ていることから、高熱伝導性基板材料、放熱部品材料等
の電子工業用材料として注目されている。
かかる窒化アルミニウムを用いて電子工業用部材等を製
造する場合、粉末状の窒化アルミニウムを加圧成型する
と共に、これを焼結することにより、所望形状の成形焼
結体を得る方法が採用されている。しかし、従来の窒化
アルミニウムの製造方法としては、金属アルミニウムを
窒素中で窒化する方法(特開昭61−158805号公
報等)が一般的に知られているが、この方法により得ら
れた窒化アルミニウム粉末は粒度が大きく、このため焼
結性に劣り、これを焼結して高密度の焼結体を得るため
には、Y2O3等の焼結助剤を添加し、1800〜19
00℃という高温下で処理する必要があり、量産性、製
造コスト等の点で汎用されているアルミナの焼結体に比
べて劣るものである。
造する場合、粉末状の窒化アルミニウムを加圧成型する
と共に、これを焼結することにより、所望形状の成形焼
結体を得る方法が採用されている。しかし、従来の窒化
アルミニウムの製造方法としては、金属アルミニウムを
窒素中で窒化する方法(特開昭61−158805号公
報等)が一般的に知られているが、この方法により得ら
れた窒化アルミニウム粉末は粒度が大きく、このため焼
結性に劣り、これを焼結して高密度の焼結体を得るため
には、Y2O3等の焼結助剤を添加し、1800〜19
00℃という高温下で処理する必要があり、量産性、製
造コスト等の点で汎用されているアルミナの焼結体に比
べて劣るものである。
そこで、このような窒化アルミニウム粉末を粉砕機を用
い、微粉砕してその粒度を小さくすることが考えられる
が、この際、粉砕工程中に酸素等の不純物が混入し、純
度の点で問題が生じる。この場合、窒化アルミニウムは
水との反応性が強いために、粉砕中に混入した不純物を
後処理で除去し、得られた微粉末を精製することは極め
て困難であり、このため焼結性の良好な高純度微粉末を
得ることは困難である。
い、微粉砕してその粒度を小さくすることが考えられる
が、この際、粉砕工程中に酸素等の不純物が混入し、純
度の点で問題が生じる。この場合、窒化アルミニウムは
水との反応性が強いために、粉砕中に混入した不純物を
後処理で除去し、得られた微粉末を精製することは極め
て困難であり、このため焼結性の良好な高純度微粉末を
得ることは困難である。
また、酸化アルミニウムや水酸化アルミニウムとカーボ
ンとの粉末混合物を窒素中で還元窒化し、平均粒子径が
1.2〜2μm程度の高純度窒化アルミニウム粉末を得
る方法(特開昭59−50008号公報等)も提案され
ている。
ンとの粉末混合物を窒素中で還元窒化し、平均粒子径が
1.2〜2μm程度の高純度窒化アルミニウム粉末を得
る方法(特開昭59−50008号公報等)も提案され
ている。
この方法によれば、ある程度焼結性を向上させることが
できるが、なお焼結性の点で満足するレベルにはなく、
やはり焼結性を高めるためには粉砕工程が必要となり、
上述した不純物の問題を生じることとなる。また、この
方法は、反応性の良好な微細な(例えば平均粒子径が2
Ii!n以下の)アルミナ又は水酸化アルミニウムを用
いるため、得られる窒化アルミニウム粉末の嵩密度が小
さくなり、このため充填性が悪く、成形密度が低下し、
焼結時の収縮・変形が大きくなるという問題もある。
できるが、なお焼結性の点で満足するレベルにはなく、
やはり焼結性を高めるためには粉砕工程が必要となり、
上述した不純物の問題を生じることとなる。また、この
方法は、反応性の良好な微細な(例えば平均粒子径が2
Ii!n以下の)アルミナ又は水酸化アルミニウムを用
いるため、得られる窒化アルミニウム粉末の嵩密度が小
さくなり、このため充填性が悪く、成形密度が低下し、
焼結時の収縮・変形が大きくなるという問題もある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、平均粒子径
が1−以下で焼結性に優れ、焼結助剤を必ずしも必要と
せず、1600〜1700’C程度の低温度でも良好な
焼結体を得ることができ、焼結体の製造において高い量
産性、低コスト化を達威し得る高純度窒化アルミニウム
粉末及びその製造方法を提供することを目的とする。
が1−以下で焼結性に優れ、焼結助剤を必ずしも必要と
せず、1600〜1700’C程度の低温度でも良好な
焼結体を得ることができ、焼結体の製造において高い量
産性、低コスト化を達威し得る高純度窒化アルミニウム
粉末及びその製造方法を提供することを目的とする。
を解 するための び
本発明者は、上記目的を達成するため、鋭意検討を重ね
た結果、高純度の窒化アルミニウム粗粉末を平均粒子径
11Im未満、比表面積5m/g以上に粉砕して微粉化
