JPH0335484A - カセットアダプタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分！）） 本発明は、ＶＴＲ（ビデオテープレコーダ〉等の記録媒
体である磁気テープが巻装された独立したテープリール
（供給リール）が着脱されるカセットアダプタに関する
。

（従来の技術） 一般に、ＶＴＲの記録媒体である磁気テープ（ま、一対
のテープリール（供給リールと谷取りリール）間に巻回
された状態でテープカセット内に収納されており、磁気
テープをこのテープ力セッ１−に収納したままの状態で
ＶＴＲに装着し得るように構成することによって磁気テ
ープの保護及び取り扱いの便が図られている。

どころが、民生用として一般的に使用されているテープ
カセットを保管する場合には広い保管スペースが必要で
あり、また持ち運び等も大変であった。

そこで、従来から、磁気テープが巻装された独存した供
給リールをテープカセット本体くカセットアダプタ〉に
対して着脱自在とし、必要に応じて所定のテープリール
を上記テープカセット本体に装着して使用するように構
成して保管スペースの大幅な縮小化と取り扱いの一層の
容易性を図ったものが提案されている。

このようなテープカセットは、第２２図に示すように磁
気テープＴが巻装された供給リール１と、前面が＃１Ｉ
Ｉ７に【常時閉成され、その外部形状が通常のテープカ
ヒッ１−と同形状に形成されるととらに巻取リリール２
を収納するカセッＩ・アダプタ３とから構成されており
、上記供給リール１Ｇよリールケース４に収納された状
はでこのカセットアダプタ３の下面（図中上面）に形成
された開口部を介してテープリール装着部３ａに装着さ
れるようになっている。

そして、このようなテープカセットにおいては、上記供
給リール１をカセットアダプタ３に装着した後に、前Ｍ
７を手指等で開成状態に保持しつつ、この供給リール１
に巻回された磁気テープＴの端部を引き出してカセット
アダプタ３の底面に形成されたテープパス形成用のスリ
ッ］−５やテープ）Ｊイド６及び巻取リリール２の７ラ
ンジ８に形成されたスリット９を介してこの巻取リリー
ル２のリールハブ１Ｇに導き、さらにこの磁気テープＴ
の端部に取り付けられた係止ビン１１を巻取リリール２
の係合孔１２に係合させて通常のテープカセットと略同
様な所定のテープパスを形成するようになっている。

また、上記リールケース４の底面（図中上面）は、この
リールケース４がカセットアダプタ３に装着されてロッ
ク部材１３にてロックされた時にカセットアダプタ３の
底面と路面−となり、このカセットアダプタ３の外部形
状の一部を形成して通常のテープカセットと同様な使用
を可能としてぃる。

なお、このようなカセットアダプタは特開昭６２−１８
４Ｇ７７号公報等に詳細に説明されている。

（発明が解決すべき課題） ところで、一般のテープカセットにおいて（よ、ＶＴＲ
内にて磁気テープ１ｐの安定した［１−ディング状態を
得るために、例えばガイドボールとテープパッドとによ
って磁気テープを独特する等の手段により、テープ力セ
ツ１〜の前面に引き出された磁気テープＴの弛みを防止
する手段が設けられ−Ｃいる。

どころか、上述のカセットアダプタにおいて１よ、上記
スリット５に磁気テープを通さな（プればならない必要
から、そのような弛みを防止する手段を設けることがで
きず問題であった。

また、仮に、上述のようなカセットアダプタにそのよう
な手段を設けたとすると、上記供給リールから引き出さ
れた磁気テープを所定のテープパスを形成させて谷取り
リール２に導く作業が極めて面倒なものになってしまう
。

（課題を解決するための手段） 本発明は上述の実情に鑑みてなされたものであり、磁気
テープの弛みを防止する手段を右する新規なカセッ１−
アダプタを提供することを目的とする。

そして、本発明はこの目的を達成するために、ヒンジに
て開閉自作に３＋ｎ結された上ハーフと下ハーフとから
成り、磁気テープが巻回された供給リールがこれら上ハ
ーフと下ハーフとを開成した状態で着脱され、 −ｔ−記上ハーフに回動自作に取り付けられ、上ハーフ
と上ハーフとを閉成した時にその前面を覆）前蓋と、 上記上ハーフと下ハーフとを開成した晴に外部に臨み、
装着された上記供給リールから引き出された磁気テープ
に、前面を通って巻取りリールに至る所定のテープパス
を形成させる複数のテープガイド部材と、 互いに近接して設けられた一対のテープガイド部材の間
を蛇行させることによって、この磁気テープのカセット
アダプタ前面における弛みを防止する弛み防止手段と、 このテープ弛み防止手段を構成するテープガイド部材の
内少なくとら一方を他方に対して接離自在とした支持手
段と、 移動自在に支持された上記一方のテープガイド部材を他
方のテープガイド部材から離間する方向に付勢する弾性
部０と、 上記上ハーフに設けられ、上・下ハーフの開成時に上記
テープガイド部材を上記弾性部材に抗して互いに近接さ
せる操作片とを尚えたカセットアダプタであって、 上記一方のテープガイド部材の他方のテープガイド部材
に対する離間方向を、カセットアダプタの前方側方向と
し、上・下ハーフの開成時にこのテープガイド部材がカ
セットアダプタの前方方向に回動して上記各テープガイ
ド部材が離間することを特徴とするカセットアダプタ、
及びヒンジにて開閉自在に連結された上ハーフと下ハー
フとから成り、磁気テープが巻回された供給リールがこ
れら上ハーフと下ハーフとを開成した状態で着脱される
とともに、巻取リリールを予め収納し、装着された上記
供給リールから引出された磁気テープを、前面を通って
上記巻取りリールに至る所定のテープパスを形成する一
対のテープガイド部材を備えたカセットアダプタであっ
て、上記上ハーフに回動自在に数例けられるとともに、
上ハーフと下ハーフとを１１１成した時にカセッ１−ア
ダプタの前面を覆う前蓋と、 上記カセットアダプタ前面に設けられた第１のテープガ
イド部材と、このアー７ノ１４１部林の西側に位若する
第２のテープガイド部材及びこの第２のテープガイド部
材に圧接されて磁気テープを挟持するテープパッドから
成り、カセットアダプタ前面における磁気テープの弛み
を防止する弛み防止手段を設けてなり、 上記第２のテープガイド部材とｉ−ブバッドとを上記第
１のテープガイド部材と同軸に回動変位自在に軸支する
とともに、 これら部材を互いに離間する方向に付勢する’Ｆｌｌ性
部材と、 上記上ハーフに設けられた操作片とを有し、上・下ハー
フの開成時に、Ｌ記第２のテープガイド７拐及びテープ
パッドを上記操作片によって上記弾性部材の付勢力に抗
して互いに圧接さ吐て磁気Ｉ−ブを挟持するようにした
ことを特徴とするカセットアダプタ、を１是供するもの
である。

