JPH0336227A - 高温で耐摩耗性にすぐれた銅基焼結合金 - Google Patents
高温で耐摩耗性にすぐれた銅基焼結合金Info
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- JPH0336227A JPH0336227A JP1171489A JP17148989A JPH0336227A JP H0336227 A JPH0336227 A JP H0336227A JP 1171489 A JP1171489 A JP 1171489A JP 17148989 A JP17148989 A JP 17148989A JP H0336227 A JPH0336227 A JP H0336227A
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、常温から高温までのいずれの状況下におい
てもすぐれた耐摩耗性を有する銅基焼結合金、特に高温
下での耐摩耗性にすぐれた銅基焼結合金に関するもので
あり、内燃機関のガイドブツシュ、ターボチャージャー
の軸受などとして用いるに適した銅基焼結合金に関する
ものである。
てもすぐれた耐摩耗性を有する銅基焼結合金、特に高温
下での耐摩耗性にすぐれた銅基焼結合金に関するもので
あり、内燃機関のガイドブツシュ、ターボチャージャー
の軸受などとして用いるに適した銅基焼結合金に関する
ものである。
従来、上記各種部材の製逍に、重量%て(以下%は、重
量%を示す。)、Cu−28%Z n6%A、17の代
表組成を有する銅基溶製合金が用いられていた。
量%を示す。)、Cu−28%Z n6%A、17の代
表組成を有する銅基溶製合金が用いられていた。
しかし、上記の従来の銅基溶製合金は、比較的低温から
高温にわたって使用した場合、特に高温下において、焼
付きか発生し、耐摩耗性に問題があった。
高温にわたって使用した場合、特に高温下において、焼
付きか発生し、耐摩耗性に問題があった。
最近の内燃機関は、高出力化にともない、従来よりも摺
動部が一層高温に曝らされるため、特に高温下において
、焼付きが発生せずかつ耐摩耗性にすぐれた銅基焼結合
金の開発が強く望まれていた。
動部が一層高温に曝らされるため、特に高温下において
、焼付きが発生せずかつ耐摩耗性にすぐれた銅基焼結合
金の開発が強く望まれていた。
そこで、本発明者らは、上述のような観点から、特に上
記の従来の銅基溶製合金に着目し、高温下で一段とすぐ
れた耐焼付き性および耐摩耗性を有する銅基合金を開発
すべく研究を行った結果、Zn:5〜25%、 Si:0.1〜2%、 Fe、Nl、およびCoのうち1種または2種以上二0
.1〜3%、 酸素+ 0.01〜0.5%、 を含有し、さらに必要に応じて、 (a) AN :0.1〜0.3%、(+)) C
r、Mo、およびWのうち1種または2種以上:0.1
〜2%、 以上(a)〜(b)のうちのいずれか1種または2種以
上を含有し、残りがCIJおよび不可避不純物からなる
組成、並びに素地中に微細な酸化物および金属間化合物
が均一に分散しかつ空孔が容積率で1〜15%分布した
組織を有する銅基焼結合金は、常温および高温における
耐摩耗性が向上し、さらに素地中に微細な酸化物および
空孔が存在することにより高温下での耐焼付き性が向上
するという知見を得たのである。
記の従来の銅基溶製合金に着目し、高温下で一段とすぐ
れた耐焼付き性および耐摩耗性を有する銅基合金を開発
すべく研究を行った結果、Zn:5〜25%、 Si:0.1〜2%、 Fe、Nl、およびCoのうち1種または2種以上二0
.1〜3%、 酸素+ 0.01〜0.5%、 を含有し、さらに必要に応じて、 (a) AN :0.1〜0.3%、(+)) C
r、Mo、およびWのうち1種または2種以上:0.1
〜2%、 以上(a)〜(b)のうちのいずれか1種または2種以
上を含有し、残りがCIJおよび不可避不純物からなる
組成、並びに素地中に微細な酸化物および金属間化合物
が均一に分散しかつ空孔が容積率で1〜15%分布した
組織を有する銅基焼結合金は、常温および高温における
耐摩耗性が向上し、さらに素地中に微細な酸化物および
空孔が存在することにより高温下での耐焼付き性が向上
するという知見を得たのである。
この発明は、かかる知見にもとづいてなされたものであ
って、この発明の銅基焼結合金は、上記組成によって、
素地中に、1〜40!Uの粒度範囲内に分布した酸化物
が0.1〜7%の面積率で均一分散し、かつ同じく1〜
