JPH0335082Y2 - - Google Patents

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JPH0335082Y2
JPH0335082Y2 JP1984023607U JP2360784U JPH0335082Y2 JP H0335082 Y2 JPH0335082 Y2 JP H0335082Y2 JP 1984023607 U JP1984023607 U JP 1984023607U JP 2360784 U JP2360784 U JP 2360784U JP H0335082 Y2 JPH0335082 Y2 JP H0335082Y2
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は枝打機におけるチエンソー先端部の枝
噛み防止機構に関するものである。
(ロ) 従来の技術 幹を抱持する駆動車輪と遊動車輪を備えた機体
から上方にチエンソーを起立させ、このチエンソ
ーと前記駆動車輪とを機体に搭載した原動機でも
つて駆動して、機体を螺旋状上昇走行させるとと
もにチエンソーを幹の外周に沿つて螺旋状に上昇
移行させて、上昇途上に枝を切断する形式の枝打
機においては、周速の早いチエンソーの先端掛回
部分に枝が遭遇すると枝噛みし易く、枝噛みによ
り駆動車輪が走行できなくなり同じ個所でスリツ
プして幹表皮を損傷する事態が起る。また、チエ
ンソーの先端掛回部分が枝の下がわに切り込む時
に、枝が自重で下がつて切断面がチエンソーに喰
い付くためエンストを起したり、たとえ枝の下が
わのみが切断できたにしても枝の未切断部分がむ
しられ、その部分に後日雨水が侵入して腐敗する
などして品質が低下するといつた不具合が起る。
このため、従来から、機体上方に起立するチエ
ンソーを機体に対して上下方向に進退動できるよ
うに装設し、そのチエンソーの先端掛回部分を案
内カバーで覆い、案内カバーによつてチエンソー
の先端掛回部分への枝の当接を遮り、枝との当接
で案内カバーに受ける荷重でチエンソーを一時的
に降下退動させ、チエンソーの先端掛回部分が枝
に切り込まないまま枝の下側をくぐり抜けるよう
にして枝噛みを防止することが行われている(例
えば、実開昭58−141373号公報参照)。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 ところで、従来の技術で述べたものは、チエン
ソーが機体に対して上下動自在に取付けられ、チ
エンソーの先端掛回部分に下向きの外力を受ける
と、チエンソーのみが下動するようになつたもの
であつたので次に述べる難点があつた。
チエンソーを上下動可能に駆動部に取り付ける
支承部は、周囲との関連で支持スパンを長くする
ことが困難であるのに、その支承部には、先端掛
回部分に下向きの外力が加わるのみでなく、螺旋
状に上昇移行するのに伴つてチエンソーに付与さ
れる異方向の荷重もかかるのであつて、その異方
向の荷重がかる状態でチエンソーを上下動させね
ばならないから、上下動が円滑に行われず、耐久
性にも乏しいという難点があつた。
また、エンジンやミツシヨン等からなる駆動部
は、車輪走行部とともに全て機体がわに固定的に
設けられるものであつたので、幹に当接して転動
する車輪に駆動部の作動振動が直接的に伝わつて
幹に当接している車輪を激しく揺らして樹皮を損
傷しやすいという難点もあつた。
本考案は、従来の技術における上記の難点に着
目し、その難点を解消することを目的として実施
したものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 すなわち、本考案における枝打機のチエンソー
先端部枝噛み防止機構は、主枠1側に設けられた
走行車輪部12に動力伝動する駆動部18を、エ
ンジン13とミツシヨン16とチエンソー15を
一体的に結合して主枠1とは別体に組成し、その
駆動部18のミツシヨン16から垂直状に出力軸
24,25,26を突設すると共に、主枠1側の
車軸30,31,32を前記出力軸に夫々同心に
対応させ、対応する出力軸と車軸を上下方向に摺
動自在に結合し、その結合部にバネ33,34を
介装して主枠1に対して駆動部18を浮動状態に
装備し、チエンソー15の先端掛回部に下向きの
外力をうけると、主枠1に対し駆動部18全体が
一時的に下降動してチエンソーの先端掛回部を下
動させるようにしたことを特徴とするものであ
る。
(ホ) 考案の作用及び効果 このように構成された枝打機においては、チエ
ンソー15とミツシヨン16とチエンソー13を
一体的に結合して主枠1とは別体に組成された駆
動部18が、対応する出力軸と車輪を上下方向に
摺動自在に結合する長いスパンの結合部によつて
支持される。そして通常時には、前記駆動部18
が駆動車輪2,3,4を備える主枠1に対してバ
ネ33,34が作用した状態で浮動状に維持され
るのであり、駆動部18から主枠1側に伝わらん
とする作動振動はバネ34,35で減衰される。
しかして、枝打機が幹の周りを螺旋状に上昇走
行されるている時に、チエンソー15の先端掛回
部分に枝22が接当するようなことがあれば、車
輪走行部12の転動によつて螺旋状に上昇走行し
ている主枠1側に対して、駆動部18がバネ3
3,34に抗して下動されて行き、この下動によ
つてチエンソー15の先端掛回部は枝の下方を確
