JPH0226871A - 透光性に優れた窒化アルミニウム焼結体の製造方法 - Google Patents

透光性に優れた窒化アルミニウム焼結体の製造方法

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JPH0226871A
JPH0226871A JP63174086A JP17408688A JPH0226871A JP H0226871 A JPH0226871 A JP H0226871A JP 63174086 A JP63174086 A JP 63174086A JP 17408688 A JP17408688 A JP 17408688A JP H0226871 A JPH0226871 A JP H0226871A
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JP
Japan
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particle size
aln
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powder
aln powder
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Application number
JP63174086A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Tada
清志 多田
Noriyasu Hotta
堀田 憲康
Eiji Yoshimoto
吉本 栄治
Teruo Kitamura
照夫 北村
Shigetoshi Jogan
茂利 成願
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、赤外線やレーダー透過材料としての用途が
期待される透光性に優れた窒化アルミニウム(以下Al
Nという)焼結体の製造方法に関する。
従来の技術と課題 AlNは、耐熱性、熱伝導性、曲げ強度等に優れるとこ
ろから、半導体基板、高温容器等の材料として期待され
ているが、その焼結体に良好な透光性が得られるならば
、上記のような諸特性と相俟って赤外線やレーダー透過
性材料としてもその利用が大いに期待されるところであ
る。
ところが、従来のAiN焼結体において、これに良好な
透光性を得ることは未だ成功していない。
AρN焼結体に透光性を得るためには、相対密度が高く
高度に緻密化していること、焼結により均一に粒成長し
ていること、粒界に析出物が存在しないこと等が求めら
れる。
一方、従来、焼結体の原料とするIN粉末の製造方法と
しては、AlN粉末からの直接窒化法や、アルミナ粉末
からの炭素還元法などが知られているが、工業的には比
較的高い生産性が得られることから直接窒化法が一般に
広(採用されている。この直接窒化法は、例えば特開昭
62−278202号公報等に見られるように、Aρ粉
末をAlN粉末との所定割合での混合状態において窒素
(N2)ガスと直接接触反応せしめ、得られる凝集塊を
粉砕し、更にAΩ粉との混合状態において上記同様に窒
化するという工程を複数回繰返すことによるものである
ところが、従来のか\る直接窒化法で生産され市場提供
されているAlN粉末では、その平均粒子径がせいぜい
1μm以上のものであり、かつその粒度分布も大きなば
らつきを有する不均一なものであり、更には不純物の含
有量も比較的多いものしか得られていない。このため、
その焼結には、例えばY203 、Ca O等の焼結助
剤を用いて高温度域で行っており、得られる焼結体は相
当な高温域で焼結したものでさえ透光性に乏しいもので
しかなかった。
課題を解決するための手段 本発明者らは、上記のような従来技術の背景の中で、種
々実験と研究の結果、十分に粒度が小さくかつ不純物の
含有量の少ない特定の高純度AρN粉末を用いて好まし
い焼結操作を行う場合、その焼結体に優れた透光性が得
られることを見出し、この発明を完成したものである。
即ち、この発明に係る透光性に優れたAlN焼結体の製
造方法は、原料AlN粉末として、すべての粒径が1.
0μm以下であり、かつ金属不純物含有量が100 p
p11未満、かっ02含有量が1.5%未満であるAl
N粉末を用い、1700〜2100℃の不活性ガス雰囲
気中で焼結することを特徴とするものである。
原料AlN粉末は、可及的粒度が均一かつ微細なもので
あることが好ましく、粒子径が1μmをこえる粗いAl
N粉末を含む場合には焼結体に所期する透光性を得るこ
とができない。従って、該AlN粉末は、すべてが1μ
m以下のものであることを必要とするが、好ましくは0
゜1〜0.6μmの範囲のものが大部分を占め、平均粒
