JPH0333685B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0333685B2
JPH0333685B2 JP22158682A JP22158682A JPH0333685B2 JP H0333685 B2 JPH0333685 B2 JP H0333685B2 JP 22158682 A JP22158682 A JP 22158682A JP 22158682 A JP22158682 A JP 22158682A JP H0333685 B2 JPH0333685 B2 JP H0333685B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salt
complex
polyvalent metal
complex salt
metal salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP22158682A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59110614A (ja
Inventor
Shuichi Asano
Nobuo Masuda
Masaru Yoshikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP22158682A priority Critical patent/JPS59110614A/ja
Publication of JPS59110614A publication Critical patent/JPS59110614A/ja
Publication of JPH0333685B2 publication Critical patent/JPH0333685B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、任意の架橋速度で均一にゲル化する
ことができると共に、経時安定性に優れた湿布剤
の製造方法に関する。 従来の湿布剤は、カオリン等の無機粉体を賦形
剤として、これにゼラチン、ポリアクリル酸ソー
ダ、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセ
ルロース、アルギン酸ソーダ、天然ガム類等の水
溶性高分子物質、グリセリン、ポリエチレングリ
コール等の保湿剤、水、有効成分などを加えて練
合し、ペースト状としたもので、そのままでは熱
や汗等で膏体がダレ易いため、これを多価金属イ
オンで架橋させたり(特開昭53−15413、同54−
17113、同54−26326、同54−92618等)、尿素を加
えて尿素−ゼラチンコンプレツクスを形成したり
(特開昭45−5278、同45−12314等)、ジアルデヒ
ドデンプン等の有機架橋剤で架橋ゲル化させたり
(特開昭51−91318、同51−101119、同51−
104027、同52−143223、同54−143517等)、高分
子−高分子コンプレツクス形成による不溶化を行
なつたり(特開昭52−38016)などして耐熱性、
耐水性を高め、ダレを防止しているものである。
この中で多価金属塩による架橋は特に多用される
ものであるが、一般に高分子物質(電解質)と金
属イオンの反応は無機反応に属し、その速度は極
めて速く、金属塩(特に可溶性塩の場合)添加と
同時に反応が生じるため、部分的に不均一な架橋
ゲル化(フロツキユレーシヨン)が生じて均一な
膏体が得られなかつたり、膏体の支持体に対する
展延工程中で粘度上昇が著しく、均一に展延でき
ない等の問題がある。このため、金属イオンによ
る架橋では、非常に薄い金属塩溶液を徐々に加え
たり(特開昭49−35523、特公昭52−28845等)、
難溶性塩を用いたり(特開昭54−106598等)、
EDTAやクエン酸又はこれらの塩などで封鎖し
たり(特開昭54−70421)する方法が採られてい
る。しかし、上記種々の添加法も膏体の均一性や
架橋速度及び架橋化度のコントロールに制限があ
り、完全なものとはいい難い。また、難溶性塩や
不溶性塩を多量に使用することは、膏体PHの経時
的変化を大にし、有効成分安定性を低下させる問
題がある。 本発明者らは、上記事情に鑑み、均一にしかも
任意の架橋速度で架橋し得る金属イオンによる湿
布剤の架橋方法につき種々検討を行なつた結果、
錯塩形成剤と、これによつて形成される錯塩の安
定度定数(以下、pKで定義)の互に異なる2種
以上の多価金属塩とを使用し、pKのより高い錯
塩を形成する多価金属塩を水溶性高分子物質と混
合した後、pKのより低い錯塩を形成する多価金
属塩と錯塩形成剤との錯体を添加するようにした
場合、特にpKのより高い錯塩を形成する金属塩
として水に微溶性もしくは難溶性のものを用いて
水溶性高分子物質の金属架橋を行なつた場合、錯
塩の安定度定数の差による金属イオン交換によつ
て架橋速度がコントロールされ、均一な架橋を行
なうことができ、経時安定性に優れた湿布剤が得
られることを知見し、本発明をなすに至つたもの
である。 以下、本発明につき更に詳しく説明する。 本発明に係る湿布剤の製造方法は、多価金属塩
と、この金属塩と錯塩形成能を有する錯塩形成剤
