JPH0336758Y2 - - Google Patents

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JPH0336758Y2
JPH0336758Y2 JP6787686U JP6787686U JPH0336758Y2 JP H0336758 Y2 JPH0336758 Y2 JP H0336758Y2 JP 6787686 U JP6787686 U JP 6787686U JP 6787686 U JP6787686 U JP 6787686U JP H0336758 Y2 JPH0336758 Y2 JP H0336758Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、主として超高純度ガスを貯蔵するガ
ス容器に用いる薄板・可溶片併用式安全装置に関
し、ガス容器を加熱しながら真空引きしてガス容
器内から不純ガスを排出処理するときに、可溶片
の溶解温度よりも高い温度でガス容器を加熱でき
るようにする事により、ガス容器の加熱・真空引
きによる不純ガスの排出能力を高められるように
する技術である。
〈従来技術〉 本考案は、前提構造として、例えば第1図乃至
第7図にそれぞれ示すように、ガス容器内の異常
ガス圧を逃す圧力逃し孔2を安全装置本体1内に
あけ、圧力逃し孔2の終端部に環状の受座4を形
成し、受座4に破裂用薄板6の周縁部を押え筒9
で気密状に押圧固定し、押え筒9内に可溶片14
を設けた構造を有するものに関する。
従来では、第5図又は第6図に示すように、前
記可溶片14が押え筒9の筒孔内に溶融状態で充
填されたのち凝固することにより固着されていた
(例えば、実開昭59−132962号公報)。
なお、第5図に示す従来例1のものは、押え筒
9がボルト状に形成されて安全装置本体1にネジ
嵌合により内嵌固定されている。また、第6図に
示す従来例2のものは、押え筒9がナツト状に形
成されて安全装置本体1にネジ嵌合により外嵌固
定されたものである。
〈考案が解決しようとする問題点〉 近年、IC,LSI,超LSI等を製造するために、
超高純度(例えば99.99999%以上)のガスが要求
されてきている。
これに応えるため、ガス容器に対しては、貯蔵
する超高純度ガスの純度低下を防ぐため、ガスを
充填する前に、このガス容器を加熱しながら真空
引きをして不純ガスを排出する処理を施してい
る。これにより、容器内の不純ガスは勿論、容器
内表面の面粗さ間に付着している不純ガスも、ま
た、容器内壁における金属組識の表層部に吸着さ
れている不純ガスも容器外に排出される。
上記の場合、ガス容器を加熱する温度が高くな
るほど、容器の内表面や内壁の表層部から放出さ
れる不純ガスの量が多くなるので、不純ガスの排
出効果が高くなり、後に充填される高純度ガスの
純度低下が小さくなる。
しかしながら、上記従来例の薄板・可溶片併用
式安全装置の構造では、可溶片の溶解破損が起ら
ないようにするために、ガス容器の加熱温度を可
溶片の溶解温度(60〜110℃の場合が多い)以下
にとどめなければならない。この程度の加熱温度
では、容器の内表面や内壁の表層部からの吸着ガ
スの放出効果が全く不充分であり、後に充填され
る超高純度ガスの純度低下を充分抑制できない点
でまだ問題が残つている。
そこで、本考案者は、この問題を解決するため
に、本考案に先立ち、第7図に示すものを考え
た。これは、ガス容器を高温に加熱したときに、
可溶片14が溶解しても蓋板21で塞がれて流出
破損せず、ガス容器の加熱終了後に可溶片14が
そのまま正しく凝固するようにしたものである。
図中、符号22は蓋板押えである。
しかしながら、この先考案例では、安全装置が
安全作動して、可溶片14が溶解したのち、破裂
用薄板6がガス容器内のガスの異常圧で破裂する
ときに、蓋板21が溶解した可溶片14を介して
薄板6をバツクアツプしてその破裂の抵抗になる
ため、破裂用薄板6の破裂圧力に誤差を生じさせ
る点で問題がある。
本考案は、可溶片が溶解破損することなくガス
容器を可溶片の溶解温度よりも高い温度に加熱す
る事により、このガス容器の内表面や内壁の表層
部からの吸着ガスの放出効果を高めて、後に充填
される超高純度ガスの純度低下を充分抑制できる
ようにし、しかも、破裂用薄板の破裂圧力に誤差
を生じさせないようにする事を目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記目的を達成するために、例えば
第1図、第2図、第3図又は第4図に示すよう
に、上述の前提構造において、可溶片14を支持
具15に支持させ、可溶片14を押え筒9の筒孔
内に挿抜自在に挿入して、支持具15を押え筒9
と安全装置本体1との小なくとも一方に着脱自在
に固定した事を特徴とするものである。
〈作用〉 ガス容器を加熱しながら真空引きして、ガス容
器内から不純ガスを排出処理するときには、可溶
片14を押え筒9の筒孔から取り外しておく。一
方、破裂用薄板6は押え筒9で受座4に気密状に
押圧固定して、圧力逃し孔2を閉塞したままにし
ておく。
この状態でガス容器を高温に加熱しても、取り
外された可溶片14は溶解破損することがない。
加熱・真空引き処理の終了後にガス容器が冷却
してから、可溶片14を押え筒9の筒孔内に組み
付けておく。
そして、火災などで安全装置が安全作動して、
可溶片14が溶解し、破裂用薄板6が破裂すると
きには、この破裂用薄板6が他物からの抵抗を受
けることなく破裂する。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
実施例1 (第1図参照) 安全装置本体1は、ガス容器の肩部に固定され
るか、容器元弁の弁箱と一体に形成されるかす
る。安全装置本体1内に、ガス容器内の異常ガス