25μmの粒度範囲内に分布した金属間化合物が1〜8
%の面積率で均一分散し、さらに1〜40unの粒度範
囲内の空孔が1〜i5容量%均一分布した組織を持ち、
これら酸化物と金属間化合物が素地中に存在することに
よって常温および高温での耐摩耗性が著1−<向上15
、これら酸化物と空孔が素地中に存在することによって
高温下での耐焼付き性が著1.<向上するものである。
って、この発明の銅基焼結合金は、上記組成によって、
素地中に、1〜40!Uの粒度範囲内に分布した酸化物
が0.1〜7%の面積率で均一分散し、かつ同じく1〜
25μmの粒度範囲内に分布した金属間化合物が1〜8
%の面積率で均一分散し、さらに1〜40unの粒度範
囲内の空孔が1〜i5容量%均一分布した組織を持ち、
これら酸化物と金属間化合物が素地中に存在することに
よって常温および高温での耐摩耗性が著1−<向上15
、これら酸化物と空孔が素地中に存在することによって
高温下での耐焼付き性が著1.<向上するものである。
つぎに、この発明の銅基焼結合金の成分組!戊および空
孔を上記のごとく限定した理由について説明する。
孔を上記のごとく限定した理由について説明する。
(a)空孔
空孔は、摺動面に分布し、特に高温下での耐焼付き性を
改善する作用を有するが、1容量%未満ではその効果が
得られず、一方、15容量%より多く分布すると強度が
低下するのみてなく、熱伝導度が低下することにより逆
に耐熱性が悪くなり、高温下での耐焼付き性が低下し、
また耐摩耗性も低下するので好ましくない。
改善する作用を有するが、1容量%未満ではその効果が
得られず、一方、15容量%より多く分布すると強度が
低下するのみてなく、熱伝導度が低下することにより逆
に耐熱性が悪くなり、高温下での耐焼付き性が低下し、
また耐摩耗性も低下するので好ましくない。
したがって、空孔の分布量は、1〜15容量%に定めた
。
。
(+)) Zn
Znは、Cuとともに素地を形成し、合金の強度および
靭性を向上させる作用があり、さらに酸素と結合して酸
化物を形成し、高温での耐焼付き性並びに常温および高
温での耐摩耗性を改善する作用を有するが、5%未満で
はその効果がなく、一方、25%を越えて含有すると、
熱伝導度が低下するとともに高温下での耐焼付き性が低
下するようになる。
靭性を向上させる作用があり、さらに酸素と結合して酸
化物を形成し、高温での耐焼付き性並びに常温および高
温での耐摩耗性を改善する作用を有するが、5%未満で
はその効果がなく、一方、25%を越えて含有すると、
熱伝導度が低下するとともに高温下での耐焼付き性が低
下するようになる。
したがって、Znの含有量は、5〜25%に定めた。
(c) 5i
Slは、酸素ど結合して複酸化物を形成するとともに、
WMo、 またはCrと結合して硬くて微細な金属間化
合物を形成し、常温および高温での耐摩耗性および耐焼
付き性を改善する作用を有するか、0.1%未満ではそ
の効果がなく、一方、2%を越えて含有すると靭性を低
下させる。
WMo、 またはCrと結合して硬くて微細な金属間化
合物を形成し、常温および高温での耐摩耗性および耐焼
付き性を改善する作用を有するか、0.1%未満ではそ
の効果がなく、一方、2%を越えて含有すると靭性を低
下させる。
したがって、SIの含有量は、0.1〜2%に定めた。
(d)酸素
酸素は、Cu、ZnおよびSt、並びに必要に応じて含
有されるAfl W、MoおよびC「と結合して、素地
中に均一微細に分散する酸化物を形成し、常温および高
温での耐摩耗性を向上させ、特に耐焼付き性および耐熱
性の改善によって、高温下での耐摩耗性を向上させる作
用を有するが、0.01%未満ではその効果がなく、一
方、0.5%を越えて含有すると、酸化物の粒径が40
μmを越えて粗大化するばかりでなく、面積率で7%を
越えて多くなりすぎ、合金の強度および靭性を低下させ
るほか、相手攻撃性を増し、好ましくない。
有されるAfl W、MoおよびC「と結合して、素地
中に均一微細に分散する酸化物を形成し、常温および高
温での耐摩耗性を向上させ、特に耐焼付き性および耐熱
性の改善によって、高温下での耐摩耗性を向上させる作
用を有するが、0.01%未満ではその効果がなく、一
方、0.5%を越えて含有すると、酸化物の粒径が40
μmを越えて粗大化するばかりでなく、面積率で7%を
越えて多くなりすぎ、合金の強度および靭性を低下させ
るほか、相手攻撃性を増し、好ましくない。
したがって、酸素の含有量は、0.01〜0.5%に定