と、前記多価金属塩で架橋される水溶性高分子物
質とを含有し、この水溶性高分子物質を前記多価
金属塩で金属架橋してゲル化させる湿布剤の製造
方法において、前記多価金属塩として前記錯塩形
成剤との反応により形成される錯塩の安定度定数
が互に異なる2種以上の多価金属塩を用い、安定
度定数のより高い錯塩を形成する多価金属塩を水
溶性高分子物質と混合した後、安定度定数のより
低い錯塩を形成する多価金属塩と錯塩形成剤との
錯体を添加するものである。 この場合、水溶性高分子物質としてはゼラチ
ン、ペクチン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸
塩、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルピロリドン・ビニルアセテート共
重合体、ポリエチレンオキサイド、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、メチルセルロース、エチルセルロース、アル
ギン酸塩、キサンタンガム、アラビアガム、トラ
ガカントガム、カラヤガム、メチルビニルエーテ
ル・無水マレイン酸共重合体等が挙げられ、本発
明においては多価金属イオンと反応、架橋するい
ずれの水溶性高分子物質でも使用することができ
る。なお、水溶性高分子物質の使用量は特に制限
されないが、通常湿布剤膏体全体の1〜20%(重
量%、以下同じ)である。 また、錯塩形成剤としては、EDTA及びその
塩、ニトリロ三酢酸(NTA)及びその塩、シク
ロヘキサンジアミン四酢酸(Cy−DTA)及びそ
の塩、グリシン、イミノ二酢酸、しゆう酸及びそ
の塩、酒石酸及びその塩、クエン酸及びその塩、
乳酸及びその塩、リンゴ酸及びその塩等の錯塩形
成能を有する有機酸及びその塩などが挙げられる
が、特にエチレンジアミン類が好適である。 更に、多価金属塩の種類は特に制限されない
が、通常塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩
化アルミニウム、カリ明バン、アンモニウム明バ
ン、鉄明バン、硫酸アルミニウム、硫酸第2鉄、
硫酸マグネシウム等の水可溶性塩、水酸化カルシ
ウム、水酸化第2鉄、水酸化アルミニウム、ケイ
酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウム、ケイ
酸アルミン酸マグネシウム、アルミニウムグリシ
ネート、ヒドロタルサイト、炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、リン酸カルシウム、ステアリン
酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ク
エン酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化バリウ
ム、アルミニウムアラントイネート、酢酸アルミ
ニウム、次硝酸ビスマス、次没食子酸ビスマス等
の水微溶性又は難溶性塩等が用いられる。ここ
で、本発明においては、前記錯塩形成剤によつて
形成される錯塩の安定度定数が互に異なる2種以
上の多価金属塩を用いるものである。この場合、
安定度定数のより高い錯塩を形成する多価金属塩
として、水に微溶性又は難溶性の塩を用いること
が好ましい。 なお、安定度定数のより低い錯塩を形成する多
価金属塩の使用量は、前記錯塩形成剤1当量に対
し0.5〜5当量、特に0.8〜1.5当量とすることが好
ましく、0.5当量より少ないと反応が遅すぎ、作
業性に問題が生じる場合があり、また5当量より
多いとイオン封鎖能力に欠け、反応が速すぎてゲ
ル化が均一に生じない場合がある。また、安定度
定数のより高い錯塩を形成する多価金属塩の使用
量は、錯塩形成剤1当量に対して0.2〜20当量、
特に0.8〜5当量とすることが好ましく、0.2当量
より少ないと金属イオン交換能が低下し、ゲル化
が進行せず、またその上限は必ずしも制限されな
いが、20当量よりも多いと、使用する塩類によつ
ては膏体を高温で保存した時のPH変化が著しく、
有効成分安定化のため低PH膏体を作つても保存中
にPHが上昇して有効成分が分解してしまう場合が
ある。なお、錯塩形成剤の使用量はその種類等に
応じて適宜選定されるが、通常湿布剤膏体全体の
0.05〜5%、より好適には0.1〜2%である。 本発明においては、前記水溶性高分子物質を架
橋させるに当り、錯塩形成剤と、これによつて形
成される錯塩の安定度定数の互に異なる2種以上
の多価金属塩とを用いるものであるが、この場
合、まず水溶性高分子物質を水(なお、水の使用
量は特に制限されないが、通常膏体全体の10〜60
%程度である。)に膨潤溶解し、これに安定度定
数のより高い錯塩を形成する多価金属塩を加えた
ものに対し、安定度定数のより低い錯塩を形成す
る多価金属塩と錯塩形成剤との錯体を加えるよう
にするものである。 即ち、この点につき更に詳述すると、例えば錯
塩形成剤としEDTAを用いた場合、安定度定数
の相対的に高い錯塩を形成する多価金属イオンを
有する多価金属塩、好ましく微溶性もしくは難溶
性の多価金属塩をあらかじめ水溶性高分子物質を
含む膏体ペースト中に練合しておき、この膏体に
対し安定度定数の相対的に低い錯塩を形成する多