実にくぐり抜けることとなり、チエンソー15へ
の付与荷重がなくなれば駆動部18はバネ33,
34の力で元の位置まで復帰し次の枝に備えられ
るのである。
したがつて、本考案機構が実施された枝打機に
おいては、チエンソー単体ではなく、それとミツ
シヨンとエンジンが一体的になつた駆動部を長い
支持スパンで上下動可能に主枠に支持するので、
チエンソーの先端掛回部を下動させて枝噛みを回
避する動きが無理なく円滑に行われ、チエンソー
を固定的強固に支持することができ耐久性を向上
することがでた。また、駆動部18から主枠1側
に伝わる作動振動が減衰されるので、幹に当接し
ている車輪を激しく揺らして樹皮を損傷させるこ
とも少なくなつて良好な枝打ち作業ができる。
(ヘ) 実施例 以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
枝打機は、適当数の駆動車輪2,3,4および
遊動車輪5を装着した主枠1に対し、遊動車輪
7,8を装着した巻付枠6を開閉可能に枢着し、
巻付枠6を閉じてそれと主枠1の遊端部同志を係
脱可能なバネ9,10で引張り可能に形成し、幹
11を囲む状態にセツトすると、駆動車輪2,
3,4と、遊動車輪5,7,8とからなる走行車
輪部12が幹11を抱持するように構成されてい
る。
そして、主枠1側に、エンジン13と、チエン
ソーバー14に掛回されるチエンソー15と、エ
ンジン13の動力を駆動車輪2,3,4及びチエ
ンソー15に伝達するミツシヨン16とが装着さ
れ、チエンソーバー14の上部にはチエンソー1
3の先端掛回部分より外方に突出する枝噛み防止
センサー17が設けられている。
枝噛み防止センサー17は、正面視で略扇状を
呈する形状になつており、扇の要に相当する基部
が、チエンソーバー14の上部後方側(機体の螺
旋上昇方向とは反対側)で、かつ、外側面(幹と
は反対側)の適所にピン19で回動自在に軸着さ
れ、正面視において時計方向にバネ21で回動付
勢されストツパー20に当接して常態位置に保た
れるようになつている。
枝噛み防止センサー17が常態位置に保たれる
ときは、待機姿勢(第3図、第5図の実線図示常
態参照)にあり、この姿勢の枝噛み防止センサー
17の先端外縁を、チエンソー15の先端掛回部
分に接近してくる枝22が接当して摺接移動する
ように円弧状部17aに形成して、この円弧状部
17aを、チエンソー15の先端掛回部外縁より
さらに外方突出させ、その先端部にソロバン玉状
或いは環形状に形成されたローラー23を軸着し
ている。更に、円弧状部17aの断面形状は、樹
皮への食い込みを防止できるように角の無いわん
曲形状に形成されている。
なお、この枝噛み防止センサー17は、ローラ
ーを設けないものであつてもよく、また、可回動
ではなくチエンソーバー14に固定状態に設けら
れるものであつてもよい。
ついで、駆動車輪2,3,4とチエンソー15
とを駆動する駆動部18について説明すると、第
1図および第5図にみられるように、チエンソー
15を掛回するチエンソーバー14を、ミツシヨ
ン16に起立状に取付け、そのミツシヨン16に
エンジン13を連動結合して一体的に装備し、エ
ンジン13からミツシヨン16を介して伝動され
る動力でチエンソー15を強制駆動するように構
成される。
そして、ミツシヨン16の前方上下部および後
方下部から夫々垂直状に出力軸24,25,26
を突設するとともに、他方では、駆動車輪2,
3,4を軸架して主枠1側に固設される取付ケー
ス27,28,29から夫々車輪30,31,3
2を突設して、出力軸24と車軸30、出力軸2
5と車軸31、出力軸26と車軸32をそれぞれ
同心に対応させ、各組の出力軸と車軸を上下方向
に摺動自在にスプライン継手で結合し、下方の取
付ケース28,29におけるスプライン結合部に
バネ33,34を介装して、通常時は、バネ3
3,34の付勢力でミツシヨン16側が主枠1側
から浮上され常態位置に保たれるようになつてい
る。
換言すれば、チエンソー15とミツシヨン16
エンジン13が一体的に結合されて組成される駆
動部18が、駆動車輪2,3,4を備える主枠1
側に対して浮動可能状態に取り付けられているの
である。
なお、駆動車輪2,3,4は所定のリード角α
を持つように取付ケース27,28,29に軸架
されている。また、遊動車輪5,7,8も駆動車
輪と同じく所定のリード角αを持つよう主枠1の
後方上部および巻付枠6の中央上下部からそれぞ
れ内側下方に延出する支持部材38,39,40
に軸架されている。そして、図示の例では、駆動
車輪が3輪になつているが、これは2輪或いは1
輪になる場合もあり、その場合には駆動車輪が減
つただけ遊動車輪を増やし、走行車輪部に対して
駆動部が上下動可能となるように主枠と駆動部と
の間にガイドを設け、駆動部を上方に弾性付勢し
ておけば、3輪の場合と同様の機能をもつことに
なる。
図中の符号35,36,37は、取付ケースを
主枠1に取り付ける取付部材、41はミツシヨン
中の正逆転切換機構の切換時期を設定するダイヤ
ル、42は前記正逆転切換機構を手動切り換え操
作するための切換レバーである。
このように構成された枝打機が通常の状態にあ
るときには、チエンソー15とミツシヨン16と
エンジン13を一体的に結合してなる駆動部18
は、駆動車輪2,3,4を備える主枠1に対して
状態位置に浮上維持される。
