JPH0333480Y2 - - Google Patents

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JPH0333480Y2
JPH0333480Y2 JP1984060247U JP6024784U JPH0333480Y2 JP H0333480 Y2 JPH0333480 Y2 JP H0333480Y2 JP 1984060247 U JP1984060247 U JP 1984060247U JP 6024784 U JP6024784 U JP 6024784U JP H0333480 Y2 JPH0333480 Y2 JP H0333480Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は新規なプラテンの紙挾み機構に関す
る。詳しくは、プラテンの所定の位置に挿入され
るべき用紙の先端部の挿入の有無を検出する検出
手段を備えたプラテンの紙挾み機構に関し、用紙
の先端部の挿入の有無をプラテンの外周面と対向
する位置以外の位置に配置した検出手段によつて
検出することができるようにして、当該検出手段
が、プラテンに巻き付けられて回転せしめられる
用紙の障害物となることがないようにすると共
に、検出手段の微細な調整を不要とし、かつ、用
紙の先端の挿入の有無を正確に検出することがで
き、しかも用紙の先端部をプラテンの所定の位置
へ容易に挿入することができるようにした新規な
プラテンの紙挾み機構を提供しようとするもので
ある。
背景技術とその問題点 用紙に単票紙を使用するプリンター等における
プラテンには、用紙の先端部をプラテンに固定す
るための適宜な紙挾み機構が設けられており、こ
れらの紙挾み機構には、一般に、用紙の先端部が
所定の位置に挿入されたか否かを検出する検出手
段が備えられている。検出手段が検出した信号は
紙挾み機構による用紙の先端部の固定動作やプラ
テンの回転動作、あるいはプリント動作等の所定
の動作を開始せしめるための条件信号となり、更
には、プラテンへの給紙が自動給紙機構により行
なわれる場合には給紙動作を停止せしめるための
信号ともなる等、極めて重要な信号となるもので
ある。
従つて、この種の紙挾み機構は、これの所定の
位置に用紙の先端部が容易、かつ、確実に挿入す
ることができるようになされている必要があると
共に、上記検出手段は用紙の先端部の挿入の有無
を正確に検出することができるように配置されて
おり、しかも、その検出が精度良く行なわれるよ
うになされている必要がある。
ところが、従来のこの種の紙挾み機構には多く
の問題点があつた。その問題点を図面において説
明する。
第6図は従来のプラテンの紙挾み機構の一例a
を示すものである。図面において、bはプラテン
であり、その外周面の一部に横断面形状において
略扇状とされた切欠部cがプラテンbの軸方向に
沿つて形成されている。dは硬質の素材により横
断面形状において略楔状に形成された紙押えバー
であり、上記切欠部cの長手方向に沿つて配置さ
れた軸eに固定されている。尚、軸eには図示し
ない弾発手段が連結されており、軸eは該弾発手
段によつて、常時、第6図における反時計回わり
方向へ回動せしめようとする回動力を付勢されて
いる。従つて、紙押えバーdは、常時、その鋭角
に形成された紙押え端縁が切欠部cの上面に喰い
込むように回動力を付勢されている。fはその下
端がプラテンbの仕方であり、かつ、プラテンb
の外周面と近接した位置に配置された光反射型の
光センターであり、切欠部cの上面に向けて光を
投射し、その反射光を受光することによつて用紙
gの先端部の挿入の有無を検出するようになされ
ている。
しかして、プラテンbが給紙される位置に回転
されて来ると、軸eは図示しないカム機構により
稍時計回わり方向へ回転せしめられる。これによ
つて、同図Aに示すように紙押えバーdの紙押え
端縁が切欠部cの上面から若干上方へ離間せしめ
られる。そこで、用紙gの先端部が紙押えバーd
と切欠部cの上面との間を通つて所定の位置、即