（実施例） 以下、本発明に係るカセットアダプタの好適な一実施例
を第１図４Ｔいし第２１図を用いて訂細に説明する。

本実施例に係るカセットアダプタ２０は、第１図に示す
ように各後端縁がヒンジ２１にて連結された上ハーフ２
２ど下ハーフ２３どから大略構成されており、これら上
ハーフ２２と下ハーフ２３とを第２図及び第３図に示す
ように閉成することによって通常の７−ブカセツトの外
報形状と同じ形状及び寸法にむる。

また、このカセットアダプタ２０には以下に詐説するよ
うな独立した供給リール３０が装着されるとともに、こ
のカセットアダプタ２０内部には第４図に示すように新
規なリール【コック機構２４、テープガイド機構２５．
２Ｇ、蓋開Ｍ磯購２７が設けられている。

なお、本実施例にＪ３ける上記テープガイド機構２４．
２５は本発明における弛み防止手段として５機能するも
のである。

以下、供給リール及び各機構を追って説明する。

［供給リール］ この供給リール３０（よ、第５図及び第６図に示すｊ；
うに礒気テープＴが５装される有蓋のリールハブ３１と
、このリールハブ３１の軸方向両端に取すイ・１けられ
た円盤状の上フランジ３２及び下フランジ３３から構成
され、上記下フランジ３３の外周縁には後述するリール
ロック部材８２のロック爪８１が係合する保合段部３４
が全周に亘って形成されている。

また、上記上フランジ３２の外周縁には後述するテープ
ストッパ４０を固定するための切欠き部３５が全周に亘
って形成されている。

なお、この上７ランジ３２は、例えば透明な合成樹脂材
料にて形成されており、カセットアダプタ２０にＩＩさ
れた際に、装された磁気テープＴを上記、１−ハーフ２
２に形成された窓５９を介して視認することかできるよ
うになっている。

よた、上記リールハブ３１の上端面には上記上ハーフ２
２内に取り付けられたリーフスプリング６２によって押
圧されるリールトップ３６が形成され、下端には第６図
に示すようにＶＴＲのリールディスク（回転駆動軸〉挿
入用のｌＮｌ嵌合穴３７が形成されでいる。

そして、この４４１嵌合穴３７内には、上記リールディ
スクの係合爪と係合する複数の突条３８が軸方向に形成
されている。

また、上記磁気テープＴの先端に取り付けられたリーダ
テープ０丁の先端側にはテープストッパ４０が固定され
ており、このデーブス］・ツバ４０は保管侍（不使用時
〉に上記上７ランジ３２の外周縁に形成された切欠き部
３５に係合して磁気テープＴの先端をこの供給リール３
０に固定するようになっている。

すなわち、上記テープストッパ４０は第５図ないし第７
図に示すように、テープ押え部４１と１字状の同定部４
２とから構成されており、上記テープ押え部４１は上フ
ランジ３２と下フランジ３３との距離と略同じ高さ寸法
に形成されてこれら各フランジ間に介在される。

また、上記固定部４２は上記テープ押え部４１と一体的
に形成されており、そのネック部分４２ａをＬ起上フラ
ンジ３２の肉厚と略等しいか、若干中さな寸法に形成す
ることによって、このネック部分４２ａを上記上フラン
ジ３２の切欠き部３５に１■合させた時に、このネック
部分４２ａの上端に連続する係合部分４２ｂの下面と上
記テープ押え部４１の上面どが上記上７ランジ３２の外
周縁を挟持するるようになっている。

ここで、この保合部分４２ｂの下面には、上記ネック部
分４２ａを挟んで係合部の突起部４３．４４が形成され
ている。

また、上記上７ランジ３２の上面には、第５図ないし第
７図に示すように外周縁に沿って係合溝３２ａが形成さ
れており、上記ネック部分４２ａを切欠さ部３５に嵌合
させた時に、上記係合部分４２ｂの各突起部４３．４４
がこの係合溝３２ａに係合するようになっている。

これにより、このテープストッパ４０は上記上フランジ
３２の外周に対してクリックロックされて、磁気テープ
Ｔの先端をこの供給リール３０に確実に固定することが
できる。

なお、本実施例においては、上記切欠き部３５を上フラ
ンジ３２の全周に亘って形成しであるため、磁気テープ
Ｔの長さが変動してもこれに対応づることができる。

また、上述のようなテープストッパ４０を上フランジ３
２に固定した際に、このテープストッパ４０のテープ押
え部４１の内周面によって磁気テープＴの外周面を押え
る。

そこで、本実施例においては、このテープストッパ４０
のテープ押え部４１の内周面が、巻装された磁気テープ
Ｔの外周の量率と略等しくなるように形成されている（
第２０図参照）。

これにより、このテープストッパ４０を上フランジ３２
に固定した時に、磁気テープＴの表面を局部的に押圧し
て旧付けたり変形させることを防止ケることができる。

、した、このテープストッパ４０は上述のように磁気Ｔ
−ブＴの先端側を上フランジ３２に固定するとどしに、
後述する巻取りリール７０にこの磁気テープ下の先端側
を固定する際のクランパとしてち）１能づる。

そこで、このテープストッパ４０の上記テープ押え部４
１の外側面は、後述する巻取リリール７０のリールハブ
の外周面の曲率と等しく形成されており、このＴ−ブス
トツパ４０を上記巻取リリール７０にｌｉ’Ｊ定した際
に、この巻取リリール７０のリールハブ７１の外周面に
段差が生じることがなく、巻き取られた磁気テープＴに
不用意へ傷を付けることを防１１−することができる。

また、上記磁気テープＴのテープストッパ４０の先端は
タグテープ１１となっており、このタグテープＴ１には
磁気テープＴの巻装による曲率と反対方向、すなわち外
向きの巻き癖が付けられている。