圧を逃す圧力逃し孔2と収容孔3とが直列してあ
けられる。圧力逃し孔2の終端部に環状の受座4
が形成される。
受座4に金属製ガスケツト5を介して破裂用薄
板6が、内鍔7付きナツト8で押え筒9を介して
気密状に押圧固定される。ナツト8は収容孔3の
周壁10の外周面にねじ嵌合する。押え筒9は元
筒11と先筒12とを突合せてなり、収容孔3に
挿入されている。収容孔3外に突出する元筒11
の外端部から外鍔13が突設され、外鍔13がナ
ツト8の内鍔7と接当する。先筒12の先端面が
破裂用薄板6に接当する。
可溶片14は筒ねじ形の支持具15の筒孔内か
ら先端外にまで亘つて固定支持されている。可溶
片14が押え筒9の筒孔内に挿抜自在に挿入され
た状態で、支持具15が押え筒9の元筒11内に
ねじ嵌合により着脱自在に固定される。支持具1
5の頭部16は、ナツト8の内鍔7内で元筒11
の元端面17に受止められて可溶片14の先端面
を位置決めするものである。
なお、以上の構造の組付け手順を次に説明す
る。
まず、収容孔3にガスケツト5、破裂用薄板
6、先筒12及び元筒11を順に挿入してから、
ナツト8を収容孔3の周壁10に少しだけねじ嵌
合しておく。
次に、組立て治具で安全装置本体1を固定して
元筒11の元端面17を強い力で押圧固定し、こ
の状態でナツト8を締付けて、ガスケツト5、破
裂用薄板6、先筒12及び元筒11を固定する。
最後に、安全装置本体1を組立て治具から外
し、支持具15を元筒11内にねじ込んで固定す
る。
上記のように、組立て治具で元筒11の元端面
17を押圧固定した状態でナツト8を締付けると
きには、元筒11、先筒12、破裂用薄板6及び
ガスケツト5の全てがナツト8につれ回されなく
なるため、受座4、ガスケツト5及び破裂用薄板
6の接触面間のすべりによる金属摩耗微粉の発生
を防止できる。
即ち、金属摩耗微粉が発生すると、これが圧力
逃し孔2からガス容器内または容器弁内に侵入し
て、その内部の超高純度ガスを汚染するが、これ
を防止できるのである。
実施例2 (第2図参照) 第2図に示すものは、上述した第1図の構造に
おいて、その一部を、次のように変更したもので
ある。
押え筒9は1本の筒で形成され、U溝18とピ
ン19との案内嵌合からなる直進ガイド20によ
り回り止めされる。
この構造の場合、組立て時に組立て治具を用い
ないでも、受座4、ガスケツト5及び破裂用薄板
6の接触面間のすべりによる金属摩耗微粉の発生
を防止できる。
実施例3 (第3図参照) 第3図に示すものは、第1図の構造の一部を次
のように変更したものである。
押え筒9は1本の筒ねじで形成され、収容孔3
の内周面にねじ嵌合により固定される。これによ
り、第1図のナツト8を省略できる。
実施例4 (第4図参照) 第4図に示すものは、第1図の構造の一部を次
のように変更したものである。
押え筒9は1本の筒ねじで形成され、収容孔3
の内周面にねじ嵌合により固定される。支持具1
5を直円筒状に形成して押え筒9に挿抜自在に挿
入するとともに、ナツト8と一体に形成する。こ
れによつて、ナツト8を介して収容孔3の周壁1
0に支持具15を固定したものである。
〈考案の効果〉 本考案は、上記のように構成され、作用する事
から、次の効果を奏する。
イ ガス容器の加熱・真空引きによる不純ガス排
出処理時に、可溶片を押え筒の筒孔から取り外
しておく事により、可溶片を溶解破損させる事
なく、可溶片の溶解温度よりも高い温度(例え
ば、200〜250℃)にガス容器を加熱する事がで
きる。これにより、ガス容器の不純ガスの排出
効果を高めて、後に充填される超高純度ガスの
純度低下を充分に抑制する事ができる。
ロ 安全装置が安全作動して、可溶片が溶解し、
破裂用薄板が破裂するときには、この破裂用薄
板が他物からの抵抗を受ける事なく破裂するの
で、その破裂圧に誤差が生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図はこの考案の実施例1から4
を示す縦断正面図、第5図と第6図はそれぞれ従
来例1と2を示す縦断正面図、第7図は先考案例
を示す縦断正面図である。 1……安全装置本体、2……圧力逃し孔、4…
…受座、6……破裂用薄板、9……押え筒、14
……可溶片、15……支持具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガス容器内の異常ガス圧を逃す圧力逃し孔2を
    安全装置本体1内にあけ、圧力逃し孔2の終端部
    に環状の受座4を形成し、受座4に破裂用薄板6
    の周縁部を押え筒9で気密状に押圧固定し、押え
    筒9内に可溶片14を設けてなるガス容器用薄
    板・可溶片併用式安全装置において、上記可溶片
    14を支持具15に支持させ、可溶片14を押え
    筒9の筒孔内に挿抜自在に挿入して、支持具15
    を押え筒9と安全装置本体1との小なくとも一方
    に着脱自在に固定した事を特徴とするガス容器用
    薄板・可溶片併用式安全装置。
JP6787686U 1986-05-06 1986-05-06 Expired JPH0336758Y2 (ja)

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JP5665425B2 (ja) * 2010-08-27 2015-02-04 三菱重工業株式会社 可溶栓用延命プラグ
KR101223200B1 (ko) 2012-04-18 2013-01-17 에프디씨 주식회사 온도 보호형 파열 디스크 어셈블리
JP6155103B2 (ja) * 2013-06-12 2017-06-28 株式会社不二工機 可溶栓

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