ち、センサーfからの光が切欠部cの上面に投射
されている位置まで挿入されて来ると、センサー
fがそれを検出する。即ち、用紙gの先端部が所
定の位置まで挿入されると、センサーfが受光す
る反射光が変化するので、これによつて用紙gの
先端部が所定の位置まで挿入されたことを検出す
る。そこで、例えば、プラテンbが回転せしめら
れると直ちに軸eが前記図示しないカムとの係合
を解除されると共に前記図示しないカムとの係合
を解除されると共に前記図示しない弾発手段によ
り反時計回わり方向へ回動せしめられるので、同
図Bに示すように、紙押えバーdの紙押え端縁が
用紙gの先端部を切欠部cの上面に押え付けるよ
うになる。これにより用紙gの先端部がプラテン
bに固定されることになる。
第6図に示した紙挾み機構aは上記したように
して用紙gの先端部の挿入を検出してこれを挾持
するものであるが、センサーfがプラテンbの外
周面と近接した位置、例えば、プラテンbの外周
面から数ミリメートル程度しか離間されていない
位置に配置されているため、プラテンbに巻き付
けられて回転する用紙gがともすればセンサーf
に引つ掛り、あるいは絡みついてしまうというこ
とがあり、所謂ジヤミングを起こし易いという問
題点がある。そして、このようにジヤミングした
用紙を抜き出す作業は極めて面倒なものであるだ
けでなく、これを無理に抜き出したりすると、セ
ンサーfやその他の部分を破損したりすることも
ある。また、センサーfから切欠部cの上面へ向
けて投射される投射光及びその反射光の光路が非
常に長くなつてしまうため、検出動作が不安定な
ものとなり、精度の良い検出を行なうことができ
ないという問題点がある。しかも、この種の光反
射型の光センサーfは用紙gの挿入の有無を用紙
gより反射された散乱光を受光することによつて
検出するので、その検出精度は更に低下する。そ
して、用紙gの先端部を挿入する空間、即ち、切
欠部cの上面と紙押えバーdとの間の距離が短い
ので、用紙gの先端部を容易、かつ、確実に挿入
することができない。というのは、切欠部cの上
面と紙押えバーdとの間の距離を長くしようとす
ると、結局、切欠部cの上面とセンサーfとの間
の離間距離がそれだけ長くなり、前記した検出精
度上の欠点を一層大きくしてしまうことになるか
らである。
第7図は従来のプラテンの紙挾み機構の他の一
例hを示すものである。図面において、iはプラ
テン、jは該プラテンiの外周面の一部に形成さ
れた切欠部である。kは略帯状に形成された紙押
えバーであり、その下面にゴム等の摩擦係数の高
い素材から成る押え部材〓が取着されており、切
欠部jの長手方向に沿つて配置されている。m、
m(図面では一方のもののみ示してある。)はプラ
テンiの両端面にその下端部がピンn、nによつ
てプラテンiに対して回動自在に支持されたアー
ムであり、上記紙押えバーkの両端部はこのアー
ムm、mにピンo、oによりある程度揺動自在な
状態で支持されている。尚、アームm、mには図
示しない弾発手段が連結されており、それによ
り、アームm、mは、常時、第7図における時計
回り方向へ回動せしめようとする回動力、即ち、
紙押えバーkを切欠部jの上上面に押圧せしめる
ような力を付勢されている。pは前記したのと同
様の光センサーであり、これもプラテンiの外周
面の上部に配置され切欠部jの上面に向けて光を
投射するようにされている。
そこで、紙押えバーkを同図Aに示すように起
し、紙押えバーkの下方に用紙gの先端部を挿入
し、それから、紙押えバーkを元の位置へ戻す。
これにより、用紙gの先端部は同図Bに示すよう
に切欠部jの上面と紙押えバーkの押え部材〓と
の間に挾まれ、プラテンiに固定されるそして、
このようにして用紙gの先端部の挾持が行なわれ
た時点でセンサーpによる用紙の先端部の挿入の
有無が検出される。
この第7図に示す紙挾み機構hも前記第6図に
示した紙挾み機構aについて指摘された問題点と
同様の問題点を有するが、とりわけ大きな問題点
は、用紙gの先端部の挿入の有無の検出は用紙g
