JPH0332816A - ブロー成形したポリフェニレンスルフィド製品 - Google Patents

ブロー成形したポリフェニレンスルフィド製品

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JPH0332816A
JPH0332816A JP2088989A JP8898990A JPH0332816A JP H0332816 A JPH0332816 A JP H0332816A JP 2088989 A JP2088989 A JP 2088989A JP 8898990 A JP8898990 A JP 8898990A JP H0332816 A JPH0332816 A JP H0332816A
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    • C08L81/02Polythioethers; Polythioether-ethers

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に熱可塑性物質からのブロー(吹き込み)
成形、そのような工程に使用される樹脂、及びそのよう
な工程によって製造される物品に関する。
ブロー成形は中空の熱可塑性樹脂製品の製造において公
知である。それは熱可塑性プラスチックの、パリソンと
呼ばれる押し出しチューブを金型の中に入れて、チュー
ブの内側に充分な空気圧を加えて金型に合致する形状を
取らせることを含む。
通常はポリエチレンが用いられるが、しかし他の多くの
物質、例えばセルロース樹脂、ナイロン、ポリプロピレ
ン、ポリカーボネート等もこの方法に適合する。それは
経済的に効率の良い方法であり、玩具、壜、その他の容
器並びに空調ダクトと種々の工業的用途に特に適してい
る。この方法は中空製品のみに限定されない。例えば、
ハウジングをユニットとしてブロー成形し、それを境界
線ニ沿って鋸で切断することによって二つのハウジング
にすることができる。
山田能による米国特許第4,261.473号明細書は
ポリマーブレンドを使用した絞り一吹き込み一皮形によ
ってプラスチック壜を製造する方法を開示している。該
使用すべき熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフェニ
レンオキシド、ポリスルホンがある。
米国特許第3.711,438号明細書は、ブロー成形
を含む種々の形の成形を受ける熱可塑性樹脂用に各種の
充填材を使用することを開示している。
リュウによる米国特許第4.652.602号明細書は
、ブロー成形用に雲母および/またはガラス繊維の充填
材を含むポリカーボネート樹脂を開示している。
本発明に用いられる好ましいポリマーであるポリフェニ
レンスルフィドは公知のものであるが、我々の知る限り
では今までブロー成形に成功したことはなかった。
ポリフェニレンスルフィドは、フイリップスペトロリア
ム社(オクラホマ州、パードルスピル)からRYTON
  と言う登録商標名で市販されている。RYTON 
 ブランドのポリフェニレンスルフィドは射出成形用に
ペレットの形で市販されており、典型的には下記の方法
で測定して、約50〜約200g/10分の溶融流れ値
を持っている。
約1〜約10g/10分、好ましくは約4〜8g/lO
分の範囲内の溶融流れ値を有するポリフェニレンスルフ
ィド樹脂から物品がブロー成形される。
雲母のような充填材を加える時は、許容できる溶融流れ
値の上限は約15*/10分に上げられる。
金型温度を約250〜約400’ Fに保つことによっ
て、ブロー成形された物品中のポリフェニレンスルフィ
ド物質は半結晶質構造を噌えられ、そして少なくとも5
00゜Fの温度において寸法安定性である。充填材は好
ましくは約10〜約20重量パーセントの範囲で与えら
れる。
本発明の多くの目的、特徴および有利性は、当該技術に
熟練した人々には以下の開示を読めば直ちに明白となる
だろう。
ポリフェニレンスルフィドは一般にポリアリーレンスル
フィドとして知られる芳香族スルフィドポリマー族の一
員である。ポリアリーレンスルフィドは一般式、(へr
 −X −At −S)++を有する。
芳香族単位は単環式、または多環式部分のいずれでも良
