JPH0332916A - 能動型サスペンション - Google Patents

能動型サスペンション

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JPH0332916A
JPH0332916A JP16880189A JP16880189A JPH0332916A JP H0332916 A JPH0332916 A JP H0332916A JP 16880189 A JP16880189 A JP 16880189A JP 16880189 A JP16880189 A JP 16880189A JP H0332916 A JPH0332916 A JP H0332916A
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JP
Japan
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pressure
valve
fluid
closed circuit
holding section
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JP16880189A
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Inventor
Kenro Takahashi
建郎 高橋
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、車体と各車輪との間に流体圧アクチュエー
タを介装し、この流体アクチュエータの圧力室の圧力を
圧力制御弁等の制御弁で制御することにより、車両の車
高、ロール、ピッチ等の姿勢変化を制御する能動型サス
ペンション装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来の能動型サスペンションとしては、本出願人等が先
に提案した特開昭63−219408号公報に記載され
ているものがある。
この従来例は、能動型サスペンションにおいて、圧力制
御弁及び油圧供給装置間のライン圧配管に流体逆止手段
を設けると共に、戻り配管に、油圧供給装置の出力が所
定圧力以下に低下したときにのみ流体の通過を阻止する
流体閉止手段と、この流体閉止手段の上流側の圧力を所
定値に保つ圧力調整手段とを並列に介装した構成を有し
、エンジン停止時において油圧供給装置の供給圧が低下
したときに車高の急変を防止することができるものであ
る。
〔発明が11f決しようとする課題〕 しかしながら、上記従来の能動型サスペンションにあっ
ては、油圧供給装置の供給圧が所定圧力以下に低下した
ときに、流体閉止手段によって、流体の通過を阻止する
ことにより、圧力制御弁の1次側を閉塞することによっ
て、流体圧シリンダの急激な圧力低下を阻止することが
できるものであるが、本出願人が先に提案した特願昭6
3−328499号にl?己載したように、圧力制御弁
の一次側の戻り配管に背圧吸収用アキュムレータを接続
して、戻り配管の管路抵抗等による背圧を吸収すること
により、圧力制御弁の応答性を向上させる場合には、流
体閉止手段で戻り配管を遮断して圧力制御弁を含む抽圧
制御系を閉回路として圧力保持状態としたときに、背圧
吸収用アキュムL/ −タに作動流体が流れ込むため、
閉回路内の圧力が流体閉止手段で設定した所定圧力より
低下することになり、これに応じて流体圧シリンダの圧
力も低下して車高が低下して乗員に不快感を与えると共
に、縁石と干渉してバンパー或いはマフラーを損傷する
おそれがあり、またこの車高低下の状態からエンジンを
始動させろ場合、流体圧供給装置の吐出圧が閉回路の保
持圧を越えたときに、作動流体が流体逆止手段を介して
閉回路内に供給され、このとき、流体圧閉止手段が閉状
態で戻り配管が閉塞されていることから閉回路内の圧力
が急上昇して車高が急激に上昇して乗心地を損ねる等の
未解決の課題があった。
そこで、この発明は、上記従来例の未解決の課題に着目
