JPH0335983Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案はガス器具の燃焼制御装置に関し、詳し
くはガス風呂等に利用され、押しボタ ンの遠隔
操作によつてメインバーナ及びパイロツトバーナ
へのガス供給を制御する装置に関する。

［従来の技術］ 例えば、一般家庭等で使用されているガス風呂
用湯沸器等のガス器具では、被加熱液体である水
或いは温湯をメインバーナにより加熱して所望の
温度に設定する。このメインバーナへの着火はパ
イロツトバーナを利用し、パイロツトバーナを点
火させることにより行なわれる。このパイロツト
バーナの点火装置は、例えば、電池を電源とする
昇圧点火装置からの高電圧の火花放電による点火
方式を採用しているものが多く、この場合、上記
パイロツトバーナの近傍に配置された点火電極
に，電池電源の印加電圧を利用して連続スパーク
を発生させ、この連続スパークによりパイロツト
バーナに点火する。通常、上記メインバーナの消
化時においても、パイロツトバーナは燃焼状態に
保持されている。

［考案が解決しようとする問題点］ 上記パイロツトバーナの燃焼状態を保持する手
段としては、パイロツトバーナへのガス流路に設
けられた電磁バルブを電気的に吸着保持し、上記
ガス流路を開放状態に設定してパイロツトバーナ
へガスを供給している。この電磁バルブの吸着保
持は、パイロツトバーナ及び点火電極の近傍に配
置したフレーム検知電極を使用し電池電源による
点火電極の連続スパークで着火したパイロツトバ
ーナのバーナ炎をフレーム検知電極で検出し、こ
の電池電源の起電力を上記フレーム検知電極を介
して電磁バルブに印加することにより行なう手段
が考えられるが、パイロツトバーナがメインバー
ナ消火時に燃焼状態に保持されているため、電池
電源の起電力の消耗が著しいという問題が予想さ
れ、フレーム検知電極を使用することができなか
つた。そこで、上記パイロツトバーナの近傍に熱
電対を配置し、パイロツトバーナの着火により熱
電対に発生する熱起電力で電磁バルブを吸着保持
するようになしている。しかし熱電対は加熱によ
り起電力を発生するものであるから点火・消火に
よる熱容量の問題から応答性の悪い欠点がある。
ところが、近年、安全上の問題と即応性を要求す
る傾向が強くなつて来たことからそれに対応する
ための手段が必要となつて来た。

［問題点を解決するための手段］ 本考案の技術的手段は、第１、第２ストローク
の二段押し込み操作が可能な点火用押しボタン
と、上記点火用押しボタンの第１ストロークの押
し込み状態を解除する押し込み操作が可能な消火
用押しボタンと、点火用押しボタンを一段押し込
み操作により第１ストロークで保持し、二段押し
込み操作による第２ストロークからその押し込み
操作の解除で第１ストロークへ復帰させ、消火用
押しボタンの押し込み操作により点火用押しボタ
ンを第１ストロークから解除して初期位置へ復帰
させる機構と、点火用押しボタンの第１及び第２
ストロ−クの各押し込み操作により開動作してパ
イロツトバーナへのガス流路を開放し、消火用押
しボタンの押し込み操作により閉動作して上記ガ
ス流路を閉塞する第１のバルブと、点火用押しボ
タンの第２ストロークから第１ストロークへの復
帰により開動作してメインバーナへのガス流路を
開放し、消火用押しボタンの押し込み操作により
閉動作して上記ガス流路を閉塞する第２のバルブ
と、点火用押しボタンの第１及び第２ストローク
の押し込み操作では第２のバルブを閉状態に保持
し、上記点火用押しボタンの第２ストロークから
第１ストロークへの復帰により第２のバルブを開
動作させ、消火用押しボタンの押し込み操作によ
り第２のバルブを閉動作させるカムと、点火用押
しボタンの第２ストロークの押し込み操作により
パイロツトバーナ及びメインバーナの両ガス流路
と連通したガス供給路を開放状態に保持し、消火
用押しボタンの押し込み操作により上記ガス供給
路を閉塞する電磁バルブと、点火用押しボタンの
第１ストロークによるメインスイツチのONで電
池の電源電圧を昇圧してフレーム検知電極に印加
し、点火用押しボタンの第２ストロークによる点
火スイツチのONで上記昇圧電圧を点火電極に印
加して連続スパークの発生でパイロツトバーナを
着火させ、このパイロツトバーナの着火をフレー
ム検知電極で検出し、これに基づいて電源電圧を
電磁バルブに印加して第１のバルブを開状態に保
持し、点火用押しボタンの第２ストロークから第
１ストロークへの復帰による点火スイツチの
OFFで点火電極への印加を遮断して連続スパー
クを停止させ、消火用押しボタンの押し込み操作
のよるメインスイツチのOFFで上記電磁バルブ
への電源電圧の印加を遮断して第１、第２のバル
ブを閉動作させ、パイロツトバーナ及びメインバ
ーナへのガス流路を閉塞して上記両バーナを消火
させる点火装置とを具備したものである。