めた。
めた。
(e)Fe、NiおよびCO
これらの成分は、いずれも素地中に分散して合金の強度
および靭性を向上させるとともにCu並びに必要に応じ
て含有されるAj7 、 W、 MoおよびCrと結合
して、素地中に分散する微細な金属間化合物を形成し、
耐摩耗性を向上させるとともに耐熱性を向上させ、耐焼
付き性にも効果があるが、その含有量が0.1%未満で
は、所望の効果が得られず、一方、その含有量が3%を
越えて含有すると靭性が低下するとともに熱伝導度が低
下することにより耐焼付き性が劣化するようになるので
好ましくない。
および靭性を向上させるとともにCu並びに必要に応じ
て含有されるAj7 、 W、 MoおよびCrと結合
して、素地中に分散する微細な金属間化合物を形成し、
耐摩耗性を向上させるとともに耐熱性を向上させ、耐焼
付き性にも効果があるが、その含有量が0.1%未満で
は、所望の効果が得られず、一方、その含有量が3%を
越えて含有すると靭性が低下するとともに熱伝導度が低
下することにより耐焼付き性が劣化するようになるので
好ましくない。
したがって、Fe、N1およびCoの含有量は、0.1
〜3%に定めた。
〜3%に定めた。
(f) AR
A、Qは、CuおよびZnとともに高強度および高靭性
を有する素地を形成するほか酸素と結合して酸化物を形
成し、高温下での耐焼(=Jき性並びに常温および高温
下での耐摩耗性を向上さげる作用があるが、その含有量
が0,1%未満では、所望の効果か得られず、一方、そ
の含有量か0.3%を越えて含有すると熱伝導度が低下
し、耐焼(=Iき性か劣化するようになるので好ましく
ない。
を有する素地を形成するほか酸素と結合して酸化物を形
成し、高温下での耐焼(=Jき性並びに常温および高温
下での耐摩耗性を向上さげる作用があるが、その含有量
が0,1%未満では、所望の効果か得られず、一方、そ
の含有量か0.3%を越えて含有すると熱伝導度が低下
し、耐焼(=Iき性か劣化するようになるので好ましく
ない。
したがって、Aρの含有量は、0.1〜0,3%に定め
た。
た。
(g) W、 MoおよびCr
これらの成分は、いずれもFe、NiおよびC。
と結合して、素地中に分散する微細な金属間化合物を形
威し、また酸素と結合して微細な酸化物を形成し、耐摩
耗性を向上させるとともに耐焼付き性を向上させる効果
があるが、その含有量が[1,1%未満では、所望の効
果が得られず、一方、その含有量が2%を越えて含有す
ると靭性が低下するので好ましくない。
威し、また酸素と結合して微細な酸化物を形成し、耐摩
耗性を向上させるとともに耐焼付き性を向上させる効果
があるが、その含有量が[1,1%未満では、所望の効
果が得られず、一方、その含有量が2%を越えて含有す
ると靭性が低下するので好ましくない。
したがって、w、MoおよびCrの含有量は、0.1〜
2%に定めた。
2%に定めた。
なお、この発明の銅基焼結合金は、不可避不純 0
物としてP、Mg、Snおよびpbを含有する場合があ
るが、その含有量が合計で1.5%以下であれば、合金
特性が何等損なわれるものでないので、その含有量を許
容できる。
るが、その含有量が合計で1.5%以下であれば、合金
特性が何等損なわれるものでないので、その含有量を許
容できる。
つぎに、この発明の銅基焼結合金を実施例により具体的
に説明する。
に説明する。
原料粉末として、いずれも200mesh以下の、Cu
−5%Zn合金粉末、Cu−30%Zn合金粉末、Cu
粉末、Zn粉末、AJ7粉末、si粉末、Mo粉末、W
粉末、Cr粉末、Fe粉末、N1粉末、およびCo粉末
を用意し、これら原料粉末を配合12、V型ミキサーで
3時間粉砕混合した後、5〜7ton/c−の範囲内の
所定の圧力で圧粉体にプレス成型し、露点二〇℃〜−3
0℃の水素ガス中、850〜950℃の範囲内の所定の
温度で1時間保持の条件で焼結し、ついで空孔量をコン
トロールするために、必要に応じて400〜600℃の
範囲内の所定の温度に1分間保持後、再加圧を行うこと
により 1 圧壊荷重測定用として外径:62mm、内径+ 53m
m、厚さ:10mmの司法を有し、第1表に示される組
成を有するリングからなる本発明Cu基焼結合金1〜3
3および比較Cu基焼結合金1〜1種を、摩耗測定用と
して直径:IDmmq高さ: 80mr+1の寸法をも
する丸棒および外径・12mm、内径:6mm、長さ:
45mmの寸法を有するパイプからなる本発明Cu基
焼結合金1〜33および比較Curl焼結合金1〜1種
