JPH0334286A - 電磁調理器 - Google Patents

電磁調理器

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JPH0334286A
JPH0334286A JP16698789A JP16698789A JPH0334286A JP H0334286 A JPH0334286 A JP H0334286A JP 16698789 A JP16698789 A JP 16698789A JP 16698789 A JP16698789 A JP 16698789A JP H0334286 A JPH0334286 A JP H0334286A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はインバータ回路を駆動して被加熱物を加熱する
電磁調理器に関し、特に複数のインバータ回路を具備し
た電磁調理器に関するものである。
(従来の技術) 電磁調理器は炎が生じないので安全性が高く、又熱効率
が高い等の利点を有し、種々の電磁調理器が開発されて
いる。
また電磁調理器は高周波磁界を発生する際に異音を発生
する場合があるが、インバータ回路の発振周波数を可聴
領域以上の値に設定することにょり異音の発生を防止す
るようにしている。
また複数のインバータ回路を有して同時に複数種類の調
理を行い得る、いわゆる多口型の電磁調理器では、隣り
合うインバータ回路の発振周波数の差による干渉音によ
って異音を発生する。
このような多口型の電磁調理器において、隣り合う2つ
のインバータ回路を駆動してホーロー鍋を同時に加熱し
たときのインバータ回路の発振周波数に対する音圧レベ
ルを第6図及び第7図に示す。
第6図は1つの電磁調理器の火力を「弱」から「強」へ
変化させ、もう1つの電磁調理器の火力を「強」に固定
した場合に低周波領域を測定した結果を(A)、(B)
、(C)、(D)の順に示し、第7図(A)、(B)、
(C)、(D)は高周波領域を測定した場合を示してい
る。
尚、第6図及び第7図共に縦軸に示した音圧レベルは同
一の目盛であり、測定に際してはスペクトラムアナライ
ザを用い低域遮断周波数が最も高い、いわゆるA特性の
フィルタを使用した。
第6図(A)の周波数9〜10KHz近傍に現われてい
るピークが干渉によるものである。また、第7図の周波
数20〜30KHz近傍に現われた2つのピークがイン
バータ回路の発振周波数によるものであり、40KHz
近傍のピークが第2次高周波によるものである。火力を
「弱」から「強」へ変化させるに応じて、すなわち第6
図(A)から(B)(C)(D)へと移行するに応じて
干渉による音圧レベルのピルりの周波数が順次低い値に
なっている。この干渉によるピークの周波数は双方のイ
ンバータ回路の発振周波数の差に相当する。
以上の如く複数のインバータ回路を具備した電磁調理器
では、これらの各インバータ回路の発振周波数の差に応
じて干渉音が発生する。
そこで特開昭58−142783号公報に示された従来
装置では、各インバータ回路を駆動するためのの発振器
の発振周波数をほぼ等しい値に設定して前述した干渉音
の発生を防止するようにしている。
また他の従来装置では実開昭57−179296号公報
に示される如く、各インバータ回路の発振周波数の差が
可聴周波数以上となるように構成し、干渉音の発生が可
聴周波数帯域外となるようにしている。
また、特公昭61−13355号公報に示された従来装
置では、加熱コイル相互の周波数差が所定値以下である
ときにはインバータ回路の発振周波数を制御するいわゆ
る周波数制御方式により連続的に出力制御を行い、そし
て周波数差が所定値以上であるときにはこの所定値近傍
の周波数差でのデユーティ出力制御、すなわちインバー
タ回路のオンオフ制御を行うことにより、相互の周波数
差による干渉音を減少させるようにしている。
ところが、第8図(A)及び(B)に示すように被加熱
物の入力インダクタンスと抵抗分とで成るインピーダン
スがその材質に応じて大きく異なるので、前述したいず
れの方法も実用的でない。
また、各種材質の被加熱物を加熱することのできる準E