の先端部が紙挾み機構hに挾持された後の時点で
なければ行なうことができないという点である。
何故ならば、用紙の先端部が所定の位置へ挿入さ
れるときはセンサーpから切欠部jの上面へ向け
て投射される光の光路が、同図Aに示すように、
紙押えバーkによて遮断されてしまうからであ
る。従つて、用紙gの先端部が所定の位置へ挿入
されたことを検出してから所定の制御指令、例え
ば、自動給紙機構による給紙の制御指令及びその
他の諸々の制御を行なうといつたシーケンス制御
を行なわしめることは不可能である。
考案の目的 そこで、本考案は上記した問題点に鑑みなされ
たもので、用紙の先端部の挿入の有無をプラテン
の外周面と対向する位置以外の位置に配置した検
出手段によつて検出することができるようにし
て、当該検出手段が、プラテンに巻き付けられて
回転せしめられる用紙の障害物となることがない
ようにすると共に、検出手段の微細な調整を不要
とし、かつ、用紙の先端の挿入の有無を正確に検
出することができ、しかも用紙の先端部をプラテ
ンの所定の位置へ容易に挿入することができるよ
うにした新規なプラテンの紙挾み機構を提供する
ことを目的とする。
考案の概要 本考案プラテンの紙挾み機構は、上記した目的
を達成するために、用紙が巻き付けられるプラテ
ンと、該プラテンの軸方向の両端面と対向する本
体側の位置の一方に設けられた投光部及び他方に
設けられた受光部と、上記投光部からの光を上記
受光部に導くための上記プラテンの軸方向に延び
た光路と、上記用紙を上記プラテン上に挟持する
ための用紙挟持部と、該用紙挟持部へ上記用紙の
先端部が挿入されることにより上記光路を遮断又
は開放する遮光部材とを設けてなることを特徴と
する。
実施例 以下に、本考案プラテンの紙挾み機構の詳細を
添附図面に示した実施例に従つて説明する。図面
に示した実施例は本考案プラテンの紙挾み機構を
プリンターにおけるプラテンの紙挾み機構として
適用したものである。
図面において、1はプリンターの本体ケースで
あり、本体ケース1の内部の所定の位置にプラテ
ン2が図示しないブラケツトに回転自在に支持さ
れた状態で配置されている。
3はプラテン2の外周面の一部を切欠くように
して形成された用紙挾持部であり、該用紙挾持部
3はプラテン2を軸方向から見た状態において略
L字状となるように形成されている。4は上記用
紙挾持部3の用紙押圧面であり、5は突当り面で
ある。そして、用紙挾持部3の用紙押圧面4のう
ち突当り面5と交わる部分には比較的浅い溝部6
が用紙押圧面4の左右方向、即ち、第1図におけ
る紙面の左右方向(以下、第1図における紙面の
右側を右側とし、左側を左側とする。また、第1
図における紙面の下方を前方とし、上方を後方と
する。以下の説明において向きを示すときはこの
方向によるものとする。)における一端に近接し
た位置から他端に近接した位置まで形成されてい
る。7は用紙押圧面4の上記溝部6側の端縁の略
中央部を切欠いて形成された状の切欠部であ
る。そして、用紙挾持部3の突当り面5のうち左
右方向における中央部と左右両端部に比較的浅い
切欠凹部8a,8b及び8cが形成されている。
これら切欠凹部8a,8b及び8cは左右方向に
ある程度の長さを有して形成されている。そし
て、上記中央部の切欠凹部8aには更に後方へ深
く切欠かれた光路中継凹部9が形成されている。
10はプラテン2に形成された投光孔である。
投光孔10はプラテン2の外周面に近接した部分
のうち前記用紙挾持部3の突当り面5から稍後方
へ寄つた位置を通つてプラテン2の軸方向と平行
になるように延びており、その両端はプラテン2
の両端面に開口されている。そして、投光孔10
はその軸方向における中央部の位置で前記光路中
継凹部9の左右両側面に開口されている。尚、光
路中継凹部9には後述する遮光体の遮光片部が配
置され、投光孔10はその遮光片部によつて遮断
又は開放せしめられるようにされている。
11は紙押えバーである。該紙押えバー11は
プラテン2の軸方向の長さより稍長く形成され、