すると共に、酸素含有量を2重量%以下、アルミニウム
以外の金属不純物の含有量を0.1重量%以下に制御す
ることにより、窒化アルミニウム粉末の焼結性を焼結助
剤を必ずしも必要とせず、また1600〜1700℃程
度の温度でも良好に焼結し得る程に向上させることがで
き、この窒化アルミニウム粉末を用いることにより、窒
化アルミニウムの焼結物を製造する際、その量産性及び
経済性を大巾に向上させることができ、しかも高密度で
良好な特性を有する焼結体が得られることを見い出した
。更に、上記粉砕処理を行なう際、内部ライナーやロー
ル等の被粉砕物と接する部分が高純度アルミナ、高純度
窒化アルミニウム及びナイロン等の合成樹脂から選ばれ
た1種又は2種以上の材質で形成された粉砕機を用い、
また同様の材質の粉砕メディアを用い、乾燥窒素ガス雰
囲気等の非酸化性乾式雰囲気下で平均粒子径、1〜20
μ、酸素含有量2重量%以下。
た結果、高純度の窒化アルミニウム粗粉末を平均粒子径
11Im未満、比表面積5m/g以上に粉砕して微粉化
すると共に、酸素含有量を2重量%以下、アルミニウム
以外の金属不純物の含有量を0.1重量%以下に制御す
ることにより、窒化アルミニウム粉末の焼結性を焼結助
剤を必ずしも必要とせず、また1600〜1700℃程
度の温度でも良好に焼結し得る程に向上させることがで
き、この窒化アルミニウム粉末を用いることにより、窒
化アルミニウムの焼結物を製造する際、その量産性及び
経済性を大巾に向上させることができ、しかも高密度で
良好な特性を有する焼結体が得られることを見い出した
。更に、上記粉砕処理を行なう際、内部ライナーやロー
ル等の被粉砕物と接する部分が高純度アルミナ、高純度
窒化アルミニウム及びナイロン等の合成樹脂から選ばれ
た1種又は2種以上の材質で形成された粉砕機を用い、
また同様の材質の粉砕メディアを用い、乾燥窒素ガス雰
囲気等の非酸化性乾式雰囲気下で平均粒子径、1〜20
μ、酸素含有量2重量%以下。
アルミニウム以外の金属不純物含有量0.1重量%以下
の窒化アルミニウム粗粉末を微粉化処理することにより
、粉砕機からの金属不純物の混入及び雰囲気からの酸素
の混入を可及的に防止することができ、酸素含有量及び
金属不純物含有量を容易かつ確実に上記制限内に制御し
得ることを知見し、本発明を完成するに至ったものであ
る。
の窒化アルミニウム粗粉末を微粉化処理することにより
、粉砕機からの金属不純物の混入及び雰囲気からの酸素
の混入を可及的に防止することができ、酸素含有量及び
金属不純物含有量を容易かつ確実に上記制限内に制御し
得ることを知見し、本発明を完成するに至ったものであ
る。
従って、本発明は、平均粒子径が1−未満、比表面積5
m/g以上、含有酸素量が2重量%以下で、アルミニウ
ムを除く金属不純物の含有量が0.1重量%以下である
ことを特徴とする高純度窒化アルミニウム粉末及び平均
粒子径が1〜20−1酸素含有量が2重量%以下、アル
ミニウム以外の金属不純物含有量が0.1重量%以下の
高純度窒化アルミニウム粗粉末を、粉砕メディア及び被
粉砕物と接触する部分が高純度アルミナ、高純度窒化ア
ルミニウム及び合成樹脂から選ばれた工種又は2種以上
の材質で形成された粉砕機を用いて非酸化性雰囲気下で
乾式粉砕して、平均粒子径を1tJ!nより小さく、か
つ比表面積を3 rd / g以上に微粉化すると共に
、含有酸素量を2重量%以下、アルミニウムを除く金属
不純物の含有量を0.1重量%以下にそれぞれ制御する
ことを特徴とする高純度窒化アルミニウム粉末の製造方
法を提供する。
m/g以上、含有酸素量が2重量%以下で、アルミニウ
ムを除く金属不純物の含有量が0.1重量%以下である
ことを特徴とする高純度窒化アルミニウム粉末及び平均
粒子径が1〜20−1酸素含有量が2重量%以下、アル
ミニウム以外の金属不純物含有量が0.1重量%以下の
高純度窒化アルミニウム粗粉末を、粉砕メディア及び被
粉砕物と接触する部分が高純度アルミナ、高純度窒化ア
ルミニウム及び合成樹脂から選ばれた工種又は2種以上
の材質で形成された粉砕機を用いて非酸化性雰囲気下で
乾式粉砕して、平均粒子径を1tJ!nより小さく、か
つ比表面積を3 rd / g以上に微粉化すると共に
、含有酸素量を2重量%以下、アルミニウムを除く金属
不純物の含有量を0.1重量%以下にそれぞれ制御する
ことを特徴とする高純度窒化アルミニウム粉末の製造方
法を提供する。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の高純度窒化アルミニウム粉末は、上述したよう
に平均粒子径が1−未満、好ましくは0.8/a以下、
比表面積が5 m / g以上、酸素含有量が2%(重
量%、以下同様)以下、好ましくは1.8%以下、アル