してなされたものであり、圧力保持部によって圧力制御
弁及び流体圧シリンダを含む流体圧制御系が閉回路とな
ったときに、そのときに生じる閉回路の圧力低下を抑制
して、車高変化を聞制することができる能動型サスペン
ションを提(jl−することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、請求項(1)に係る能動型
サスペンションは、各車輪と車体との間に介装された流
体圧シリンダと、該流体圧シリンダに供給される流体圧
供給装置からの作動流体圧を制御する制御弁と、該制御
弁及び流体圧供給装置間に介装され前記流体圧供給装置
の供給圧が所定圧力以下となったときに制御弁側を閉回
路とする圧力保持部と、該圧力保持部と前記制御弁とを
接続する戻り配管に接続された背圧吸収用アキュムレー
タとを備えた能動型サスペンションにおいて、前記圧力
保持部と圧力制御弁との間に前記閉回路の圧力が所定圧
力以上のときに蓄圧機能のみを有し、所定圧力未満とな
ったときに蓄圧された作動流体を当該閉回路に供給する
蓄圧手段を設けたことを特徴としている。
また、請求項(2)に係る能動型サスペンションは、上
記能動型サスペンションにおいて、蓄圧手段は、圧力保
持部の供給ラインに流入のみを許容する逆止弁を介して
接続されたアキュムレータと、前記逆止弁と並列に介挿
された供給ライン手段の圧力が所定圧力以上であるとき
に閉状態、所定圧力未満であるときに開状態に制御され
る開閉弁と、該開閉弁が開状態であるときにアキュムレ
ータから流出する作動流体の通路に介挿した絞りとを備
えていることを特徴としている。
さらに、請求項(3)に係る能動型サスペンションは、
上記能動型サスペンションにおいて、前記開閉弁を開閉
する所定圧力は、圧力保持部の設定圧力より数気圧低く
設定されていることを特徴としている。
(作用) 請求項(1)に係る能動型サスペンションにおいてば、
流体圧供給装置の供給圧が所定圧力以上のときには、圧
力保持部は非作動状態にあり、流体圧供給装置の供給圧
をそのまま圧力制御弁及び蓄圧゛手段に供給している。
この状態からエンジン停止等によって流体圧供給装置の
供給圧が所定圧力未満に低下すると、圧力保持部が作動
状態となって、圧力制御弁、流体圧シリンダを含む流体
圧制御系を閉回路状態とする。このとき、戻り配管に接
続された背圧吸収用アキュムレータに作動流体が充填さ
れることによって閉回路の圧力が低下すると、蓄圧手段
に蓄圧されている作動流体が閉回路内に供給されること
により、閉回路内の圧力低下を抑制し、急激な車高変化
を防止する。
また、請求項(2)に係る能動型サスペンションにおい
ては、圧力保持部の供給圧がアキュムレータに蓄圧され
ている圧力以上であるときには、開閉弁が閉状態となっ
ており、これと並列に接続された逆止弁を介してアキュ
ムレータに作動流体が流入して蓄圧されるが、圧力保持
部の供給圧がアキュムレータの蓄圧未満であるときには
、逆止弁が閉状態となってアキュムレータが蓄圧状態を
保持する。そして、圧力保持部の供給圧が所定圧力未満
となると、開閉弁が開状態となって、アキュムレータに
蓄圧されている作動流体が絞りを介して閉回路内に供給
され、閉回路内の圧力が急激に上昇して圧力保持部が非
作動状態に復帰することなく閉回路の圧力の低下が抑制
される。
さらに、請求項(3)に係る能動型サスペンションにお
いては、蓄圧手段の開閉弁が開状態となるタイ旦ングが
、圧力保持部が保持状態となって閉回路の圧力が数気圧
低下したときにアキュムレータからの圧力流体が閉回路
内に供給され、圧力保持部が非作動状態に復帰すること
を防止する。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示す油圧回路図である。
図中、FSは流体圧供給装置であって、回転駆動源とし
てのエンジン2の出力軸2aに連結されて回転駆動され
、吸込側がオイルタンク3に接続された抽圧ポンプlと
、その吐出側に逆止弁4を介して接続されたライン圧配