く、Xは、°0、S、SO,、co、oco。
NCHO等の群の少なくとも一つから選ぶことができる
。一般に、これらのポリマーは優れた耐薬品性、良好な
熱安定性と物理的強度を有するので有名である。
これらのポリアリーレンスルフィドは一般には、エドマ
ンズ他による米国特許第3,354,129号明細書、
キャムベルによる同3,919,177号明細書に開示
された方法によって製造される。
ポリフェニレンスルフィドは、ポリアリーレンスルフィ
ド族の中で最も簡単な構造を有する一員であり、二置換
された芳香族環と二価の硫黄原子が交互に並んだポリマ
ー骨格から構成される。ポリフェニレンスルフィドはガ
ラス転移温度が85°Cで、結晶融点が285°Cの本
質は半結晶質の工業用エンジニアリングサーモプラスチ
ック樹脂である。
ポリフェニレンスルフィドの特徴は、熱安定性、耐腐食
性、物理的強度が優れていることにある。
ポリフェニレンスルフィドはフィリップスペトローリア
ム カンパニーによって、ライドン(RYTON )の
登録商標名の下に商業的に販売されている。市販されて
いるポリフェニレンスルフィドは、典型的には溶融流れ
値が約50〜約2001710分の範囲のものである。
ポリフェニレンスルフィドは以前には物品のプロー成形
の目的に用いられることも販売されることも無かった。
熱可塑性プラスチック物質の中には以前からプロー成形
に成功裡に使用されてきた物もあれば、そのような加工
に不適当な物もあった。本発明以前には、ポリフェニレ
ンスルフィドが満足が行くようにプロー成形できるかど
うかも知られてなかったし、又は若しもプロー成形でき
るとすれば、どのような形の樹脂、どのような加工方法
が最も適しているかも知られていなかった。
我々は、若しも適当な樹脂を選択し、適当な方法で力a
工するならばポリフェニレンスルフィドが成功裡にプロ
ー成形できることを決定した。
実質的な量の充填材無しで使用する時は、その場合のポ
リフェニレンスルフィド樹脂は、5kgの錘を用い、6
00゜F(316℃)の温度においてASTM D  
123gに規定された試験方法(手順B1条件3151
5.0)に従って測定して約1〜約Log/10分の範
囲内の溶融流れ値を持つべきである。更に好ましくは、
樹脂は約4〜約8g/IO分の範囲内の溶融流れ値を持
つべきである。
ここで用いられている如く、指定された溶融流れのパラ
メーターは、すべて上述の試験方法によって測定された
ものとする。
プロー成形方法は好ましくは、成形によって得られる物
品中のポリフェニレンスルフィド物質が半結晶質構造を
有するのに足る金型温度で行なわれる。これは金型温度
を約250゜Fから約400゜Fの範囲、好ましくは約
275゜Fから約325゜Fの範囲に保つことによって
遠戚することができる。このことが得られる物品中のポ
リフェニレンスルフィド物質をゆっくりと冷却し、得ら
れる物質が密度測定方法で測定して、例えば犬凡そ40
〜50%が結晶性物質となるようにする。
若しもポリフェニレンスルフィドを常@底形、例えば7
5゜Fでプロー成形すると、樹脂が余りにも急速に冷却
するので実質的に非晶質となり高い温度において適当な
寸法安定性を持たなくなるだろう。熱金型を用いたプロ
ー成形の好ましい方法によって製造された半結晶質のポ
リフェニレンスルフィドは少なくとも500゜Fの温度
までその寸法安定性を保持する。
しかし、場合によっては非晶質物質の方が好まれること
がある。非晶質物質は相当に透明な為に、中を流れる流
体を物質を通して見ることができるので好ましいかも知
れない。同様にまた、非晶質物質の方が脆くなく、耐衝
撃性も高い。非晶質物質を製造する為には、金型温度は
約180゜F以下に保たれなければならない。そのよう
な非晶質物質は約180゜Fまでは寸法安定性であるだ
ろう。
その上に、樹脂のマトリックスを強化するのに足る比率
で充填材を含むポリフェニレンスルフィド樹脂を利用し
て樗足にプロー成形を行なうことができるので、それに
よって樹脂の剛性が高められ、充填材を含まない樹脂を
用いて作った物に比較してより薄肉の物品のブロー成形
を可能にする。
適当な充填材物質には、雲母、ガラス繊維、シリカ、炭
酸カルシウム、二酸化チタン、タルクが含まれる。
その上に、顔料、滑剤、帯電防止剤なども又、ポリフェ