ミニウム以外の金属不純物含有量が0.1%以下、好ま
しくは0.05%以下のものである。
に平均粒子径が1−未満、好ましくは0.8/a以下、
比表面積が5 m / g以上、酸素含有量が2%(重
量%、以下同様)以下、好ましくは1.8%以下、アル
ミニウム以外の金属不純物含有量が0.1%以下、好ま
しくは0.05%以下のものである。
このような高純度窒化アルミニウム粉末を得るためには
平均粒子径が1〜20I#、酸素含有量が2%以下、好
ましくは1.5%以下、アルミニウム以外の金属不純物
含有量が0.1%以下、好ましくは0.05%以下の高
純度窒化アルミニウム粗粉末を使用して、これを平均粒
子径1μ未満、比表面積5rrf/g以上に粉砕する。
平均粒子径が1〜20I#、酸素含有量が2%以下、好
ましくは1.5%以下、アルミニウム以外の金属不純物
含有量が0.1%以下、好ましくは0.05%以下の高
純度窒化アルミニウム粗粉末を使用して、これを平均粒
子径1μ未満、比表面積5rrf/g以上に粉砕する。
かかる粉砕処理を行なう場合、内部ライナー、ロール等
の被粉砕物と接する部分を高純度アルミナ、高純度窒化
アルミニウム及びナイロン等の合成樹脂から選ばれた1
種又は2種以上の材質で形成した粉砕機を用い、同様の
材質のメディアを使用して乾燥窒素ガス雰囲気等の非酸
化雰囲気下で乾式粉砕する。
の被粉砕物と接する部分を高純度アルミナ、高純度窒化
アルミニウム及びナイロン等の合成樹脂から選ばれた1
種又は2種以上の材質で形成した粉砕機を用い、同様の
材質のメディアを使用して乾燥窒素ガス雰囲気等の非酸
化雰囲気下で乾式粉砕する。
ここで、上記高純度窒化アルミニウム粗粉末は、平均粒
子径l〜20戸、酸素含有量2%以下、アルミニウム以
外の金属不純物含有量が0.1%以下のものであればよ
く、特に限定されるものではないが、特にその比表面積
が1〜3 m / g程度のものが好ましく用いられる
。
子径l〜20戸、酸素含有量2%以下、アルミニウム以
外の金属不純物含有量が0.1%以下のものであればよ
く、特に限定されるものではないが、特にその比表面積
が1〜3 m / g程度のものが好ましく用いられる
。
なお、この高純度窒化アルミニウム粗粉末は、公知の方
法で製造されたものを用いることができ、具体的には高
純度アルミニウム粉末を高温、窒素雰囲気下で直接窒化
する方法、アルミニウム酸化物又は水酸化物とカーボン
との混合粉末を高温。
法で製造されたものを用いることができ、具体的には高
純度アルミニウム粉末を高温、窒素雰囲気下で直接窒化
する方法、アルミニウム酸化物又は水酸化物とカーボン
との混合粉末を高温。
窒素雰囲気下で還元窒化する方法などにより得られたも
のを好適に使用することができる。
のを好適に使用することができる。
本発明の高純度窒化アルミニウム粉末は、上記粗粉末を
被粉砕物と接する部分が高純度アルミナ。
被粉砕物と接する部分が高純度アルミナ。
高純度窒化アルミニウム及びナイロン等の合成樹脂から
選ばれる材質で形成された粉砕機を用い、かつ同様な材
質の粉砕メディアを用いて、上記所定粒子径及び所定比
表面積に粉砕することによって得られるが、この場合高
純度アルミナの純度は99%以上、特に99.5%以上
とすることが好ましく、また高純度窒化アルミニウムは
、純度を95%以上、特に97%以上とすることが好ま
しい。
選ばれる材質で形成された粉砕機を用い、かつ同様な材
質の粉砕メディアを用いて、上記所定粒子径及び所定比
表面積に粉砕することによって得られるが、この場合高
純度アルミナの純度は99%以上、特に99.5%以上
とすることが好ましく、また高純度窒化アルミニウムは
、純度を95%以上、特に97%以上とすることが好ま
しい。
この粉砕処理は、非酸化性雰囲気下で行なわれるもので
あり、その雰囲気として具体的には、乾燥窒素雰囲気、
Ar等の不活性ガス雰囲気などを挙げることができるが
、特に乾燥窒素雰囲気とすることが好ましい。なお、粉
砕時間は、特に制限されないが3〜10時間程度とする
ことが好ましい。また、粉砕はボールミル、アトライタ
ー、振動ミル、ジェットミル等の公知の乾式粉砕機を用
いることができ、粉砕条件は適宜選定し得るが、通常は
粉砕メディアを用いて粉砕する方法(例えばボールミル
、アトライター、振動ミル等を使用)とすることが好ま
しい。
あり、その雰囲気として具体的には、乾燥窒素雰囲気、
Ar等の不活性ガス雰囲気などを挙げることができるが
、特に乾燥窒素雰囲気とすることが好ましい。なお、粉
砕時間は、特に制限されないが3〜10時間程度とする
ことが好ましい。また、粉砕はボールミル、アトライタ
ー、振動ミル、ジェットミル等の公知の乾式粉砕機を用
いることができ、粉砕条件は適宜選定し得るが、通常は