これにより、上記テープストッパ４０を供給り一ル３０
に固定した時にこのタグテープＩＴが常に外側に飛び出
ているため、テープストッパ４０を上フランジ３２から
離脱させる際にこのタグテープＩＴを把持し易い。

なお、上記テープストッパ４０の固定部４２をＴ字状に
形成して、テープ押え部４１と固定部４２の係合部分４
２ｂとを１木のネック部分４２ａにて連結したが、第８
図に示すようにこのネック部分４２ａを２本形成して上
フランジ３２の２カ所の切欠き部３５に同特に係合させ
るようにしてｂよく、この場合にはテーブスＩ・ツバ４
０の上フランジ３２に対する取付は状態がより確実にな
るとともに、・ｙ−ブストツパ４０自体の強度も向上す
るために耐久性を向上させることができる。

また、上記上７ランジ３２の外周縁に形成される切欠き
部３５を、この上７ランジ３２の全周に設けずに一部分
だけに設けてもよい。

［カセットアダプタ概略］ 次に、上述のような供給リール３０が装着されるカセッ
トアダプタ２０の訂ｌｌｌな構成を説明する。

まず、上記上ハーフ２２の前端には、第１図ないし第４
図に丞すように前蓋５０がビン５１にて枢支されており
、この前蓋５０はＶ　Ｔ　Ｒに挿入された際に開成され
てカセットアダプタ２０内にて所定のテープパスを形成
した磁気テープ「をＶＴｒ（内部に臨ませる。

なお、この前ｆｉ５０Ｇよ、第ｄ図に示すスプリング５
２にて開成方向に常時付勢されている。

また、上記下ハーフ２３の前端には、１ニ記前Ｍ５０を
閉成状態にロックするロック部材５３及びカセットアダ
プタ２０をＶＴＲに挿入した際に、このロック部材５３
に連動してロック状態を解除するロック解除部材５４が
設けられている。

なお、上記前Ｍ２Ｏは上ハーフ２２を開成した際に上ハ
ーフ２２からｍ脱しないように取り付けられている。

また、上記上ハーフ２２の側壁前端側には先端に係止爪
５５が設けられた係止片５Ｇが一体的に形成されてＪブ
リ、この係止片５Ｇの両側にはスリット５７が形成され
て第１図にＪ３ける紙面と直交する方向に弾性変位し１
するよ゛）になっている。

そして、この係止片５６と対応する下ハーフ２３の側壁
所定位置には、上記係止爪５５を係止するための係合孔
５８が形成されている。

このようなカセットアダプタ２０においては、上記１ハ
ーフ２２を上記下ハーフ２３にス・１して開成すると、
第２図及び第３図に示す−ように、上ハーフ２２と下ハ
ーフ２３とが上記係ＩＬ爪５５と係合孔５８との相対（
系合にＪ：って確実にロックされる。

よた、上記上ハーフ２２及び下ハーフ２３の外観形状及
び寸法（よ、通量”のアーブカせツ１〜における上ハー
フ及び下ハーフと等しく形成されており、これら上ハー
フ２２と下ハーフ２３とを閉成することにより、第２図
及び第３図に示すように通常の７−ブカセツ１−の外観
形状と同形状で、かつ同４法のカセットアダプタ２０が
形成される。

なお、第２図中、５９はテープ確認用の窓であり、第３
図中、６０はＶＴＲに装楕した際にＶＴＲのリールディ
スク（回転駆動軸）が嵌合される開口部、６１Ｇよ同じ
＜ＶＴＲのローディング部材が挿入される開口部である
。

また、第３図中、６３はＶＴＲ内でのカセットアダプタ
２０の高さ及び位置を規制する基準穴、６４６５は誤挿
入防止用の溝である。

さらに、第３図中、６Ｇはこのカセットアダプタ２０を
Ｖ　Ｔ　Ｒに装棺した際に、このＶＴＲの操作杆８５が
突入する挿入孔である。

一方、上記上ハーフ２２及び下ハーフ２３の西側には、
第４図に示すように上述のような供給リール３０が装着
される供給リール装ｒＪ部６７と、以下に；ｊ２明する
ような巻取りリール７０が予め装着されている巻取りリ
ール装着部６９とが形成されており、に記供給す−ルｉ
ｓ部６７【よ装着される供給リール３０の略全周を囲む
ような円形の隔壁６８にて画されている。

［巻取リリール） 上記巻取リリール７０は、第９図に示すように、有蓋の
リールハブ１１と、このリールハブ７１の下端に取り付
けられる円盤状の下７ランジ７２及び上記リールハブ７
１の上端に取り付けられる上フランジ７３から構成され
ている。

なお、上記下フランジ７２の外周縁には、上記（Ｉ（給
リール３０の下フランジ３３と同様に係合段部７８が形
成されている。

また、上記リールハブ７１も上記供給リール３０と略同
様な形状に形成されているが、その外周面には軸方向に
連なる取付は部７４が形成されており、この取付（］部
７４に上記テープストッパ４０を嵌合係止し１！７るよ
うになっている。

これに対して、木実／＋１！ｉＰＡにおける上記上フラ
ンジ７３は、図示のように上記リールハブ７１の上面に
５撞する円盤部分７３ａと、この円盤部分子３ａから１
１ｉＱＩ状に延設される３枚のフランジ片７３ｂから形
成されており、これらフランジ片７３ｂの間に上記切欠
ぎ部７５が形成されている。

これにより、上記リールハブ７１の取付は部７４にテー
プストッパ４０を固定する際に上記フランジ片７３ｂと
フランジ片７３ｂの間に手指が入るため、上フランジ７
３に妨げられることなく、しかもテープストッパ４０の
係合部分４２ｂを上フランジ７３の周縁に沿って滑らせ
てネック部分４２ａを切欠き部７５に嵌合させるだけで
、このテープストッパ４０をり一ルハ１７１の取付は部
７４に容易に取り付けることができる。

また、この取付は部７４に連なる上フランジ７３の円盤
部分７３ａの外周部には形成された上記切欠き部７５が
形成され、さらにこの切欠き部７５を挾んで、上記テー
プストッパ４０の突起部４３．４４に相対係合する係合
凹部７６、７７が形成されており、この切欠き部７５に
上記テープストッパ４０のネック部分４２ｉ１を係合さ
せると同時に上記各保合凹部７６、７７に突起部４３．
４４が係合することによって磁気テープＴの先端のリー
ダテープＲ丁を上記リールハブ７１の外周に固定するこ
とができる。