ニレンスルフィド樹脂に配合することができる。これら
の物質の合計量はブロー成形される物品のタイプとブロ
ー成形に用いられる条件に依存して変化するだろう。通
常は、充填材と他の添加物との合計量はポリフェニレン
スルフィド樹脂の全組成物の約O〜約25重量パーセン
トの範囲内で変化するだろう。
好ましく用いられる充填材物質は雲母である。
充填材物質、特に雲母充填材物質は好ましくは樹脂の重
量に対して約10〜約20パーセントの範囲で存在する
充填材を入れた樹脂を使う時には、今述べたように充填
材を添加する前のポリフェニレンスルフィドは、充填材
を6力qしない樹脂に対して指定したものより高い溶融
流れ値を持つことができる。強化用充填材の適当量を添
加する時は、充填材の添加前のポリフェニレンスルフィ
ドの溶融流れ値は約15g/10分程度の高さに達する
ことができる。
充填材添加前の樹脂の溶融流れ値を最高で約15g/1
0分とした場合に、ポリフェニレンスルフィドをブロー
成形できる程度に十分満足に強化する為に適当な充填材
の量を一般に、ここでは充填材の“強化量(reinf
orciB portion)”と呼ぶことにする。
充填材が入っている、入ってないに拘わらず上に指□定
した範囲内の溶融流れ値を持つ樹脂を利用することによ
って、熱可塑性プラスチック物品を十分満足にブロー成
形することができる。樹脂はブロー成形装置内でパリソ
ンに適当なハング時間(haB tia+e)を与える
のに十分な剛性を持っている。
以下に述べる実施例の中で更に具体的に示すように、ポ
リフェニレンスルフィド樹脂に対する好ましい溶融流れ
の範囲は16オンス壜をブロー成形する時に集めたデー
タに基づいて決定された。
いかなる特定のブロー成形計画においても、パリソンの
形成素材である熱可塑性樹脂がブロー成形機の中で求め
られる剛性は、機械の種類と特に成形すべき物品のサイ
ズに依存して変化することに注意する必要がある。一般
的に言って、比較的大きな物品の場合は金型を密封し、
空気をパリソンの中に吹き込んで金型の形に合わせて膨
らませる時にパリソンにより長いハング時間が与えられ
るように樹脂はより高い剛性を持たなければならない。
上に指定した好ましい範囲よりも相当に大きな溶融流れ
特性を持つ樹脂を用いる時は、金型をパリソンの上で閉
じた時にパリソンの形状を保つには樹脂が余りにも液体
状すぎて必要な剛性を持たないことが一般に経験される
だろう。結果として、そのような樹脂は一般に満足にブ
ロー成形することができない。
好ましい、比較的低い溶融流れ特性とそれに対応する比
較的高い分子量を有するポリフェニレンスルフィド樹脂
は、ポリマーの架橋を増加させるような方法か、又は希
望するより高い分子量とより低い溶融ファクターを得る
為に比較的長い直鎖を与えるような方法のいずれかによ
って生じさせることができる。十分に低い溶融流れ値を
持つポリフエニレンスルフイド樹脂マーは、重合の間、
もしくは高められた温度で空気中でポリマーを硬化させ
る間にジクロロベンゼンと一緒にトリクロロベンゼンを
添加する方法、または米国特許第3゜354.129号
明細書および同3,919,177号明細書に記述され
ているように両者を組み合わせた方法によって調製する
ことができる。
以下の実施例は、発明の方法とそれによって製造される
物品を具体的に例示するものである。
実施例 この実施例は壜をブロー成形し、以降PPSと略称する
ポリ(p−フェニレンスルフィド)樹脂を評価する為に
用いられた一般的手順を記述する。実施例は、用いられ
るPPSが規定された範囲内の溶融流れ特性を持つ時に
υノみ満足できるブロー成形されたPPS壜が最良の状
態で得られることを示す。その手順は以下の通りである
充填材を添加してないPP5(5ksの錘を用い、60
0゜F(316°C)でASTM  D  1238の
試験方法[手順B、条件31515.01に従って測定
した溶融流れ値が8g/10分のもの)をデービス標準
押出機を通して600゜F(316°C)で押し出し、
粒状の(ペレット)または粗い粉末に粉砕し、350゜
F(177°C)の乾燥機中で少なくとも3時間乾燥し
た。乾燥したPPSペレットを次にクルップーカウテッ
クスのブロー成形機を使用し、下記の条件下に16オン
ス壜(170+mx 6311肉厚0.3811!1%