そして、枝打機が幹の周りを螺旋状に上昇走行
されるに際し、チエンソー15の先端掛回部分に
枝22が接当するようなタイミングになれば、そ
の枝22の下側が円弧状部17aに接当し、その
接当個所から機体が螺旋上昇するのに伴つて、枝
22の下部周りに円弧状部17aがローラー23
方向に転動すると同時に、センサー17は突つ張
り状態でピン19周りにバネ21を抗して回動す
る。なお、この転動途中で、ローラー23まで早
く達すると、今度はローラーが転動し、転支状態
が維持され枝の脱落が防止されることになる。
そして、転動状態時、ピン19を介してチエン
ソーバー14が押し下げられるので、所定リード
角αを維持しながら螺旋上昇している車輪走行部
12に対して、駆動部18がバネ33,34に抗
して下動(第3図および第5図の鎖線参照)され
てい行き、この転動状態が終わつて無負荷になつ
たとき、前記センサー17がバネ21の力で当初
の待機姿勢に復帰すると同時に、駆動部18もバ
ネ33,34の力で元の位置まで復帰し次の枝に
備えられる。
これにより、チエンソー15の先端掛回部は枝
22の下方を確実にくぐり抜けられることにな
り、チエンソー先端掛回部での枝切断が回避でき
るのである。なお、くぐり抜けた枝は、機体が1
ピツチ螺旋上昇してきたとき、切断能力の高いチ
エンソー15の直線状切断側中途で好適に切断さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した枝打機を示す正面
図、第2図は同平面図、第3図は要部拡大正面
図、第4図は第3図のA−A線における断面図、
第5図は走行車輪部と駆動部との取付手段および
枝打機を静止した系でみたときの下動状態(鎖
線)を示す一部破断拡大正面図である。 2,3,4……駆動車輪、5,8,7……遊動
車輪、11……幹、12……走行車輪部、14…
…チエンソーバー、15……チエンソー、16…
…ミツシヨン、17……枝噛み防止センサー、1
8……駆動部、22……枝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主枠1側に設けられた走行車輪部12に動力伝
    動する駆動部18を、エンジン13とミツシヨン
    16とチエンソー15を一体的に結合して主枠1
    とは別体に組成し、その駆動部18のミツシヨン
    16から垂直状に出力軸24,25,26を突設
    すると共に、主枠1側の車軸30,31,32を
    前記出力軸に夫々同心に対応させ、対応する出力
    軸と車軸を上下方向に摺動自在に結合し、その結
    合部にバネ33,34を介装して主枠1に対して
    駆動部18を浮動状態に装備し、チエンソー15
    の先端掛回部に下向きの外力をうけると、主枠1
    に対し駆動部18全体が一時的に下降動してチエ
    ンソーの先端掛回部を下動させるようにしてある
    ことを特徴とする枝打機のチエンソー先端部枝噛
    み防止機構。
JP2360784U 1984-02-20 1984-02-20 枝打機のチエンソ−先端部枝噛み防止機構 Granted JPS60136661U (ja)

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JP2360784U JPS60136661U (ja) 1984-02-20 1984-02-20 枝打機のチエンソ−先端部枝噛み防止機構

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JP2360784U JPS60136661U (ja) 1984-02-20 1984-02-20 枝打機のチエンソ−先端部枝噛み防止機構

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Publication Number Publication Date
JPS60136661U JPS60136661U (ja) 1985-09-10
JPH0335082Y2 true JPH0335082Y2 (ja) 1991-07-25

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ID=30516991

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JP2360784U Granted JPS60136661U (ja) 1984-02-20 1984-02-20 枝打機のチエンソ−先端部枝噛み防止機構

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JP (1) JPS60136661U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58141373U (ja) * 1982-03-19 1983-09-22 セイレイ工業株式会社 自昇型枝打機におけるチエンソ−の遊動装置

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JPS60136661U (ja) 1985-09-10

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