を、それぞれ製造した。
−5%Zn合金粉末、Cu−30%Zn合金粉末、Cu
粉末、Zn粉末、AJ7粉末、si粉末、Mo粉末、W
粉末、Cr粉末、Fe粉末、N1粉末、およびCo粉末
を用意し、これら原料粉末を配合12、V型ミキサーで
3時間粉砕混合した後、5〜7ton/c−の範囲内の
所定の圧力で圧粉体にプレス成型し、露点二〇℃〜−3
0℃の水素ガス中、850〜950℃の範囲内の所定の
温度で1時間保持の条件で焼結し、ついで空孔量をコン
トロールするために、必要に応じて400〜600℃の
範囲内の所定の温度に1分間保持後、再加圧を行うこと
により 1 圧壊荷重測定用として外径:62mm、内径+ 53m
m、厚さ:10mmの司法を有し、第1表に示される組
成を有するリングからなる本発明Cu基焼結合金1〜3
3および比較Cu基焼結合金1〜1種を、摩耗測定用と
して直径:IDmmq高さ: 80mr+1の寸法をも
する丸棒および外径・12mm、内径:6mm、長さ:
45mmの寸法を有するパイプからなる本発明Cu基
焼結合金1〜33および比較Curl焼結合金1〜1種
を、それぞれ製造した。
さらに、通常の溶解法により溶角il し、鋳造して上
記寸法のリング、丸棒およびパイプからなり拍1表に示
される成分組成を有する従来Cu−M溶製合金を製造し
た。
記寸法のリング、丸棒およびパイプからなり拍1表に示
される成分組成を有する従来Cu−M溶製合金を製造し
た。
なお、本発明Cu基焼結合金1〜33は、いずれも素地
中に微細な酸化物および金属間化合物が均一に分散した
組織をもつものであった。
中に微細な酸化物および金属間化合物が均一に分散した
組織をもつものであった。
また、比較Cu基焼結合金1〜1Jは、いずれも構成成
分のうちのいずれかの成分含有量または空孔含有量(第
1表に※印を付したもの)がこの発明の範囲から外れた
ものである。
分のうちのいずれかの成分含有量または空孔含有量(第
1表に※印を付したもの)がこの発明の範囲から外れた
ものである。
2
つぎに、この結果得られた各種のCu基焼結合金および
溶製合金について、強度および靭性を評価する目的でリ
ングを各々3分割を行った試料にて常温下の圧壊荷重を
測定し、さらに高温下での耐摩耗性を評価する1ヨ的で
下記の摩耗試験を行った。
溶製合金について、強度および靭性を評価する目的でリ
ングを各々3分割を行った試料にて常温下の圧壊荷重を
測定し、さらに高温下での耐摩耗性を評価する1ヨ的で
下記の摩耗試験を行った。
摩耗試験 I
上記直径:10相、高さ;30關の寸法を有する丸棒を
加工して直径:1.5mωのピンを作製し、さらに相手
材としてクロムメツキしたSUH材製ディスクを用意し
、上記ディスクの裏側よりバーナーにてディスクを60
0℃に加熱しながら周速:2.8m/seCで回転せし
め、一方、上記ピンを押付荷重=6kgで上記ディスク
に押付け、5 W −30オイルを滴下しなから摺動距
離: 15kmを摺動せしめ、相手材に対する高温での
同期特性を評価する目的でピンオンディスク摩擦摩耗試
験を行い、トルクメーターにより発生トルクの変化から
焼付き発生の有無の調査を行い、これらの結果を第1表
に示した。
加工して直径:1.5mωのピンを作製し、さらに相手
材としてクロムメツキしたSUH材製ディスクを用意し
、上記ディスクの裏側よりバーナーにてディスクを60
0℃に加熱しながら周速:2.8m/seCで回転せし
め、一方、上記ピンを押付荷重=6kgで上記ディスク
に押付け、5 W −30オイルを滴下しなから摺動距
離: 15kmを摺動せしめ、相手材に対する高温での
同期特性を評価する目的でピンオンディスク摩擦摩耗試
験を行い、トルクメーターにより発生トルクの変化から
焼付き発生の有無の調査を行い、これらの結果を第1表
に示した。
3
摩耗試験 ■
上記外径・12mm、内径+6+nms長さ・45mm
の寸法を有−する各種CIJ基焼結合金および溶製合金
製パイプを加工して、外径 1種n+m、内径・O5m
m−、Ccさ:45帥の寸法を有する各種Cuji、焼
結合金および溶製合金試料を製造し、一方、相手利とし
てSUH材を塩浴窒化処理した直径;3.4rnm、長
さ150關の丸棒を用意した。
の寸法を有−する各種CIJ基焼結合金および溶製合金
製パイプを加工して、外径 1種n+m、内径・O5m
m−、Ccさ:45帥の寸法を有する各種Cuji、焼
結合金および溶製合金試料を製造し、一方、相手利とし
てSUH材を塩浴窒化処理した直径;3.4rnm、長
さ150關の丸棒を用意した。
