JPH0336981Y2 - - Google Patents

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JPH0336981Y2
JPH0336981Y2 JP1983013700U JP1370083U JPH0336981Y2 JP H0336981 Y2 JPH0336981 Y2 JP H0336981Y2 JP 1983013700 U JP1983013700 U JP 1983013700U JP 1370083 U JP1370083 U JP 1370083U JP H0336981 Y2 JPH0336981 Y2 JP H0336981Y2
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JP
Japan
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aperture
setting member
interlocking pin
rotation angle
optical axis
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JP1983013700U
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JPS59121632U (ja
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  • Diaphragms For Cameras (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はレンズシヤツタを組込んだレンズ鏡
筒における絞り目盛間隔拡大機構に関する。
一般に、レンズシヤツタを組込んだレンズ鏡筒
に設けられる絞り設定部材は、レンズシヤツタ側
の絞り環と一体に回動し、その1EV当りの回転角
度は4.5〜6.5度と小さく、絞り設定部材の絞り目
盛1EVあたりの間隔はその径によつて異なるが、
一般に3.5〜4mm程度である。
一方、シヤツタ速度は相隣れる速度目盛の中間
位置では何れか一方の秒時が得られるのみで、中
間速度は得られないものが多いので、露出の微細
な調整は、絞りの微妙な調整による以外に方法が
ない現状である。
したがつて、プロ写真家や高級アマチユアにあ
つては、絞り目盛1EV間を少くとも3等分して1/
3EVまでの絞り調整を行うのが常識とされてい
る。
しかしながら、上述したような従来の絞り設定
部材の1/3EV当りの回転角は1.5〜2.2度ときわめ
て小さく、正確な角度設定が困難であるばかりで
なく、絞り設定部材の目盛位置に対応するクリツ
ク機構を有する場合には、絞り目盛の3等分位置
に設定しようとしても、クリツク装置が働いて近
接した目盛側に落込んで微細な調整を行い得なか
つた。
一方、一眼レフカメラ用の自動絞りレンズで
は、絞り羽根を開閉させる絞りリングの円周方向
の回転を、鏡筒固定部に枢着したベルクランクを
介して半径方向に動きに変換し、その動きを絞り
設定部材に連動するカムリングに設けたカム面に
よつて規制することにより、所要の開度に絞り込
むと共に、絞り設定リングの回転角を絞りリング
の回転角より大きくするようにした自動絞り機構
が用いられている。
したがつて、このような機構を絞り目盛間隔拡
大機構にも利用することが考えられる。しかし、
絞り羽根を開閉させる絞りリングのように回転角
度の小さい場合には、ベルクランクの大きさも小
さくできるので問題はないが、絞り設定部材のよ
うに回転角の大きいものでは、ベルクランクが著
しく大きくなり、鏡筒内の狭少なスペースに収納
することは不可能になる。
この考案は上記の点に鑑みてなされたもので、
レンズ鏡筒に設けた絞り設定部材に、レンズシヤ
ツタの絞り環の回転を拡大して連動させるように
した構造簡単でコンパクトな絞り目盛間隔拡大機
構を提供することを目的とするものである。
そのため、この考案による絞り目盛間隔拡大機
構は、絞り設定部材から光軸方向に伸びる軸にL
字形の揺動部材の中間部を枢着し、この揺動部材
の両端部に光軸と平行に伸びる第1の連動ピンお
よび第2の連動ピンを植設し、上記第1の連動ピ
ンを円周方向に対して傾斜させて設けた固定のカ
ム溝に摺接させ、絞り設定部材が回動した時、上
記揺動部材がそれと反対方向に回動するように上
記カム溝の傾斜方向を定め、上記第2の連動ピン
をレンズシヤツタ側絞り環に連係させるようにし
て、絞り目盛を有する絞り設定部材の回転角がレ
ンズシヤツタ側絞り環の回転角より大きくなるよ
うにしたものである。
以下、添付図面を参照してこの考案の実施例を
説明する。
第1図はこの考案の一実施例を示すもので、レ
ンズ鏡筒の外周部に、光軸Cを中心として回動自
在に外周に絞り目盛を刻設したリング状の絞り設
定部材1を設け、そのフランジ部1aに軸受板2
を固定し、この軸受板2に光軸方向に伸長した軸
3を植設している。そして、この軸3の先端部に
L字形をなす揺動部材4の中間部を揺動自在に枢
着し、その両端部に光軸Cに平行に反対方向に伸
びる第1の連動ピン5と第2の連動ピン6を植設
している。
一方、鏡筒固定部にカム溝7aを有するカム板
7を固設し、このカム溝7aを、第2図に示すよ
うに光軸を中心とした円周方向に対して角θだけ
傾斜させて円弧aとほぼ同一曲率半径とし、カム
溝7aに第1の連動ピン5を摺動自在に緩嵌し
て、絞り設定部材1を回転角αだけ回動した時、
揺動部材4が絞り設定部材1に同動して公転する
と共に軸3を中心として上記公転方向と反対方向
に自転し、第2の連動ピン6が角αより小さい角