そして、上述のように磁気テープＴを固定した状態でこ
の巻取りリール７０を第９図中反時３１回り方向に回転
させて磁気テープＴを巻き取る際に、上記磁気テープＴ
の先端のタグテープＴ丁に外向きの谷ぎ癖が付けられて
いるため、必ず第１０図に示すようにこの巻き癖を強め
る方向に折り曲げられ、タグテープＴＴを上記リールハ
ブ７１に密着させることができる。

また、上記リールハブ７１の上面に配置されたリールト
ップ７１ａは、例えば、人工サファイヤやステンレス、
あるいは人工ルビー等の比較的硬１１な材料にて形成さ
れており、繰り返し使用されるこの種カセットアダプタ
２０におけるリーフスプリング６２に対するリールトッ
プ７１ａのｉｌｌ［耗性の向［が図られている。

なＪ３、上記巻取リリール７０においては、上記リール
１〜ツブ７１ａをリールハブ７１と一体的に形成したが
、第１１図に示すようにこのリールＦ・ツブ７１ａを別
体にて形成してもよい。

これにより、比較的高価な人工サファイヤ等の使用壜が
少なくて済み、コストダウンを図ることができる。

［リールロック機横１ このカセットアダプタ２０には、不使用時であって上記
上ハーフ２２と下ハル）２３とが開成されている時にの
み上記供給リール３０及び巻取リリール７０の回転をロ
ックし、上記上ハーフ２２と下ハーフ２３とを開成した
時にはこのロック状態が解除されるリール「１ツクＦｊ
１構２４が設（Ｊられている。

このリールロック機構２４は、第１２図に示すように上
記下ハーフ２３に各々配置された各種機能部品及び上記
上ハーフ２２に形成されたロック解除片８０とから構成
されている。

Ｌ配下ハーフ２３に配置された各Ｌ１能部品としては、
−１−配合リール３０．７０の下フランジ３３．７２の
係合段部３４，７Ｂに各々係合するロック爪８１が一端
に形成されるとともに中途部が軸８９に枢支された＝・
対のロックレバ−８２と、−１１１１１１（自由端側）
がこれらロックレバ−８２の突起８３に連結されてこれ
らロックレバ−８２のロック爪８１を上記各係合段部３
４７８に各々係合させる方向（矢印へ方向）に付勢する
第１のスプリング８４と、ＶＴＲにＨ５４された際にＶ
ＴＲの操作杆８５に連動して＠８６を中心として回動す
ることにより上記各ロックレバ−８２の他端を押圧して
上記各ロック爪８１を各下フランジ３３７２の保合段部
３４．７８から各々離間させる一対のレリーズレバ−８
７及びこれらレリーズレバ−８７をＬコックを解除する
方向（矢印Ｂ方向）に付勢する第２のスプリング８８が
あり、上記上ハーフ２２と下ハーフ２３とを閉成した時
に上記第２のスプリング８８の押圧部８８ａに上記ロッ
ク解除片８０が当接して反矢印Ｂ方向に弾性変位させる
ようになっている。

また、上記ロックレバ−８２及び第１のスプリング８４
を軸支する＠８９の上端側には固定部材９０が取り付け
られており、上ハーフ２２を開成した時にこれらロック
レバ−８２及び第１のスプリング８４が不用意に外れな
いようになっている。

このようなリールロック機構２４は、上記−上ハーフ２
２と下ハーフ２３が閉成している時においては第１３図
（Ａ）に示すように、上ハーフ２２に設けられた上記ロ
ック解除片８０によって上記第２のスプリング８８が反
矢印Ｂ方向に変位されている。

これにより、上記レリーズレバ−８７はロックレバ−８
２の他端側から退避し、このロックレバ−８２は上記′
５Ｓ１のスプリング８４にて矢印へ方向に変位してこの
ロックレバ−８２の〔１ツク爪８１が上記各Ｆフランジ
３３．７２の係合段部３４，７８に各々係合して各リー
ル３０．７０をロックする。

また、この状態でこのカセットアダプタ２０をＶＴＲに
装着すると、第１３図（＾）中二点鎖線にて示すように
ＶＴＲの上記操作杆８５が上記レリーズレバ−８７を押
圧して上記第１のスプリング８４に抗してこのレリーズ
レバ−８７を矢印Ｂ方向に変位させ、これによって上記
ロックレバ−８２のロック爪８１が上記各下フランジ３
３．７８の係合段部３４，７８から離間してロック状態
が解除される。

これに対して、上記供給リール３０の着脱に際し、上記
上ハーフ２２が開成して上記ロック解除片８０が上記第
２のスプリング８８の押圧部８８ａから退避している時
には、第１３図（Ｂ）に示すように上記レリーズレバ−
８７が上記第２のスプリング８８によって矢印Ｂ方向に
変位する。

ここで、上記第２のスプリング８８の弾性力は第１のス
プリング８４の弾性力よりも強力に設定されている。

よって、上記第２のスプリング８８は上記第１のスプリ
ング８４の弾性力に抗して上記ロックレバ−８２を反矢
印へ方向に変位させ、これにより上記ロックレバ−８２
のロック爪８１による各リール３０．７０のロック状態
を解除する。

このように、本実施例におけるリールロック機構２４に
よれば、上記供給リール３０の着脱に際して上ハーフ２
２と下ハーフ２３を１ｆｆｌ成すると上記供給リール３
０及び巻取りリール１０のロック状態を解除する。

これにより、上記供給リール３０の着脱及び巻取リリー
ル７０への上記テープストッパ４０の着脱をスムーズに
行なうことができる。

［テープガイド機構；弛み防止手段１ 本実施例におけるテープガイド９１Ｓは、磁気テープＴ
を上記供給リール３０からカセットアダプタ２０の前面
を介して上記巻取りリール７０に導くとともに、前面に
引き出された磁気テープＴが弛みなく所定のテープパス
を形成し得るようにするものであり、このカセットアダ
プタ２０の前面両側に配設されている。

