JPH0336198A - バッテリ式産業車両における油圧装置 - Google Patents

バッテリ式産業車両における油圧装置

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JPH0336198A
JPH0336198A JP17046889A JP17046889A JPH0336198A JP H0336198 A JPH0336198 A JP H0336198A JP 17046889 A JP17046889 A JP 17046889A JP 17046889 A JP17046889 A JP 17046889A JP H0336198 A JPH0336198 A JP H0336198A
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JP
Japan
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tilt
hydraulic
lift
cylinder
pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP17046889A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Sugiyama
杉山 昭司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はバッテリ式産業車両における電力回生用油圧
機構に関するものである。
[従来の技術] 荷役用抽圧装置のポンプを駆動する電動機を備えたバッ
テリ駆動式産業車両、例えばパンテリフォークリフトに
おいては、リフトシリンダからの戻り油によりモータと
して機能する油圧ポンプを使用し、電動機を発電機とし
て作用させてバッテリの回生を行うものがある。
前記ような回生式油圧装置として、本願出願人は特願昭
63−174405号において第10図に示すものを提
案している。即ち、リフトレバー40及びティルトレバ
ー41の操作方向を検出し゛たリミノトスイソチLSI
、LS2及び両レバー40.41の操作量を検出したポ
テンショメータPI、P2の信号に基いてコントローラ
Cが誘導電動機49を凹転駆動し゛(、油圧ポンプ42
が駆動される。そして、ティルトレバー41の操作に基
きティルト用制a弁47が切換制御されて、ティルトシ
リンダ48が伸縮され、フォークのティルト動作が行わ
れる。
また、リフトレバー40の上昇操作に基きa位置に保持
されるリフト用制御弁44を介して油圧ポンプ42から
リフトシリンダ45に作動油が供給され、フォークが上
昇される。さらに、リフトレバー40の下降操作に基き
、リフト用制御弁44がC位置に切換えられるとフォー
クの負荷によりリフトシリンダ45からの戻り油が前記
制御弁44を経て帰還管路46に圧送され、この戻り抽
がタンク側への流通を逆止弁51にて阻止されてポンプ
42側に流れる。
前記リフトレバー40の下降操作をりξソトスイソチL
SIが検出したとき、コントローラCばリミットスイッ
チLSIの検出値に基いて回生制動モードを実行する。
そして、前記戻り油が帰還管路46から油圧ポンプ42
内に流入すると、同柚圧ポンプ42は同戻り油の油圧に
より油圧モータとして機能して電動機49を回生駆動す
る。これにより、電動機49は発電機として機能して、
バッテリ50を充電させるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、前記リフトシリンダ45から油圧ポンプ42
に流れる戻り油の油圧値はフォークの負荷によって決定
される。そして、フォークの積載重量が小さく、軽負荷
にて下降されるときには、戻り油の油圧も所定値を下回
り、油圧ポンプ42を油圧モータとして駆動するに充分
ではない。このため、フォークが下降するにも拘わらず
、電動機49の回転数が所定値を下回ると電動機49は
回生を行わなわず、無駄にバッテリ50の電力を消費す
ることとなり、バッテリの回生に重点をおいた構成であ
るにも拘わらず省エネルギー効果が発揮されない。
さらに、フォークが軽負荷の時、フォークを下降させつ
つ前後傾操作を行うと、ポンプ42が吐出する少ない戻
り油によってティルトシリンダ48が伸縮されるため、