その横断面形状が略状となるように形成されて
おり、両端には下方へ向けて略直角に折曲された
取付片部12,12が一体に形成されている。そ
して、紙押えバー11の下面のうち中央部を除い
た位置にはゴム等の摩擦係数の高い素材から成る
押圧部材13,13が貼着等の固定手段により固
定されている。尚、14,14は上記取付片1
2,12の上部に形成されたピン挿通孔である。
15,15′は上記紙押えバー11を支持する
アーム板であり、プラテン2の左右両端面に回動
自在に支持されている。アーム板15,15′は
側方から見て略へ字状に屈曲して形成されてお
り、互いに左右対称形に形成されている。そし
て、アーム板15,15′の前部の上端縁から突
片16,16′が上方へ向けて突出するようにし
て一体に形成されており、該突片16,16′の
上部には支持ピン17,17′が左右方向に延び、
かつ該該突片16,16′を貫通するようにして
固定されている。18,18′(図面においては
一方のアーム板15についてのもののみ示してあ
る。)はアーム板15,15′の前後方向における
略中央部に形成された挿通孔であり、また、1
9,19′及び20,20′(いずれも、図面にお
いては一方のアーム板15についてのもののみ示
してある。)はアーム板15,15′の前部に互い
に前後方向にある程度離間して配置されたスプリ
ング係着孔である。しかして、アーム板15,1
5′はその挿通孔18,18′にプラテン2の左右
両端面からそれぞれ外側へ向けて突設されたアー
ム軸1,21′の先端部を通されることによりプ
ラテン2に支持される。即ち、アーム軸21,2
1′はプラテン2の左右両端面のうち中心部と前
記用紙挾持部3の用紙押圧面4と対応する位置と
の間の略中央部から突設されており、その先端部
はアーム板15,15′の挿通孔18,18の径
より稍小さい径とされた細径部とされている。そ
して、アーム板15,15′はその挿通孔18,
18′にアーム軸21,21′の先端部を挿通さ
れ、その状態でアーム軸21,21′の先端部の
軸心部に形成された螺孔22,22′(図面では
一方のアーム軸21についてのもののみ示してあ
る。)にねじ23,23′が螺合される。24,2
4′はワツシヤである。しかして、アーム板15,
15′はプラテン2の左右両端面にアーム軸21,
21′に支持された部分を回動中心として回動自
在なるように支持される。
しかして、前記した紙押えバー11はその両端
の取付片部12,12のピン挿通孔14,14に
アーム板15,15′の突片16,16′から突設
されたピン17,17′を挿通されることによつ
て、アーム板15,15、に対してある程度回動
することができるような状態で支持される。尚、
紙押えバー11の取付片部12,12の下部から
は互いに外側へ向けて突出したピンが設けられて
おり、該ピンはアーム板15,15′に形成され
た長孔に係合せしめられ、それによつて、紙押え
バー11の回動範囲が一定範囲に制限されるよう
になつている。即ち、紙押えバー11がある程度
回動されても、用紙の先端部を押えるときには必
ずその押圧部材13,13が下方へ来ることがで
きるようになれている。
25,25′はアーム板引張りスプリングであ
り、一端がアーム板15,15′の前記前側のス
プリング係着孔19,19′に係着され、他端が
プラテン2の両端面から突設されたスプリング係
着ピン26,26′に係着されている。これによ
り、アーム板15,15′は、常時、第3図にお
ける時計回り方向へ回動せしめようとする回動
力、即ち、紙押えバー11をプラテン2の用紙挾
持部3の用紙押圧面4に押し付けるような回動力
を付勢されている。
27は用紙ガイドである。該用紙ガイド27は
幅が細い略帯状に形成された下片部28と該下片
部28の前端縁から後方に向けて折曲され、か
つ、先端に行くに従つて次第に下片部28から遠
くなるように斜めに延びるように一体に形成され
た上片部29とから成り、下片部28の両端には
小さなスプリング係着孔30,30が形成されて
いる。31a,31aは下辺部28の後端縁の中