βだけ回動するようにカム溝7aの傾斜方向を定
める。
さらに、光軸を中心として回動自在な絞り連動
部材8を設けて、半径方向の長孔8aを穿設する
と共に内周部に円周方向の溝8bを形成し、長孔
8aに第2の連動ピン6を緩嵌し、溝8bにレン
ズシヤツタ9の絞り環10の光軸に平行な立上り
部10aを係合させ、絞り環10と絞り連動部材
8を回転方向に同動させる。
以上の構成で、絞り設定部材1を時計方向に回
転させると、揺動部材4が第2図に実線で示す位
置から假想線で示す位置まで、回転角αだけ光軸
Cの周りに公転する。同時に第1の連動ピン5が
カム溝7a内を摺動して揺動部材4は軸3の周り
に反時計方向に自転するので、第2の連動ピン6
に駆動されて光軸Cの周りを回動する絞り連動部
材8およびこれに同動するレンズシヤツタ側絞り
環10の回転角βは回転角αより小さくなる。逆
に、レンズシヤツタ側絞り環10側からみれば、
その回転角が拡大されて絞り設定部材1に伝達さ
れる。
なお、拡大率はカム溝7aの傾斜角θの大きさ
によつて変化し、さらにカム溝7aの曲率半径を
部分的に補正することにより、レンズシヤツタ側
絞り環10の1EV当りの回転角が不等間隔の場合
でも、絞り設定部材1の目盛を等間隔に補正する
ことが可能となる。
また、上記実施例においては、第2の連動ピン
6の変位を、絞り連動部材8を介して絞り環10
に連動させるようにしたが、絞り連動部材8を介
することなく、第2の連動ピン6を直接絞り環1
0に連結してもよいことはいうまでもない。
以上述べたように、この考案においては、レン
ズ鏡筒の絞り設定部材に揺動部材を枢着し、この
揺動部材の両端部に第1、第2の連動ピンを植設
して、第1の連動ピンを円周方向に対して傾斜し
たカム溝に摺接させて上記揺動部材を絞り設定部
材の回転方向と反対方向に回動するようにし、第
2の連動ピンをレンズシヤツタ側絞り環に連動さ
せるようにしたので、きわめて簡単且つコンパク
トな機構でレンズシヤツタ側絞り環の比較的大き
い回転角をさらに拡大することができ、レンズシ
ヤツタ自体の絞り機構を変更することなく絞り設
定部材の絞り目盛間隔を拡大し、絞り設定値の微
妙な調整を可能にする優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す分解斜視
図、第2図は、同じくその作用説明に供する説明
図である。 1……絞り設定部材、3……軸、4……揺動部
材、5……第1の連動ピン、6……第2の連動ピ
ン、7a……カム溝、9……レンズシヤツタ、1
0……レンズシヤツタ側絞り環、α……絞り設定
部材の回転角、β……レンズシヤツタ側絞り環の
回転角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レンズシヤツタを内蔵したレンズ鏡筒におい
    て、光軸を中心として回動自在な絞り設定部材1
    と、該絞り設定部材1に固設されて光軸方向に伸
    びる軸3に中間部を枢着され、両端部に光軸と平
    行に伸びる第1の連動ピン5および第2の連動ピ
    ン6を固設したL字形の揺動部材4と、上記第1
    の連動ピン5が摺接し、上記絞り設定部材1が回
    動した時、それと反対方向に上記揺動部材4を回
    動させるように円周方向に対して傾斜したカム溝
    7aを有する固定のカム板7と、上記第2の連動
    ピン6に連動して回動するレンズシヤツタ側絞り
    環10とを有し、上記絞り設定部材1の回転角α
    を、上記レンズシヤツタ側絞り環10の回転角β
    より大きくするようにしたことを特徴とする絞り
    目盛間隔拡大機構。
JP1983013700U 1983-02-03 1983-02-03 レンズ鏡筒における絞り目盛間隔拡大機構 Granted JPS59121632U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983013700U JPS59121632U (ja) 1983-02-03 1983-02-03 レンズ鏡筒における絞り目盛間隔拡大機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983013700U JPS59121632U (ja) 1983-02-03 1983-02-03 レンズ鏡筒における絞り目盛間隔拡大機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59121632U JPS59121632U (ja) 1984-08-16
JPH0336981Y2 true JPH0336981Y2 (ja) 1991-08-06

Family

ID=30145083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983013700U Granted JPS59121632U (ja) 1983-02-03 1983-02-03 レンズ鏡筒における絞り目盛間隔拡大機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59121632U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5128733U (ja) * 1974-08-26 1976-03-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59121632U (ja) 1984-08-16

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