フォークの1頃動が究めて緩慢に行われ、重負荷の時に
は傾動が迅速に行われることとなり、ティルト動作が不
安定なものとなる。
この発明は上記した問題点を解消するためになされたも
のであり、その目的はフォークが軽負荷にて下降して電
動機が回生動作不能なとき、同電動機の回転を停止さセ
ることによりエネルギーの節約を可能とし、さらには下
降するフォークの負荷の大小によりティルト動作の速度
が異なることなく、安定したティルト操作ができて、良
好な作業効率を保証するバッテリ式産業車両における動
力回生機能を備えた油圧回路を提供することにある。
[問題点を解決するための手段コ この発明は上記した目的を達成するために、荷役部材の
昇降を制御するリフトシリンダと、前記荷役部材の傾動
を制御するティルトシリンダと、前記リフトシリンダ及
びティルトシリンダを作動させるために駆動されて、こ
れらシリンダに作動油を供給すると、共に、リフトシリ
ンダが収縮されたとき作動油帰還路を経て帰還する戻り
油の所定値を越える圧力により抽圧モータとして機能す
る油圧ポンプと、前記リフトシリンダと油圧ポンプとの
間に介装され、リフトシリンダを伸縮させるべく位置が
切換えられて同リフトシリンダと油圧ポンプとの間の作
動油の流れを制御するリフト用制御弁と、前記ティルト
シリンダと油圧ポンプとを間に介装され、ティルトシリ
ンダを伸縮させるべく位置が切換えられて同ティルトシ
リンダと油圧ポンプとの間の作動油の流れを制御するテ
ィルト用制御弁と、バノテリから供給される電力にて駆
動され、前記油圧ポンプを回転させるとともに、油圧モ
ータとして機能する油圧ポンプによりバッテリの電力回
生を行う電動機とからなるバッテリ式産業車両における
油圧装置であって、前記作動油帰還路内を流れる戻り油
の進行方向を油圧ポンプ側及びドレイン側に選択的に切
換える選択切換手段と、前記リフト用制御弁がリフトシ
リンダを収縮させる切換位置にあり、かつティルト用制
御弁がティルトシリンダを伸縮させない位置にある時に
のみ、所定値以上の戻り油圧に基き前記選択切換手段を
駆動して戻り油を油圧ポンプ側に帰還させる帰還路設定
手段とを設けたことをその要旨とする。
[作用コ この発明は上記した解決手段を採用したことにより、リ
フト用制御弁がリフトシリンダを収縮させる切換位置に
あり、かつティルト用制御弁がティルトシリンダを伸縮
さセない位置にある時にのみ、帰還路設定手段が所定値
以上の戻り油圧に基き選択切換手段を駆動して戻り油を
油圧ポンプ側に帰還させる。
[実施例コ 以下、この発明をバッテリ式フォークリフトに具体化し
た第1の実施例を第1〜8図に従って詳述する。
第1図において、油圧ポンプ1はオイルタンクT内に貯
留された作動油をストレイナーSにて濾過した後、供給
用管路2に配置した逆止弁3を介して吸上げて主管路4
に吐出する。また、前記主管路4にはリフト用制御弁5
が配設され、同リフト用制御弁5はフォークFの昇降を
指示するリフトレバー6の上昇、中立及び下降操作位置
に対応して、a、b、cの3位置に切換可能になってい
る。
前記リフト用制御弁5は位置切換えによりリフトシリン
ダ7のボトム室7a内の作動油の量を制御して同シリン
ダ7を伸縮させるものであり、リフトレバー6の上昇操
作位置に%<a位置く第2図)において、主管H4とリ
フト用管路8とを連通させ、油圧ポンプlからリフトシ
リダフのボトム室7aに作動油を供給させることにより
同リフトシリダフを伸長させる。
また、前記リフト用制御弁5はリフトレバー6の下降操
作位置に基くc位置(第3図、第4図第7図)において
、リフト用管路8と帰還用管路9とを連通させ、フォー
クFの下降負荷にてリフトシリンダ7からリフト用管路
8を介して帰還用管路9に戻り油を帰還させる。前記帰
還用管@9には絞り弁10が配置され、戻り油の流量を
制限することによりフォークFの下降速度が過度に上昇
することが防止される。この絞り弁10は第8図に示す
ような流量−圧力差特性を備え、入口側及び出口側の圧
力差が所定値に達するまでは絞り弁10を通過する流量
も上昇するが、圧力差が所定値を超えた後は流量は一定
の値に保たれて増加することはない。従って、リフトシ
リンダ7からの戻り油圧が高くなり、絞り弁10の入口
側の圧力が太き(なっても、大量の戻り油が下流側に流
れてフォークFの下降速度が過度に増加することはない
また、絞り弁10の下流の分岐点11において、帰還用
