JPH0333150A - 架橋型アクリルアミド系ポリマー組成物 - Google Patents

架橋型アクリルアミド系ポリマー組成物

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JPH0333150A
JPH0333150A JP16739489A JP16739489A JPH0333150A JP H0333150 A JPH0333150 A JP H0333150A JP 16739489 A JP16739489 A JP 16739489A JP 16739489 A JP16739489 A JP 16739489A JP H0333150 A JPH0333150 A JP H0333150A
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JP
Japan
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water
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acrylamide polymer
polyhydric alcohol
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JP16739489A
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Tetsuhiko Yamaguchi
山口 哲彦
Masahiro Udagawa
宇田川 雅弘
Eiichi Yoshida
栄一 吉田
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野1 本発明は潤滑剤、保水剤、増粘剤として良好な性能を有
する水溶性のゲル状のアクリルアミド系ポリマー組成物
に関する。
〔従来の技術J 従来、潤滑剤、増粘剤として各種用途に供される水性ゲ
ル状物、化粧料その他に使用される天然あるいは合成の
保水、保湿剤が種々開発され、広く使用されている。
しかし、従来の水性潤滑剤は、比較的容易に乾燥したり
、安定性が悪くて分解し潤滑剤としての機能を失なって
しまう欠点があり、また、天然の保水、保湿剤は高価で
あるばかりでなく、微生物におかされ易く、合成のもの
は、その能力が必ずしも十分でない等の欠点があった。
さらに、特開昭62−34942等に見られるように合
成のものは、種々の添加剤、電解質等の添加により粘度
が低下し、ゲル状態が保てなくなるなど、その使用範囲
が非常に限定されていた。
【発明が解決しようとする課題J 本発明は上記の事情に鑑み、種々の添加剤。
電解質等の添加によっても非常に安定な性能を有し、化
粧料、医薬用その他多くの用途に供することができ、乾
燥しにくく、しかも安価で、潤滑性、保水、保湿性の優
れた組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段] 本発明は上記の目的を達成するためになされたもので、
その要旨は、下記一般式[Nで示される単量体の少なく
とも1種を構成単位とする梁構型アクリルアミド系ポリ
マー、または、下記一般式(11で示される単量体(A
成分)の少なくともl神および一般式[11]で示され
る単量体(B成分)を共重合構成単位とする、A成分l
O重量部に対して、B成分0.1〜5重量部含む架橋型
アクリルアミド系ポリマー1重量部当り、多価アルコー
ル1重量部に対して水0.25〜4重量部含む混合物を
5〜499重量部添加してなる架橋型アクリルアミ ド系ポリマー組成物にある。
R’ C1,=C C0NH。
・・・・・・・・・・・・ [11 1 Ctl□=C・・・・・・・・・・・・ [11)CO
R” (上式中、R’は水素またはメチル基を表し、また、R
2は水酸基、 1.1−ジメチル−2−スルホエチルア
ミノ基、ジメチルアミノエトキシ基、2−(N’、N’
−ジメチルアミノ)−プロピルアミノ基、ジメチルアミ
ノ基を表す。) 本発明に係る組成物に使用する架橋型アクリルアミド系
ポリマーは、架橋構造を有しているにもかかわらず、水
または多価アルコールに溶解し、数μ■のオーダーの極
めて微細な粒子のゲルを形成する。
このようなポリマーを造るには、アクリルアミド、メタ
クリルアミドモノマー混合物、或は単一モノマーと、メ
チレンビスアクリルアミド、エチレンジメタクリレート
、エチレンジアクリレート、ジビニルベンゼン、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレートのような架橋剤とを、ベンゼ
ン、トルエン、アセトン、メチルエチルケトン、ヘキサ
ン、酢酸エチル等の有機溶媒中においてアゾビスイソブ
チロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、ターシャリ
−ブチルハイドロパーオキサイドのような重合開始剤を
用いて重合させ、微粉末として得られる。この場合、通