管5と、オイルタンク3にオイルクーラー6を介して接
続された戻り配管7とを備え、ライン圧配管5には脈動
吸収用のアキュムレータ8が接続されていると共に、ア
キュムレータ8の下流側にフィルタ9が介挿されている
。フィルタ9には、これと並列にフィルタフの目詰まり
時のバイパス流路が形成され、このバイパス流路に逆止
弁10が介挿されている。
そして、ライン圧配管5及び戻り配管7の他端が圧力保
持部11、フェイルセーフ弁12を介して各車輪に対応
する圧力制御弁13FL−13RRの入力ボート及び戻
りポートに接続されている。
圧力保持部11は、ライン圧配管5に介挿された逆止弁
14と、ライン圧配管5及び戻り配管13間に介挿され
た、通常状態のライン圧Pt(kg/C−)を設定する
通常ライン圧設窓用リリーフ弁15と、フェイルセーフ
弁12の下流側のライン圧がパイロット圧P2として供
給されるパイロット操作形逆止弁16と、逆止弁14の
直前に直列に介挿された電磁開閉弁17及び絞り18の
並列回路とを備えている。ここで、パイロット操作形逆
止弁16は、パイロット圧P、が予め設定された所定の
中立圧P、以上であるときには、逆止弁機能を解除して
その上流側及び下流側間を連通状態とする開状態となり
、パイロット圧P、が中立圧PN未満であるときには、
逆止弁機能が作用して、その上流側及び下流側間を遮断
する閉状態となり、電磁開閉弁17は後述する制御装置
38からの制御信号CS aによってフェイルセーフ弁
12より数秒程度の所定時間遅れて開状態に制御される
フェイルセーフ弁12は、スプリングオフセット形の4
ポ一ト2位置電磁切換弁で構成され、圧力保持部11の
逆止弁14の下流側に接続されたPボートと、パイロッ
ト操作形逆止弁16の入力ボート16 iに接続された
Rボートと、圧力制御弁13FL−13RRの入力ポー
ト21iに接続されたAボートと、戻りボート21oに
接続されたBポートとを有し、ソレノイド12aに供給
される異常検出信号ASがオフ状態であり、リターンス
プリング12bによって切換えられたノーマル切換位置
でPボート及びRボートが遮断され且つAボート及びB
ボートが互いに連通される状態となり、ソレノイド12
aに供給される異常検出信号ASがオン状態となってオ
フセット切換位置でPポート及びAボートを直接連通ず
る連i1路と、Rポート及びBボごト間を直接連通する
連3Jli路とが形成される。また、フェイルセーフ弁
12のRボート及びBポート間が、外部の固定絞り12
cを介して連通されている。そして、フェイルセーフ弁
12のソレノイド12aが後述する制御装置38からの
制御信号CS +によって制御される。
圧力制御弁13FL〜13RRのそれぞれは、入力ポー
)21 i、戻りボート21o及び制御圧ポート21c
を有すると共に、制御圧ボート21Cと入力ポート21
i及び戻りボート21oとを遮断状態に又は制御圧ポー
)21cと入力ポート21i及び戻リポー)21oの何
れが一方とを連通させる連通状態に切換えるスプールを
有し、このスプールの両端に供給圧と制御圧とがパイロ
ット圧として供給され、さらに供給圧倒に比例ソレノイ
ド22によって制御されるボベント弁が配設された構成
を有し、制御圧ポート21cの圧力が常に比例ソレノイ
ド22に後述する制御装置38から供給される励磁電流
に応じた圧力となるように制御される。
そして、入力ポー)2Liはフェイルセーフ弁12のA
ボートに接続され、戻りボート21oはフェイルセーフ
弁12のBポートに接続され、さらに制御ポー1−21
cが油圧配管18を介して抽圧シリンダ19FL〜19
 RRの圧力室20に接続されている。
ここで、励磁電流I FL”” I IIRと制御ポー
ト21Cから出力される制御油圧PCとの関係は、第2
図に示すように、指令値IFL〜IRRが零近傍である
ときにP KINを出力し、この状態から指令値IFL
””’11+11が正方向に増加すると、これに所定の
比例ゲインに1をもって制御油圧P、が増加し、圧力保
持部11の設定ライン圧PLで飽和する。