まず、供給リール３０側のテープガイド機構２５は、第
１４図ないし第１７図に示すように、ガイドボール９０
を支持する万イドボール支持体９０ａと、このガイドボ
ール９０よりもカセットアダプタ２０の外側よりに位置
するとともにこのガイドボール９０と所定距離を６って
離間した円筒状のテープガイド９１と、上記ガイドボー
ル９０に圧接された状態で磁気テープＴを挟持するテー
プパッド９２と、このテープバッド９２を支持するパッ
ド支持体９３と、このパッド支持体９３とガイドボール
支持体９０ａとを第１４図に示すように互いに離間する
方向（矢印ＣＩ、Ｃ２方向〉に付勢するスプリング９４
及び上記上ハーフ２２に形成されて上記上ハーフ２２を
閉成した際に第１５図に示すように上記パッド支持体９
３とガイドボール支持体９０ａとを各々回転変位させて
上記テープバッド９２を上記ガイドボール９０に相対的
に圧接させる操作片９５ａ、９５ｂ　　（第１６図参照
）とから構成されている。

上記パッド支持体９３は、その基端側の軸受は部９３ａ
が上記テープガイド９１と同軸のシャフト９６に対して
回動自在に取り付けられており、先端に可ｌｆＨ’ｌを
有するフィルム９７を介して上記テープパッド９２が取
り（＝Ｉけられている。

また、このパッド支持体９３の中途部には上記ガイドボ
ール支持体９０ａに固定された上記スプリング９４の先
端（自由端）が当接しており、このスプリング９４は上
述のように上記バット支持体９３を図中矢印Ｃ１方向に
付勢するとともに、上記ガイドボール支持体９０ａを図
中矢印Ｃ２方向に相対的に付勢している。

ここで、上記テープガイド９１は、第１４図に示すよう
に、上記パッド支持体９３の軸受は部９３ａ及びガイド
ボール支持体９０ａの軸受は部９０ｂの外周を覆うよう
に形成されており、パッド支持体９３及びガイドボール
支持体９０ａの本体はこのテープガイド９１の一側に形
成されたスリット９１ａを介して延在している。

そして、このパッド支持体９３及びガイドボール支持体
９０ａは、上記゛テープガイド９１のスリット９１ａに
よってその回動範囲が規制されている。

さらに、このパッド支持体９３の外側壁には上辺から下
方に連なる傾斜面９３ｂが形成されているとともに、上
記ガイドボール支持体９０ａには傾斜面９０Ｃが形成さ
れており、上記上ハーフ２２を閉成した時に、この傾斜
面９３ｂに一方の上記操作片９５ａの先端が摺接すると
ともに、上記ガイドボール支持体９０ａの傾斜面９０ｃ
に他方の操作片９５ｂの先端が摺接するようになってい
る。

このようなテープガイド機構２５においては、上記上ハ
ーフ２２が閉成している時には、第１６図に示すように
上記パッド支持体９３が上ハーフ２２の一方の操作片９
５ａに押されるとともに、上記ガイドボール支持体９０
ａが他方の操作片９５ｂに押されて各々所定方向く矢印
Ｃ１，Ｃ２方向〉に回転変位されているため、このパッ
ド支持体９３の先端に取り付けられたテープパッド９２
が上記ガイドボール９０に圧接される。

これにより、磁気テープＴはガイドボール９０とテープ
パッド９２とで挟持されて、カセットアダプタ２０の前
面に引き出された磁気テープＴが不用意に弛まないよう
になっている。

これに対して、上記上ハーフ２２が開成している時には
第１７図に示すように、上記上ハーフ２２の操作片９５
が上記パッド支持体９３のＩｔ！ｉｔＩ面９３ｂから退
避しているため、このパッド支持体９３とガイドボール
９０ａとが上記スプリング９４によって矢印Ｃ＋。

Ｃ２方向に各々回！’ＪＪ　９位して上記テープパッド
９２とがイドボール９０とが所定距離をもって離間する
。

ここで、本実施例においては、上記ガイドボール９０及
びテープパッド９２を相対的に離間させるため、いずれ
か一方のみを他方に対して離間させるものに比して各部
材の離間距離を大ぎくすることができる。

これにより、上記供給リール３０から引き出した磁気テ
ープＴを上記ガイドボール９０とテープパッド９２との
間を極めて容易に通すことができる。

また、本実施例においては、上記パッド支持体９３の軸
受は部９３ａ及びガイドボール支持体９０ａの軸受は部
９０ｂを、デッドスペースである上記テープガイド９１
の取付はスペースを利用して各々配置するようにしたた
め、このパッド支持体９３を取り付けるための専用のス
ペースが不要となる。

よって、本実施例によれば、微小な機能部品から構成さ
れるテープガイド機構２５におけるスペースファクタの
向上を図ることができ、これによって上記テープストッ
パ４０を楽に通過させることができるｊ：うな広い空間
を確保することができる。

一方、杏取りリール７０側の弛み肪■［手段として機能
するテープガイド機構２６は、第１８図（＾）（Ｂ）な
いし第２０図に示すように上記下ハーフ２３に植設され
たテープガイド１００と、このテープガイド１００と接
離するガイドローラ１０１と、受持台１０２にこのガイ
ドローラ　１０１を回転自在に支持づるシ１１フト　１
０３が植設されるとともにビン１０４にて回動自在に軸
支されたローラ支持体１０５と、このローラ支持体１０
５を矢印り方向、ずなわら、カセットアダプタ２０の前
方側方向に付勢して上記ガイドローラ１０１をテープガ
イド１００から離間させるスプリング１０Ｇと、上記ロ
ーラ支持体１０５と一体的に形成された起立片１０７及
び上記上ハーフ２２に形成されてこの上ハーフ２２を閉
成した時に上記起立片１０７と当接して上記ローラ支持
体１０５を反矢印り方向に回動変位させる操作片１０８
（第１８図（Ｂ）参照）とから構成されている。

なお、上記起立片１０７の外側壁には、第１８図に示す
ように上辺から下方に連なる傾斜面１０７ａが形成され
ており、上記上ハーフ２２を閉成する際にこの傾斜面１
０７ａに上記操作片１０８の先端の傾斜面１０８ａが１
習接して上記ローラ支持体１０５を反矢印り方向に回動
変位させるようになっている。

また、上記支持台１０２はローラ支持体１０５と一体的
に形成され、この支持台１０２は、上記下ハーフ２３に
形成された溝２３ａ内に位置しており、この溝２３ａに
よって上記ローラ支持体１０５の回動範囲が規制されて
いる。

