JPH0336280A - 薄膜形成装置 - Google Patents

薄膜形成装置

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JPH0336280A
JPH0336280A JP17049489A JP17049489A JPH0336280A JP H0336280 A JPH0336280 A JP H0336280A JP 17049489 A JP17049489 A JP 17049489A JP 17049489 A JP17049489 A JP 17049489A JP H0336280 A JPH0336280 A JP H0336280A
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JP
Japan
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substrate
film
thin film
film forming
raw material
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Pending
Application number
JP17049489A
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English (en)
Inventor
Atsuo Ito
厚雄 伊藤
Kikuji Fukai
深井 喜久司
Hideyo Iida
英世 飯田
Shinji Masuyama
増山 津二
Mitsuaki Kato
光明 加藤
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用骨IF] 本発明は、霧化した原料溶液を加熱した基板の成膜面に
吹き付け、そこに薄膜を形成する装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種の薄膜形成法及びその装置は、例えば特開
昭61−69962号等に示される様に、予め調合した
薄膜作製用原料溶液を霧化器(アトマイザ)により噴霧
し、薄膜を形成する基板の表面に吹き付けて付着させて
薄膜を形成する。
すなわち、これを添付の第3図によって説明すると、薄
膜を形成させるために予め調合した原料溶液かを霧化す
る霧化器1が備えられ、この霧化器lの上方には上に向
けて上記原料溶液の霧を放出するノズル8が設けられ、
このノズル3に、その上方に傾斜して設けられた成膜室
4及びその先端に設けられた排気孔5が接続されている
上記成膜室4の内部に、表面に薄膜を形成する基板6が
、例えばホルダによって一列に配列され、その成膜室4
の中をその長手方向に沿って一定の速度で移動される。
この様な、従来技術の薄膜作製方法及びその装置では、
上記霧化器Jにより噴霧された霧状の原料溶液がノズル
3に導かれ、上記成膜室4を通って排気孔5に導かれる
表面に薄膜を形成する基板6は、その背面に設けられた
ヒータ7によって加熱され、霧状の原料溶液が上記成膜
室4を通過する過程で、加熱された上記基板60表面に
接触すると、そこで溶液中の原料が酸素と反応し、上記
μ板6の表面上Zこ薄い酸化物の薄膜が形成される。
従来のこの種の成膜室4を傾斜させた装置では、基板6
の成膜面と、その下のこれと対向する壁面どの間隔は、
150Il11以上とられていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記の従来技術の薄膜作製方法及びその
装置では、上記基板6の表面上に吹き付けられた霧状の
原料溶液の大半が上記基板6に衝突した反動で上記基板
6から離れる。この基板6の表面から離れた霧状の原料
溶液の多くは、反動で再び基板60表面に戻る一部のも
のを除いて、薄膜形成のための反応の機会がな− いまま、上記排気孔5からtel出されてしまう。
このため、成膜に寄与しない原料溶液が多量に出て、成
膜のための反応収率が悪くなる。
上記従来技術Iこおいて、成膜室4を傾斜して設置し、
基板6の成膜面を傾ける理由は、上記のような問題を幾
分でも解消しようとするたもめのちのである。しかし、
成膜室4を傾斜させているため、傾斜している比較的下
部において基板6に成膜が行なわれやすく、この薄膜の
形成される領域がきわめて狭くなる。しかも、ここでの
成膜速度が他の部分に比べて極端に高くなり、薄膜はご
く短時間で成膜されるため、緻密な膜質が得られ(こ<
<、例えば5n02等の導体膜を形成する場合には、比
抵抗の低い膜を得ることが困難である。また、こうした
状況下では、上記基板6の加熱温度を高く維持する必要
があるが、高温下での成膜には様々な弊害が仲い、生産
性が悪くなる。例えば1・1ノイ等で基板6を支えるデ
ポ7ツブ方式では、上記基板6を例えば530〜550