央部のうちの互いにある程度離間した位置から、
また、31b,31cは下辺部28の両端に寄つ
た位置からそれぞれ後方へ向けて突出されたアー
ムであり、該アーム31a,31a,31b及び
31cの先端部は下方へ向けて略直角に折曲さ
れ、その折曲された部分の先端から更に後方へ向
けて略直角に折曲されている。
32a,32b及び32cは上記用紙ガイド2
7の回動支点部を構成する支点板であり、それぞ
れの前端縁には切り起し状に形成され略クランク
状に屈曲された引掛部33,33,……が形成さ
れている。そして、各支点板32a,32b及び
32cの両端部にはねじ挿通用の孔34,34,
……が形成されている。
しかして、前記した用紙ガイド27にはその下
片部28の両端部が前記アーム板15,15′の
前端部の上縁の上方に位置されるようにしてプラ
テン2の用紙挾持部3の用紙押圧面4上に載置さ
れると共に、そのアーム31a,31a,31b
及び31cの先端部のうちの下方へ向けて直角に
折曲された部分が用紙押圧面4に形成された前記
溝部6の前側に当接されるようにして配置され
る。そして、用紙ガイド27が上記したようにし
て配置された状態で溝部6の底面の各所定の位置
に前記支点板32a,32b及び32cが各ねじ
挿通用の孔34,34,……を通して溝部6の底
面に螺合されるねじ35,35,……によつてプ
ラテン2に固定される。即ち、支点板32aは溝
部6の底面のうちの用紙挾持部3の突当り面5に
形成された中央部の切欠凹部8aに対応した位置
に固定され、また、支点板32b及び32cは同
じく突当り面5の左右両端部に形成された切欠凹
部8b,8cと対応した位置に固定される。これ
により、用紙ガイド27のアーム31a,31
a,31b及び31cの先端部は支点板32a,
32b及び32cの各引掛部33,33,……の
下側に位置せしめられる。
しかして、用紙ガイド27はそのアーム31
a,31a,31b及び31cの先端部が溝部6
の前側の側面と支点板32a,32b及び32c
の各引掛部33,33,……とによつて、ある程
度の遊びを有した状態で抜け止めが為されるの
で、その抜け止めが為された先端部を回動支点と
して回動することができるようにされる。
尚、用紙ガイド27のアーム板のうち中央部の
もの31a,31aは前記紙押えバー11の押圧
部材13と13との間に位置され、また、左右両
端部のもの31b,31cはそれぞれ押圧部材1
3,13の外側に位置される。(第1図参照)。
36,36′は引つ張りスプリングであり、そ
の一端は用紙ガイド27の下片部の両端部に形成
された前記スプリング係着孔30,30に係着さ
れ、他端は前記アーム板15,15′のスプリン
グ係着孔20,20に係着されている。しかし
て、用紙ガイド27は、常時、用紙挾持部3の用
紙押圧面4に押圧せしめられるような弾発力を付
勢されている。
37は板ばね素材から成る遮光体である。該遮
光体37は上方から見て略T字状に形成された取
付片37aと該取付片37aの前端縁から後方へ
向けて折曲され、かつ、先端へ行くに従つて、次
第に取付片37aから遠くなるように斜めに延び
る弾性片37bとから成り、弾性片37bはその
前部が稍クランク状に折曲せしめられている。そ
して、弾性片37bの先端部にはその一の側縁か
ら下方へ向けて略直角に折曲され、かつ、その面
が左右方向と直交する方向に延びるようにして配
置された遮光片37cが形成されている。38,
38は取付片37aの両端部に形成されたねじ挿
通孔である。しかして、遮光体37はその取付片
37aのその前部がプラテン2の用紙挾持部3の
うち前記用紙押圧面4に形成された状の切欠部
7に配置され、取付片37aの後部が、前記中央
部の支点板32aが固定されるねじ35,35を
そのねじ挿通孔38,38に通されることによつ
て該支点板32aと重ね合わせられた状態で溝部
6の底面に固定される。即ち、遮光体37は前記
紙押えバー11の押圧部材13,13が取着され
ていない中央部の下側に配置される。
しかして、遮光体37の遮光片37cは前記プ