すなわち、このローラ支持体１０５は、上記ガイドロー
ラ１０１が第１９図に示すようにテープガイド１００か
ら比較的広い所定距離だけ離間した位置と、第２０図に
示すように近接した位置との範囲内でその回動範囲が規
制される。

なお、上記スプリング１０６及びローラ支持体１０５は
固定部材によって上記ビン１０４から抜は落ちないよう
にされている。

上述のようなテープガイド機構２６においては、上記上
ハーフ２２が開成されている場合にはこの上ハーフ２２
に形成された上記操作片１０８が上記起立片１０７から
退避しているため、第１９図に示すように上記スプリン
グ１０６によって矢印り方向に付勢されて上記ガイドロ
ーラ１０１がテープガイド１００から離間している。

よって、このガイドローラ　１０１とテープガイド１０
０との間に形成されている比較的広い隙間を介して、上
記供給リール３０から引き出された磁気テープＴをこれ
らガイドローラ１０１とテープガイド１００との間に容
易に通すことができる。

さらに、本実施例における上記ローラ支持体１０５は、
特にその回動中心であるビン１０４を中心としてテープ
カセットの外側方向（第１８図（Ａ）における矢印り方
向〉に回動変位される。

このため、このローラ支持体１０５の回動が、カセット
アダプタ２０内部の巻取りリール７０等の他の部材によ
ってあまり制約されることがないとともに、上記ビン１
０４がカセットアダプタの内側方向（回動方向の反対側
方向）よりに形成されているため、この支持台１０２に
取り付けられた上記ガイドローラ１０１と上記テープガ
イド１００との離間距離を大きくとることがＣき、上記
フープストッパ４０を通過させる際の操作性の向上を図
ることができる。

また、上記上ハーフ２２が開成している時には、上記操
作片１０８が上記起立片１０７と当接して上記ローラ支
持体１０５を反矢印り方向に回動させているため、第２
０図に示すように上記ガイドローラ１０１がテープガイ
ド１００に近接して磁気テープＴの弛みを防止するとと
もに所定のテープパスを形成する。

ここで、この状態でのガイドローラ　１０１とテープガ
イド１００との距離は、上記テープストッパ４０の肉厚
よりも小さくなるように設定されている。

よって、仮に、リワインド等の際に上記テープストッパ
４０が巻取リリール７０からｌ１ｌｌｌＪ］５２してし
まったとしても上記ガイドローラ　１０１とテープガイ
ド１００との間を通過することがなり、ｌｌｌ１脱した
テープストッパ４０がＶＴＲ内の磁気ヘッド等を破損す
るような事故を確実に防止することができる。

また、上記上ハーフ２２が閉成している時には上記操作
片１０８の側片１０８ｂが起立片１０７の側壁に当接し
てこの起立片１０７の矢印り方向への変位を規制してい
るため、上述のように巻取りリール７０から［ＩＩＲし
たテープストッパ４０がガイド［１−ラ　１０１とテー
プガイド１００との間に激しく衝突してもここを通過し
てしまうことがなく、この点からも上述のような事故の
発生を確実に防止することができる。

このように。、本実施例におけるテープガイド機構２６
は巻取リリール７０からＩＩＲ脱したテープストッパ４
０がカセットアダプタの前面に抜は出ることを防止する
抜は防止手段として機能し、このテープガイド機構２６
を構成するテープガイド１００とガイドローラ　１０１
とを利用して、巻取リリール７０から１１１ｎ１２シた
上記テープストッパ４０がＶＴＲ内に引き出される事故
の発生を未然に防止することができる。

なお、上ハーフ２２と下ハーフ２３とを開成したカセッ
トアダプタ２０からテープストッパ４０が引き出されな
いようする他の独立した機構により、上述のような事故
の発生を防止するようにしてもよいことは当然である。

［前蓋回Ｍ機構］ 重器回避機構２７は、第２１図に示すように上記前Ｍ２
Ｏの側壁内面に形成されたカム面１１０及びこの前蓋５
０の側壁内面に対向する下ハーフ２３の側壁外面の上方
に突出形成された突起１１１から構成されてＪ３す、上
記上ハーフ２２の開ｆｆｌ１２１作に伴い上記突起１１
１とカム面１１０とを層接させることよって前Ｍ２Ｏを
若干開成するものである。

すなわち、上記カム面１１０＆よ第２１図（Ａ）に示す
ようにその下方側が若干脹むように湾ｄｂ形成され、上
ハーフ２２を閉成する際に上記突起１１１によってこの
カム面１１０が押されて第２１図（Ｂ）に示すように前
蓋５０を開成させる。

これにより、上記供給リール３０と巻取リリール７０と
の間に巻回した磁気テープＴが、カセットアダプタ２０
の前面にて多少弛んでいる状態で上ハーフ２２を閉成し
ても、上記前Ｍ２Ｏの前面下端によって磁気テープＴの
側面を引掛けることがない。

また、上記突起１１１は下ハーフ２３の側壁上方に形成
され、上記カム面１１０は上方が凹むように形成されて
いるため、第２１図（Ｃ）に示すように上ハーフ２２を
下ハーフ２３に閉成した後は上記突起１１１がカム面１
１０から完全に離間する。

これにより、このような前蓋回ＭＦＩＡ構２７によ・）
でｒｔＵ蓋５０の通常の開成動作が妨げられることがな
いようになっている。

なお、本実施例においては、上記前蓋５０の前面下端面
に内側から外側に向けて傾斜した傾斜面１１２が形成さ
れており、磁気テープＴが多少引掛かってもスリップし
てすぐに外れるようになっている。

このように、本実施例におけるカセットアダプタ２０に
よれば、上述のような前蓋回Ｍｖ１構２７を設けること
により上ハーフ２２を開成する際の磁気テープＴの損傷
を未然に防止することができる。

［カセットアダプタへの供給リールの装着作業１次に、
上述のような構成のカセットアダプタ２０への供給リー
ル３０の装着作業を説明する。

まず、上述のような上ハーフ２２と下ハーフ２３とが開
成されているカセットアダプタ２０を、上記上ハーフ２
２に形成された係止片５６を撓めつつこの係止片５６の
先端に設けられた係止爪５５と上記下ハーフ２３に形成
された係合孔５８との係合状態を解除して上ハーフ２２
を開成する。

この状態では、上記リールロック機構２４におけるロッ
クレバ−８２のロック爪８１がロック位置、すなわち供
給リール３０と巻取リリール７０の各下フランジ３３．
７２の外周に各々形成された保合段部３４゜７８と係合
してこれらリール３０．７０の回転をロックする位置か
ら退避している。