重量約35グラム)にブロー成形した。バレル温度はゾ
ーン1が580゜F1ゾーン2が590゜F1シー73
が582゜F1ゾーン4が582゜F1ダイ温度582
゜F1ダイにおけるPPSメルト温度が542゜F1金
型温度300゜F1スクリュー回転速度40 rpm。
押し出し圧力1200〜1400ポンド/平方インチ、
サイクル時間27.7秒、成形用具16鳳凰ピン、18
mmブツシュ。このようなやり方で、光沢のある平滑な
外表面を持ったPPS壜を作ることができた。このプロ
セスを数回繰り返したが、PPSサンプルはその度ごと
に溶融流れ値の異なるものを使用した。総てこれらの実
験からの結果は表Iに掲示しであるが、これらの結果は
溶融流れ値が4.3(実験6)と8(実験4)の間にあ
るPPSが満足なブロー成形壜を与えることを示してい
る。溶融流れ値が約15と15以上の(実験1〜3)P
PSは満足な壜にブロー成形することはできなかった。
推測するに、多分溶融強度が低すぎたからであろう。実
験7と8では、15重量パーセントの雲母を含有するP
PSが満足な壜にブロー成形された。
雲母充填材を含む、または含まないPPSポリマーは更
にアルブルグ射出成形機(バレル温度608゜F1金型
温度122゜F)を用いて5インチ×1インチX0.1
25インチの試験片に底形して評価した。これらの結果
も同じく表■に掲示するが、予想されるように雲母を含
む壜の密度と引張弾性率は雲母を含まない壜よりも高か
った。
同様に、雲母を充填したPPS壜の衝撃強さは雲母を含
まない壜のそれよりも有意的に低かった。
その上に、引張強さ(降伏点と破断点における)はPP
Sの溶融流れが減少するにつれて増加する。
表■から明らかなように、実験7と8の雲母を充填した
ポリフェニレンスルフィドの壜は、雲母を充填してない
ポリフェニレンスルフィド樹脂よりも約20%高い剛性
(引張弾性率によって測定されるように)を持っており
、従って剛性が同じであればそれだけ薄肉の壜を製造す
ることができる。
以上見てきたように、本発明の方法と物品が前述した目
的と優位性並びにそこに含まれる固有のものを容易に達
成することは明らかである。本発明の開示の目的から発
明の幾つかの好ましい具体例に就いて記述してきたが、
方法と物品に関して当該技術に熟練した人々によって多
くの変化が容易に為し得ることは明らかであるが、それ
らは総て特許請求の範囲によって限定されるように本発
明の範囲と精神の中に包含されるものである。
明細書 1、発明の名称] ブロー成形したポリフエニレンスルフイド樹脂2、特許
請求の範囲〕 1、約1〜約101/10分の範囲の溶融流れ値を有す
るポリフェニレンスルフィド樹脂からなるブロー成形可
能な熱可塑性樹脂。
2、樹脂が約4〜8.0g/10分の範囲内の溶融流れ
値を有することを特徴とする請求項1記載の樹脂。
3、強化用充填材を含むことを特徴とする請求項lまた
は2に記載の樹脂。
4、充填材が雲母であることを特徴とする請求項3記載
の樹脂− 5、該樹脂中に雲母充填材が約10〜約20重量%の範
囲内で存在することを特徴とする請求項4記載の樹脂。
6、充填材を加える前の樹脂が約1〜約15g/10分
の範囲内の溶融流れを有することを特徴とする請求項3
乃至5のいずれかに記載の樹脂7、請求項1乃至6のい
ずれか一つに記載のポリフェニレンスルフィド樹脂から
製品をブロー成形することからなる熱可塑性樹脂製品の
形成方法。
8、該ブロー成形した製品中のポリフェニレンスルフィ
ド物質が半結晶質構造を持つのに足る金型温度でブロー
成形されることを特徴とする請求項7記載の方法。
9 、金型温度カ約2 s、ooFから約400゜Fの
範囲にあることを特徴とする請求項8記載の方法。
10、金型温度が約275゜Fから約325゜Fの範囲
にあることを特徴とする請求項9記載の方法。
11、該ブロー成形した製品中のポリフェニレンスルフ
ィド物質が非晶質構造と相当程度の透明性を有するのに
足る低い金型温度でブロー成形されることを特徴とする
請求項7記載の方法。
12、金型温度が約180゜Fより高くないことを特徴
とする請求項11記載の方法。
13、請求項1乃至5のいずれか一つに記載のポリフェ
ニレンスルフィド樹脂から形成されたブロー成形物体か
らなる製品。
14、成形物体のポリフェニレンスルフィド物質が半結
晶質構造を有する請求項13記載の製品。