級インバータ回路を用いた多口型の電磁調理器では、オ
ン時間の期間だけスイッチング素子をオンして加熱コイ
ルへ電力を供給しており、このときスイッチング素子を
流れる電流1cは次の第(1)式により示される。
E;電源電圧 但し   R;被加熱物の抵抗 L;被加熱物のインダクタンス 第(1)式からも明らかなようにインダクタンスLに応
じて電流1cの増加率が異なり、例えばインダクタンス
Lが小さいほど電流1cの増加率が大きくなる。従って
入力電力が一定である場合には、インダクタンスLの小
さな鍋はどオン時間が短かくインバータ回路の発振周波
数が高くなる。また入力電力はオン時間を変化させるこ
とにより制御しており、例えば被加熱物が鉄鍋である場
合にはオン時間を1μ秒変化させることにより、入力電
力が約100W変化する。これは第9図曲線すに示す如
くインバータ回路の発振周波数が2KH7変化すると入
力電力が200W変化することに相当する。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、第9図に示すように曲線aの磁性を有す
るステンレス鍋を用いた場合の特性、曲線すの鉄鍋を用
いた場合の特性、曲線Cの非磁性のステンレス鍋を用い
た場合の特性から考察して、隣り合うインバータ回路の
発振周波数の差を可聴周波数以下には設定することがで
きない。また発振周波数の差を可聴周波数以上に設定す
ることも困難である。
また、一方のインバータ回路で鉄鍋を加熱し、他方のイ
ンバータ回路で磁性を有するステンレス鍋を加熱する場
合を想定するに、第9図に示すように鉄鋼を入力電力1
,2KWで周波数25.8KHzで加熱する場合、双方
の周波数の差を可聴周波数以下、すなわち2KHz以下
にするには磁性を有するステンレス鍋を周波数23.8
KH7゜以上で加熱する必要がある。すなわち入力電力
900W以下でしか磁性を有するステンレス鍋を加熱す
ることができない。このように干渉音の発生を防ぐため
には調理者は更に大きな入力電力を設定することができ
ず、改良の余地が残されていた。
また、ハーフブリッジ型のインバータ回路を複数具備し
た多口型の電磁調理器においても、被加熱物の材質に応
じてインバータ回路の発振周波数が大きく変化するので
、干渉音の発生を防止するという理由から、例えば最大
入力電力となる共振周波数と同一の発振周波数でインバ
ータ回路を駆動することができなかった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、干渉音を発
生させることな(、任意の入力電力を設定し得る多口型
の電磁調理器を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明が提供する手段は、加
熱コイルと共振コンデンサを有し、この加熱コイルと共
振コンデンサとの共振により高周波電力を発生して被加
熱物を誘導加熱するインバータ回路を複数有する加熱手
段と、前記各インバータ回路の出力電圧と、共振コンデ
ンサを流れる電流との位相差を設定する位相差設定手段
と、前記設定された位相差に応じて該当するインバタ回
路の発振周波数を制御する制御手段と、前記複数のイン
バータ回路によって加熱される各被加熱物の入力インダ
クタンスを検出する検出手段と、隣り合う被加熱物の入
力インダクタンスの差が所定以上であるときには対応す
るインバータ回路の前記制御手段によって制御される発
振周波数の差が可聴周波数以上となるようにまた、隣り
合う被加熱物の入力インダクタンスの差が所定以下であ
るときには対応するインバータ回路の前記制御手段によ
って制御される発振周波数の差が可聴周波数以下となる
ように前記位相差設定手段により設定された位相差を制
御する位相差制御手段とを有して構成した。
(作用) 本発明はインバータ回路の出力電圧と、共振コンデンサ
を流れる電流の位相差を設定すると、この設定された位
相差に応じて該当するインバータ回路の発振周波数を制
御する。また、被加熱物の入力インダクタンスを検出す
るための検出手段を有しており、隣り合う被加熱物の入
力インダクタンスの差が所定以上であるときには位相差
制御手段が対応するインバータ回路相互の発振周波数の