［実施例］ 本考案に係るガス器具の燃焼制御装置の一実施
例を第１図乃至第５図を参照しながら説明する。
第１図において、１は浴室内に配置された操作盤
で、この操作盤１に点火用、消火用押しボタン
２，３、及び発光ダイオード等の電池確認用、点
火確認用ランプ４，５が設けられている。上記点
火用押しボタン２の先端には、段部６を有するテ
ーパ形状のブロツク７が取り付けられ、更にブロ
ツク７の先端には、筒状のワイヤ８に嵌挿された
プツシユロツド９が接続され、点火用押しボタン
２の押し込み操作によりその軸線方向に摺動し得
る。尚、上記点火用押しボタン２の押し込み操作
はバネ１０の弾性力に抗して行なわれる。１１は
上記点火用押しボタン２のブロツク７の側方に配
設されたロツクバーで、バネ１２の弾性力により
点火用押しボタン２の軸方向と直行する方向で突
出するように付勢され、このロツクバー１１の先
端をブロツク７に衝合させている。また消火用押
しボタン３の先端には、テーパ形状のブロツク１
３が取り付けられ、上記ロツクバー１１の略中央
部分に固設した突起１４をブロツク１３に衝合さ
せている。１５は前記点火用押しボタン２のブロ
ツク７の近傍に配置されたリードスイツチ等のメ
インスイツチ、１６は電池１７がメインスイツチ
１５を介して電気的に接続され、電池確認用及び
点火確認用ランプ４，５、更に後述する過熱防止
スイツチ２２、点火電極２５、フレームロツト２
６、点火スイツチ３６及び電磁バルブ３８が夫々
電気的に接続された点火装置で、上記メインスイ
ツチ１５のONにより電池１７の電源電圧が印加
されて作動する。即ち、メインスイツチ１５の
ONにより電池１７の電源電圧を昇圧してフレー
ムロツト２６に印加し、点火スイツチ３６のON
により昇圧電圧を点火電極２５に印加すると共
に、上記フレームロツト２６によるパイロツトバ
ーナ２４の着火の検出に基づいて上記昇圧電圧を
電磁バルブ３８に印加する。また、上記電池１７
の電源電圧は、メインスイツチ１５のOFFによ
りメインバーナ２３ばかりでなくパイロツトバー
ナ２４へのガス流入も遮断されることにより点火
装置１６への印加が遮断されて消耗されることが
少ない。１８は循環管路１９，２０を介して浴槽
２１と接続された熱交換器で、後述するメインバ
ーナの着火で発生した熱エネルギーにより浴槽２
１内の水或いは温湯を加熱する。２２は上記熱交
換器１８の近傍に配置された過熱防止スイツチ
で、空だき等による熱交換器１８の過熱状態を検
知してメインバーナへのガス供給を遮断する。２
３，２４は上記熱交換器１８の下方に配置された
メインバーナ及びパイロツトバーナ、２５はパイ
ロツトバーナ２４の近傍に配置された点火電極
で、この点火電極２５は点火装置１６と電気的に
接続されて電池１７の電源電圧を点火装置１６で
昇圧し、その昇圧した印加電圧により連続スパー
クを発生する。２６はパイロツトバーナ２４及び
点火電極２５の近傍に配置されたフレーム検知電
極（以下フレームロツトと称す）で、上記点火装