そして、圧力制御弁13FL及びFRの戻りポート2i
o及びフェイルセーフ弁12のBボート間を連通ずる戻
り配管30Fには、背圧吸収用アキュムレータ31Fが
接続され、圧力制御弁13RL及びRRの戻りボート2
1o及びフェイルセーフ弁12のBポート間を連通ずる
戻り配管30尺には、背圧吸収用アキュムレータ31R
が接続され、これらによって戻り配管30F及び30R
を流れる圧力油の管路抵抗等によって発生する背圧を吸
収している。
なお、32Fはフェイルセーフ弁12のAボート及び圧
力制御弁13FL、13FRの人力ボート211間の油
圧配管に接続された蓄圧用のアキュムレータ、32Rは
フェイルセーフ弁12のAボート及び圧力制御弁13R
L、13RRの入力ボート21i間の油圧配管に接続さ
れた蓄圧用のアキュムレータ、33及び34は油圧シリ
ンダ19FL−19RRに入力される路面からの車両バ
ネ下振動の高周波域の圧力変動を吸収するための減衰バ
ルブ及びアキュムレータ、35F、35Rは戻り配管3
0F、3ORの異常高圧発生時に、この異常高圧をライ
ン圧配管5側に逃がす逆止弁、36は戻り配管7.30
F、30Rの背圧を常に数kgf/crm2に保つこと
により、戻り配管70浦柱分離を防ILするための絞り
である。
また、フェイルセーフ弁12のAポートには、流入のみ
を許容する逆止弁40を介してアキュムレータ41が接
続され、且つ逆止弁40と並列にパイロット操作形量閉
弁42と絞り43との直列回路が接続されている。開閉
弁42のパイロットボートは、前述したパイロット操作
域逆止弁16と同様にフェイルセーフ弁I2の下流側の
ライン圧がパイロット圧として供給され、このフェイル
セーフ弁12の出力圧がパイロット操作域逆止弁16の
設定圧PHより数気圧程度低い設定圧PP2以上である
ときには閉状態を保ち、設定圧PP2未満となったとき
に開状態に切換わる。
制御装置38は、車体と車輪との間の変位を検出する車
高センサ、横加速度センサ等の車体の姿勢変化を検出す
る姿勢変化検出器39aからの検出信号が入力されると
共に、電源回路、流体圧供給装置FS、圧力制御弁13
FL−13RR等の異常状態を検出する異常状態検出器
39bからの異常検出信号が入力され、姿勢変化検出器
39aからの検出信号に基づいて所定の姿勢変化抑制処
理を実行して姿勢変化を抑制する指令値を算出し、これ
に応じた励磁電流I FL””’ I RRを各圧力制
御弁13FL−13RRの比例ソレノイド22に出ノノ
すると共に、異常状態検出器39bから・の異常検出信
号に基づいてフェイルセーフ弁12に供給する制御信号
C5tを強制的にオフ状態とする。また、制御装置38
は、イグニッションスイ・ンチをオン状態としたときに
電源が投入されて、前記姿勢変化抑制処理の実行を開始
する′と共に、フェイルセーフ弁12に対する制御信号
CS +をオン状態とし、その後所定時間(例えば数秒
程度)経過後に電6B開閉弁17に対する制御信号C3
2をオン状態とし、イグニッションスイッチがオフ状態
となったときに、自己保持タイマによって所定時間電源
の投入状態を継続して姿勢変化抑制処理を継続すると共
に、制御信号C3,及びC32のオフ状態を継続する。
次に、上記実施例の動作を第3図のタイムチャートを伴
って説明する。今、時点り、でイグニッションスイッチ
がオン状態となっていて、エンジン2が第3図(a)に
示すように回転しており、これに応じて抽圧ポンプ1が
回転駆動されて、その吐出側から吐出されるライン圧P
L以上の作動油がライン圧配管5を介して圧力保持部1
1に供給されていると共に、制御装置38で所定の姿勢
変化抑制処理を実行して圧力制御弁13FL〜13RR
に励磁電流I FL”’ I R1+を出力していると
共に、第3図(b)及び(C)に示すようにフェイルセ
ーフ弁12及び電磁切換弁17に対する制御信号C5l
及びC32をオン状態として、両弁12及び17が開状
態に制御されているものとする。
この状態では、フェイルセーフ弁12のAボートから出
力される供給ライン圧P、は、第3図(e)に示すよう