差が可聴周波数以上となるように前記設定された位相差
を制御し、また逆に隣り合う被加熱物の入力インダクタ
ンスの差が所定以下であるときには対応するインバータ
回路相互の発振周波数の差が可聴周波数以下となるよう
に前記設定された位相差を制御する。従って、位相差制
御手段によって制御された位相差に応じて該当するイン
バータ回路の発振周波数が制御されるので、干渉音の発
生を確実に防止することができる。
(実施例) 以下、本発明に係る実施例を図面を参照して詳細に説明
する。
まず第2図を参照して原理的回路構成を説明する。
交流電源PWは直流電源回路3と接続されている。この
直流電源回路3は交流電源を整流するためのブリッジ回
路5と、整流された脈流を平滑化するためのコンデンサ
7とから構成されている。
ハーフブリッジ型のインバータ回路9は2つのトランジ
スタ11..13と、各トランジスタ11゜13のコレ
クターエミッタ間に接続されたダイオード15.17と
、加熱コイル1つと、この加熱フィル1つへ直列に接続
された共振用のコンデンサ21とから構成されている。
位相比較回路23は第1の信号としてインバータ電圧V
INを入力するとともに、コンデンサ21を流れるイン
バータ電流11Nと位相的に相関する第2の信号として
コンデンサ21の両端の電圧Vcl を入力しており、
双方の信号の位相を比較し比較結果、すなわち双方の信
号の位相差に係る信号をローパスフィルタ25へ出カス
る。
位相差設定回路27は前述した第1の信号と第2の信号
の位相差を設定する。
VCO29は前記位相差設定回路27によって設定され
た位相差となるようにインバータ回路9の発振周波数を
制御するための制御手段であり、ローパスフィルタ25
からの信号電圧に応じて発振周波数を変化させる。
駆動回路31はVCO29からの信号に基づいてトラン
ジスタ11.13を交互にオンオフ動作させる。
次に第3図を参照して第2図に示した回路部の作用を説
明する。
駆動回路31からの信号に基づいてトランジスタ11.
13が交互にオンオフ動作すると、加熱コイル1つとコ
ンデンサ21が直列共振状態に設定され、加熱コイル1
9が高周波電力を発生する。
これにより加熱コイル19から発生する磁束による電磁
誘導作用により図示しない鍋等の被加熱物に渦電流を発
生して当該被加熱物を加熱する。
このときインバータ回路9の発振周波数を加熱コイル1
9と共振用のコンデンサ21で成る直列共振回路の共振
周波数と等しい値に設定すると、直列共振回路は抵抗負
荷のみになり、負荷インピーダンス2は次の第(2〉式
により示される。
Z−RL+RC・・・(2) ただしRL:負荷抵抗 RC:加熱コイル1つの抵抗 第(2)式からも明らかなように負荷インピーダンスZ
は抵抗成分のみとなり、このときの負荷電流は最大の値
となる。また第3図に示す期間Taのあいだ直列共振回
路へ有効電力が供給され、このときの電力量は最大の値
となる。
次に入力電力の制御について説明する。
入力電力の制御を行う場合は位相差設定回路27により
第1の信号と第2の信号の位相差を900以上に設定す
ることにより行う。すなわち位相差を90@以上に設定
すると、誘導負荷状態となり第4図(A)及び(B)に
示すようにインバータ電流11Nがインバータ電圧VI
Nに対して遅れ位相となる。このときの負荷インピーダ
ンス2は次の第(3)式により示される。
また第4図(B)に示すように期間T2の短期間だけ直
列共振回路へ電力が供給される。このように位相差を9
0°以上に設定すると、負荷インピーダンスZが大きく
なり、インバータ回路9へ流れる電流が減少するので入
力電力を連続的に低く制御することができる。
第5図を参照して更に具体的に説明する。
第5図の曲線a、bに示す如くそれぞれ磁性を有するス
テンレス鍋、鉄鍋を加熱する場合は、入力電力が最大値
近傍でインバータ回路の周波数を変化させてもそれ程入
力電力が変化しない箇所が存在する。ここで第2図に示
す回路部を2つ設け、例えば一方のインバータ回路を入
力電力1.6KWで周波数20.5KHzに設定して鉄
鍋を加熱し、他方のインバータ回路を入力電力1.52
KWで周波数20.3KHzに設定して磁性を有するス