°Cに加熱すると、熱変形が生− じ、また急激なヒートショックζこよりj’l’lれが
発生することが多い。
そこで、本発明は、上記の従来技術における問題点に鑑
み、その反応収率を向上することが可能であり、かつ膜
質の良好な薄膜を基板表面上に確実に形成することの可
能なR膜形成装置を提供すること(こある。
[課題を解決するための手段] すなわち、上記の目的を達成するため、本発明において
採用した手段の要旨は、薄膜作製用原料溶液を霧化する
霧化器と、上記霧化器によって発生された霧状の原料溶
液が上記霧化器のノズルから導入されて排気孔から排出
されるまでの間に延長形成された成膜室と、薄膜を形成
する基板の成膜面が、上記成膜室の天面を形成するよう
、前記基板を供給保持する手段と、上記基板の成膜面を
所定の温度に加熱するヒータとを備えて成る薄膜形成装
置ζこおいて、成膜室に」二記基板の成膜面をほぼ水平
に配置し、かつ同基板の成膜面とこれに対向する壁面と
の間隔5 を5〜80mmの範囲ζこ設定した薄膜形成装置である
[作   用コ 上記の本発明は、基板の成膜面と、これに対向する成膜
室の壁面との間に形成される間隙、すなわち霧状の原料
溶液が通過するための隙rjJ]を5〜130mmとい
う狭い間隔に設定しであるため、成膜室に供給された霧
状の原料溶液は、基板の成1摸面に接して反応する機会
が多くなり、多くの原料溶液が成膜に寄与するようにな
る。換言すると、少ない溶液で高い反応収率をあげるこ
とが可能となる。
また、成膜室に供給された基板の成膜面を水平に保持す
ることにより、少ない原料溶液の供給量で、成膜室中の
層流状態を確保することができるようζこなり、従来の
ように、基板ζこ成膜面を傾斜させる必要が無くなる。
それ故、成膜室の全長にわたって成膜速度のを平均化す
ることが可能になる。このため、成膜領域を広くし、か
つ比較的低温でも均質な薄膜を形成すること6 が出来るようになる。
以上は、本件発明者らが本発明による試験を繰り返す過
程で着目した事実であり、この点は、後述する実施例に
説明において明確である。
なお、前記基板の成膜面と、これに対向する成膜室の壁
面との間隔を5〜80mmに設定したのは、その間隔が
上記の範囲を越えて広くなると、成膜のための原料の反
応収率が急激に低下し、しかも1摸質も低下しやすい。
また上記間隔がこの範囲を越えて狭くなると、原料溶液
の流通が阻害され、乱流状態が起き易く、成る程度の膜
質が得られるものの、反応収率が悪くなることによる。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例について、添付の図面を参jji
:l l、ながら説明する。
第1図において、本発明になる薄膜形成装置は、薄膜作
製用原料溶液を霧化する霧化器10を備え、この霧化器
10の上方には霧化された原料溶液を故山するノズル1
3が上に向けて設7− けられ、このノズル13の上に成11!室14が水平に
設けられている。更に、上記成膜室14の先(図中、右
側)ζこ排気孔15が設けられ、これによって、上記霧
化器10から供給された霧状の原料溶液が、上記給気器
11の働きによってノズル13から上記成膜室14に導
かれ1、開成1摸室内を通過し、排気孔15から排出さ
れる。
一方、上記成膜室14の内部には、第2図の断面図にも
示されるようζこ、表面に薄膜を形成する基板L6が、
例えばホルダ(支持枠)J7によって、成膜面が前記成
膜室I4の天面を形成するよう一列に配列され、第1図
ζこおいて右から左へど一定の速度で移動される。上記
基板16の上には、均熱板18を介してヒータ19が設
けられ、上記基板16を所定の温度に加熱する。
以上に述べた薄膜形成装置では、上記霧化器10で発生
した霧状の原料溶液が、給気器1工の働きにより、上記
霧化器10のノズル13から成膜室14に導入され、と
の成膜室14内に8− おいて上記基板16の表面上に付着する。一方、上記基
板16は上記ヒータ19によって加熱されており、霧状
の薄膜作製用原料溶液中の原料が反応して上記基板16
の表面上に薄い薄膜を形成する。
さらに本発明では、成膜室14の底壁ど、これに対向す
る上記基板16の成膜面との間隔(第2図中に記号rD
Jで示す)、すなわち、成膜室14内を霧状の原料溶液
が3ff+i!する隙間を5〜80mmの狭い通路とす
る。
次に、より具体的な実施例について以下に説明する。
先ず、表面に薄膜を形成する基板16として、厚さ 1
.0mm5 縦]00mm5 横10DIのガラス基板
を10枚連ね、上記実施例に成る薄膜形成装置の成膜室
14の内部に設けたホルダ17(こ取り付けた。さらに
、基板160表面温度が450℃に維持される様、その
Vr面側からヒータ19で加熱した。なお、この時、上
記裁板16の表面と上記成膜室14の底面どの間隔を5
0)、上記9− ノズル13と排気孔15との距離、すなわち、成膜室1