管路9は主管路4に連通ずる接続管路12及びタンクT
に延びる迂回管路13に分岐されている。前記接続管路
12はポンプ1に連通され、戻り油圧が予め設定された
値を超えた時に、戻り油がこの接続管路12内及びポン
プ1内の抵抗に抗してポンプ1内に流入して同ポンプ1
を逆転させ、供給用管路2より排出用管路15内の逆止
弁16を経てタンクT内に回収される。
さらに、前記リフト用制御弁5はC位置にあり、0 かつ戻り油圧が前記所定値を超えている時には、リフト
用制御弁5の戻り油連通路17から分岐された圧力伝達
路18を介して戻り油圧が後記ティルト用制御弁21に
延びる上流側パイロソト管路19aに付与される。また
、前記迂回管路13にはa、6位置に切換可能なバイロ
フト制御方式の開閉弁20が配置され、常には6位置に
保持されて迂回管路13を開放している。そして、ティ
ルト用制御弁21から開閉弁20に引き回された下流側
バイロフト管路19bが上流側パイロット管路19aと
連通された時、所定値を超えた戻り油圧に基いて両パイ
ロソト管路192.19b内に伝達されるパイロット圧
力により開閉弁20が3位置に切換えられて迂回管路1
3を遮断するようになっている。前記開閉弁20には下
流側に連通ずる逃がし穴Rが設けられ、そのパイロット
管トに付与されたパイロット流体を迂回管路13の下流
側に流出させるようになっている。
さらに、リフト用制御弁5ばリフトレバー6の中立位置
に基く6位置(第5図)では、リフト用1 管路8を主管路4及び帰還用管路9から遮断し、リフト
シリンダ7内の作動油の流量の変動を防止して、これを
収縮させることなく保持するとともに、主管路4を下流
側に開放する。
前記主管路4にはリフト用制御弁5の下流側においてテ
ィルト用制御弁21が配設され、フォークFの前後傾動
作を指示するティルトレバー22の前傾、中立及び後傾
操作位置に対応してティルト用制御弁21がa、b、c
の3位置に切換えられるようになっている。
前記ティルト用制御弁21はその位置切換によりティル
トシリンダ23の前室23a及び後室23bの油量を制
御して同シリンダ23を伸縮させるものであり、ティル
トレバー22の後傾位置に基く3位置(第2,6図)に
おいて後傾用管路24をティルト用管路25に、前傾用
管路26を迂回管路13と接続されたドレイン用管路2
7にそれぞれ連通させ、油圧ポンプ1からティルトシリ
ンダ23の前室23aに作動油を供給させるとともに、
後室23b内の作動油をオイルタンクT2 に排出させ、ティルトシリンダ23を収縮させてフォー
クFの後(頃を行う。
また、前記ティルト用制御弁21はティルトレバー22
の前傾操作に基くC位置(第5図)において後傾用管路
24をドレイン用管路27に、前傾用管路26をティル
ト用管路25にそれぞれ連通させ、油圧ポンプlからテ
ィルトシリンダ23の後室23bに作動油を供給させる
とともに、前室23a内の作動油をオイルタンクTに排
出させ、ティルトシリンダ23を伸長させてフォークF
を前(頃させる。
さらに、ティルト用制御弁21はティルトレバー22の
中立位置に基き6位置(第3図、第4図)に保持されて
、前傾用及び後傾用管路26.24をそれぞれティルト
用管路25及びドレンイン用管路27のいずれからも遮
断させ、ティルトシリンダ23内の油量を変動させるこ
となく、フォークFをその時の傾斜状態に保持するとと
もに、主管路4をオイルタンクTに連通させる。
また、ティルト用制御弁21が6位置にある時、3 その内部に設けた通過路28により上流側バイロフト管
路19aと下流側バイロフト管路19bとが連通され、
さらにティルト用制御弁21が3位置またはC位置にあ
る時には両パイロソト管路19a、19bが遮断される
前記リフトレバー6が上昇位置に操作され、かつティル
トレバー22が前後傾いずれかの位置(例えば後傾)に
操作されると、第2図に示すように3位置にあるリフト
用制御弁5を介してリフトシリンダ7とポンプ1とが連
通され、またティルトシリダ23はa、cいずれかの位
置(図面では3位置)にあるティルト用制御弁21を介
してポンプ1及びタンクTに連通されて伸縮される。
従って、フォークFは上昇しながらティルト動作を行う
また、前記リフトレバー6が下降操作され、かつティル
トレバー22が前後傾いずれかの位置(例えば前傾)に
操作されたときには、両パイロット管路19a、19b