径において0.5μm以下のものであるものを用いるこ
とが好ましい。
また、AlN粉末は、高純度AΩ粉末から製造され、F
 e SS i s Cu等の金属不純物の含有量を1
00 ppra未満とし、また02含有量をもこれを1
.5%未満とする極高純度のものを用いなければならな
い。特に好ましくはFe。
S i SCuの三大不純物元素を含めて金属不純物の
絶食有量は60 ppm以下であり、02含有量も1.
2%以下であるような高純度AlN粉末が好適に用いら
れる。
上記のような粒度が超微細かつ均一で高純度のAlN粉
末は、本出願人が先の出願に係る特願昭62−2793
5号、同62−304361号等で提案した浮上式直接
窒化法によって簡易に得ることが可能である。即ち、粒
径25μm以下、好ましくは15μm以下の微細な高純
度AΩ粉末を出発材料として使用し、これを窒素ガス流
に乗せて浮上させ、1400℃以上の高温の反応器中に
送り込むことにより、窒化反応の開始と同時に該反応に
よる自己発熱効果でAΩ粉末を微細化し、瞬時に窒素ガ
スと完全な反応を生ぜしめるものとする製造方法で、比
較的高い生産性のもとに例えば平均粒子径が0゜2μm
であるような高純度AlN超微粉末を得ることができる
また、上記AlN粉末の焼結操作は、常法に従い、不活
性ガス雰囲気中で1700〜2100℃の温度に加熱す
ることによって行うが、この際同時に圧力を印加するホ
ットプレス焼結法によって行っても良いし、または常圧
焼結法によって行っても良い。たり、焼結促進のために
通常用いられるY203 、Ca O等の焼結助剤は、
微量の範囲で添加しても良いが、焼結体の透光性を阻害
する方向に影響力をもつので、これを使用しないで焼結
することが望ましい。原料とするAl2N粉末が前述の
ように超微細なものであることにより、それ自体焼結体
に優れており、焼結助剤を用いなくても十分に焼結が可
能である。
焼結温度は、これが1700℃未満では、焼結体に十分
な緻密化を達成することができず、ひいては良好な透光
性を得ることができない。
また、2100℃をこえる高温で焼結することは、効果
が飽和し無益である。好ましい焼結条件は、概ね温度1
800〜2000℃、時間60〜240mIn程度であ
る。
発明の効果 この発明によれば、Al2N粉末の焼結体において、透
光性に優れたものを得ることができ、従来適用が困難と
されていた赤外線やレーダー透過材料への用途展開が期
待される好適材料の提供を可能とする。
実施例 第1表に示す記号ASB2種類のAlN粉末を用い、そ
れぞれについて下記の焼結条件に従いホットプレス法に
よる焼結操作を行った。
〔焼結条件〕
温度 :  1600〜2100℃ 時間 = 180分 印加圧 :  30Mpa 第1表中2号AのAlN粉末は本発明の限定条件に従う
ものであり、記号BのAρN粉末は一般市販品から入手
したものであって、最大粒径、含有不純物量の点で本発
明の限定条件から逸脱するものである。
また、各AfiN粉末の成分の分析及び測定方法は以下
のとおりである。
(1)粒度分布 遠心沈降式粒度分布n1定装置を用いて測定した。
(2)酸素、窒素の分析 酸素、窒素同時分析装置T136(L ECO社製)を用いて測定した。
(3)金属不純物の分析 ICP発光分析装置を用いて分析した。
第1表 上記焼結操作によって得られた各焼結体(直径15#X
厚さ0.8aIII+)について、その光線透過率を測
定(測定法:紫外〜赤外の分光光度計を用いて波長が0
.2〜30μの透過率を測定)した結果を第2表に示す
第2表 第2表により、本発明に準拠する製法で製造されたAρ
N焼結体は、優れた透光性を有するものであることを確
認し得た。
以上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原料AlN粉末として、すべての粒径が1.0μ
    m以下であり、かつ金属不純物含有量が100ppm未
    満、かつO_2含有量が1.5%未満であるAlN粉末
    を用い、1700〜2100℃の不活性ガス雰囲気中で
    焼結することを特徴とする透光性に優れた窒化アルミニ
    ウム焼結体の製造方法。
  2. (2)原料AlN粉末の平均粒子径が0.5μm以下で
    ある請求項(1)記載の透光性に優れた窒化アルミニウ
    ム焼結体の製造方法。
  3. (3)焼結操作を、焼結助剤を用いないで行う請求項(
    1)または(2)記載の透光性に優れた窒化アルミニウ
    ム焼結体の製造方法。
JP63174086A 1988-07-12 1988-07-12 透光性に優れた窒化アルミニウム焼結体の製造方法 Pending JPH0226871A (ja)

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