JPH0334923A - エストラジオール含有貼付剤 - Google Patents

エストラジオール含有貼付剤

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JPH0334923A
JPH0334923A JP11705090A JP11705090A JPH0334923A JP H0334923 A JPH0334923 A JP H0334923A JP 11705090 A JP11705090 A JP 11705090A JP 11705090 A JP11705090 A JP 11705090A JP H0334923 A JPH0334923 A JP H0334923A
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修文 日高
Michisuke Oe
大江 通介
Osamu Umagoe
馬越 治
Toshiyuki Kato
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1 − 〈産業上の利用分野〉 本発明は更年期障害、骨相清症、アルツハイマ痴呆症等
の閉経後の女性に多く観察される障害の予防、及び改善
に有用なエストラジオール含有貼付剤に関する。
〈従来の技術〉 閉経後の女性に多く観察される更年期障害、骨粗髭症、
アルツハイマー痴呆症等の原因として閉経に伴う卵胞ホ
ルモンの減少が重要視されており、エストラジオール、
エストリオール及びそれらの誘導体が主として経口剤、
注射剤として臨床に応用されている。
しかしながら卵胞ホルモンは多用すると子宮体癌の増加
等の副作用があるために使用に際しては必要最少限の投
与量で可能な限り生物学的利用率(以下BAと略す〉を
高め、しかも薬物血中濃度が安定的に維持されることが
望まれている。
臨床応用されている各種の卵胞ホルモン中、エストラジ
オールは本来生体内で合成され利用されている、いわゆ
る天然型卵胞ホルモンの1つてあリ、薬理的にも活性が
高く安全性の面からも医薬品として使用するのに最も適
した卵胞ホルモンど考えられているにもかかわらず、(
Jとんど使用されていない。その理由はニス1〜ラジオ
ールは経l」投与したときには消化管及び肝臓ですみゃ
かに代謝されてしまうためBAが低くなることによる。
必要な薬物血中濃度を維持するためには多量のニス1〜
ラジオールの投与を必要とづるが、その場合同時に多量
の有害な代謝物を血中に副生ずることを意味してa3り
好ましくない。
エストラジオールは経皮投与することによりBAを著し
く改善でき、しかも安定した薬物血中濃度を維持できる
エストラジオール又はそのエステル等の誘導体が経皮吸
収されることは公知であり、特公昭465427号公報
、特開昭57i54122号公報等に開示されている。
特に、特開昭57−154122号公報に示された貼付
剤はBAの向上、薬物血中濃度の安定化という点で秀れ
ている。しかしながらエストラジオール含有貼付剤は閉
経に伴って起る卵胞ホルモ一 ンの減少を補うものであり、治療期間は数ケ月乃至数年
に及ぶものであるから、患者のコンプライアンスが高い
こともまた必須の要件である。特に貼付剤の場合、貼付
時の違和感、皮膚カブレの発生が最も大きな問題点であ
るにもかかわらず、従来の技術ではこの点に幻する配慮
が不十分であっIこ 。
〈発明が解決しようとする課題〉 上述のように、従来技術においては、患者の]ンプライ
アンスの比較的高い経口剤の場合にはBAが低く、副作
用発生が深刻であり、BAが高く、薬物血中211度も
安定している経皮吸収型貼イ4剤においては違和感があ
り、皮膚カブレが発生ずるという問題があった。
本発明の目的はBAが高く、薬物血中濃度も安定してお
り、かつ従来のニス1〜ラジオール経皮吸収型貼付剤の
欠点である違和感、皮膚カブレを顕著に改善して患者コ
ンプライアンスの高いエストラジオール含有貼付剤を提
供することにある。
従来技術の欠点のひとつである違和感を改善づ4− るためには、貼付剤の柔軟性を出来るだ(プ高め、その