がティルトシリンダ23にて遮断されるところから、開
閉弁20はb位置4 に保持される。そして、第7図に示すようにリフトシン
ダ7からC位置にあるリフト用制御弁5より帰還用管路
9を経て迂回管路13に流入した戻り油がタンクT内に
回収される。前記ティルトシリダ23はa、cいずれか
の位置(図面ではC位置〉にあるティルト用制御弁21
を介してポンプ1及びタンクTに連通され、ポンプ1か
ら吐出される戻り油によりティルトシリンダ23が伸縮
される。
従って、フォークFは上昇時と同様に下降しながらもテ
ィルト動作を行うことができ、フメークFのリフト及び
ティルトの同時操作が可能になっている。
さて、上記した油圧回路を駆動する電気的構成について
説明する。
前記リフトレバー6の」1男、中立及び下降の操作位置
はりミソトスイソチよりなるリフト操作位置センサ29
にて検出されるとともに、同レバー6の上昇及び下降位
置における操作量はポテンショメータよりなるリフト操
作量センサ30にて検5 出され、その各検出信号はコントローラ31に人力され
る。また、ティルトレバー22の前傾、中立及び後傾位
置はりξソトスイソチよりなるティルト操作位置センサ
32にて検出されるとともに、同レバー22の前傾及び
後傾位置における操作量はポテンショメータよりなるテ
ィルト操作量センサ33にて検出され、その各検出信号
はコントローラ31に入力される。
また、前記コントローラ31はリフト操作位置センサ2
9からの検出信号によりリフトレバー6が上昇操作され
ると、電動機34にてポンプ1を駆動すべくバッテリ3
5の電力にて電動機34を駆動制御する。また、コント
ローラ31はティルト操作位置センサ32からの検出信
号によりティルトレバー22が前傾又は後傾操作される
と電動Ja34にてポンプ1を駆動ずべく電動機34を
駆動制御する。
前記コントローラ31はリフト操作位置センサ29から
の信号によりリフトレバー6が上昇操作された時、リフ
ト操作量センサ30の検出値に対6 する電動機34の回転速度を演算する。さらに、コント
ローラ31はティルトレバー 後傾いずれの位置に操作された時にも、ティルト操作量
センサ33の検出値に対する電動機34の回転速度を演
算する。即ち、リフトレバー6のめ上昇操作された時に
は、リフトレバー6の操作量に対する回転速度指令値が
、ティルトレバー22のみが前傾または後傾操作された
時にはティルトレバー操作量に対する回転速度指令値が
予め定められたプログラムに基いて演算される。
また、第2図に示すように、リフトレバー6が上昇操作
され、かつティルトレバー22が前傾または後傾操作さ
れた時にはコントローラ31はそれぞれ各操作量に対す
る回転速度指令値が演算され、その2つの指令値の中で
大きい回転速度指令値を電動機34の回転速度指令値と
するようになっている。そして、コントローラ31は演
算された回転速度指令値に基いてバッテリ35から電動
機34に供給される電力を制御して、前記回転速度指令
値に従った回□転速度で電動機34を駆動し7 て油圧ポンプ1の吐出量を調整する。即ち、リフトレバ
ー6及びティルトレバー22の各操作量に応してフォー
クFの上昇速度及び傾動速度を制御する。
また、フォークFが重負荷でリフトレバー6が下降操作
され、ティルトレバー22が傾動操作されていない時、
上流側パイロノド管路19aには高圧の戻り油に基くパ
イロット圧が伝達され、ティルト用制御弁21の通過路
28を介して上流側バイリフト管路19aと接続された
下流側パイロット管路19bを介してパイロット圧が開
閉弁20に付与される。このため、第3図に示すように
、開閉弁20はb位置からa位置に切換えられ、迂回管
路13が遮断される。従って、戻り油は接続管路12か
ら主管路4を経てポンプl内に流れ、油圧ポンプ1を油
圧モータとして機能させる。これによって、電動機34
が発1i@として駆動され、コントローラ31を介して
バッテリ35の充電が行われる。また、高圧の戻り油が
ポンプ1を積極的に速く逆転させてタンクT内に流入す
るため、8 ポンプ1内の抵抗により戻り油の流速が低下して、フォ
ークFの下降速度が低下することが回避される。
また、これとは逆にティルトレバー22の非操作時に、
無負荷又は軽負荷状態でフォークを下降させるべくリフ
トレバー6を下降操作すると、リフトシリンダ7からの