上記相手材である丸棒を上記試料のパイプ孔に挿入し、
相手材である丸棒の片端をバーナーで加熱しつつ片端部
雰囲気温度・540°Cとし上記試料を相手材に押付荷
重・6kgで押付け、5W−30オイルを滴下しながら
、上記相手利である丸棒をパイプ孔の軸方向にストロー
ク摺動距離・1.5 mm %4000ストローク/分
で30分間摺動の条件で摩耗試験を行い、摩耗量をII
jl定し、さらに焼付きの有無および相手材の表面状況
について観察17、それらの結果を第1表に示した。
相手材である丸棒の片端をバーナーで加熱しつつ片端部
雰囲気温度・540°Cとし上記試料を相手材に押付荷
重・6kgで押付け、5W−30オイルを滴下しながら
、上記相手利である丸棒をパイプ孔の軸方向にストロー
ク摺動距離・1.5 mm %4000ストローク/分
で30分間摺動の条件で摩耗試験を行い、摩耗量をII
jl定し、さらに焼付きの有無および相手材の表面状況
について観察17、それらの結果を第1表に示した。
なお、相手材の表面状況については、全くキズの見られ
ないものを○、一部焼付きによるキズが 4 見られたものを△、摩耗キズか表面に見られたものを×
として区別した。
ないものを○、一部焼付きによるキズが 4 見られたものを△、摩耗キズか表面に見られたものを×
として区別した。
第1表に示される結果から、本発明Cu基焼結合金1〜
33は、いずれも従来Cu基溶製合金と比べて一段とす
ぐれた耐摩耗性、耐焼付き性をもち、また従来Cu基焼
結合金1〜1種にみられるように、構成成分組成および
空孔のうちのいずれかでもこの発明の範囲から外れると
、高温下での耐摩耗性、耐焼付き性もしくは相手攻撃性
、または常温下での強度および靭性のうち少なくともい
ずれかの性質が劣ったものになることが明らかである。
33は、いずれも従来Cu基溶製合金と比べて一段とす
ぐれた耐摩耗性、耐焼付き性をもち、また従来Cu基焼
結合金1〜1種にみられるように、構成成分組成および
空孔のうちのいずれかでもこの発明の範囲から外れると
、高温下での耐摩耗性、耐焼付き性もしくは相手攻撃性
、または常温下での強度および靭性のうち少なくともい
ずれかの性質が劣ったものになることが明らかである。
上述のように、この発明のCu基焼結合金は、高温下で
すぐれた耐摩耗性および同期特性を有するので、高出力
化に伴う高温度にさらされる各種機器の構造部材として
十分に対応することができ、実用に際してはすぐれた性
能を長期に亘って発揮することにより工業上すぐれた効
果をもたらすもの・である。
すぐれた耐摩耗性および同期特性を有するので、高出力
化に伴う高温度にさらされる各種機器の構造部材として
十分に対応することができ、実用に際してはすぐれた性
能を長期に亘って発揮することにより工業上すぐれた効
果をもたらすもの・である。
8
Claims (4)
- (1)Zn:5〜25%、 Si:0.1〜2%、 Fe、Ni、およびCoのうち1種または2種以上:0
.1〜3%、 酸素:0.01〜0.5%、 を含有し、残りがCuおよび不可避不純物からなる組成
(以上重量%)、並びに素地中に微細な酸化物および金
属間化合物が均一に分散しかつ空孔が1〜15容量%分
布した組織を有することを特徴とする高温で耐摩耗性に
すぐれた銅基焼結合金。 - (2)Zn:5〜25%、 Si:0.1〜2%、 Fe、Ni、およびCoのうち1種または2種以上:0
.1〜3%、 酸素:0.01〜0.5%、 を含有し、さらに、 Al:0.1〜0.3%、 を含有し、残りがCuおよび不可避不純物からなる組成
(以上重量%)、並びに素地中に微細な酸化物および金
属間化合物が均一に分散しかつ空孔が1〜15容量%分
布した組織を有することを特徴とする高温で耐摩耗性に
すぐれた銅基焼結合金。 - (3)Zn:5〜25%、 Si:0.1〜2%、 Fe、Ni、およびCoのうち1種または2種以上:0
.1〜3%、 酸素:0.01〜0.5%、 を含有し、さらに、 Cr、Mo、およびWのうち1種または2種以上:0.
1〜2%、 を含有し、残りがCuおよび不可避不純物からなる組成
(以上重量%)、並びに素地中に微細な酸化物および金
属間化合物が均一に分散しかつ空孔が1〜15容量%分
布した組織を有することを特徴とする高温で耐摩耗性に
すぐれた銅基焼結合金。 - (4)Zn:5〜25%、 Si:0.1〜2%、 Fe、Ni、およびCoのうち1種または2種以上:0
.1〜3%、 酸素:0.01〜0.5%、 を含有し、さらに、 Al:0.1〜0.3%、 Cr、Mo、およびWのうち1種または2種以上:0.