価金属イオンとEDTAとにより形成された
EDTA金属錯体を配合することにより、前記
EDTA金属錯体の金属イオン交換が安定度定数
の差に従つて生じ、ここで生じたフリーの多価金
属イオンが架橋反応にあずかるものである。この
際、安定度定数のより高い金属塩が難溶性もしく
は微溶性であると、架橋反応はその溶解速度にあ
る程度律速され、これにより安定度定数のより低
いフリーの金属イオンが水溶性高分子と反応する
場合、架橋ゲル化が極めて均一にかつ速度的にコ
ントロールされて生じるものである。 より具体的には、例えば、EDTA−カルシウ
ム錯塩の安定度定数はpK=10.70であり、EDTA
−アルミニウム錯塩はpk=16.13であるので、ま
ず難溶性アルミニウム塩である水酸化アルミニウ
ム、ステアリン酸アルミニウム等を膏体ペースト
中に分散させておき、このペーストにEDTA−
カルシウム錯塩を加えることにより、上記安定度
定数の差に従つてEDTA−カルシウム錯塩はカ
ルシウムイオンを放ち、アルミニウムイオンと錯
塩を形成し(EDTA−Ca+Al3+→EDTA−Al+
Ca2+)、これによつて生じたフリーのカルシウム
イオンが膏体中のポリアクリル酸ソーダ等の水溶
性高分子物質と反応して架橋ゲル化が形成され
る。この場合、アルミニウムイオンは、由来する
アルミニウム塩が微溶性もしくは難溶性であるた
め徐々にしか溶出せず、従つてゲル化速度をコン
トロールすることができる。なお、ゲル化速度は
上記多価金属塩の溶解性、EDTAと2種のイオ
ンが形成する錯塩の安定度定数の差及び絶対値、
膏体のPH等によつて種々コントロールすることが
できる。即ち、安定度定数の差が大きいほど、ま
た多価金属塩のイオンとEDTAとが形成する錯
塩の安定度定数の絶対値が大きいほど架橋スピー
ドは速くなり、更に微溶性もしくは難溶性塩の溶
解及びその錯安定度定数はPHに依存するため、PH
を調節することによつて架橋スピードをコントロ
ールすることができるものである。また、他の例
として、アルミニウムイオンとビスマスイオンの
組合せを選べば、EDTA−アルミニウム錯塩は
pK=16.13、EDTA−ビスマス錯塩はpK=25.0で
あり、この場合はまず次硝酸ビスマス等の不溶性
ビスマス塩を膏体中に分散させ、この膏体に対し
EDTA−アルミニウム錯塩を後から加えると、
EDTA−ビスマス錯塩が生成され、アルミニウ
ムイオンが遊離して膏体中の水溶性高分子物質と
架橋反応を生じるものである。 なお、本発明においては、上記成分に加えて通
常湿布剤の製造に用いられる適宜な成分を配合す
ることができる。例えば、プロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、グリセリン、ソル
ビトール、ピロリドンカルボン酸、乳酸ナトリウ
ム等の1種又は2種以上の保湿剤(配合量通常膏
体全体の5〜30%)、カオリン、ベントナイト、
モンモリロナイト、酸化亜鉛、酸化チタン、無水
ケイ酸等の1種又は2種以上の無機粉体(配合量
通常0〜30%)、サルチン酸メチル、サルチル酸
グリコール、インドメタシン、l−メントール、
ハツカ油、ユーカリ油、dl−カンフル、トウガラ
シエキス、ノニル酸ワニリルアミド、ビタミン
E、ジフエンヒドラミン、マレイン酸クロルフエ
ニラミン、チモール等の1種又は2種以上の有効
成分(配合量通常0〜20%)、更に膏体物性(柔
軟性、粘着性、保型性等)の調整剤としてポリブ
テン、ラテツクス、酢酸ビニルエマルジヨン、ア
クリル樹脂エマルジヨン等の高分子物質、有効成
分の安定配合剤としてラノリン、流動パラフイ
ン、植物油、豚脂、牛脂、高級アルコール、高級
脂肪酸、ノニオン系、アニオン系、カチオン系、
両性活性剤等が必要に応じ適宜配合される。 これらの成分は通常架橋前に添加され得る。ま
た、得られた膏体は最後に紙、織布、不織布、プ
ラスチツクフイルム等の支持体(パツキング)に
展延することができ、更に必要によりポリエチレ
ンフイルム等のフエイシングを施すことができ
る。 次に実施例及び比較例を示し、本発明を具体的
に説明する。 〔実施例 1〕 下記処方の湿布剤膏体を第1図に示す製造フロ
ーに従つて製造し、不織布の上に展延し、更にポ
リエチレンフイルムを施こして湿布剤としたとこ
ろ、膏体は展延後約1日でゲル化し、汗等の水分
や体温等の温度によつてダレない極めて保型性の
優れた湿布剤が得られた。 なお、図中の数字は下記処方の成分番号であ
る。 〔処方〕 (1) ポリアクリル酸ソーダ(アロンビスSS)
1.5% (2) ポリアクリル酸20%水溶液 15.0 (ジユリマーAC1OH) (固形分3.0%) (3) カルボキシメチルセルロース 4.0 (ダイセルCMC1350) (4) アルギン酸ソーダ(ダツクアルギン) 0.5 (5) カオリン 10.0 (6) グリセリン 15.0 (7) 70%ソルビトール 10.0 (8) 有効成分サルチン酸グリコール 1.0 l−メントール 1.0 dl−カンフル 1.0 ビタミンE 0.5 (9) 活性剤 ポリソルベートE 0.5 (10) カリ明バン5%水溶液 6.0 (11) EDTA−2ナトリウム塩 0.23 (12) 次硝酸ビスマス 0.07 (13) 次没食子酸ビスマス 0.16(14) 水 残 合計 100.0% 〔比較例 1〜4〕 また比較のため、下記処方の湿布剤を実施例1