戻り油の油圧値が低く、圧力伝達路18から上流側パイ
ロット管路19a内にパイロット圧が伝達されることは
ない。従って、第4図に示すように、開閉弁20はb位
置に保持され、戻り油は通過抵抗の大きなポンプ1を避
けて開放状態にある迂回管路13を経てタンクTに回収
される。これにより、低圧の戻り柚によりポンプ1、即
ち電動ja、34が回転されることがなく、バッテリ3
5の電力が消費されることが回避され、エネルギーの節
約が有効に行われる。
また、第7図に示すように、リフトレバー6を下降操作
し、かつティルトレバー22を傾動操作すると、両パイ
リフト管路19a、19bが速断されるところから、開
閉弁20はb位置に保持さ9 れる。従って、下降するフォークFの負荷の大小に関係
なく、戻り油は迂回管路13を介してタンクTに回収さ
れる。一方、ティルトレバー22の操作量に基く回転速
度で駆動される電動機34を介して油圧ポンプ1が回転
され、ティルト用管路25内に作動油を圧送され、ティ
ルトレバー22の操作量に相応する角度だけティルトシ
リンダ23が伸長または収縮される。従って、フォーク
Fの下降時にティルト動作が行われると、戻り油は通過
抵抗の小さな迂回管路13に流れ、戻り油の流速が大幅
に低下することがなく、リフトシリンダ7の収縮速度、
即ちフォークFの下降速度が低下するといった事態が回
避される。さらに、フォークFを傾動させるためのティ
ルトシリンダ23の伸縮はティルトレバー22の操作に
基くポンプ1の回転によって行われる。従って、フォー
クFの負荷により同フォークFのティルト動作の速度が
変化することはなく、安定したティルト動作が行われ、
作業効率に悪影響を与えることが回避される。
0 なお、開閉弁20に逃がし穴Rを設DJたことにより、
開閉弁20がa位置に保持された後、ティルトレバー2
2の前傾または後傾操作により両パイロット管路19a
、19bが遮断されても、逃がし穴Rからパイロット流
体が迂回管路13の下流側に流出する。従って、ティル
トレバー22の操作時には開閉弁20は確実にb位置に
切換えられ、戻り油がティルトシリンダ23に達するこ
とはなく、ティルト動作は常に安定した状態で行われる
また、タンクT内にはフィルターやストレーナ−を介す
ることなく戻り油を回収し、ポンプ1によりタンクTか
らストレーナ−3を介して作動油を汲み上げる横取とし
たことにより、油圧回路H内に供給される作動油は不純
物が濾過され、管路の保守管理が容易に行われ得る。
次に、第9図に従ってこの発明の第2の実施例について
説明する。
この実施例では、前記第1実施例において開閉弁20に
パイロット圧を付与した上流側及び下流1 側パイロソト管路19a、19bを省略し、リフト用制
御弁5の圧力伝達路18と開閉弁20とを直接にバイリ
フト管路36にて接続して、このパイロット管路36内
に電磁制御方式の常開の切換弁37を介在させたもので
ある。そして、ティルトレバー22が前傾または後傾方
向に操作された時、ティルト操作位置センサ32からの
信号に基いてコントローラ31が切換弁37に信号を出
力してこれを閉鎖位置に切換える構成となっている。
この構成においても、フォークFの軽負荷時には、パイ
ロット管路36内にパイロット圧が発生することなく、
開閉弁20はb位置において戻り油のil過を許容する
。よって、軽負荷時においてフォークFの下降速度が低
下することはない。
さらに、ティルトレバー22が前1頃または後1頃操作
された時には、切換弁37が閉鎖されてパイロット管路
36が遮断される。このため、開閉弁20はb位置に保
持され、ティルトレバー22が前傾または後傾操作され
た時、リフトレバー6が下降操作されても、戻り油は迂
回管路13を介し2 てタンクTに回収される。そして、ティルトレバー22
の操作量に応した回転数で回転されるポンプ1が吐出す
る作動油がティルト用制御弁21を介してティルトシリ
ンダ23に供給され、ティルトシリンダ23が伸長また
は収縮される。従って、下降するフォークFの負荷によ
ってティルト動作時の速度が変化することなく、フォー
クFのティルト動作は安定した状態で行われ得る。
また、フォークFが重負荷でリフトレバー6が単独下降
操作された時には、高圧の戻り油に基くパイロノド圧が
パイロット管路36内に発生し、開閉弁20がa位置に
切換えられて迂回管路13が閉鎖される。これにより、