サイズを小さくすることが望ましい。しかしながら、柔
軟性をあまりに大ぎくするど貼付剤の取扱いが著しく困
難となり実用性に欠けることとなる。また、貼付剤のサ
イズは薬物の吸収量即ら、薬物血中濃度と比例関係にあ
るから、必要な薬物血中ie度が決まっている場合、貼
(=j剤のサイズを小さくするためには何らかの薬物の
経皮吸収性を高める手段が必須となる。そして、そのた
めに薬物の経皮吸収性を高める目的で吸収促進剤を使用
するど、かえって皮膚カブレを助長することが多いとい
う問題がある。一方、皮膚カブレを改善するためには、
従来から粘着剤の種類を適宜選択し、粘着剤中の残留七
ノマーや残留溶媒を少なくづることなどが検詞されてい
るが、根本的には、貼付剤の水分蒸散性や酸素、炭酸ガ
ス等の通気性を高めることが望ましい。しかしながら、
単に水分蒸散性や酸素等の気体透過性を高めることも貼
付剤の密」」性を減少させ、結果として薬物の経皮吸収
性を減少することがある。
本発明らは、かかる課題に対して様々な角度より鋭意検
詞した結果本発明に到達した。
〈課題を解決するための手段〉 即ち、本発明は水分不透過性又は水分半透過性のフィル
ムと、厚みが10乃至200μの粘着剤層であって、該
粘着剤層中に粘着剤に対して0.5乃至10重量%のエ
ストラジオールと0.5乃至15重課%の分子量約10
0,000以上のポリビニルピロリドンを含有するアク
リル系粘着剤層からなり、かつ中空繊組からなる編物を
構成要素としないエストラジオール含有貼付剤である。
本発明の粘着剤層の粘着剤としては、従来から貼付剤等
に用いられる公知のアクリル系粘着剤を用いることがで
きるが、なかでも生物学的安全性の高い(1)炭素数4
以上のアルキル基の(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルを少くとも80〜98モル%、(2)アクリル酸及び
/又はメタアクリル酸又はそれらのアルキルエステル2
〜20モル%を主成分として共重合したアクリル系粘着
剤が好ましい。
本発明にa3いては、かかるアクリル系粘着剤層中に、
特定量のニス1〜ラジオールとポリビニルビ[]リドン
を含有せしめる。
かかるニス1〜ラジオールとは、天然型卵胞ホルモンと
合成卵胞ホルモンおよびぞれらの誘導体をいい、例えば
■ス1−ラジオール、安患香酸土ストラジオール、ジプ
ロビAン酸エストラジ調−ル。
吉草酸エストラジオーール、エヂニルエス1〜ラジA−
ル等があげられる(以下、本発明においてはこれらニス
1〜ラジA−ルを[2ど略称づる)、1本弁明において
は、かかるE2をアクリル系粘着剤層中に、粘名剤に苅
して0.5乃至10重量%含含有しめる。ここで粘着剤
と(よ、溶媒等を除外した粘着剤の固形分をいう。
アクリル系粘着剤層中の12の濃度は@後に得られるE
2含有貼付剤の経皮吸収性に重要な要因であり、0.5
重量%未満では十分に高い経皮吸収性を得ることができ
す、0.5重量%以上、′a度が高まるにつれてほとん
ど比例的に経皮吸収性は高くなる。しかし、10重電気
より人きい′a度となると経皮吸収性はほとんど高まら
ず、むしろ粘着剤層中での[2の結晶化が顕著に起るよ
うになり、その結果経皮吸収性は小さくなる傾向があり
、従って10重量%より大では経皮吸収性も小さく、ま
た得られた製剤の粘着力も不十分となるため好ましくな
い。なかでも1乃至5重量%のmrtiが好ましい。
本発明のE2を含有するアクリル系粘着剤層には、ポリ
ビニルピロリドンを用いることが必須で゛ある。すなわ
ち、アクリル系粘着剤層に12を含有させてEz1度を
経皮吸収性がほぼ最適となる約3重量%としても、その
経皮吸収性は不十分であり、ざらにより重要なことは経
時するに従って粘着剤層中で12が結晶となって析出し
、これに伴って経皮吸収性が変化することである。本発
明者らは、[2の経皮吸収性を高め、かかる経時変化を
防ぐ手段について鋭意検詞した結果、ポリビルピロリド
ンを所定量含有せしめることが有効であることを見出し
た。
本発明のポリビニルピロリドンとは、分子量約100.
