JPH0334265Y2 - - Google Patents

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JPH0334265Y2
JPH0334265Y2 JP1986140660U JP14066086U JPH0334265Y2 JP H0334265 Y2 JPH0334265 Y2 JP H0334265Y2 JP 1986140660 U JP1986140660 U JP 1986140660U JP 14066086 U JP14066086 U JP 14066086U JP H0334265 Y2 JPH0334265 Y2 JP H0334265Y2
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tank
chamber
aeration
deodorizing
dehumidifying
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JP1986140660U
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JPS6346927U (ja
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、沈澱分離室、嫌気濾床室等の嫌気
処理室で有機物が嫌気分解して発生した臭気ガス
を除湿・除塵した後、曝気用エアとする浄化槽の
脱臭装置に関する。
【従来の技術】
従来のこの種の脱臭方法として、嫌気処理室に
連通する臭突を立て、臭気ガスを上空に放散させ
る方法、嫌気処理室内の上方空間に開口する曝気
用ブロワの吸気管開口に設けたフイルタで除湿・
除塵した後、これを上記曝気用ブロワで曝気室に
供給し生物学的に脱臭する方法等がある。
【考案が解決しようとする問題点】
上記従来の臭突による脱臭方法では、臭気を上
空で拡散して薄めるだけのため、風向き次第によ
つて防臭の効果がなくなり、また、美観が損なわ
れ、しかも、コストが高いので大部分の浄化槽で
は臭突が立てられないなどの問題点があつた。 また、曝気用ブロワの吸気管開口に設けたフイ
ルタによる脱臭方法では、風呂廃水等の水蒸気の
除去ができず、曝気用ブロワ内で含まれた水分が
圧縮されると凝結して水滴となり、ブロワ故障の
原因となり、かつ、腐食性ガスの除去ができない
という問題がある。 更に、除湿剤フイルタによる脱臭方法では、除
湿剤が数時間または数日間で飽和状態となるた
め、実用に耐えず、しかも、フイルタ等を槽内に
設置すると、浄化槽維持管理作業の邪魔になると
いう問題がある。 この考案は上記問題点を解決するためになされ
たもので、嫌気処理室内で発生した臭気ガスを、
曝気用ブロワ内への吸引前において、効率よく脱
硫すると同時に、除湿、除塵を行つた後、清浄な
曝気用エアとして曝気室に送風でき、しかも、ブ
ロワベースを兼ねることにより、コンパクトに設
置できて美観向上が図れる浄化槽の脱臭装置を提
供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この考案の浄化槽の脱臭装置は、嫌気処理室内
の上方空間に、そこで発生した臭気ガスを導入し
て脱硫、除湿、除塵を行う除湿脱臭槽の臭気ガス
導入側を接続し、この除湿脱臭槽の上に曝気用ブ
ロワを設置し、この曝気用ブロワの吸気側を上記
除湿脱臭槽の処理済浄化エア送出側に接続したも
のである。
【作用】
この考案の浄化槽の脱臭装置では、嫌気処理室
内の上方空間で発生した臭気ガスが曝気用ブロワ
の吸引力で除湿脱臭槽内に導入され、この槽内で
脱硫、除湿、除塵が順次行われた後、その処理済
浄化エアが上記除湿脱臭槽内から曝気用ブロワで
吸引され、曝気用エアとして曝気室内に送風さ
れ、曝気槽内で生物学的に処理される。また、上
記除湿脱臭槽がブロワベースとなつていることに
より、それらを別々に設置する必要がなく、設置
スペースがコンパクトになつて美観が向上する。
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。 第1図において、1は地中に埋設された浄化
槽、2は地上に設置された除湿脱臭槽、3はこの
除湿脱臭槽2の上に設置された曝気用ブロワであ
り、それらの関連構成を以下に説明する。 まず、浄化槽1は、第3図および第4図に示す
ように、仕切壁4,5によつて、嫌気処理室の一
形態である沈澱分離室6と、接触曝気室7と、沈
澱室8とに区分形成されている。 上記沈澱分離室6内の上方空間には臭気ガス導
入管9を介して上記除湿脱臭槽2が接続されてい
る。 この除湿脱臭槽2は、第2図に示すように、上
記臭気ガス導入管9の接続側が漸次下降する傾斜
底板2aを有し、かつ、上端開口部が蓋10で密
閉された槽構造になつている。 この蓋10をブロワベースとして、その上に上
記曝気用ブロワ3が設置されている。 そして、上記除湿脱臭槽2内には、導入した臭
気ガスの生物学的脱硫と除湿を行うミストキヤツ
チヤ(脱臭材)11が設けられている。 このミストキヤツチヤ11は、上記除湿脱臭槽
2内に導入された臭気ガスの含有水分および水溶
性の悪臭成分(アンモニア、硫化水素等)を除去
するが、そのミストキヤツチヤ11の一部を金属
タワシ等の鉄繊維とすることにより、硫化水素を
も略完全に除去できる。尚、上記ミストキヤツチ
ヤ11は例えばコイル状の線材を多数充てんした
もの等が採用される。 かかるミストキヤツチヤ11は、上記除湿脱臭
槽2内に設けられた有孔仕切板12,13の相互
間に充填保持され、上記除湿脱臭槽2内を臭気ガ
ス導入室14と、その反対側の浄化エア室15と
に区分形成している。 上記臭気ガス導入室14の下部には、上記除湿
脱臭槽2内の底部に滴下した滞留水Wが一定水位
以上になつた時、その余剰水が流出させるための
水封トラツプ14aが接続されている。 一方、上記浄化エア室15内には、仕切板16
