JPH0336798Y2 - - Google Patents

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JPH0336798Y2
JPH0336798Y2 JP1987158214U JP15821487U JPH0336798Y2 JP H0336798 Y2 JPH0336798 Y2 JP H0336798Y2 JP 1987158214 U JP1987158214 U JP 1987158214U JP 15821487 U JP15821487 U JP 15821487U JP H0336798 Y2 JPH0336798 Y2 JP H0336798Y2
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JP
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sleeve
hose
locking groove
circumferential surface
fitting
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JP1987158214U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ホースの端末に接続される継手金
具に係り、特に小型化が可能で、経済的に製造す
ることのできる継手金具に関する。
〔従来の技術〕
従来、油圧用、塗装用などの高圧流体の配管系
に使用されるホースの端末部には、ニツプル部と
スリーブとを備える継手金具が接続用として結合
されている。この継手金具は、ニツプル部と、こ
のニツプル部の外周に同心状に設けられるスリー
ブとの間に形成される環状空間に、ホースの端末
部を挿入した後、スリーブの外周を加締めること
によつてホースを結合する構成となつており、こ
の場合、スリーブの内周面またはニツプル部の外
周面、あるいは両方の周面には、長手方向に適宜
の間隔をおいて複数の係止溝が設けられ、スリー
ブを外周から加圧して圧縮変形させると、ホース
の端末部は圧縮されて、これらの周面に設けられ
た係止溝に噛み込んだ状態で結合され、充分な引
抜強度を確保した結合構造となる(実開昭62−
52390号、実開昭61−131589号、実開昭60−
159290号、実開昭59−128990号等参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
これら従来技術の継手金具にあつては、スリー
ブの内周面に設けられ、ホースの外周面に係合し
てホースの引抜強度を高めるための係止溝として
は、上記各公報に開示されるように、長手方向に
適宜間隔をおいて設けられる独立した複数の環状
溝が採用されている。
しかしながら、かかる係止溝は、ホース外周面
に対する喰い込み(引抜強度)の点においては有
利であるが、各環状溝が独立して且つ深く形成さ
れるため、切削加工時における効率が悪く、しか
もスリーブの肉厚が厚くなるという欠点があり、
さらに、環状溝の数を減らすと引抜強度が大幅に
低下するので、スリーブの長さをあまり短くする
ことができないという問題点がある。
また、主として加工性の面から、独立した環状
溝を複数設ける代りに、スリーブの開口端から内
部に向けて連続した雌ねじ状の溝を設け、このね
じ溝を係止溝として利用することも提案されてい
る。この場合、溝の数は前者に比べて大幅に増加
するので、溝の深さを浅くしたり、あるいはスリ
ーブの長さを短くすることもできるが、ねじ状に
形成されるため、結合部分にねじれ等の回転力が
加えられると、両者はあたかもねじのように作用
して外れてしまうという問題点がある。
そこで、この考案は、これら従来技術の問題点
に鑑み、加工が容易で、しかも引抜強度を低下さ
せることなく小型化することのできる継手金具の
提供をその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記従来技術の問題点を解決するため、この考
案によれば、ニツプル部とスリーブとの間に形成
される環状空間にホースを挿入し、スリーブを外
周から加締めて固着する継手金具において、スリ
ーブの内周面に、長手方向の少なくとも一部にお
いてピツチが変化する連続した螺旋状の係止溝を
設けたことを特徴としている。
〔作用〕
この考案によれば、上記のごとく、スリーブの
内周面に長手方向にピツチが変化する螺旋状の係
止溝を設けた継手金具であるから、スリーブを外
周面から加圧して圧縮変形させると、ホースは圧
縮されて外周面がスリーブの内周面の螺旋状の係
止溝に噛み込まれた状態で結合される。この場
合、係止溝は連続しているが、何周にもわたつて
設けられているので、スリーブの長さを短くした
り、あるいは係止溝の深さを浅くしても良好な引
抜強度が保持され、このためスリーブの肉厚並び
に長さを小さくすることにより、継手金具の小型
化が可能になる。
さらに、螺旋状係止溝のピツチが一定でないか
ら、ねじれ等の回転力が結合部分に加えられて
も、ねじのように弛むことはなく、種々の使用条
件にあつても良好な結合状態が保持される。
また、ねじ溝のように旋盤等を用いて連続的に
切削することができるから、製造コストも安価に
なる。
〔実施例〕
第1図はこの考案による継手金具の一実施例を
示す部分縦断側面図で、第2図はホースを接続し
た状態を示す部分縦断側面図である。図示の継手
金具1は継手本体10とスリーブ20とから構成
されている。
第1図において、継手本体10は、一端部にホ
ースに挿入されるニツプル部11を有し、このニ
ツプル部11の外周面には断面矩形の環状の係止
溝12が設けられ、また他端部には、他の継手金
具あるいは機器に接続するためのねじ部13が設
けられている。
スリーブ20は、前記継手本体10のニツプル
部11の外側に環状空間を隔てて同心状に嵌挿さ
れ、継手本体10のスパナ掛け部14に隣接する
ニツプル基部において継手本体10に固着されて
いる。このスリーブ20の内周面には、長手方向
のほぼ全長に渡つて連続した螺旋状の係止溝21
が設けられ、この係止溝21は、スリーブ20の
開口端側から内部に向かつてそのピツチが小さく