1〜2%、 を含有し、残りがCuおよび不可避不純物からなる組成
(以上重量%)、並びに素地中に微細な酸化物および金
属間化合物が均一に分散しかつ空孔が1〜15容量%分
布した組織を有することを特徴とする高温で耐摩耗性に
すぐれた銅基焼結合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1171489A JP2745696B2 (ja) | 1989-07-03 | 1989-07-03 | 高温で耐摩耗性にすぐれた銅基焼結合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1171489A JP2745696B2 (ja) | 1989-07-03 | 1989-07-03 | 高温で耐摩耗性にすぐれた銅基焼結合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0336227A true JPH0336227A (ja) | 1991-02-15 |
JP2745696B2 JP2745696B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=15924045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1171489A Expired - Lifetime JP2745696B2 (ja) | 1989-07-03 | 1989-07-03 | 高温で耐摩耗性にすぐれた銅基焼結合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2745696B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008255490A (ja) * | 2001-07-12 | 2008-10-23 | Komatsu Ltd | 銅系焼結摺動材料および複層焼結摺動部材 |
WO2010122960A1 (ja) * | 2009-04-24 | 2010-10-28 | サンエツ金属株式会社 | 高強度銅合金 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6455348A (en) * | 1987-08-25 | 1989-03-02 | Mitsubishi Metal Corp | Wear-resistant cu alloy having high strength and high toughness |
JPH01136944A (ja) * | 1987-11-20 | 1989-05-30 | Isamu Kikuchi | 焼結金属材 |
-
1989
- 1989-07-03 JP JP1171489A patent/JP2745696B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6455348A (en) * | 1987-08-25 | 1989-03-02 | Mitsubishi Metal Corp | Wear-resistant cu alloy having high strength and high toughness |
JPH01136944A (ja) * | 1987-11-20 | 1989-05-30 | Isamu Kikuchi | 焼結金属材 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008255490A (ja) * | 2001-07-12 | 2008-10-23 | Komatsu Ltd | 銅系焼結摺動材料および複層焼結摺動部材 |
WO2010122960A1 (ja) * | 2009-04-24 | 2010-10-28 | サンエツ金属株式会社 | 高強度銅合金 |
JP5326114B2 (ja) * | 2009-04-24 | 2013-10-30 | サンエツ金属株式会社 | 高強度銅合金 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2745696B2 (ja) | 1998-04-28 |
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