に、ライン圧P)lと等しくなっており、これが圧力制
御弁13FL−13RRに供給されると共に、パイロッ
ト操作形逆止弁16にパイロット圧として供給されるの
で、この逆止弁16が開状態となって、圧力保持部11
が開放状態となっている。また、フェイルセーフ弁12
のAポートから出力される供給ライン圧P、がアキュム
レータ32F、32R及び41にも供給されるので、こ
れらアキュムレータの蓄圧PX も供給ライン圧Pイと
等しくなっている。
このとき、車両が標準積載状態で平坦な道路を定速で直
進走行しているものとすると、制御装置38からは、標
tp車高を維持するために必要な中立圧PNを油圧シリ
ンダ19FL−19RRに供給するために、各圧力制御
弁13FL〜13RRに対して中立電流値1.の励磁電
流Irt−1〜を供給しており、したがって油圧シリン
ダ19FL〜19RRの圧力P、は第3図(e)に示す
ように中立圧PMと等しい値に維持されている。
また、パイロント操作形逆止弁16が開状態であるので
、戻り配管30F、30Rの戻りライン圧PRは、第3
図(e)に示すように、絞り36による背圧分だけの大
気圧に近い圧力となっている。
この走行状態から車両を停・車させて、時点t2でイグ
ニッションスイッチをオフ状態とすると、これに応じて
エンジン2が第3図(a)に示すように停止状態となり
、これに応して油圧ポンプ1が停止するので、流体圧供
給装置FSから供給圧は急激に大気圧となるが、ライン
圧配管5には、逆止弁4及び14が介挿されているため
、圧力制御弁13RL、13RR及びアキュムレータ3
2F。
32Rの圧力が急激に減少することはない。しかしなが
ら、イグニッションスイッチがオフ状態となっても、姿
勢変化抑制制御装置17は、自己保持タイマが作動して
所定時間電源の投入が継続されて、第3図(d)に示す
ように車高調整等の姿勢変化抑制制御が継続されるので
、これによって供給ライン圧P3が徐々に消費されて低
下する。このとき、供給ライン圧P、が中立圧PMより
高い状態では、標準車高への車高調整が可能であり、車
高が標準車高に保たれる。
その後、時点t、で俳給うイン圧P、が中立圧PNまで
低下すると、パイロット操作形逆止弁16が全閉状態と
なり、各圧力制御弁13FL−13RRの戻りボート2
ioからオイルタンク3に到る流路が遮断されて、圧力
保持部11から右側の油圧制御系が閉回路となって圧力
保持状態となる。
このように、圧力保持状態となると、第3図(e)に示
すように、戻り配管30F、30Rの圧力P。
が上昇を開始すると共に、背圧吸収用アキュムレータ3
1F及び31Rの圧力も上昇することになり、これらの
圧力上昇に応じて供給ライン圧P。
が低下し、この供給ライン圧P、がパイロット操作状開
閉弁42の設定圧ppz以下となる時点t4で、開閉弁
42が開状態となり、補給用アキュムレータ41に蓄圧
されているライン圧P□の作動油が閉回路内に流入する
状態となる。このとき、補給用アキュムレータ41から
の作動油の流出は絞り43を介して行われるので、比較
的緩やかに行われ、このときの(」(給うイン圧P、が
中立圧P8から散気圧低下していることと相俟って(J
li給ライう圧P、が中立圧P、組以上なることはなく
、パイロット操作形逆止弁16が全閉状態を維持したま
ま、補給用ア;Fユムレータ41から流出する作動浦が
圧力制御弁13FL−13RRを介して背圧吸収用アキ
エムレーク31F、31Rに補給されることになり、閉
回路内の保持圧PHOがPM〉1’HO≧ppzの範囲
に保たれる。その後、自己保持タイマの設定時間が経過
した時点り、で、第3図(b)及び(C)に示すように
制御信号C3,及びcs2がオフ状態となることにより
、フェイルセーフ弁12及び電磁開閉弁17が閉状態と
なり、且つ車高保持指令が第3図(d)に示すようにオ
フ状態となる。
このように、圧力保持部11によって形成された閉回路
内の圧力が戻り配管30F、30R及び背圧吸収用アキ
ュムレータ31F、31Rの圧力上昇に伴って低下する