テンレス鍋を加熱する。この場合双方の周波数の差が0
.2KHzであるから干渉音は発生しない。従って、こ
のような周波数差が0.2KH2の状態で双方のインバ
ータ回路をいわゆるオンオフ制御することにより、入力
制御を実行すると、干渉音を発生させることなく、調理
者の所望する入力電力で被加熱物を加熱することができ
る。
また、第5図曲線Cに示す如く非磁性のステンレス鍋を
加熱する場合は、インピーダンスが低いのでインバータ
回路の周波数を45KHz以上に設定する。従って、非
磁性のステンレス鍋と鉄鍋を同時に加熱する場合、又は
非磁性のステンレス鍋と磁性を有するステンレス鍋を同
時に加熱する場合は、いずれもインバータ回路相互間の
周波数の差が可聴周波数以上となるので干渉音が発生し
ない。
次に第1図を参照して本発明に係る具体的な実施例を説
明する。
第1図に示す多口型の電磁調理器は誘導加熱部IAと1
Bとを有する。この誘導加熱部1Aと1Bのうち、誘導
加熱部IAを代表して説明する。
尚、第2図に示した回路部と同一の回路部には同一の番
号を付している。
インバータ電圧位相検知回路20はインバータ電圧VI
Nを検出して位相比較回路23へ出力する。またコンデ
ンサ電圧位相検知回路22は共振用のコンデンサ21の
両端の電圧Vcl を検出して位相比較回路23へ出力
する。インバータ電流11Nはインバータ電圧VINと
同期しており、電圧Vclの位相はインバータ電流11
Nの位相に対して90@だけ遅延している。エクスクル
−シブオア回路(exclusive OR)等から構
成される位相比較回路23がインバータ電圧VINに係
る信号及び電圧Vclに係る信号を入力すると、双方の
信号の位相差に係る信号vpIをローパスフィルタ25
へ出力する。ローパスフィルタ25は位相差設定回路2
7からの信号と信号Vl)l を入力すると平滑化した
信号vp2をVCO29へ出力する。ローパスフィルタ
25から出力される信号Vp2は信号Vplのデユーテ
ィ比に応じて変化する。すなわち直列共振回路が誘導性
である場合にはインバータ電流11Nがインバータ電圧
VINに対して遅れ位相となり、その分だけ信号V92
が低くなる。VCO29は入力端子、すなわち信号Vp
2の値に応じて発振周波数が変化する。駆動回路31は
VCO29からの信号に応じてインバータ回路9を駆動
する。
以上の如く、インバータ電圧位相検知回路20、コンデ
ンサ電圧位相検知回路22、位相比較回路23、ローパ
スフィルタ25、VCO29及び駆動回路31とでいわ
ゆるフェーズロックループ(以下PLLと称する)を形
成しており、被加熱物の材質により発振周波数が異なる
場合においても前述したPLL制御がなされ、常に共振
状態に設定される。
尚、第1図に示す誘導加熱部1Bの装置構成は、前述し
た誘導加熱部IAと同一であり、同一番号を付して詳細
な説明を省略する。
材質検知回路35は誘導加熱部IA、IBの各ローパス
フィルタ25の出力端子と接続され、各VCO29の入
力電圧、すなわち各インバータ回路9の発振周波数に比
例する信号を入力し、この信号に基づいて対応する被加
熱物の材質、すなわち被加熱物の入力インダクタンスを
検出する。
周波数制御回路37は材質検知回路35と接続されると
ともに、誘導加熱部IA、IBの各位相差設定回路27
と接続されている。この周波数制御回路37は材質検知
回路35からの信号に応じて誘導加熱部IA、1Bの各
インバータ回路3相互間の発振周波数の差が可聴周波数
以上となるように位相差設定回路27によって設定され
た位相差を制御するための位相差制御手段である。
周波数制御回路39は材質検知回路35と接続されると
ともに、誘導加熱部IA、IBの各位相差設定回路27
と接続されている。この周波数制御回路3つは材質検知
回路35からの信号に応じて誘導加熱部IA、IBの各
インバータ回路3相互間の発振周波数の差が可聴周波数
以下となるように位相差設定回路27によって設定され
た位相差を制御するための位相差制御手段である。
この位相差制御手段によって制御される位相差の値は、
例えば双方の被加熱物の材質に対応して所望する周波数
差となるような位相差の値を実験的に求めておき、材質
検知回路35からの信号に応じて前記実験的に求めた位