また、下ハーフ２３の所定位置に供給リール装着部６７
を形成する隔壁６８の上記開口部６８ａから供給リール
３０側の上記テープガイド機構２５におけるテープパッ
ド９２が内側に若干突出するとともに、上記上ハーフ２
２に形成された各操作片９５，１０８が上記供給リール
３０側のテープガイド機構におけるバット支持体９３の
傾斜面９３ａ及び上記巻取りリール７０側のテープ万イ
ド１１構２６における起立片１０１の傾斜面１０７ａか
ら各々退避することによって、上記供給リール３０側の
テープガイド機構２５におけるテープパッド９２がガイ
ドボール９０から離間しているとともに、上記巻取リ−
ル７０側のテープガイド機構におけるガイドローラ　１
０１がテープガイド１００から離間している。

そして、この状態で上記供給リール３０の上フランジ３
２に上記テープストッパ４０を取り付けた状態あるいは
取り外して磁気テープＴの先端のタグテープＩＴを自由
な状態にした後、この供給リール３０を下ハーフ２３に
形成された上記供給リール装着部６７に載置する。

ここで、上記リールロック機構２４におけるロックレバ
−８２のロック爪８１が上述のようなロック位置から退
避しているために、上記供給リール３０を供給リール装
着部６７に容易に載置収納することができる。

次に、載置され供給リール３０を手指等によってテープ
繰り出し方向に静かに回転させる。

これにより、上記タグテープ１丁の先端は上記供給リー
ル装着部６７を形成する隔壁６８の内面を滑りながら上
記開口部６８ａまで進み、この間ロ部６８ａから突出す
る上記テープパッド９２に引掛かる。

そして、そのまま供給リール３０を静かに回転させてゆ
くと、上記ガイドボール９０とデーブ万イドとが比較的
広い所定距離をもって離間しているために上記タグテー
プＴＴの先端が上記テープパッド９２及びパッド支持体
９３の内側壁９３ｃにガイドされてガイドボール９０と
テープパッド９２との間、及びテープガイド９１を介し
てカセットアダプタ２０の前面に繰り出される。

その後、前面に繰り出されたタグテープ１丁を把持して
巻取りリール７０側のテープガイド機構２６まで引き出
し、このテープガイド機構２６におけるテープガイド１
００とガイドローラ　１０１との間を通して巻取リリー
ル７０まで導く。

ここで、上ハーフ２２を開成している時には、このテー
プガイド機構２６における上記テープガイド１００とガ
イドローラ１０１とは比較的広い距離をもって離間して
いるため、これらテープガイド１００とガイドローラ１
０１との間に磁気テープＴを容易に通すことができる。

そして、このタグテープＴＴに取り付けられた上記テー
プストッパ４０のテープ押え部４１を上記巻取リリール
７０の取付は部７４に嵌め込むとともに、このテープス
トッパ４０のネック部分４２ａを上フランジ７３の外周
縁に形成された切欠き４部７５に係合させることによっ
てタグテープＴＴを巻取リリール７０のリールハブ７１
に固定する。

これにより、上記供給リール３０から引き出された磁気
テープＴは、上記各テープガイド機構２５２６を一介し
てこの供給リール３０と巻取リリール７０との間に巻回
される。

ここで、上記リールロック機構２４におけるロックレバ
−８２のロック爪８１は上記巻取リリール７０から退避
しているためこの巻取リリール７０を自由に回転させる
ことができ、これにより巻取りリール７０へのテープス
トッパ４０の固定作業を極めて容易に行なうことができ
る。

また、本実施例においては、上記巻取リリール７０の上
７ランジ７３を７ランジ片７３ｂにて形成しであるため
にリールハブ７１の取付は部７４等が上７ランジ７３に
遮られず、この点からも上記テープストッパ４０を巻取
りリール７０に容易に固定することができる。

また、上記テープストッパ４０のネック部分４２ａが係
合する切欠き部７５は、巻取りリール７０の上フランジ
７３の外周にのみ形成されているため、ネック部分４２
ａをテープストッパ４０の上下に形成して上下フランジ
７２．７３に同時に係合させる場合に比してこのテープ
ストッパ４０を巻取りリールに固定する作業を極めて容
易にすることができる。

その後、上記巻取リリール７０を回転させて磁気テープ
を巻き取り、カセットアダプタ２０の前面に位置する磁
気テープＴの弛みをとってから上記上ハーフ２２を閉成
する。

ここで、本実施例におけるカセットアダプタ２０は上述
のような前蓋回避機構２７を備えているため、多少磁気
テープＴが弛んで前面に飛び出していてもこの磁気テー
プＴを前蓋５０＠面が引掛けることがなく、この磁気テ
ープＴに不用意なｎ傷を与えることがない。

そして、上述のように前蓋５０を閉成づることにより、
上記リールロック機構２４におけるロックレバ−８２の
ロック爪８１が各リール３０．７０に係合してこれらリ
ール３０７０をロックし、さらに、上記供給リール３０
側のテープガイド機構２５におけるガイドボール９０に
磁気テープＴを介してテープバッド９２が圧接されると
ともに、巻取リ−ル３０．のテープ刀イド機構２６にお
けるガイドローラ　１０１がテープガイド１００に近接
し、これによってカセットアダプタ２０内における磁気
テープＴの弛みがとられるとともに所定のテープパスが
形成される。

（発明の効果〉 上述の説明から明らかなように、本発明によれば、テー
プパス中に設けた弛み防止手段を構成するテープガイド
部材（ガイドボール〉と、これに圧接されるにテープパ
ッド、あるいは磁気テープを蛇行させてガイドするよう
に近接して配設された２つのテープガイド部材（テープ
ガイドとガイドローラ）を設けることにより、通常のテ
ープカセットと同様にカセットアダプタの前面の磁気テ
ープの弛みを防止することができる。

しかも、これらの各部材を接離自在あるいは近接離間自
在とすることにより、磁気テープの巻装作業に際して離
間された各部材の間に磁気テープを容易に通すことかで
き、上述のような弛み防止手段を設けたにもかかわらず
テープ巻装作業を容易に行なうことができる。

特に、本発明においては、巻取リリール側の上記弛み防
止手段を構成するガイドローラをカセットアダプタの外
側に変位するように構成したため、このガイドローラの
変位動作が、カセットアダプタ内の他の部材によってあ
まり制約されない。