分を補給用アキュムレータ41に蓄圧された作動流体で
補給するので、閉回路内の圧力低下を防止することがで
きる結果、第3図(f)に示すように、油圧シリンダ1
9FL−19RRの圧力低下による車高の低下を抑制す
ることができる。
因みに、補給用アキュムレータ41がないものとすると
、第3図(e)で−点鎖線図示のように、圧力保持部1
1のパイロット操作形逆止弁16が全閉状態となって閉
回路を形成したときに、戻り圧PRが上界し始めるとき
に、閉回路内の保持圧P8゜が中立圧PMより大きく低
下することになり、これに応じて車高が第3図(f)で
−点鎖線図示のように大きく低下することになる。
その後、時点t6でイグニッションスイッチをオン状態
とすると、制御装置38に電源が投入される。したがっ
て、制御装置38によって、姿勢変化検出器39aの検
出信号に基づいて車高調整、ロール抑制等の姿勢変化を
抑制する指令値を算出する姿勢変化抑制処理が実行され
、算出した指令値に応じた励磁電流IFL〜IIIRが
圧力制御弁13FL−13RRに出力され、これに応じ
て圧力制御弁13FL〜13RRの制御圧P、の制御が
開始され、これと同時に制御信号C5lがオン状態とな
ってフェイルセーフ弁12が開状態となるが、1を磁開
閉弁17に対する制御信号C52は数秒間オフ状態が継
続される。
このように、・イグニッションスイッチをオン状態とす
ることにより、エンジン2が始動してアイドリンク状態
となり、その出力軸2aの回転上昇に伴って油圧ポンプ
lの回転も上界して、その回転に応じた吐出圧の作動油
がライン圧配管5に供給される。
したがって、ライン圧配管5内の圧力が急上昇し、これ
が圧力保持部11で保持している保持圧P□。以上とな
ると、電磁開閉弁17が閉状態であることにより、この
電磁開閉弁17と並列に接続された絞り18を介し、さ
らに逆止弁14を介し各圧力制御弁13FL〜13RR
にイ」(給される。
この結果、ライン圧配管5の圧力急増が絞り18によっ
て抑制されて圧力制御弁13FL−13RRの人力ポー
)21iに供給されることになり、圧力制御弁13FL
−13R11)制御圧Pcの圧力増加が徐々に行われて
、抽圧シリンダ19FL〜19RRの圧力室20の圧力
増加も徐々に行われるので、停車中の車体の姿勢変化を
是正する車高調整を行う場合の調整速度を緩やかに行う
ことができ、車体の姿勢が急変することを確実に肪止し
、乗員に不快感を与えることがない。
特に、車両が長時間エンジンを停止させて駐車している
ときには、車両が停車してエンジンを停止させた直後に
おける中立圧P、近傍の保持圧PIから、出ノj側の油
漏れ、油温の低下による体積縮小等によって時間の経過
と共に徐々に保持圧PllGが低下することになり、第
3図(e)で二点鎖線図示のように、通常の基準車高を
維持するための中立圧P8より低い保持圧PHOになる
ため、車高も第3図(f)で二点鎖線図示のように基準
車高に比較して低くなり、エンジン始動による流体圧供
給装置FSの圧力上昇による車高変化量が大きくなるも
のであるが、この場合の車高調整を徐々に行うことがで
きる。また、圧力保持部11の保持圧PHOが中立圧P
、の近傍であっても、車両に乗車する乗員及び積載物の
総重量が標準状態(例えば前部席に2人、後部席に2人
)の場合に比較して重くて、車高調整幅が大きくなる場
合にも、その車高調整を徐々に行うことができる。
その後、所定時間が経過した時点t7で、制御信号C3
2が第3図(C)に示すようにオン状態となり、電磁開
閉弁17が下側の切換位置に切換えられる。このため、
圧力保持部11と圧力制御弁13FL−13RRとが連
通状態と4す、制御装置38による通常状態の姿勢変化
抑制制御が実行される。
また、圧力保持部11においては、フェイルセーフ弁1
2のAポートの圧力でなるパイロット圧P、かりリーフ
パイロツト圧P、−0即ち中立圧PNを越えた時点でパ
イロット操作形逆止弁16が開状態となって圧力制御弁
13FL−13RRの戻りボート21oが戻り配管7を