4の長さを1.5mとした。ノズル13は、長さ 10
0mm、輻8iamの石英製のものを用い、これを上記
基板16に対して垂直に設置した。
薄膜作製用原料溶液として、四塩化用(五水塩)を25
g1 三塩化アンチモンをl g−、塩酸4CCを !
、 50 c cの純水に溶解したものを用いた。この
原料溶液を、上記霧化器10から毎分2ccの割合で供
給し、これをノズル13から上記基板16の成膜面に6
分間吹き付け、もって成膜面上に酸化錫(SnO2)薄
膜を形成した。その後、上記基板16の、薄膜作製前後
の電量の差によって求まる上記酸化錫薄膜の重量ど、上
記の6分間に上記基板16に吹き付けられた原料溶液1
2cc中の原料成分、すなわち、錫の酸化物に換算した
重量の比により薄1摸の反応収率を求めた。さらに、4
点法により、前記酸化錫膜の比抵抗を求めた。このサン
プル100個の平均値を下表に示す。
さらζこ、前記と同様の試験を、上記基板1610 の成膜面と上記成膜室14の底面との間隔りを5■と8
0mmに各々変えて実施し、各場合の反応収率及び得ら
れた酸化錫膜の比抵抗のサンプル100個の平均値を求
め、その結果を以下の表(と示した。
また、比較のため、前記と同様の試験を、上記基板16
の成膜面と上記成膜室14の底面との間隔りを311I
Iffiと 150mmこと各々変えて実施し、各場合
の反応収率及び得られた酸化錫1摸の比抵抗のサンプル
100個の平均値を求め、その結果を以下の表に示した
下表から明確な通り、前記間隔りが5〜80mmの場合
は、原料の反応収益が何れも20%以上であり、高い収
益率が得られた。また、酸化錫膜の膜質の緻密さと相関
がある比抵抗も、何れも2.5X 10−”0cm以下
と、低い値が得られた。
これに対し、間隔りが3mmでは、酸化錫膜の比抵抗が
1.2X 10〜3Ωcmと低いが、収率が7.6%と
急激に低くなる。また、間隔りが1!5Drarnでは
、収率が3.3%と低くなり、また酸化ff1−DI漠
の1− 比抵抗も 2.7X10−3Ωamと高かった。
表 [発明の効果コ 以上の説明から明らかなように、本究明によれば、霧化
した原料溶液を加熱した基板に吹き付けて薄膜を形成す
る薄膜形成装置において、高い反応収率で薄膜を形成す
ることが可能であり、形成された薄膜の膜室も良好であ
る。さらZこ、比較的低温でも膜質の良好な薄膜を基板
表面上に形成することが可能で、ヒートシロツクによる
基板の割れ等の問題も少ない薄膜形成装置を提供すると
いう優れた効果を発押する。
4、図面のff1l Illな説明 2− 第1図は、本発明の実施例である薄膜形成装置の構造を
説明するための縦断側面図であり、第2図は、第1図の
A−A線断面図であり、第3図は、従来技術を説明する
ための縦断側面図である。
10・・・霧化器 11・・・給気器 I3・・・ノズ
ル14・・・成膜室 15・・・排気孔 16・・・基
板 17・・・ホルダ(支持枠) 18・・・均熱板 
19・・・ヒータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)薄膜作製用原料溶液を霧化する霧化器と、上記霧
    化器によって発生された霧状の原料溶液が上記霧化器の
    ノズルから導入されて排気孔から排出されるまでの間に
    延長形成された成膜室と、薄膜を形成する基板の成膜面
    が、上記成膜室の天面を形成するよう、前記基板を供給
    保持する手段と、上記基板の成膜面を所定の温度に加熱
    するヒータとを備えて成る薄膜形成装置において、成膜
    室に上記基板の成膜面をほぼ水平に配置し、かつ同基板
    の成膜面とこれに対向する壁面との間隔を5〜80mm
    の範囲に設定したことを特徴とする薄膜形成装置。
JP17049489A 1989-06-30 1989-06-30 薄膜形成装置 Pending JPH0336280A (ja)

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JP17049489A JPH0336280A (ja) 1989-06-30 1989-06-30 薄膜形成装置

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ID=15906008

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04301617A (ja) * 1991-03-29 1992-10-26 Sharp Corp 液晶表示装置および液晶表示装置の欠陥修正方法
JP2007334258A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Sharp Corp 薄型表示装置

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