ラテン2の用紙挾持部3の突当り面5に形成され
た光路中継凹部9内に配置され、用紙挾持部3に
用紙の先端部が挿入されないときは、第4図A及
びBに示すように、前記投光孔10を遮蔽するよ
うに位置されている。
尚、光路中継凹部9の底面には前後方向に長く
形成された孔39が形成されている。この孔39
は遮光体37の弾性片37bが用紙の先端によつ
て下方へ押圧せしめられたとき遮光片37cが光
路中継凹部9の底面より下方へ移動することがで
きるようにするためのものである。
40は発光ダイオード等の発光素子を有する投
光部、41はフオトトランジスタ等の受光素子を
有する受光部である。これら、投光部40及び受
光部41は、プラテン2が給紙される位置へ回転
されて来たときの位置における投光孔10の軸心
の延長上にあり、かつ、プラテン2の軸方向の両
端面からある程度離間した位置にプラテン2の軸
方向の両端面と対向する形で配置されており、本
体ケース1側に固定された図示ない取付部材に固
定されている。しかして、プラテン2が給紙され
る位置へ回転されて来ると、投光部40、受光部
41、投光孔10はいずれも同軸上に位置される
もので、投光部49から出た光はプラテン2の投
光孔10を通つて受光部41へ向けて照射される
ようになる。
尚、投光部40及び受光部41は図示しないプ
リンターの制御回路に接続されている。
しかして、上記のように構成された紙挾み機構
による用紙の先端部の挾持は次のようにして行な
われる。
即ち、紙押えバー11及び用紙ガイド27は、
プラテン2が給紙される位置でない位置にあると
きはいずれも、第4図Aに示すように、用紙挾持
部3の用紙押圧面4に圧接せしめられているが、
プラテン2が給紙される位置へ回転して来ると、
第4図B及びCに示すように用紙押圧面4から上
方へ浮上するように移動せしめられる。即ち、プ
ラテン2が給紙される位置にないときは、アーム
板15,15′は引張りスプリング25,25′の
引張力を受けているので、紙押えバー11はアー
ム板15,15′に付勢された引張りスプリング
25,25′の引張力によりその押圧部材13,
13の下面が用紙押圧面4に圧接せしめられた状
態にされている。また、用紙ガイド27も引張り
スプリング36,36′の引張力を受けているの
で、その下片部28の下面が用紙押圧面4に圧接
せしめられた状態とされる。そして、遮光体37
は、その弾性片37bに何らの押圧力も加えられ
ていないので、その遮光片37cが第4図A及び
Bに示すようにプラテン2の投光孔10の中央部
を遮断するように位置された状態とされている。
そこで、プラテン2が給紙される位置へ回転し
て来ると、アーム板15の後端部に突設されたロ
ーラ42が本体ケース1側に設けられた図示しな
いカムによつて略プラテン2の軸心部の方向へ向
けて押圧せしめられる。すると、アーム板5がア
ーム軸21に支持された部分を回動中心として第
3図における反時計回り方向へ回動せしめられる
と共に、紙押えバー11がアーム板15と一体的
に移動せしめられる。尚、右側のアーム板15′
もこれと一体的に回動せしめられる。即ち、紙押
えバー11は第4図B及びCに示すように、その
押圧部材13,13の下面が用紙押圧面4から離
れて上方へ変位されるように移動せしめられる。
また、このようにしてアーム板15,15′が回
動せしめられると、用紙ガイド27の下片部28
の両端部がアーム板15,15′の前部の上端縁
によつて下方から押圧されるので、これによつ
て、用紙ガイド27もアーム板15,15′及び
紙押えバー11と一体的に上方へ移動せしめられ
る。
しかして、プラテン2の用紙挾持部3の用紙押
圧面4の上方に用紙の先端部が挿入されるに充分
な空間が形成される。
そこで、用紙43の先端部が手操作により、あ
るいは自動給紙機構により用紙押圧面4と用紙ガ
イド27との間に挿入されて来る。このとき、用
紙43の先端部は用紙ガイド27のアーム31
a,31a,31b及び31cに接触しながら移
動されることによつてその挿入方向を正しく案内
される。