介してオイルタンク3に連通される。
その後、油圧ポンプlから吐出される作動油の圧力が高
くなって逆止弁14の上流側のライン圧がリリーフ弁1
5の設定圧力PHを越えると、その超過分がリリーフ弁
15を通じ、戻り配管7を通してオイルタンク3に戻さ
れ、ライン圧が設定圧力P、に維持される。
以後、制御装置38によって乗員の乗降による車高変化
或いは車両走行時のロール、ピッチ、バウンス等による
車体の姿勢変化を検出して、これらを抑制する指令(i
!!lrL〜IRRを圧力制御弁13FL−13RRに
出力することにより、油圧シリンダ19FL−19RR
の圧力を制御し、車体の姿勢変化を抑制する。
また、車両の姿勢制御実行時に、圧力制御弁13FL−
13RRに対する制御系に断線、ショート等の異常状態
が発生したときには、これが異常状態検出器39bで検
出され、その異常状態検出信号ASがオン状態となるの
で、これに基づいて制御装置38から出力される制御信
号C51がオフ状態となり、フェイルセーフ弁12が閉
状態に復帰し、そのAポート及びBポートが連通状態と
なって供給ライン圧P、が低下し、上述したエンジン停
止の場合と略同様の制御態様で、圧力保持部11による
保持状態に移行し、車高の低下を防止して、フェイルセ
ーフ機能を発揮することができる。
なお、上記実施例においては、補給用アキュムレータ4
1に対してパイロット操作形量閉弁42と絞り43とを
直列に接続した場合について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、パイロット操作形量閉弁42内に絞
り43を組込むようにしてもよく、またパイロット操作
形量閉弁42に代えて電磁開閉弁を通用し、この電磁6
71閉弁をフェイルセーフ弁12の出力側圧力を圧力セ
ンサで検出し、これと所定設定値PAとを比較して開閉
制御するようにしてもよく、さらにはパイロット操作形
量閉弁42に逆止弁40を組込むようにしてもよい。
また、上記実施例においては、圧力保持部ll内に電磁
開閉弁17及び絞り1Bの並列回路を介挿した場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、これ
ら電磁開閉弁17及び絞りl8を省略し、これらに代え
てフェイルセーフ弁12と並列に絞りを介挿し、且つフ
ェイルセーフ弁12をイグニッションスイッチがオン状
態となってから数秒程度の所定時間だけ遅れて開状態に
制御するようにしてもよく、さらには圧力制御弁13F
L−13RRと油圧シリンダ19FL〜19RRとの間
に電磁開閉弁17及び絞り18を設けるようにしてもよ
い。
さらに、上記実施例においては、各圧力制御弁に対して
共通の圧力保持部11及びフェイルセーフ弁12を設け
た場合について説明したが、これに限らず圧力保持部1
1及びフェイルセーフ弁12を個別に設けるようにして
もよい。
またさらに、上記実施例においては、油圧ポンプlの回
転駆動力をエンジン2から得るようにした場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、電動モー
タ等のの回転駆動源を適用し得ることは言うまでもない
なおさらに、油圧サスペンションの制御弁としては上記
圧力制御弁13FL〜13RRに限定されるものではな
く、他の流量制御型サーボ弁等を適用し得るものである
また、上記実施例においては、作動流体として作動柚を
適用した場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、圧縮率の少ない流体であれば任意の作動流
体を適用し得る。
〔発明の効果] 以上説明したように、請求項(1)に係る能動型サスペ
ンションによれば、圧力保持部と制御弁との間に蓄圧手
段を接続し、圧力保持部が圧力保持状態となって制御弁
、流体圧シリンダ等を含む油圧制御系が閉回路となった
ときに、そのときの戻り側の圧力上昇による閉回路内の
圧力低下分を補給するようにしたので、閉回路内の圧力
低下を抑制することができ、車高の急変を防止すること