15、ブロー成形物体が少なくとも500゜Fの温度に
おいて寸法安定性であることを特徴とする請求項13ま
たは14に記載の製品。
16、該物体のポリフェニレンスルフィド物質が非晶質
構造と相当程度の透明性を有することを特徴とする請求
項13乃至15のいずれか一つに記載の製品。
17、ブロー成形物体が少なくとも180゜Fの温度に
おいて寸法安定性であることを特徴とする請求項16記
載の製品。
3、発明の詳細な説明] 本発明は一般に熱可塑性物質からのブロー(吹き込み)
成形、そのような工程に使用される樹脂、及びそのよう
な工程によって製造される物品に関する。
ブロー成形は中空の熱可塑性樹脂製品の製造において公
知である。それは熱可塑性プラスチックの、パリソンと
呼ばれる押し出しチューブを金型の中に入れて、チュー
ブの内側に充分な空気圧を加えて金型に合致する形状を
取らせることを含む。
通常はポリエチレンが用いられるが、しかし他の多くの
物質、例えばセルロース樹脂、ナイロン、ポリプロピレ
ン、ポリカーボネート等もこの方法に適合する。それは
経済的に効率の良い方法であり、玩具、壜、その他の容
器並びに空調ダクトと種々の工業的用途に特に適してい
る。この方法は中空製品のみに限定されない。例えば、
ハウジングをユニットとしてブロー成形し、それを境界
線ニ沿って鋸で切断することによって二つのハウジング
にすることができる。
山田能による米国特許第4,261.473号明細書は
ポリマーブレンドを使用した絞り一吹き込み一皮形によ
ってプラスチック壜を製造する方法を開示している。該
使用すべき熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフェニ
レンオキシド、ポリスルホンがある。
米国特許第3.711,438号明細書は、ブロー成形
を含む種々の形の成形を受ける熱可塑性樹脂用に各種の
充填材を使用することを開示している。
リュウによる米国特許第4.652.602号明細書は
、ブロー成形用に雲母および/またはガラス繊維の充填
材を含むポリカーボネート樹脂を開示している。
本発明に用いられる好ましいポリマーであるポリフェニ
レンスルフィドは公知のものであるが、我々の知る限り
では今までブロー成形に成功したことはなかった。
ポリフェニレンスルフィドは、フイリップスペトロリア
ム社(オクラホマ州、パードルスピル)からRYTON
  と言う登録商標名で市販されている。RYTON 
 ブランドのポリフェニレンスルフィドは射出成形用に
ペレットの形で市販されており、典型的には下記の方法
で測定して、約50〜約200g/10分の溶融流れ値
を持っている。
約1〜約10g/10分、好ましくは約4〜8g/lO
分の範囲内の溶融流れ値を有するポリフェニレンスルフ
ィド樹脂から物品がブロー成形される。
雲母のような充填材を加える時は、許容できる溶融流れ
値の上限は約15*/10分に上げられる。
金型温度を約250〜約400’ Fに保つことによっ
て、ブロー成形された物品中のポリフェニレンスルフィ
ド物質は半結晶質構造を噌えられ、そして少なくとも5
00゜Fの温度において寸法安定性である。充填材は好
ましくは約10〜約20重量パーセントの範囲で与えら
れる。
本発明の多くの目的、特徴および有利性は、当該技術に
熟練した人々には以下の開示を読めば直ちに明白となる
だろう。
ポリフェニレンスルフィドは一般にポリアリーレンスル
フィドとして知られる芳香族スルフィドポリマー族の一
員である。ポリアリーレンスルフィドは一般式、(へr
 −X −At −S)++を有する。
芳香族単位は単環式、または多環式部分のいずれでも良
く、Xは、°0、S、SO,、co、oco。
NCHO等の群の少なくとも一つから選ぶことができる
。一般に、これらのポリマーは優れた耐薬品性、良好な
熱安定性と物理的強度を有するので有名である。
これらのポリアリーレンスルフィドは一般には、エドマ
ンズ他による米国特許第3,354,129号明細書、
キャムベルによる同3,919,177号明細書に開示
された方法によって製造される。
ポリフェニレンスルフィドは、ポリアリーレンスルフィ
ド族の中で最も簡単な構造を有する一員であり、二置換
された芳香族環と二価の硫黄原子が交互に並んだポリマ
ー骨格から構成される。ポリフェニレンスルフィドはガ