置１６と電気的に接続されてパイロツトバーナ２
４の着火の有無を検知する。２７は前記メインバ
ーナ２３及びパイロツトバーナ２４に通じるガス
流路２８，２９を有する筒状体で、この筒状体２
７にロツド３０が嵌挿されており、ロツド３０の
状端には、筒状体２７の上端部に装着された点火
用押しボタン２のワイヤ８から突出するプツシユ
ロツド９が当接する。また上記ロツド３０の略中
央部分には、パイロツトバーナ２４へのガス流路
２９を開閉する第１のバルブ３１が軸支され、第
１のバルブ３１の下方に略円柱形状のカム３２が
同軸的に回転自在に軸支されている。このカム３
２の外周面に、メインバーナ２３へのガス流路２
８を開閉する第２のバルブ３３に支承されたロツ
ド３４をバネ３５の弾性力により付勢しながら当
接させ、その外周面に、第２のバルブ３３のロツ
ド３４が嵌まり込む略Ｕ字状のカム溝が形成され
ている。このカム溝は、上記ロツド３４が嵌まり
込まない外周面に対して窪んだ凹状部分と突出し
た凸状部分からなり、その凹状部分と凸状部分と
は略Ｕ字状のだいたい左右半分ずつに分けて連続
的に形成されている。点火用押しボタン２及び消
火用押しボタン３の押し込み操作時、カム３２の
回転並びに上下動でもつて上記第２のバルブ３３
のロツド３４がこのカム溝の凹状部分と凸状部分
との間でガイドされて摺動することにより第２の
バルブ３３が後述するように開閉動作する。即
ち、点火用押しボタン２の第１ストロークの押し
込み操作に伴うロツド３０の下降動作では、カム
３２におけるカム溝の凹状部分にロツド３４が嵌
まり込んだ状態にあつて第２のバルブ３３が閉状
態に保持される。更に、点火用押しボタン２の第
２ストロークの押し込み操作に伴うロツド３０の
下降動作では、依然としてカム３２におけるカム
溝の凹状部分にロツド３４が嵌まり込んだ状態に
あつて第２のバルブ３３が閉状態に保持される。
次に、上記点火用押しボタン２の第２ストローク
から第１ストロークへの復帰に伴うロツド３０の
上昇動作では、カム３２におけるカム溝の凹状部
分から凸状部分に移行してその凸状部分にロツド
３４が嵌まり込んだ状態にあつて第２のバルブ３
３が開状態に保持される。最後に、消火用押しボ
タン３の押し込み操作時では、上述とは逆にカム
３２におけるカム溝の凸状部分から凹状部分に移
行してその凹状部分にロツド３４が嵌まり込んだ
状態となつて第２のバルブ３３が閉動作して初期
状態に復帰する。３６は筒状体２７の近傍に配置
され、点火装置１６と電気的に接続されたマイク
ロスイツチ等の点火スイツチで、この点火スイツ
チ３６は、筒状体２７のロツド３０の上端近傍に
突設されたカム３７への当接の有無によりON・
OFFする。３８は筒状体２７の下端部に設けら
れ、点火装置１６と電気的に接続された電磁バル
ブで、点火用押しボタン２の押し込み操作による
ロツド３０の下降で、メインバーナ２３及びパイ
ロツトバーナ２４へのガス供給路３９を開放す
る。尚、電磁バルブ３８はバネ４０の弾性力によ
りガス供給路３９の閉方向に付勢されている。