ができる効果が得られる。
また、請求項(2)に係る能動型サスペンションによれ
ば、蓄圧手段が逆止弁、開閉弁及び絞りとアキュムレー
タとで構成され、アキュムレータから閉回路への圧力補
給が絞りを介して行われるので、急激な補給によって閉
回路の圧力が圧力保持部の設定圧以上となって圧力保持
部が開放状態に復帰することを防止することができ、安
定した補給を行うことができる効果が得られる。
さらに、請求項(3)に係る能動型サスペンションによ
れば、蓄圧手段を構成する開閉弁の設定圧が圧力保持部
の設定圧より数気圧分低い値に選定されているので、蓄
圧手段による閉回路内への補給時に閉回路内の圧力が圧
力保持部の設定圧以上となって圧力保持部が開放状態に
復帰することを防止することができ、安定した補給を行
うことができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す抽圧回路図、第2図
は圧力制御弁の指令電流に対する制御圧の関係を示す特
性線図、第3図はこの発明の詳細な説明に供するタイム
チャートである。 図中、FSは流体圧供給装置、1は抽圧ポンプ、2はエ
ンジン、5はライン圧配管、7は戻り配管、11は圧力
保持部、13FL−13RRは圧力制御弁、14は逆止
弁、16はパイロット操作形逆止弁、17は電磁開閉弁
、18は絞り、19FL〜19RRは抽圧シリンダ(流
体圧シリンダ)、30F、30Rは戻り配管、31F、
31Rは背圧吸収用アキュムレータ、38は制御装置、
39aは姿勢変化検出器、39bは異常状態検出器、4
0は逆止弁、41は補給用アキュムレータ、42はパイ
ロット操作形量閉弁、43は絞りである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)各車輪と車体との間に介装された流体圧シリンダ
    と、該流体圧シリンダに供給される流体圧供給装置から
    の作動流体圧を制御する制御弁と、該制御弁及び流体圧
    供給装置間に介装され前記流体圧供給装置の供給圧が所
    定圧力以下となったときに制御弁側を閉回路とする圧力
    保持部と、該圧力保持部と前記制御弁とを接続する戻り
    配管に接続された背圧吸収用アキュムレータとを備えた
    能動型サスペンションにおいて、前記圧力保持部と圧力
    制御弁との間に前記閉回路の圧力が所定圧力以上のとき
    に蓄圧機能のみを有し、所定圧力未満となったときに蓄
    圧された作動流体を当該閉回路に供給する蓄圧手段を設
    けたことを特徴とする能動型サスペンション。
  2. (2)前記蓄圧手段は、圧力保持部の供給ラインに流入
    のみを許容する逆止弁を介して接続されたアキュムレー
    タと、前記逆止弁と並列に介挿された供給ライン手段の
    圧力が所定圧力以上であるときに閉状態、所定圧力未満
    であるときに開状態に制御される開閉弁と、該開閉弁が
    開状態であるときにアキュムレータから流出する作動流
    体の通路に介挿した絞りとを備えていることを特徴とす
    る請求項(1)記載の能動型サスペンション。
  3. (3)前記開閉弁を開閉する所定圧力は、圧力保持部の
    設定圧力より数気圧低く設定されていることを特徴とす
    る請求項(2)記載の能動型サスペンション。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07509675A (ja) * 1992-10-13 1995-10-26 クノル−ブレムゼ アクチェンゲゼルシャフト 車体のレベル及び傾き制御システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07509675A (ja) * 1992-10-13 1995-10-26 クノル−ブレムゼ アクチェンゲゼルシャフト 車体のレベル及び傾き制御システム

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