このため、本発明によれば、このガイドローラと共に上
記弛み防止手段を構成するテープガイドとこのガイドロ
ーラとの離間距離を大きくとることができ、磁気テープ
の巻装作業を一層容易にすることができる。

また、他の本発明によれば、供給リール側の弛み防止手
段を構成する一対のテープガイド部材を、互いに反対方
向に変位させて１１１間させることにより、各テープガ
イド部材の離間距離を大きくすることができる。

このように、本発明によれば、カセットアダプタ内にお
ける磁気テープのテープパス形成作業を極めて容易に行
なうことができる。

さらに、上述の発明によれば、カセットアダプタを構成
する上ハーフの開成に伴ってテープガイド部材が互いに
圧接されるため、特に圧接させる作業が不要になり、こ
の種カセットアダプタの使い勝手をより一層向上するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るカセットアダプタ及び供給リール
の全体構成を示す側面図、用２図は同じくカセットアダ
プタを上ハーフ側から見た斜視図、第３図は同じくカセ
ットアダプタを下ハーフ側からみた斜視図、第４図は上
ハーフと下ハーフとを開成した状態を示す平面図、第５
図は供給リールの斜視図、第６図は第５図におけるＶｌ
　−Ｖｌ断面図、第７図は供給リールの要部拡大斜視図
、第８図はテープストッパの他の実施例を示ず要部拡大
斜視図、第９図は巻取リリールを示す一部切欠き斜視図
、第１０図は同じく巻取りリールを示す要部斜視図、第
１１図は同じく巻取リリールの他の実施例を示す側断面
図、第１２図はり一ルロツク機構を示す斜視図、第１３
図（＾）（Ｂ）はリールロック機構の動作状態を示す要
部側面図、第１４図及び第１５図は供給リール側のテー
プガイド機構を各々示す斜視図、第１６図は同じくこの
テープガイド機構のガイド動作状態を示す平面図、第１
７図は同じくテープガイド機構の非ガイド動作状態を示
す平面図、第１８図（＾）（Ｂ）は巻取リリール側のテ
ープガイド機構を各々示す斜視図、１１９図及び第２０
図は同じくテープガイド機構の動作状態を各々示す平面
図、第２１図（Ａ）〜（Ｃ）は前蓋回避機構を各々示す
側面図、第２２図は従来例を示す斜視図である。 ２０・・・カセットアダプタ、２１・・・ヒンジ部、２
２・・・上ハーフ、２３・・・下ハーフ、２４・・・リ
ールロック機構、 ２５．２６・・・テープガイド機構（弛み防止手段）、
２７・・・前蓋回避機構、３０・・・供給リール、４０
・・・テープストッパ、５０・・・前Ｍ、７０・・・巻
取りリール、 ９０・・・ガイドボール（他方のテープガイド部材）、
９１・・・テープガイド（一方のテープガイド部材）、
９２・・・テープバッド（ガイド片〉、９３・・・パッ
ド支持体、 ９４・・・スプリング（弾性部材）、 １００・・・テープガイド（テープガイド部材）、１０
１・・・ガイドローラ（テープガイド部材）、１０５・
・・ローラ支持係（支持手段〉、１０Ｇ・・・スプリン
グ（弾性部材）。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ヒンジにて開閉自在に連結された上ハーフと下ハ
   ーフとから成り、磁気テープが巻回された供給リールが
   これら上ハーフと下ハーフとを開成した状態で着脱され
   、 上記上ハーフに回動自在に取り付けられ、上ハーフと下
   ハーフとを閉成した時にその前面を覆う前蓋と、 上記上ハーフと下ハーフとを開成した時に外部に臨み、
   装着された上記供給リールから引き出された磁気テープ
   に、前面を通つて巻取りリールに至る所定のテープパス
   を形成させる複数のテープガイド部材と、 互いに近接して設けられた一対のテープガイド部材の間
   を蛇行させることによつて、この磁気テープのカセット
   アダプタ前面における弛みを防止する弛み防止手段と、 このテープ弛み防止手段を構成するテープガイド部材の
   内少なくとも一方を他方に対して接離自在とした支持手
   段と、 移動自在に支持された上記一方のテープガイド部材を他
   方のテープガイド部材から離間する方向に付勢する弾性
   部材と、 上記上ハーフに設けられ、上・下ハーフの閉成時に上記
   テープガイド部材を上記弾性部材に抗して互いに近接さ
   せる操作片とを備えたカセットアダプタであって、 上記一方のテープガイド部材の他方のテープガイド部材
   に対する離間方向を、カセットアダプタの前方側方向と
   し、上・下ハーフの開成時にこのテープガイド部材がカ
   セットアダプタの前方方向に回動して上記各テープガイ
   ド部材が離間することを特徴とするカセット・アダプタ
   。
2. （２）ヒンジにて開閉自在に連結された上ハーフと下ハ
   ーフとから成り、磁気テープが巻回された供給リールが
   これら上ハーフと下ハーフとを開成した状態で着脱され
   るとともに、巻取りリールを予め収納し、装着された上
   記供給リールから引出された磁気テープを、前面を通つ
   て上記巻取りリールに至る所定のテープパスを形成する
   一対のテープガイド部材を備えたカセットアダプタであ
   って、 上記上ハーフに回動自在に取付けられるとともに、上ハ
   ーフと下ハーフとを閉成した時にカセットアダプタの前
   面を覆う前蓋と、 上記カセットアダプタ前面に設けられた第１のテープガ
   イド部材と、このテープガイド部材の内側に位置する第
   ２のテープガイド部材及びこの第２のテープガイド部材
   に圧接されて磁気テープを挟持するテープパッドから成
   り、カセットアダプタ前面における磁気テープの弛みを
   防止する弛み防止手段を設けてなり、 上記第２のテープガイド部材とテープパッドとを上記第
   １のテープガイド部材と同軸に回動変位自在に軸支する
   とともに、 これら部材を互いに離間する方向に付勢する弾性部材と
   、 上記上ハーフに設けられた操作片とを有し、上・下ハー
   フの閉成時に上記第２のテープガイド部材及びテープパ
   ッドを上記操作片によって上記弾性部材の付勢力に抗し
   て互いに圧接させて磁気テープを挟持するようにしたこ
   とを特徴とするカセットアダプタ。