粉砕メディアを用いて粉砕する方法(例えばボールミル
、アトライター、振動ミル等を使用)とすることが好ま
しい。
斐曳夏羞果
以上説明したように、本発明の高純度窒化アルミニウム
粉末は、焼結性に優れ、必ずしも焼結助剤を必要とせず
、またその焼結には従来1800℃以上の温度が必要で
あったが、本発明品は1600〜1700℃で焼結する
ことが可能であり、焼結物の製造において、その量産性
及び経済性を大巾に向上させることができ、しかも高純
度。
粉末は、焼結性に優れ、必ずしも焼結助剤を必要とせず
、またその焼結には従来1800℃以上の温度が必要で
あったが、本発明品は1600〜1700℃で焼結する
ことが可能であり、焼結物の製造において、その量産性
及び経済性を大巾に向上させることができ、しかも高純
度。
高密度で優れた特性を有する焼結物を得ることができる
。また本発明の製造方法は、かかる高純度窒化アルミニ
ウム粉末を効率よく確実に製造することができるもので
ある。
。また本発明の製造方法は、かかる高純度窒化アルミニ
ウム粉末を効率よく確実に製造することができるもので
ある。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない
。
するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない
。
第1表に示したA、B、Cの高純度窒化アルミニウム粉
末(信越化学工業■製)を粗原料とし、同表に示した材
質のライナー及びボールを用いた撹拌式ボールミル(三
井三池製MY−D型)で同表に示した各雰囲気条件の下
に上記粗原料を粉砕して微粉化し、得られた高純度窒化
アルミニウム粉末の平均粒子径、比表面積及び含有不純
物量を調べた。その結果を第を表に併記する。
末(信越化学工業■製)を粗原料とし、同表に示した材
質のライナー及びボールを用いた撹拌式ボールミル(三
井三池製MY−D型)で同表に示した各雰囲気条件の下
に上記粗原料を粉砕して微粉化し、得られた高純度窒化
アルミニウム粉末の平均粒子径、比表面積及び含有不純
物量を調べた。その結果を第を表に併記する。
第1表に示した粗原料粉末A、B、C1実施例1〜5、
比較例1〜4の各窒化アルミニウム粉末について、その
焼結性及び得られた焼結物を調べたところ、粗原料粉末
A、B、Cの窒化アルミニウム粉末は焼結助剤としてY
2O,を用い、1800℃以上の高温で処理することが
必要であった。また、比較例1〜4の窒化アルミニウム
粉末は、必ずしも焼結助剤を必要とせず、また1600
〜1700℃程度の温度でも焼結が可能であったが。
比較例1〜4の各窒化アルミニウム粉末について、その
焼結性及び得られた焼結物を調べたところ、粗原料粉末
A、B、Cの窒化アルミニウム粉末は焼結助剤としてY
2O,を用い、1800℃以上の高温で処理することが
必要であった。また、比較例1〜4の窒化アルミニウム
粉末は、必ずしも焼結助剤を必要とせず、また1600
〜1700℃程度の温度でも焼結が可能であったが。
酸素や金属不純物のために熱伝導性等の特性に劣るもの
であった。これらに対し、実施例1〜5の窒化アルミニ
ウム粉末は、焼結助剤なしでも焼結が可能であり、また
1600〜1700℃程度の温度で良好な焼結体を得る
ことができ、しかも熱伝導率等に優れ、窒化アルミニウ
ムが本来持っている優れた特性を有効に保持していた。
であった。これらに対し、実施例1〜5の窒化アルミニ
ウム粉末は、焼結助剤なしでも焼結が可能であり、また
1600〜1700℃程度の温度で良好な焼結体を得る
ことができ、しかも熱伝導率等に優れ、窒化アルミニウ
ムが本来持っている優れた特性を有効に保持していた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、平均粒子径が1μm未満、比表面積5m^2/g以
上、含有酸素量が2重量%以下で、アルミニウムを除く
金属不純物の含有量が0.1重量%以下であることを特
徴とする高純度窒化アルミニウム粉末。 2、平均粒子径が1〜20μm、酸素含有量が2重量%
以下、アルミニウム以外の金属不純物含有量が0.1重
量%以下の高純度窒化アルミニウム粗粉末を、粉砕メデ
ィア及び被粉砕物と接触する部分が高純度アルミナ、高
純度窒化アルミニウム及び合成樹脂から選ばれた1種又
は2種以上の材質で形成された粉砕機を用いて非酸化性
雰囲気下で乾式粉砕して、平均粒子径を1μmより小さ
く、かつ比表面積を5m^2/g以上に微粉化すると共
に、含有酸素量を2重量%以下、アルミニウムを除く金
属不純物の含有量を0.1重量%以下にそれぞれ制御す