000以上のN−ビニル−2−ピロリドンの重8 合体をいう(以下、本発明においてPVPと略称する)
PVPの重合度がこれより小さくなると、アクリル系粘
着剤層をつくるためにいわゆるドープ(粘着剤を41機
溶媒に溶解しIこもの〉にPVPを溶解したとき、ドー
プがゲル化して均一な厚みの粘着剤層をつくるのが困難
となり、また肖られるアクリル系粘着剤層中にゲル状と
なったPVPが斑らどなって多数存在するようになり、
また[2の経皮吸収促進効果も少くなる傾向がある。
本発明のP V l)は、P V P以外に少量の他の
七ノマーやポリマーが共重合されていても、本発明の効
果を得られる限り本発明の範囲内に含まれる。
かかるPVPはアクリル系粘着剤層中の粘着剤に対して
0.5乃至15重量%含含有しめる。15重量%より大
となると得られる粘着剤層の粘着ノjが不十分どなる。
0.5重量%未満では、十分な経皮吸収促進効果および
E2の結晶化防止効果が得られない。
経皮吸収促進効果、及びE2の結晶化防止効果、即ち経
時安定性の同上効果は、粘着剤層中のE2淵度と無関係
ではないが、PVPの濃度が高い程得られる効果は大き
くなる傾向にある。10重量%以上ではその増加傾向は
少な目であり、好ましい範囲は1乃至5重量%である。
本発明においては、このように特定量のE2及びP V
 l〕とアクリル系粘着剤を溶媒存在下に混合し、得ら
れたアクリル系粘着剤ドープを通常のコーティングマシ
ーンで塗布、乾燥し、溶媒を除いてその厚みが10乃至
200μで特定量のE2およびPVPを含有するアクリ
ル系粘着剤層を得る。
該粘着剤層の厚みは貼付剤の柔軟性、及び気体透過性と
関係する。また得られた粘着剤層の粘着力ども関係する
。ヒトの皮膚に貼付する時、十分な粘着力を付与するた
めには該粘着剤層の厚みは最低10μは必要であり、好
ましくは20μ以上である。一方、この粘着剤層の厚み
が増加するとまず残留溶媒が増加して皮膚刺激性が悪化
する。また気体や水分蒸売性が減少するので、この点で
も皮膚カブレの原因となりやすい。さらに貼付剤として
ヒトの皮膚に貼付した時に、この粘着剤層の断面にゴミ
が粘着し外見上好ましくない。かかる理由から粘着剤層
の厚みは200μ以下である。好ましくは100μ以下
である。
かかる粘着剤層の皮膚に接する面と反対側の面に水分不
透過性又は半透過性のフィルムを圧着して本発明のエス
トラジオール含有貼付剤とすることができる。
本発明の水分不透過性又は半透過性のフィルムとは、例
えばそのようなフィルムの材質としては、ポリエチレン
、ポリプロピレン、塩化ビニル、ナイロン、EVA等が
あげられるが、アクリル系粘着剤に対する圧着性の点か
ら、ポリニスデル、なかでも主としてポリエチレンテレ
フタレートからなるフィルム等が好ましい。
また、かかるフィルムの厚みは、0.5乃至6μが好ま
しく、なかでも厚みが1.0乃至4μのポリエチレンテ
レフタレートのフィルムを用いた場合には安定性及び安
全性に秀れ、適度な引張り強さ。
柔軟性と適度な気体及び水分透過性を持ち好まし−11
= い。
かくして、本発明の特定の厚みで、かつ特定量のE2と
PVPを含有するアクリル系粘着剤層からなるエストラ
ジオール貼付剤が提供される。
本発明により得られたエストラジオール含有貼付剤は、
例えば大きさ5 Cd乃至100 cdで、正方形。
長法形1円形、111円形状に裁断したのち医薬品とし
て使用できる。
医薬品は通常調剤後3年間位は安定して使用できること
が望ましい。
本発明のエストラジオール含有貼付剤には、特定量のP
VPを含有せしめることにより、E2の結晶化を防止し
、優れた経皮吸収性が得られているが、本発明者らはさ
らに、この貼付剤中の水分含有率を一定以下に低く保つ
ことによって、より長期安定な貼付剤が得られることを
