JP3068800U - ゼオライトを利用した脱臭装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案はゼオライトの高多孔質を利用した
脱臭装置に関するものであり、簡便な臭気除去と効果の
持続性に優れている。 【構成】 予め臭気を分解する微生物に浸しておいたゼ
オライトをステンレス製容器に敷き詰め吸気口から取り
入れた臭気を簡便に除去する脱臭装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ゼオライトを利用した脱臭装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、活性炭等を用いた脱臭装置はあったが、高温多湿部での利用・効果の持 続性の面で不適当であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題点】

本案は、簡便で持続性の高い脱臭方法を開発しようとするものである。すなわ ちゼオライトの多孔質内に臭気及び臭気を発生させる物質を分解する微生物を付 着させることにより臭気を除去するものであり、また多孔質であるため微生物が 付着する表面積が大きく、結果として臭気の吸着効果、持続性が保たれる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

ゼオライトは受け皿に敷き詰めるだけであり、効果が減退した場合には、上部 より脱臭液を噴霧すれば、効果が持続する。 上記高多孔質の粒体はゼオライトの粒体であることも特徴とする。

【０００５】

【実施例】

添付図面に従い本考案の実施例を詳述する。 水蒸気に含まれる臭気物質を４から１に排気（曝気）することにより、臭気物質 に含まれた水蒸気は、冷却され水として１０に残り、分離された臭気物質の気体 は、２に敷き詰められた３の臭気分解菌を定着させたゼオライトに接触させるこ とにより、気体は吸着、分解を経て８から排出される。 また、４から排気される中に、微量ながら、チリ等が含まれている可能性があ る為、９のタイマーにより、定時的に５の配水管の弁が開き排水され、吸気は停 止され、同時に７が水位の低下を感知することにより６より新しい水が補給され る。

【０００６】

【考案の効果】

ゼオライトの多孔質の特性を利用した本方式は、簡便で持続性が高く、多湿部 にも効果を発揮できる。また２部は脱着可能なため、効果の減少が生じた場合に は簡単に取り外し、臭気分解菌を補充したゼオライトに交換が可能であるため、 新鮮な状態を保つことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ゼオライトを利用した脱臭装置 縦断面図

【符号の説明】

１ 脱臭装置 ２ パンチング・メタル容器 ３ 臭気分解菌を吸着させたゼオライト ４ 吸気口 ５ 排水口 ６ 給水パイプ ７ フロート ８ 換気口 ９ タイマー １０ 水

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】臭気発生物質の気体を装置本体４の吸入口
   より吸引し、水中を通じて分解されない臭気物質は、本
   体装置上部に配した２すなわち底部をパンチングして穴
   を開けたステンレスの受け皿に、その多孔質粒体内に臭
   気を分解する微生物をしみ込ませた多孔質の粒体を敷き
   詰め臭気除去をする所に特徴のある装置。
2. 【請求項２】上記多孔質の粒体はゼオライトの粒体であ
   ることを特徴とする請求項１記載の脱臭装置。