相差の値に制御される。
次に作用を説明する。
一方の誘導加熱部1Aへ例えばホーロー鍋が載置される
とともに、他方の誘導加熱部IBへホーローやかんが載
置された場合を説明する。
第8図からも明らかなように双方の被加熱物の入力イン
ダクタンスが近似しており、材質検知回路35が双方の
入力インダクタンスの差が所定以下すなわち双方の被加
熱物の材質が近似していることを検出したときには、周
波数制御回路39を動作させる。周波数制御回路39は
位相差設定回路27へ信号を出力して、位相差を制御す
る。これにより双方のインバータ回路9の発振周波数の
差が可聴周波数以下になり、干渉音の発生を防止するこ
とができる。
次に、一方の誘導加熱部IAへ例えばホーロー鍋が載置
されるとともに、他方の誘導加熱部IBへ例えば非磁性
のステンレス鍋が載置された場合を説明する。
第8図に示した如く双方の被加熱物の入力インダクタン
スが大きく異なり、材質検知回路35がこの双方の入力
インダクタンスの差が所定以上すなわち双方の被加熱物
の材質が異なることを検出したときには、周波数制御回
路37を動作させる。
周波数制御回路37は位相差設定回路27へ信号を出力
して位相差を制御する。これにより双方のインバータ回
路9の発振周波数の差が可聴周波数以上になり、干渉音
の発生を防止することができる。
尚、第1図に示した実施例では2つのインバータ回路を
具備した場合を説明したが、本発明はこれに限定される
ことなく3以上の適宜の数のインバータ回路を具備する
場合にも適用される。
以上の如く位相差設定回路によって設定された位相差に
応じてインバータ回路の発振周波数を制御するようにし
たので、周波数制御を確実且つ容易に行うことができる
[発明の効果] 以上説明してきたように本発明によれば、隣り合う被加
熱物の入力インダクタンスの差に応じて位相差を制御す
るように構成したので、干渉音を発生させることなく任
意の入力電力でインバータ回路を駆動することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例を示したブロック図、第
2図は原理的な回路構成を示したブロック図、第3図及
び第4図は第2図の各部の信号波形図、第5図は本発明
に係るインバータ回路の発振周波数に対する入力電力を
示した特性図、第6図及び第7図は周波数に対する音圧
レベルを示した特性図、第8図は被加熱物のインピーダ
ンスを示した説明図、第9図は従来例のインバータ回路
の発振周波数に対する入力電力を示した特性図である。 9・・・インバータ回路 11.13・・・トランジスタ 19・・・加熱コイル 21・・・コンデンサ 27・・・位相差設定回路 9・・・vCO 5・・・材質検知回路 37゜ 9・・・周波数制御回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 加熱コイルと共振コンデンサを有し、この加熱コイルと
    共振コンデンサとの共振により、高周波電力を発生して
    被加熱物を誘導加熱するインバータ回路を複数有する加
    熱手段と、 前記各インバータ回路の出力電圧と、共振コンデンサを
    流れる電流との位相差を設定する位相差設定手段と、 前記設定された位相差に応じて該当するインバータ回路
    の発振周波数を制御する制御手段と、前記複数のインバ
    ータ回路によって加熱される各被加熱物の入力インダク
    タンスを検出する検出手段と、 隣り合う被加熱物の入力インダクタンスの差が所定以上
    であるときには対応するインバータ回路の前記制御手段
    によって制御される発振周波数の差が可聴周波数以上と
    なるように、また隣り合う被加熱物の入力インダクタン
    スの差が所定以下であるときには対応するインバータ回
    路の前記制御手段によって制御される発振周波数の差が
    可聴周波数以下となるように前記位相差設定手段により
    設定された位相差を制御する位相差制御手段とを有する
    ことを特徴とする電磁調理器。
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