戻り油はポンプ1内に流入し、ポンプ1を逆転させて電
動機34を駆動してバッテリ35の回生を行う。
なお、この発明は上記した実施例に限定されるものでは
なく、例えば誘導電動4a34に代わって直流電動機を
使用する等、この発明の趣旨から逸脱しない限りにおい
て任意の変更は熱論可能である。
3 [効果] 以上詳述したように、この発明よれば、フォークが軽負
荷時における下降の際、電動機が回生動作不能なとき、
同電動機の回転を停止させることによりエネルギーの節
約が可能となり、さらにはフォークが下降する時にフォ
ークの負荷の大小によりティルト動作の速度が変わるこ
となく、安定したティルト操作ができ、良好な作業効率
が保証されるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の油圧的及び電気的構成を示す回路図
、第2図はフォークの」二昇時にしてティルト動作時に
おける油圧的及び電気的構成を示す回路図、第3図はフ
メークが重負荷時において下降する状態を示す油圧的及
び電気的回路図、第4図はフォーク軽負荷時おいて下降
する状態を示す油圧的及び電気的回路図、第5図はフォ
ークの前傾時における油圧的及び電気的構成を示す回路
図、第6図はフォークの後傾時における油圧的及び電気
的構成を示す回路図、第7図はフォークの下降4 時にして前傾時における油圧的及び電気的構成を示す回
路図、第8は流量制御弁の特性を示す線図、第9図は第
2の実施例を示す油圧的及び電気的回路図、第10図は
従来例を示す油圧的及び電気的回路図である。 油圧ポンプ1、リフト用制御弁5、リフトシリンダ7、
帰還路設定手段としての上流側パイロット管路36a及
び下流側パイロノド管路19b、選択切換手段としての
開閉弁20、ティルト用制御弁21、ティルトシリンダ
23、電動機34、バフテリ35、帰還路設定手段とし
てのパイロット管路36、選択切換手段としての切換弁
37、荷役部材としてのフォークF0

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、荷役部材の上昇及び下降を制御するリフトシリンダ
    と、 前記荷役部材の傾動を制御するティルトシリンダと、 前記リフトシリンダ及びティルトシリンダを作動させる
    ために駆動されて、これらシリンダに作動油を供給する
    と共に、リフトシリンダが収縮されたとき作動油帰還路
    を経て帰還する戻り油の所定値を越える圧力により油圧
    モータとして機能する油圧ポンプと、 前記リフトシリンダと油圧ポンプとの間に介装され、リ
    フトシリンダを伸縮させるべく位置が切換えられて同リ
    フトシリンダと油圧ポンプとの間の作動油の流れを制御
    するリフト用制御弁と、前記ティルトシリンダと油圧ポ
    ンプとの間に介装され、ティルトシリンダを伸縮させる
    べく位置が切換えられて同ティルトシリンダと油圧ポン
    プとの間の作動油の流れを制御するティルト用制御弁と
    、 バッテリから供給される電力にて駆動され、前記油圧ポ
    ンプを回転させるとともに、油圧モータとして機能する
    油圧ポンプによりバッテリの電力回生を行う電動機と からなるバッテリ式産業車両における油圧装置であって
    、 前記作動油帰還路内を流れる戻り油の進行方向を油圧ポ
    ンプ側及びドレイン側に選択的に切換える選択切換手段
    と、 前記リフト用制御弁がリフトシリンダを収縮させる切換
    位置にあり、かつティルト用制御弁がティルトシリンダ
    を伸縮させない位置にある時にのみ、所定値以上の戻り
    油圧に基き前記選択切換手段を駆動して戻り油を油圧ポ
    ンプ側に帰還させる帰還路設定手段と を設けてなるバッテリ式産業車両における油圧装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014097853A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Toyota Industries Corp フォークリフトの油圧制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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