なるように形成されている。
このように構成された継手金具1とホースとを
結合するに当たつては、第2図に示すようにホー
スHの端末部を継手本体10のニツプル部11と
スリーブ20との間の環状空間に挿入する。そし
て、スリーブ20を外周から加圧して加締める
と、スリーブ20が縮径すると共に、ホースHの
端末部が圧縮されてスリーブ20の内周面に設け
られた螺旋状の係止溝21と、ニツプル部11の
外周面に設けられた環状の係止溝12とが、それ
ぞれホースHの外周面と内周面に噛み込んだ状態
で結合され、充分な引抜強度を確保した構造とな
る。ここで、スリーブ20の内周面に設けられた
螺旋状の係止溝21は、長手方向に連続した溝と
なつているが、スリーブ20の長手方向において
そのピツチが異なるように形成されているから、
一般的な雌ねじを係止溝とする従来の継手金具の
ように、結合部分にねじれ等の外力が加えられた
ときにも弛むことがなく、係止効果は極めて高
い。このため、ニツプル部11並びにスリーブ2
0の長さを短くしても充分な引抜強度が確保さ
れ、さらに係止溝21の深さをそれほど深くする
必要もないので、スリーブの肉厚を薄くしても支
障はない。したがつて、この考案による継手金具
1は、従来のものに比べて大幅に小型化、軽量化
が可能になる。
なお、前記実施例では、スリーブ20の係止溝
21をねじ溝状に形成する場合について説明した
が、通常の溝に代えて断面矩形のねじ溝にしても
よい。また、螺旋のピツチは、実施例とは逆にス
リーブ20の開口端側を小さくしてもよく、ある
いは長手方向の中間部分を両端等ピツチ部分に対
して変えるようにしてもよい。これら螺旋のピツ
チについては、スリーブの材質並びに肉厚、ある
いは加締方式などに応じて適宜選択される。
さらに、ニツプル部11の係止溝12について
も、前記実施例のものに限らず、例えば竹の子状
等の任意の形状に変更することができ、また、必
ずしも設けなくともよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、スリ
ーブを外周から加締めることにより、ホースをス
リーブとニツプル部とで挾持固定する継手金具に
おいて、スリーブの内周面に長手方向の少なくと
も一部においてピツチが変化する連続した螺旋状
の係止溝を設けてなるものであるから、ホース外
周面に対するスリーブ内周面の係止溝の係止効果
が高く、このためスリーブの長さを短くしても、
あるいは係止溝をそれほど深くしなくとも充分な
引抜強度が確保されるばかりか、ピツチが異なる
のでホースが回転しにくく、又ホースの回転によ
るゆるみもほどんど無くなるという効果が得られ
る。
また、スリーブの係止溝は、旋盤等を用いてね
じ溝を切るように簡単に切削加工することができ
るので、製造コストも安価である。
なお、この考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば継手本体及びスリーブの形状を
変更したり、あるいは両者の結合方法を変更する
など、この考案の技術思想内での種々の変更はも
ちろん可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による継手金具の一実施例を
示す部分縦断側面図、第2図は第1図実施例の継
手金具にホースを接続した状態を示す部分縦断側
面図である。 10:継手本体、11:ニツプル部、12,2
1:係止溝、20:スリーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ニツプル部とスリーブとの間に形成される環状
    空間にホースを挿入し、スリーブを外周から加締
    めて固着する継手金具において、前記スリーブ
    は、内周面に長手方向の少なくとも一部において
    ピツチが変化する連続した螺旋状の係止溝を有す
    ることを特徴とする継手金具。
JP1987158214U 1987-10-16 1987-10-16 Expired JPH0336798Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987158214U JPH0336798Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987158214U JPH0336798Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

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Publication Number Publication Date
JPH0165484U JPH0165484U (ja) 1989-04-26
JPH0336798Y2 true JPH0336798Y2 (ja) 1991-08-05

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ID=31438338

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JP1987158214U Expired JPH0336798Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007051774A (ja) * 2005-07-22 2007-03-01 Bridgestone Corp 給水・給湯用ホース口金具構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4423492Y1 (ja) * 1964-12-23 1969-10-03

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JPS4423492Y1 (ja) * 1964-12-23 1969-10-03

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JPH0165484U (ja) 1989-04-26

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