常架橋剤として分子内に重合性二重結合を2個以上有す
るモノマーが0.001〜3重量%の範囲で用いられる
。さらに、アクリルアミドまたはメタクリル72110
重量部に対して、アクリル酸、メタクリル酸、2−アク
リルアミド −2−メチルプロパンスルホン酸、アクリ
ル酸ジメチルアミノエチル、ジメチルメタクリルアミド
等の単量体0.1〜5重量部とを前記架橋剤とともに同
様に共重合しても目的とするものが微粉末として得られ
る。−数式[IT]で表される共重合成分が5重量部を
越えると電解質に対する安定性がなくなり、またo、x
ffiffi部以上入れることにより、ポリマー、水、
多価アルコール組成物の透明性を向上させることができ
る。また、このような重合法により架橋型アクリルアミ
ド系ポリマーをつくるのは、通常吸水剤等を製造するた
めに水/8液液状状合法により得られたゲルを乾燥、粉
砕した粉末状の製品や、逆相懸濁重合法から得られたビ
ーズ状の製品と違い、上記、有機溶媒中での析出重合に
より得られた非常に微粉末な製品が、ミクロゲルを形成
することにより上記目的が達成されるためである。
本発明の組成物は、上記架橋型アクリルアミド系ポリマ
ー(以下ポリマーという)、多価アルコール、および水
とから構成されている。ここで使用される多価アルコー
ルには、炭素数2〜4の飽和多価アルコールが好ましく
1例えばグリセリン、プロピレングリコール、エチレン
グリコール等であるが、特に限定されるものではない。
その割合は、ポリマー1重量部当り、多価アルコールと
水の含量で、 5〜499重量部であり、また多価アル
コールと水との割合は、多価アルコール1重量部当り水
0.25〜4重量部となっている。水と多価アルコール
の含量が5重置部未満では、ポリマーとの溶解混合が不
均一となり組成物として構成されることが困難となり、
 499重量部を越えると、組成物の流動性が大きくな
りゲル状保湿剤としての機能を失うとともに保水、保湿
能力が低下してしまう、また、多価アルコール1重電部
に対する水の含有量が0,25重量部未満では、潤滑剤
としての機能が低下し、4償還部を越えると、保水、保
湿性が低下し、さらには重量変化を起こし易くなる。上
記水溶性ゲル状の架橋型アクリルアミド系ポリマー組成
物は、 ■ 塩類、天然抽出物等の電解質、界面活性剤、香料、
着色料等の添加によっても粘度の低下を起こさず、ゲル
状態を保持することができる。
■ 極めて保水、保湿性がよく、加熱或は真空乾燥しな
いかぎり水分の散逸が殆どなく1通常の状態では重量変
化を起こさない。
■ 安定性がよく、例えば120℃、1時間加熱しても
分解することむく、ゲルの状態を保持する。また微生物
によっても分解されることがない。
■ 水溶性で、かつべとつかず、金属、ガラス、或は皮
膚等から容易に洗い落とせる。
■ 不凍性で、相当低温(例えば、−20℃)になって
も氷結することがなく、その状態で十分な潤滑性、保水
、保湿性を発現する。
等の優れた性質を有している。
このような優れた性質を発現する理由については、つぎ
のように推定される。架橋型アクリルアミド系ポリマー
は、共重合成分はイオン性であるが、主としてノニオン
性であるため、電解質等の影響をうけにくく、種々の条
件でゲル状態を保持することができる。さらに、共重合
成分の2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸は、強アニオン性のため、比較的電解質に対して安
定である。また、このアクリルアミド系ポリマーは、架
橋点を有し、さらにはアミド基、カルボキシル基等の水
素結合により、分子内1分子間に格子を形成する。その
ため組成物中の水は、このかご状の格子構造の中に強く
保持されるため、極めて保水、保湿性が高い。
本発明の組成物は上記特性を有するため、様々な用途に
用いることができる。すなわち、■ 塩類、天然抽出物
等の電解質、界面活性剤、香料、着色料等の添加によっ
ても粘度の低下を起こさずに、乾燥しにくく、保水、保
湿性を有するため、スキンケア、ヘアケア、ボディーケ
ア製品′に配合され、モイスチャーバランスを向上させ
る。また、従来の水性接着剤、例えば、アクリルエマル
ジョン、SBRラテックス等に配合して接着剤の塗布作
業において過乾燥による接着不良を防止する。さらに経
糸糊剤に配合することにより経糸の柔軟性、および保湿
性を向上させる。
■ べとつかず、皮膚からの剥離性がよいため貼付薬の
基剤に配合し、保水性、および貼付剤使用時の使用感を
向上させる。
■ 無・害で安定性、潤滑性がよいため、消毒用オート
クレーブで加熱され、反復使用される尿道カテーテル、
浣腸器などの医療器具用潤滑剤に最適である。
■ 塩類の添加によってもゲル状態を保持できるので電
池、センサー等の電解質支持体に使用することができる
以上のように、広い分野に好適に使用することができる
次に実施例及び比較例をあげて、本発明をさらに詳細に
説明する。
〔実施例1 在及里ニ アクリルアミド99.5!II 31部、架橋剤として
メチレンビスアクリルアミド0.5重量部を、ベンゼン
900重量部に溶かし、これを沸騰させ、開始剤として