知見した。
アクリル系粘着剤にPVPを含有させた場合の平衡水分
率は外気の温湿度によって変化するが、医薬品が通常貯
蔵される室温条件では1〜2重量%となる。しかし、E
2含有貼付剤は貯蔵中に112− 度でも、かかる水分率となるど経皮吸収性が著しく低下
する。
従って、本発明の貼付剤においては、貼付剤中の水分含
有率が貼付剤の粘着剤に対して1重量%以下、好ましく
は0.7重量%以下であることが好ましい。かかる所定
の量の水分含有率は貼付側製造の際の乾燥温度1時間等
を制御することによってなされるが、長期的に維持する
ためには、更に貼付剤の水分含有率が0.2重量%以下
となるように製造し、例えば防湿性のある包装材料中に
、乾燥状態となるように密到することによって、前記1
重量%以下の水分含有率となるようにすることができる
。 かかる場合には、シリカゲル等の乾燥剤を介在させ
ることも効果的である。
本発明のかかる製剤が十分に経皮吸収性を与えるために
は患者に製剤を貼付したときには製剤中の水分率が早急
に0.9%以上、好ましく1.0%以上になるように密
封性を保たれることが望ましい。
以下に実施例をあげて、本発明をさらに詳細に説明する
。実施例及び参考鋼中の部は重量部を示している。
参考例1 アクリル系粘着剤溶液 2−エチルへキシルアクリレート97.4部、メタアク
リル酸2.5部、ポリエチレングリコール(重合度14
)ジメタクリレート0.1部、過酸化ベンゾイル1.0
部および酢酸エチル100部を還流冷却機。
かきまぜ機を有する反応容器に仕込み窒素雰囲気下60
℃でゆっくり撹拌しながら9時間重合を続けた。重合転
化率は99.9%であった。
得られた重合体溶液に酢酸エチル500部を加えて固形
分濃度を約20%に調節して粘着剤溶液を得た。
実施例1 エストラジオール(E2 >  0.5部をメタノール
15部に溶解した液(A液)と、分子量1,200,0
00のPVP (G、A、F、社 K−90)  0.
2部をクロロホルム30部に溶解した液(B液)、及び
参考例1で得たアクリル系粘着剤溶液100部に酢酸エ
チル55部を加えて強く撹拌して均一なドープとした後
、シリコンコートした離型紙の上に乾燥後の厚みが40
μとなるように塗工し、90℃で20分間乾燥して[2
(2,5重量%)及びPVP(1重量%)を含有したア
クリル系粘着側屈を得た。
得られた粘着剤層中の水分率は0.16%であった。
得られたアクリル系粘着剤層の片面全面に厚さ3.5μ
のボリエヂレンテレフタレートフイルム(バッキングフ
ィルム〉を圧着したのち大きさ5c#iに裁断して得た
貼付剤を電気バリカンで除毛した7週令、雄のヘアレス
ラットの背部に貼(=I L(n=5>、貼付後2時間
、4時間、8時間に採血して血清を分離し血清中の12
をラジオイムノアッセイ法で測定した。結果をベークラ
イト板に対する粘着力(180°剥離力)と共に表−1
に示した。
表−1に示す通り良好なE2血中濃度を達成し、また持
続性も良好であった。
実施例2〜4 実施例1においてPVPの量をそれぞれ0.4部。
=15 1.0部、2部と変更した以外は総て実施例1と同じ要
領で貼付剤(実施例2E2(2,5重量%)。
PVP (2重量%)、実施例3E2(2,5重量%)
、PVP(5重量%)、実施例4  E2(2,5重量
%)、PVP(10重量%))を得、ヘアレスラットで
の経皮吸収試験を行った結果を表−1に示した。
本実施例で使用した製剤の粘着剤中水分率はいずれも0
.4%以下であった。
比較例1〜3 実施例1においてPVPの量を0部、  0.05部。
4.0部とした以外は総て実施例1と同じ要領で貼付剤
(比較例1E2(2,5電気%)、PVP(0重量%)
、比較例2E2(2,5重量%〉。
