JPH0335535Y2 - - Google Patents

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JPH0335535Y2
JPH0335535Y2 JP1985011149U JP1114985U JPH0335535Y2 JP H0335535 Y2 JPH0335535 Y2 JP H0335535Y2 JP 1985011149 U JP1985011149 U JP 1985011149U JP 1114985 U JP1114985 U JP 1114985U JP H0335535 Y2 JPH0335535 Y2 JP H0335535Y2
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JP
Japan
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mold
split
fitting
split molds
rubber ring
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JP1985011149U
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JPS61128011U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、軸封装置等に用いられるゴムリング
を製造するための成形型の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来より、ゴムリングを加硫成形する成形型と
して第5図に示すようなものが知られている。す
なわち、同図において符号a,a′は相対移動可能
に構成された上下一対の分割型で、該両分割型
a,a′の互いに対向する面b,b′に複数のゴムリ
ングを成形するためのキヤビテイ用溝c,c′およ
び外径側バリ用溝d,d′、内径側バリ用溝e,
e′が形設されてなるものである。
この種成形型を用いてゴムリングの成形を行な
うには、まず下側の分割型a′上に図示しないゴム
生地を載置した後、両分割型a,a′を加熱しなが
ら互いに近接せしめ、型締めを行なう。これに伴
い、前記ゴム生地は熱によつて可塑化し、両分割
型a,a′間を流動して前記各キヤビテイ用溝c,
c′内および外・内径バリ用溝d,d′、e,e′内等
に充填される。しかる後、ゴムの硬化を待つて型
開きし、成形品を取り出す。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記従来のゴムリング成形型によれ
ば、バリ用溝e,e′の内径側空隙fにゴム生地が
流入するため歩留まりが低いばかりでなく、エア
の逃げ路が設けられていないためキヤビテイ用溝
c,c′内等にエアが混入され易く、さらに、受圧
面積が大きいため単位面積あたりの面圧が低下し
て成形不良が発生し易い等の諸問題点を有してい
た。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のゴムリング成形型は、以上の諸問題点
に鑑みて、歩留まりの向上および成形不良の低減
を目的としてなされたもので、この目的を達成す
るため、互いに接離する一対の分割型と、前記一
対の分割型の対向面に設けられた環状のゴムリン
グ成形用キヤビテイと、前記ゴムリング成形用キ
ヤビテイの内周側と外周側にそれぞれ設けられた
環状のバリ用キヤビテイと、前記一対の分割型の
対向部に設けられ該両分割型の位置決めをなす複
数対の凹凸と、前記一方の分割型の前記内周側の
バリ用キヤビテイの内周側に突設された嵌合突起
と、前記他方の分割型に形成され前記嵌合突起を
嵌合する嵌合孔と、を有し、前記嵌合孔が前記他
方の分割型を貫通しており、前記嵌合孔の内壁と
前記嵌合突起の周壁の間に空気抜き用の間隙が設
定されているものである。
〔作 用〕
上記構成の成形型によれば、ゴムリングの成形
時、つぎのような作用を有する。
すなわち、両分割型の型締めに伴い、一方の分
割型に配設された嵌合突起は、他方の分割型に配
設された嵌合孔に嵌入されるとともに、該両分割
型間において、加熱・挾圧されて可塑化したゴム
生地が前記嵌合突起の外径側になるキヤビテイ内
に流入して充満し、かつ該キヤビテイ内に存在し
ていたエアは前記嵌合突起と前記嵌合孔との間の
間隙から排除される。また、該両分割型間におけ
る受圧面積は、従来に比較して前記嵌合孔の分だ
け小さくなり、単位面積あたりの面圧が大きくな
るため、型締めはほぼ完壁に行なわれ、加えてゴ
ム生地の流入する部分が前記嵌合突起の分だけ小
さくなるため、投入されるゴム生地の量を削減す
ることが可能となる。
〔実施例〕
以下、本考案ゴムリング成形型の構成および作
用を、第1図ないし第4図に示す実施例によりさ
らに具体的に説明する。
すなわち、第1図は本実施例の正断面図で、全
体を符号1で示す成形型は、上下一対の分割型
2,3よりなる。下分割型2の上面および上分割
型3の下面には、型締めによつて複数のゴムリン
グ成形用キヤビテイ4および該ゴムリング成形用
キヤビテイ4と同芯になる外・内径バリ用キヤビ
テイ5,6をなすキヤビテイ用溝4a,4b、外
径バリ用溝5a,5bおよび内径バリ用溝6a,
6bがそれぞれ形設されている。また、下分割型
2の前記各内径バリ用溝6aの内径側には、該内