そして、用紙43の先端部が挿入されて来る
と、遮光体37の弾性片37bが用紙43の先端
縁等によつて押圧される。すると、弾性片37b
は取付片37aとの連結部を回動支点として、第
4図Cに示すように、取付片37aに折り重ねら
れるように回動せしめられる。これにより、遮光
片37cが下方へ変位される。即ち、それまで投
光孔10を遮断していた位置から投光孔10を開
放する位置へ変位せしめられる。これによつて、
投光部40から出た光が受光部41に照射され、
受光部41が所定の検出手段を制御回路へ入力せ
しめる。即ち、用紙の先端部がプラテン2の所定
の位置まで挿入されたことが検知される。
尚、用紙43の先端縁は用紙押圧面4と用紙ガ
イド27のアーム部31a,31a,31b及び
31cの下面とが交わる位置まで挿入することが
できる。
しかして、制御回路によりプラテン2を駆動す
るモータに回転指令が出され、プラテン2が所定
の方向へ回転せしめられる。そして、プラテン2
が回転されると、直ちに、アーム板15のローラ
42が前記した図示しないカムと離れるので、ア
ーム板15,15′は引張りスプリング25,2
5′の引張力によつて元の位置へ戻される。従つ
て、用紙43の先端部は紙押えバー11の押圧部
材13,13により用紙押圧面4に圧接せしめら
れる。即ち、用紙43の先端部がプラテン2の用
紙押圧面4と紙押えバー11の押圧部材13,1
3とによつて挾持されることになる。尚、用紙ガ
イド27もその下片部28及びアーム部31a,
31a,31b及び31cが用紙43の先端面を
用紙押圧面4に押圧せしめるような位置に来る。
しかして、用紙43の先端部は紙挾み機構によ
つて挾持されることによりプラテン2に固定され
る。
尚、前記したように、アーム板15,15′は
これが支持されるアーム軸21,21′に多少の
遊びを有して支持されているので、その回動方向
にある程度のガタを生じるようになるが、このガ
タがあることによつて紙押えバー11の押圧部材
13,13が用紙43の先端部とその長手方向の
全長に亘つて略均一に接触することができるよう
になる。即ち、紙押えバー11は用紙押圧面4と
片当り状に接触した場合は己ずからその最も安定
した姿勢、即ち、長手方向の全長に亘つて用紙押
圧面4と接触するような姿勢をとるように、アー
ム板15,15′をその回動方向におけるいずれ
かの方向へ引張りながら微妙に変位するようにな
る。従つて、紙押えバー11が片当りの状態とな
るのを防止することができる。
尚、44はサーマルヘツドであり、その先端部
には図示しない多数の抵抗発熱体素子が配列され
た発熱部45が取着されている。46は両端がロ
ーラに巻回されたインクシートであり、プラテン
2と上記発熱部45との間を通されている。しか
して、前記したようにしてその先端部がプラテン
2に挾持された用紙43は発熱部45にインクシ
ート46を介して接触した状態で走行せしめられ
る。そして、発熱部45と接触する箇所で、イン
クシート46のうち通電され発熱している抵抗発
熱体素子に対応した位置のインクが溶解して用紙
43に転写される。これによつてプリントが為さ
れる。
尚、プラテン2が1回転して再び給紙される位
置へ来ると、前記したようにして紙押えバー11
及び用紙ガイド27が押圧面4から上方へ離間さ
れるので、プリントが為された用紙43をプラテ
ン2から取り出すことができる。
考案の効果 以上に記載したところから明らかなように、本
考案プラテンの紙挾み機構は、用紙が巻き付けら
れるプラテンと、該プラテン軸方向の両端面と対
向する本体側の位置の一方に設けられた投光部及
び他方に設けられた受光部と、上記投光部からの
光を上記受光部に導くための上記プラテンの軸方
向に延びた光路と、上記用紙を上記プラテン上に
挾持するための用紙挾持部と、該用紙挾持部へ上
記用紙の先端部が挿入されることにより上記光路
を遮断又は開放する遮光部材とを設けてなること
を特徴とする。
即ち、本考案によれば、プラテンの所定の位置
に挿入されるべき用紙の先端部の有無を検出する