と同様の製造フローで製造して比較例1〜3と
し、そのゲル化速度、ゲル均一性、安定性を調べ
た。また、比較例4として実施例1と同処方であ
るが、第3図に示す製造フローに従つて製造した
膏体を用いて同様にして湿布剤を製造した。結果
を第1表に示す。 〔処方〕 比較例1:実施例1の処方よりEDTA−2Naを
除いたもの。 〃 2:実施例1の処方よりビスマス塩類を除
いたもの。 〃 3:実施例1の処方よりカリ明バン、
EDTA−2Na、ビスマス塩類を除き、こ
れら成分を用いた架橋法を採用する代りに
難溶性アルミニウム塩である水酸化アルミ
ニウム2.5gで架橋したもの。
〔実施例2,比較例5〕
下記処方の湿布剤を第2図に示す製造フローに
従つて製造したところ、この湿布剤も実施例1と
同様に約1日でゲル化が完了し、練合、展延工程
に何らの制約を受けることがなかつた。比較のた
め、実施例2と同処方であるが、第4図に示す製
造フローに従つて、同様に湿布剤を製造した。そ
の結果、ゲル化速度は×−A、ゲル均一性は×で
あつた。 〔処方〕 (1) ゼラチン 3.0% (2) ポリアクリル酸ソーダ 3.0 (3) アルギン酸ソーダ 2.0 (4) ポリビニルアルコール 1.0 (5) ポリビニルピロリドン 1.0 (6) カルボキシメチルセルロース 3.0 (7) カオリン 5.0% (8) グリセリン 15.0 (9) プロピレングリコール 5.0 (10) 有効成分サルチル酸メチル 1.0 l−メントール 1.0 ジフエンヒドラミン 0.3 ノニル酸ワニリルアミド 0.05 (11) 活性剤ポリソルベート80 0.5 (12) 塩化カルシウム5%水溶液 5.0 (アルカリにてPH4以上に調整) (13) EDTA−2ナトリウム 0.8 (14) 水酸化アルミニウム 0.1 (15) ジヒドロキシアルミニウムアラントイネー
ト 0.5(16) 水 残 合計 100.0%
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ実施例1及び実施
例2の製造フローを示すフローチヤート、第3図
及び第4図はそれぞれ比較例4及び比較例5の製
造フローを示すフローチヤートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多価金属塩と、この金属塩と錯塩形成能を有
    する錯塩形成剤と、前記多価金属塩で架橋される
    水溶性高分子物質とを含有し、この水溶性高分子
    物質を前記多価金属塩で金属架橋してゲル化させ
    る湿布剤の製造方法において、前記多価金属塩と
    して前記錯塩形成剤との反応により形成される錯
    塩の安定度定数が互に異なる2種以上の多価金属
    塩を用い、安定度定数のより高い錯塩を形成する
    多価金属塩を水溶性高分子物質と混合した後、安
    定度定数のより低い錯塩を形成する多価金属塩と
    錯塩形成剤との錯体を添加するようにしたことを
    特徴とする湿布剤の製造方法。 2 安定度定数のより高い錯塩を形成する多価金
    属塩が水に微溶もしくは難溶なものである特許請
    求の範囲第1項記載の製造方法。 3 錯塩形成剤が有機酸又はその塩である特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の製造方法。 4 錯塩形成剤がエチレンジアミン類である特許
    請求の範囲第3項記載の製造方法。 5 安定度定数のより高い錯塩を形成する多価金
    属塩の使用量が錯塩形成剤1当量に対し0.2〜20
    当量であり、安定度定数のより低い錯塩を形成す
    る多価金属塩の使用量が錯塩形成剤1当量に対し
    0.5〜5当量である特許請求の範囲第1項乃至第
    4項いずれか記載の製造方法。
JP22158682A 1982-12-17 1982-12-17 湿布剤の製造方法 Granted JPS59110614A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22158682A JPS59110614A (ja) 1982-12-17 1982-12-17 湿布剤の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22158682A JPS59110614A (ja) 1982-12-17 1982-12-17 湿布剤の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59110614A JPS59110614A (ja) 1984-06-26
JPH0333685B2 true JPH0333685B2 (ja) 1991-05-20

Family