次に上記構成からなる燃焼制御装置の動作例を
第２図乃至第５図を参照しながら以下説明する
と、まず第２図及び第３図に示すように点火用押
しボタン２を、バネ１０の弾性力に抗して第１ス
トローク押し込むと、点火用押しボタン２のブロ
ツク７の段部６にロツクバー１１が嵌合して点火
用押しボタン２を係止保持する。この点火用押し
ボタン２の第１ストローク押し込みによりワイヤ
８を介してプツシユロツド９が押圧されてロツド
３０を押し下げる。これにより第１のバルブ３１
及び電磁バルブ３８が押し下げられ、ガス供給路
３９及びパイロツトバーナ２４へのガス流路２９
を開放してパイロツトバーナ２４にガスが流入す
る。一方、第２のバルブ３３は、ロツド３４がカ
ム３２の下降に伴つて前述したようにカム３２の
カム溝の凹状部分に嵌まり込んだ状態にあつてメ
インバーナ２３へのガス流路２８を閉塞した状態
に保持されている。上述したように点火用押しボ
タン２の第１ストローク押し込み操作によつてメ
インスイツチ１５がON状態となり、電池１７の
電源電圧が点火装置１６で昇圧され、この昇圧さ
れた電圧がフレームロツト２６に印加される。

この状態から第２図及び第４図に示すように前
記点火用押しボタン２を第２ストローク押し込む
と、更にロツド３０が押し下げられて第１のバル
ブ３１及び電磁バルブ３８がより一層、ガス供給
路３９及びパイロツトバーナ２４へのガス流路２
９を開放する。尚、メインバーナ２３へのガス流
路２８は、依然としてカム３２のカム溝の凹状部
分にロツド３４が嵌まり込んだ状態にあつて第２
のバルブ３３によつて閉塞されたままである。一
方、ロツド３０の押し下げによりカム３７が点火
スイツチ３６に当接して点火スイツチ３６がON
状態となる。これにより電池１７の電源電圧が点
火装置１６で昇圧され、この昇圧された電圧が点
火電極２５に印加され、連続スパークを発生して
パイロツトバーナ２４を着火させる。このパイロ
ツトバーナ２４の着火を、バーナ炎の伝導性を利
用してフレームロツト２６で検出し、点火装置１
６を介して電池１７の電源電圧を電磁バルブ３８
に印加して電磁バルブ３８をバネ４０の弾性力に
抗して吸着保持し、ガス供給路３９を開放状態に
保持する。

次に第２図及び第５図に示すように点火用押し
ボタン２への押圧力を除去して第２ストロークか
ら第１ストロークへ復帰させると、ロツド３０が
上昇して点火スイツチ３６からカム３７が離れて
点火スイツチ３６がOFF状態になると共に、第
１のバルブ３１の下方のカム３２の上昇に伴つ
て、ロツド３４がカム溝の凹状部分から凸状部分
に移行してその凸状部分に嵌まり込んだ状態とな
り、その結果、第２のバルブ３３のロツド３４が
押圧されて第２のバルブ３３がバネ３５の弾性力
に抗してメインバーナ２３へのガス流路２８を開
放する。これによりメインバーナ２３にガスが流
入し、パイロツトバーナ２４のバーナ炎によつて
上記メインバーナ２３が着火される。このメイン
バーナ２３の着火で熱交換器１８及び循環管路１
９，２０を介して浴槽２１内の水或いは温湯を加
熱して昇温させる。

この浴槽２１内の温湯が所望の温度に達した時
点でメインバーナ２３及びパイロツトバーナ２４
を消火する。即ち、第５図に示す状態から消火用
押しボタン３を押し込むと、消火用押しボタン３
のブロツク１３がロツクバー１１の突起１４を押
圧し、ロツクバー１１をバネ１２の弾性力に抗し
て退入させる。これにより上記ロツクバー１１の
先端が点火用押しボタン２のブロツク７から離隔
してバネ１０の弾性力により上記点火用押しボタ
ン２が第１ストロークから初期位置に復帰する。
この点火用押しボタン２の復帰によつてメインス
イツチ１５がOFF状態となり、点火装置１６を
介して電磁バルブ３８に印加されていた電池１７
の電源電圧が遮断され、上記電磁バルブ３８がバ
ネ４０の弾性力によつてガス供給路３９を閉塞す
る。上記点火用押しボタン２の復帰に伴う電磁バ
ルブ３８の閉塞でロツド３０が上昇し、第１，第
２のバルブ３１，３３によりメインバーナ２３及
びパイロツトバーナ２４のガス流路２８，２９を
閉塞し、上記メインバーナ２３及びパイロツトバ
ーナ２４へのガス流入を遮断して消火する。この
時、メインスイツチ１５のOFFにより電池１７
の電源電圧を遮断するようにしたから、従来では
メインバーナの消火時にパイロツトバーナが依然
として点火していたのと異なり、本考案ではメイ
ンバーナ２３の消火と共にパイロツトバーナ２４
も消火するため、電池１７の電源電圧が消耗する
ことは少ない。

また、上記パイロツトバーナ２４のバーナ炎が
突風等の原因により消えた場合、バーナ炎の消失
によりフレームロツト２６を介して電磁バルブ３
８に印加されていた電池１７の電源電圧が遮断さ
れ、上記電磁バルブ３８がガス供給路３９を閉塞
してメインバーナ２３及びパイロツトバーナ２４
からガスが流出するのを防止する。更に、浴槽２
１の水漏れ等による空だきの場合、熱交換器１８
の異常な昇温による過熱状態を過熱防止スイツチ
２２で検出し、この過熱防止スイツチ２２の
OFFにより電磁バルブ３８に印加されていた電
池１７の電源電圧を遮断し、上記電磁バルブ３８
でガス供給路３９を閉塞させ、メインバーナ２３
及びパイロツトバーナ２４を消火させて熱交換器
１８の加熱を未然に防止する。