ることを特徴とする高純度窒化アルミニウム粉末の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1318297A JPH0615404B2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | 高純度窒化アルミニウム粉末及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1318297A JPH0615404B2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | 高純度窒化アルミニウム粉末及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03177308A true JPH03177308A (ja) | 1991-08-01 |
JPH0615404B2 JPH0615404B2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=18097630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1318297A Expired - Lifetime JPH0615404B2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | 高純度窒化アルミニウム粉末及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0615404B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024048600A1 (ja) * | 2022-08-30 | 2024-03-07 | 株式会社トクヤマ | 窒化アルミニウム粉末及び樹脂組成物 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW200607754A (en) | 2004-07-08 | 2006-03-01 | Mitsui Chemicals Inc | Aluminum nitride powder, method for producing the same and use thereof |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61146703A (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-04 | Toshiba Corp | 窒化アルミニウム粉末の製造方法 |
JPS61275111A (ja) * | 1985-05-31 | 1986-12-05 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 焼結用窒化アルミニウム粉末及び窒化アルミニウム焼結体 |
JPS6479009A (en) * | 1987-09-18 | 1989-03-24 | Toyo Aluminium Kk | Aluminium nitride powder |
-
1989
- 1989-12-07 JP JP1318297A patent/JPH0615404B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61146703A (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-04 | Toshiba Corp | 窒化アルミニウム粉末の製造方法 |
JPS61275111A (ja) * | 1985-05-31 | 1986-12-05 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 焼結用窒化アルミニウム粉末及び窒化アルミニウム焼結体 |
JPS6479009A (en) * | 1987-09-18 | 1989-03-24 | Toyo Aluminium Kk | Aluminium nitride powder |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024048600A1 (ja) * | 2022-08-30 | 2024-03-07 | 株式会社トクヤマ | 窒化アルミニウム粉末及び樹脂組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0615404B2 (ja) | 1994-03-02 |
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