PVP (0,25重量%〉、比較例3E2(2,5重
量%) 、 PVP (17重量%))を得、試験した
結果を表−1に示した。
本比較例で使用した製剤の粘着剤中の水分率は0.4%
以下であった。
比較例4 −16 一 実施例1において分子量1,200,000ポリビニル
ピロリドン(G、A、F、社 [−90)の代りに分子
1140.000のポリビニルピロリドン(G、A。
19社 K−30)を用いて均一なドープを得ようとし
たが、混合物はゼリー状でありシリコンコートした離型
紙に塗工することすら出来なかった。
比較例5 実施例1においてE23部を用いた以外は、総て実施例
1と同じ要領で貼付剤(E2  (13重量%>、pv
p(1重量%)〉を得、試験した結果を表−1に示した
比較例6 実施例1で得た製剤を厚み12μのポリエチレンからな
る袋に入れ通常の医薬品の加速試験条件である40℃で
湿度75%の雰囲気に3ケ月放闇した製剤においては、
粘着層中に針状の結晶が無数に析出していた。本製剤中
の水分率を測定し、その値からバッキングフィルムの水
分率を差し引いて粘着層中の水分率を求めたどころ2.
2%であった。
また、この製剤を実施例1ど同じ要領でヘアレスクツ1
〜貼付試験を行った結果を表−2に示した。
表−2に示した如く、本比較例の製剤の経皮吸収性は大
幅に低下していた。
比較例7〜8 実施例1で得た製剤を40℃で湿度75%の条件に異な
る期間放置したのち、その製剤中の水分率を測定し、粘
着層中での結晶析出状態を観察したのち、実施例1ど同
じ要領でヘアレストラット貼付試験を行った結果を表−
2に示した。
19 試験例1 [2を使用しないこと、バッキングフィルムとして 3
.5μポリエチレンテレフタレートの代りにべ種の異な
る厚みのポリエヂレンテレフタレー1〜フィルムを用い
たことを除いては実施例1と同じ要領で4種の製剤を作
り、裁断して3 cm X 3 cmのブラセボ製剤を
得た。該プラセボ製剤を年令20〜35才1体重53〜
68/(gの健康な成人5名の背中中央部にランダムに
各人に各貼イ1剤2枚ずつ合計8枚を貼付し、貼付2日
後に取外した時の皮膚カブレ状態を判定した。判定は無
反応をOとし、わずかに紅斑どなったものを1、明らか
に紅斑となったものを2、丘疹等が発生したものを3と
して5名の判定点の合計で判定した結果を表−3に示し
た。
表 ヒト貼付試験
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の貼付剤であって、実施例1で19られ
た貼付剤の断面図である。第1図において1、裏打ち部
材(ポリエチレンデレフタレー1〜フィルム) 2、粘着剤層 3.1Ifl型紙(貼付剤使用時は剥して捨てる)を示
す。 =22

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水分不透過性又は水分半透過性のフィルムと、厚み
    が10乃至200μの粘着剤層であって、該粘着剤層中
    に粘着剤に対して0.5乃至10重量%のエストラジオ
    ールと0.5乃至15重量%の分子量約100,000
    以上のポリビニルピロリドンを含有するアクリル系粘着
    剤層からなり、かつ中空繊維からなる編物を構成要素と
    しないエストラジオール含有貼付剤。 2、貼付剤の粘着剤中の水分含有率が1.0重量%以下
    であることを特徴とする請求項1記載のエストラジオー
    ル含有貼付剤。 3、フィルムが、その厚みが0.5乃至6μのポリエス
    テルフィルムであることを特徴とする請求項1記載のエ
    ストラジオール含有貼付剤。
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