径バリ用溝6a(キヤビテイ用溝4a、外径バリ
用溝5a)と同芯的に、かつ当該下分割型2上面
より突出するごとくなる嵌合突起7が植設固定さ
れており、他方上分割型3の、前記嵌合突起7と
の対応部位、すなわち前記各内径バリ用溝6bの
内径側には、前記嵌合突起7と略同径の嵌合孔8
が穿設されている。なお、9は上分割型3の端部
近傍に穿設されたピン孔10にブツシユ11を介
して嵌合することにより、両分割型2,3の相対
的な位置決めを行なうために、下分割型2に植設
されたノツクピンである。
以上の構成になる成形型1を用いたゴムリング
の成形は、つぎのごとく行なわれる。
第2図に示すように、下分割型2上縦列突出
した嵌合突起7,7間に、ゴム生地12を載置
した後、両分割型2,3を加熱しながら図示し
ないプレス機により互いに近接せしめる。該近
接に伴い、ノツクピン9がピン孔10のブツシ
ユ11内腔に、嵌合突起7が嵌合孔8にそれぞ
れ嵌挿されてゆく。
第3図に示すように、両分割型2,3により
加熱・挾圧されて可塑化したゴム生地12は、
各キヤビテイ4,5,6に沿うように流動して
両分割型2,3間に充満し、該ゴム生地12の
充満に伴い、前記各キヤビテイ4,5,6内等
に存在していたエアは、嵌合突起7と嵌合孔8
との間に設定された環状の間隙13から排出さ
れる。両分割型2,3間の受圧面積は、既述従
来例に比較すると前記嵌合孔8の分だけ小さく
なつているため、単位面積あたりの面圧が大で
あり、したがつて前記エアの排除力も大きく、
ゴム生地12の充填が完壁に行なわれる。
型締め完了後、ゴムの硬化を待つて、第4図
に示すようなシート状の成形品12′を取り出
し、バリ取り作業等次工程へ移る。
なお、上記シート状成形品12′は、前記嵌合
突起7と対応する部分14が欠除した形状を呈す
るようになるため、投入されるゴム生地12の量
をあらかじめ少なくすることが可能である。
〔考案の効果〕
本考案ゴムリング成形型は、以上説明したよう
に、一対の分割型に、該両分割型の互いの位置決
めをなす凹凸とは別に型締め時に互いに嵌合する
嵌合突起と嵌合孔を設け、嵌合孔を他方の分割型
に対して貫通させ、嵌合孔と嵌合突起の間に空気
抜き用の間隙を設けたため、型締め時に前記間隙
を通して型内の空気を外部に排出し、ゴム生地の
歩留まりを向上させ、型締め時における型の面圧
を大きくし、成形不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るゴムリング成形型の一実
施例を示す正断面図、第2図ないし第4図は同実
施例による成形工程の説明図、第5図は従来例に
係るゴムリング成形型の正断面図である。 1……成形型、2……下分割型、3……上分割
型、4……ゴムリング成形用キヤビテイ、5,6
……バリ用キヤビテイ、7……嵌合突起、8……
嵌合孔、12……ゴム生地、13……間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに接離する一対の分割型2,3と、前記一
    対の分割型2,3の対向面に設けられた環状のゴ
    ムリング成形用キヤビテイ4と、前記ゴムリング
    成形用キヤビテイ4の内周側と外周側にそれぞれ
    設けられた環状のバリ用キヤビテイ5,6と、前
    記一対の分割型2,3の対向部に設けられ該両分
    割型2,3の位置決めをなす複数対の凹凸9,1
    0と、前記一方の分割型2の前記内周側のバリ用
    キヤビテイ6の内周側に突設された嵌合突起7
    と、前記他方の分割型3に形成され前記嵌合突起
    7を嵌合する嵌合孔8と、を有し、前記嵌合孔8
    が前記他方の分割型3を貫通しており、前記嵌合
    孔8の内壁と前記嵌合突起7の周壁の間に空気抜
    き用の間隙13が設定されているゴムリング成形
    型。
JP1985011149U 1985-01-31 1985-01-31 Expired JPH0335535Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS61128011U JPS61128011U (ja) 1986-08-11
JPH0335535Y2 true JPH0335535Y2 (ja) 1991-07-29

Family

ID=30492998

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JP1985011149U Expired JPH0335535Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5825946A (ja) * 1981-08-10 1983-02-16 Arai Pump Mfg Co Ltd Oリングのばり除去装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5825946A (ja) * 1981-08-10 1983-02-16 Arai Pump Mfg Co Ltd Oリングのばり除去装置

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JPS61128011U (ja) 1986-08-11

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