によつて濾過室17が区分形成され、この濾過室
17内にはフイルタ18が設けられている。 そして、上記濾過室17内におけるフイルタ1
8の上方空間部17に上記曝気用ブロワ3の吸気
管3aが接続されている。 この曝気用ブロワ3の吐出側は、第3図および
第4図に示すように、送風管3bを介して上記接
触曝気室7内に接続されている。 この接触曝気室7内には、好気性微生物を付着
させる接触材19と、上記送風管3bの先端に装
着された散気装置20とが配置されている。 次に作用について説明する。曝気用ブロワ3を
起動させると、沈澱分離室6内の上方空間の臭気
ガスが、臭気ガス導入管9を介して除湿脱臭槽2
の臭気ガス導入室14内に導入される。 ここで、上記沈澱分離室6内で発生した悪臭成
分を含有する臭気ガス導入管9から流出しようと
する水蒸気は、地中の傾斜埋設された臭気ガス導
入管9内で冷却され、水滴化して大部分が上記沈
澱分離室6内に戻る。 そして、上記臭気ガス導入室14内に導入され
た臭気ガスはミストキヤツチヤ11を通過する
が、その通過時において、上記臭気ガスの含有水
は上記ミストキヤツチヤ11に凝結付着し、滴下
することにより除去される。 これにより、上記沈澱分離室6の内底部に滴下
した水分は、その余剰分が水封トラツプ14aか
ら流出することにより、自動的に排出される。 また、上記臭気ガスに含まれた水溶性の悪臭成
分(アンモニア、硫化水素等)は、上記ミストキ
ヤツチヤ11に付着した水滴に溶解して除去され
る。 このように、上記ミストキヤツチヤ11で悪臭
成分が除去され、それを通過した吸引ガスは、浄
化エア室15から濾過室17に流入し、フイルタ
18を通過することにより、このフイルタ18で
更に除湿されると同時に、粉塵等も除去され、そ
の後、吸気管3a、曝気用ブロワ3、送風管3b
のそれぞれを介して散気装置20から接触曝気室
7内に曝気用エアとして供給される。 これによつて、接触曝気室7内で活性汚泥処理
が行われ、この活性汚泥処理によつて上記曝気用
エアの最終的な脱臭処理が行われる。 また、メンテナンスの際は、除湿脱臭槽2の蓋
10上から曝気用ブロワ3を取り外した後、上記
蓋10を開け、濾過室17からフイルタ18を抜
き取り、それを水洗いして絞るだけでよい。この
ようなメンテナンスは数ケ月に一度だけ行えばよ
い。 尚、上記実施例においては、嫌気処理室として
沈澱分離室を採用した例についてのみ記載した
が、同様の臭気ガスが発生する嫌気濾床室等でも
同様の効果が得られる。
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、沈澱分離室
等の嫌気処理室内の上方空間に発生する臭気ガス
の悪臭成分を除湿脱臭槽内で生物学的に効率よく
脱臭できると共に、曝気用ブロワに悪影響を与え
る水蒸気や腐食性ガス、粉塵等が上記曝気用ブロ
ワの前段で上記除湿脱臭槽によつて同時に除去で
きる。 また、上記除湿脱臭槽をブロワベースとしてそ
の上に曝気用ブロワが設置されているので、それ
らの設置スペースが小さくなり、両者がシンプル
な組合せ状態となつて美観が向上する。 しかもこの考案によれば、ブロワベースを兼用
する除湿脱臭槽を浄化槽外に設置し、浄化槽の嫌
気処理室内の上方空間で発生した臭気ガスを地中
に埋設された臭気ガス導入管によつて除湿脱臭槽
内に導入するので、その臭気ガス中の水蒸気は地
中で冷却されて水滴となり浄化槽内に滴下する。
その上、除湿脱臭槽内においても、臭気ガス中の
水蒸気はミストキヤツチヤによつて水滴化して分
離されるので、半永久的に除湿効果を持続できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る浄化槽の脱
臭装置を示す概略図、第2図は除湿脱臭槽の断面
図、第3図は浄化槽の平面図、第4図は同浄化槽
の縦断面図である。 図において、1は浄化槽、2は除湿脱臭槽、3
は曝気用ブロワ、6は沈澱分離室、7は接触曝気
室である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 嫌気処理室および曝気室を有する浄化槽と、上
    記嫌気処理室内の上方空間に吸気側が除湿槽を介
    し接続されて上記曝気室に曝気用エアを送風する
    ブロワとを備えた浄化槽の脱臭装置において、上
    記浄化槽外に設置され、上記嫌気処理室内の上方
    空間で発生した臭気ガスを地中に埋設された臭気
    ガス導入管によつて導入し、その導入した臭気ガ
    スの脱臭、除湿、除塵を行うミストキヤツチヤを
    内蔵する除湿脱臭槽と、この除湿脱臭槽の上に設
    置され、該除湿脱臭槽内から処理済の浄化エアを
    吸引して上記曝気室に送風するブロワとを備えた
    浄化槽の脱臭装置。
JP1986140660U 1986-09-16 1986-09-16 Expired JPH0334265Y2 (ja)

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JP1986140660U JPH0334265Y2 (ja) 1986-09-16 1986-09-16

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JPS6346927U JPS6346927U (ja) 1988-03-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60112395U (ja) * 1983-12-29 1985-07-30 株式会社 西原環境衛生研究所 浄化槽の脱臭装置

Also Published As

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JPS6346927U (ja) 1988-03-30

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