アゾビスイソブチロニトリルを加え、そのまま沸騰の状
態を保ちポリマーを重合させる。ポリマーが、ベンゼン
中に析出するので、それを濾過して乾燥することにより
白色微粉末のミクロゲルを得た。その1%水溶液粘度は
110cps、 pH5,7であった。
食滅ヱしし=1 第1表2〜4に示す種々のポリマーを合成例1と同様に
して重合し、白色微粉末のポリマーを得た1組成および
その物性を第1表に示す。
裏癒亘ユ 合成例1で造った架橋型アクリルアミド4重量部とグリ
セリン40重量部、精製水56重機部を含む組成物をつ
くり、粘度、及び組成物の保水性を見るために強制加熱
後の重量減率を測定した。結果を第2表に示す。
上記粘度は、B H型粘度計を用いN0170−ター、
20rpm 、20℃の条件で測定した。又、強制加熱
後の重量減率は、試料をシャーレに10a+■の厚さに
サンプリングし、 100℃のオーブンに入れて240
分間加熱した後、その重量減率を測定した。
1直旦l二亙 合成例1〜4で造った架橋型アクリルアミド4重量部と
多価アルコール40重量部、精製水56重量部を含む組
成物をつくり、実施例1と同様に物性を測定した。結果
を第2表に示す。
皮蚊拠ユ 実施例1のポリマーの代わりに架橋型ポリアクリル酸ソ
ーダを用いて組成物をつくり、実施例1と同様にして、
物性を測定した。結果を第2表に示す。
比if乳l グリセリン40重量部、精製水60重酸部を含む組成物
をつくり、実施例1と同様にして、物性を測定した。結
果を第2表に示す。
X五臼1 実施例1及び実施例4の組成物を2倍に稀釈し、組成物
の耐塩性を調べるために、食塩を第3表に示す濃度にな
る様に加え粘度を測定した。結果を第3表に示す。
止五旦1 比較例1の組成物を5倍に稀釈し、組成物の耐塩性を調
べるために、食塩を第3表に示す濃度になる様に加え粘
度を測定した。結果を第3表に示す。
(以下余白) 第 3 表 【発明の効果] 以上述べたように、本発明に係る架IfI型アクリルア
ミド系ポリマー組成物は、塩類に対して極めて優れた安
定性を示し、無害で乾燥しにくく、潤滑性、保水、保湿
性を合わせて有し、しかも水溶性で水で容易に洗浄でき
るので、化粧料、接着剤、貼付薬剤等、経糸糊料等の配
合用或は医療用潤滑剤、電池用電解質支持体等、各方面
に広い用途を有するものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    ・・・〔 I 〕 (式中、R^1は水素またはメチル基を表す)で示され
    る単量体の少なくとも1種を構成単位とし、かつ前記構
    成単位中に架橋点を有してなる架橋型アクリルアミド系
    ポリマー1重量部当り、多価アルコール1重量部に対し
    て水0.25〜4重量部含む混合物を5〜499重量部
    添加してなる架橋型アクリルアミド系ポリマー組成物。
  2. (2)一般式〔 I 〕で示される単量体の少なくとも1
    種と、一般式〔II〕で示される単量体の少なくとも1種
    とを共重合構成単位とし、前記一般式〔 I 〕成分10
    重量部に対して、一般式〔II〕成分0.1〜5重量部含
    み、かつ前記共重合単位中に架橋点を有してなる架橋型
    アクリルアミド系ポリマー1重量部当り、多価アルコー
    ル1重量部に対して水0.25〜4重量部含む混合物を
    5〜499重量部添加してなる架橋型アクリルアミド系
    ポリマー組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    ・・・〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    ・・・〔II〕 (式中、R^1は水素またはメチル基を表わし、R^2
    は水酸基、1,1−ジメチル−2−スルホエチルアミノ
    基、ジメチルアミノエトキシ基、2−(N′,N′−ジ
    メチルアミノ)−プロピルアミノ基またはジメチルアミ
    ノ基を表わす)
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007146175A (ja) * 1996-05-13 2007-06-14 Lubrizol Corp:The 溶解性オイル中のミスト防止剤としてのスルホン酸塩含有共重合体の(水ベースの)金属加工油剤
JP2008125913A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Terumo Corp ガイドワイヤ

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JP2007146175A (ja) * 1996-05-13 2007-06-14 Lubrizol Corp:The 溶解性オイル中のミスト防止剤としてのスルホン酸塩含有共重合体の(水ベースの)金属加工油剤
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