尚、上記実施例では、ガス風呂について説明し
たが、本考案はこれに限定されることなく、上記
ガス風呂以外のガス器具についても適用可能であ
るのは勿論である。

［考案の効果］ 本考案によれば、メインバーナの消火と同時に
パイロツトバーナを消火させることによりその炎
内に付加したフレーム検知電極で、上記パイロツ
トバーナの消火を検出し、電磁バルブに印加され
ていた電源電圧を遮断するようになしたから、電
源の起電力の消耗が少なく、熱電対によるこの種
の制御装置に比し、耐久性、確実性のある応答性
に優れた商品的価値大なる装置を提供することが
出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るガス器具の燃焼制御装置
の一実施例を示す概略構成図、第２図は第１図の
燃焼制御装置の動作例を説明するためのタイムチ
ヤ−ト、第３図乃至第５図は第１図の燃焼制御装
置の各動作状態を示す概略構成図である。 １……操作盤、２……点火用押しボタン、１７
……電源（電池）、２３……メインバーナ、２４
……パイロツトバーナ、２５……点火電極、２６
……フレーム検知電極、２８，２９……ガス流
路、３１……第１のバルブ、３３……第２のバル
ブ、３８……電磁バルブ、３９……ガス供給路。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 第１、第２ストロークの二段押し込み操作が可
   能な点火用押しボタンと、 上記点火用押しボタンの第１ストロークの押し
   込み状態を解除する押し込み操作が可 能な消火
   用押しボタンと、 点火用押しボタンを一段押し込み操作により第
   １ストロークで保持し、二段押し込み操作による
   第２ストロークからその押し込み操作の解除で第
   １ストロークへ復帰させ、消火用押しボタンの押
   し込み操作により点火用押しボタンを第１ストロ
   ークから解除して初期位置へ復帰させる機構と、 点火用押しボタンの第１及び第２ストロークの
   各押し込み操作により開動作してパイロツトバー
   ナへのガス流路を開放し、消火用押しボタンの押
   し込み操作により閉動作して上記ガス流路を閉塞
   する第１のバルブと、 点火用押しボタンの第２ストロークから第１ス
   トロークへの復帰により開動作してメインバーナ
   へのガス流路を開放し、消火用押しボタンの押し
   込み操作により閉動作して上記ガス流路を閉塞す
   る第２のバルブと、 点火用押しボタンの第１及び第２ストロークの
   各押し込み操作では第２のバルブを閉状態に保持
   し、上記点火用押しボタンの第２ストロークから
   第１ストロークへの復帰により第２のバルブを開
   動作させ、消火用押しボタンの押し込み操作によ
   り第２のバルブを閉動作させるカムと、 点火用押しボタンの第２ストロークの押し込み
   操作によりパイロツトバーナ及びメインバーナの
   両ガス流路と連通したガス供給路を開放状態に保
   持し、消火用押しボタンの押し込み操作により上
   記ガス供給路を閉塞する電磁バルブと、 点火用押しボタンの第１ストロークによるメイ
   ンスイツチのONで電池の電源電圧を昇圧してフ
   レーム検知電極に印加し、点火用押しボタンの第
   ２ストロークによる点火スイツチのONで上記昇
   圧電圧を点火電極に印加して連続スパークの発生
   でパイロツトバーナを着火させ、このパイロツト
   バーナの着火をフレーム検知電極で検出し、これ
   に基づいて電源電圧を電磁バルブに印加して第１
   バルブを開状態に保持し、点火用押しボタンの第
   ２ストロークから第１ストロークへの復帰による
   点火スイツチのOFFで点火電極への電源電圧の
   印加を遮断して連続スパークを停止させ、消火用
   押しボタンの押し込み操作のよるメインスイツチ
   のOFFで上記電磁バルブへの電源電圧の印加を
   遮断して第１、第２のバルブを閉動作させ、パイ
   ロツトバーナ及びメインバーナへのガス流路を閉
   塞して上記両バーナを消火させる点火装置と、 を具備したことを特徴とするガス器具の燃焼制御
   装置。