検出手段をプラテンの外周面と対向する位置以外
の位置に配置することができる。従つて、当該検
出手段がプラテンに巻き付けられて回転せしめら
れる用紙に対する障害物となることがないので、
用紙のジヤミング事故等を防止することができ
る。
そして、本考案は用紙の先端部の挿入の有無を
検出する検出手段に光遮断式のものを用いるよう
にしたので、所謂検出値のS/N比を高く取るこ
とができ、従つて、検出を精度良く確に行うこと
ができると共に、その方向性や位置について微細
な調整をすることを不要ならみめることができ
る。従つて、検出手段の組み付け作業等を素早
く、かつ、容易に行なうことができる。
また、検出手段をプラテンの外周面と対向した
位置以外の位置に配置することができるようにし
た結果、紙押え部材の動作の大きさが検出手段の
位置との関係で制限されるといつた制約がなくな
つたので、紙押え部材の動作の大きさを用紙の先
端部が所定の位置へ容易、かつ、確実に挿入する
のに充分な大きさとすることができる。従つて、
用紙の先端部を所定の位置へ容易、かつ、確実に
挿入することができる。
尚、前記した実施例においては本考案プラテン
の紙挾み機構をプリンターにおけるプラテンの紙
挾み機構として適用したものを示したが、本考案
はこれに限られることなく、他の機器におけるプ
ラテンの紙挾み機構として適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案プラテンの紙挾み機
構をプリンターにおけるプラテンの紙挾み機構と
して適用した実施の一例を示すものであり、第1
図はプリンターの要部を一部を省略して示す平面
図、第2図はプラテン及び紙挾み機構を分解して
示す斜視図、第3図は第1図に示すプリンターの
要部の側面図、第4図は用紙の先端部が挿入され
たことを検出する過程をAからCへ順を追つて示
す要部の横断面図、第5図は用紙の先端部が紙挾
み機構に挾持された状態における第1図のV−V
線に沿う断面図、第6図は従来のプラテンの紙挾
み機構の一例を示すもので、Aは用紙の先端部が
紙挾み機構へ挿入される途中の状態を示す要部の
横断面図、Bは紙押え部材による用紙の挾持動作
が完了された状態を示す要部の横断面図、第7図
は従来のプラテンの紙挾み機構の他の例を示すも
ので、Aは用紙の先端部が紙挾み機構へ挿入され
る直前の状態を示す要部の横断面図、Bは紙押え
部材による用紙の挾持動作が完了された状態を示
す要部の横断面図である。 符号の説明、2……プラテン、3……用紙挾持
部、10……光路、37……遮光部材、40……
投光部、41……受光部、43……用紙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 用紙が巻き付けられるプラテンと、 該プラテンの軸方向の両端面と対向する本体側
    の位置の一方に設けられた投光部及び他方に設け
    られた受光部と、 上記投光部からの光を上記受光部に導くための
    上記プラテンの軸方向に延びた光路と、 上記用紙を上記プラテン上に挟持するための用
    紙挟持部と、 該用紙挟持部へ上記用紙の先端部が挿入される
    ことにより上記光路を遮断又は開放する遮光部材
    とを設けてなる ことを特徴とするプラテンの紙挟み機構。
JP6024784U 1984-04-24 1984-04-24 プラテンの紙挾み機構 Granted JPS60173353U (ja)

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JP6024784U JPS60173353U (ja) 1984-04-24 1984-04-24 プラテンの紙挾み機構

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JPS60173353U JPS60173353U (ja) 1985-11-16
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