ID=16769063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22158682A Granted JPS59110614A (ja) 1982-12-17 1982-12-17 湿布剤の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59110614A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0998929A3 (en) * 1998-10-05 2002-05-08 Hedonist Biochemical Technologies Co., Ltd. Topical pharmaceutical compositions for healing wounds comprising borneol and bismuth subgallate

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078784B2 (ja) * 1987-02-20 1995-02-01 久光製薬株式会社 親水性経皮投与製剤
JPS63203162A (ja) * 1987-02-20 1988-08-23 久光製薬株式会社 ゲルマトリツクス
JP2006321792A (ja) * 2005-04-18 2006-11-30 Showa Denko Kk 含水ゲル体及びその製造方法
WO2016190333A1 (ja) * 2015-05-26 2016-12-01 シャープ株式会社 蓄熱ゲル材、その利用およびその製造方法
GB201604076D0 (en) * 2016-03-09 2016-04-20 Norwegian University Of Science And Technology Methods of forming ionically cross-linked gels
WO2019146613A1 (ja) * 2018-01-24 2019-08-01 久光製薬株式会社 貼付剤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0998929A3 (en) * 1998-10-05 2002-05-08 Hedonist Biochemical Technologies Co., Ltd. Topical pharmaceutical compositions for healing wounds comprising borneol and bismuth subgallate

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59110614A (ja) 1984-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0871435B1 (en) Sustained release formulation containing three different types of polymers
EP1221947B1 (en) Soft gel capsule resistant to gastric juices
US4673527A (en) Tablet granulation
CZ297271B6 (cs) Suchá povlaková hmota pro výrobu filmu zabranujícímu prístupu vlhkosti, zpusob a tvorba povlaku
LV10182B (en) Memantine-containing solid pharmaceutical dosage forms having an extended two-stage release profile and production thereof
JPH0333685B2 (ja)
US6132772A (en) Extended-release solid oral dosage forms of drugs having low solubility in water
EP0441245B1 (en) Method for the preparation of sustained-release medicated tablets
US6039971A (en) Composition for skin patch preparation and process for preparing the same
JPH0794583B2 (ja) 高含水高分子ゲル
JPH0333686B2 (ja)
JPH0339043B2 (ja)
JPH10114661A (ja) 陰イオン交換樹脂を含有する錠剤
US3499963A (en) Codried aluminum hydroxide-aluminum chelate antacid
JPH0338244B2 (ja)
US4044761A (en) Orthopedic bandage
JPH0643296B2 (ja) 貼付剤組成物の製造法
JPH0794383B2 (ja) パツプ剤
JPH01228909A (ja) 腸溶性硬質カプセル
JPH02311549A (ja) ゲルの製造方法
JPH0338245B2 (ja)
JPH11130624A (ja) シート状パック剤組成物
JPH0520458B2 (ja)
JPS591087B2 (ja) 無機物質壁マイクロカプセル並びにその製造方法
JPH0643297B2 (ja) 貼付剤組成物