ラス転移温度が85°Cで、結晶融点が285°Cの本
質は半結晶質の工業用エンジニアリングサーモプラスチ
ック樹脂である。
ポリフェニレンスルフィドの特徴は、熱安定性、耐腐食
性、物理的強度が優れていることにある。
ポリフェニレンスルフィドはフィリップスペトローリア
ム カンパニーによって、ライドン(RYTON )の
登録商標名の下に商業的に販売されている。市販されて
いるポリフェニレンスルフィドは、典型的には溶融流れ
値が約50〜約2001710分の範囲のものである。
ポリフェニレンスルフィドは以前には物品のプロー成形
の目的に用いられることも販売されることも無かった。
熱可塑性プラスチック物質の中には以前からプロー成形
に成功裡に使用されてきた物もあれば、そのような加工
に不適当な物もあった。本発明以前には、ポリフェニレ
ンスルフィドが満足が行くようにプロー成形できるかど
うかも知られてなかったし、又は若しもプロー成形でき
るとすれば、どのような形の樹脂、どのような加工方法
が最も適しているかも知られていなかった。
我々は、若しも適当な樹脂を選択し、適当な方法で力a
工するならばポリフェニレンスルフィドが成功裡にプロ
ー成形できることを決定した。
実質的な量の充填材無しで使用する時は、その場合のポ
リフェニレンスルフィド樹脂は、5kgの錘を用い、6
00゜F(316℃)の温度においてASTM D  
123gに規定された試験方法(手順B1条件3151
5.0)に従って測定して約1〜約Log/10分の範
囲内の溶融流れ値を持つべきである。更に好ましくは、
樹脂は約4〜約8g/IO分の範囲内の溶融流れ値を持
つべきである。
ここで用いられている如く、指定された溶融流れのパラ
メーターは、すべて上述の試験方法によって測定された
ものとする。
プロー成形方法は好ましくは、成形によって得られる物
品中のポリフェニレンスルフィド物質が半結晶質構造を
有するのに足る金型温度で行なわれる。これは金型温度
を約250゜Fから約400゜Fの範囲、好ましくは約
275゜Fから約325゜Fの範囲に保つことによって
遠戚することができる。このことが得られる物品中のポ
リフェニレンスルフィド物質をゆっくりと冷却し、得ら
れる物質が密度測定方法で測定して、例えば犬凡そ40
〜50%が結晶性物質となるようにする。
若しもポリフェニレンスルフィドを常@底形、例えば7
5゜Fでプロー成形すると、樹脂が余りにも急速に冷却
するので実質的に非晶質となり高い温度において適当な
寸法安定性を持たなくなるだろう。熱金型を用いたプロ
ー成形の好ましい方法によって製造された半結晶質のポ
リフェニレンスルフィドは少なくとも500゜Fの温度
までその寸法安定性を保持する。
しかし、場合によっては非晶質物質の方が好まれること
がある。非晶質物質は相当に透明な為に、中を流れる流
体を物質を通して見ることができるので好ましいかも知
れない。同様にまた、非晶質物質の方が脆くなく、耐衝
撃性も高い。非晶質物質を製造する為には、金型温度は
約180゜F以下に保たれなければならない。そのよう
な非晶質物質は約180゜Fまでは寸法安定性であるだ
ろう。
その上に、樹脂のマトリックスを強化するのに足る比率
で充填材を含むポリフェニレンスルフィド樹脂を利用し
て樗足にプロー成形を行なうことができるので、それに
よって樹脂の剛性が高められ、充填材を含まない樹脂を
用いて作った物に比較してより薄肉の物品のブロー成形
を可能にする。
適当な充填材物質には、雲母、ガラス繊維、シリカ、炭
酸カルシウム、二酸化チタン、タルクが含まれる。
その上に、顔料、滑剤、帯電防止剤なども又、ポリフェ
ニレンスルフィド樹脂に配合することができる。これら
の物質の合計量はブロー成形される物品のタイプとブロ
ー成形に用いられる条件に依存して変化するだろう。通
常は、充填材と他の添加物との合計量はポリフェニレン
スルフィド樹脂の全組成物の約O〜約25重量パーセン
トの範囲内で変化するだろう。
好ましく用いられる充填材物質は雲母である。
充填材物質、特に雲母充填材物質は好ましくは樹脂の重
量に対して約10〜約20パーセントの範囲で存在する
充填材を入れた樹脂を使う時には、今述べたように充填
材を添加する前のポリフェニレンスルフィドは、充填材
を6力qしない樹脂に対して指定したものより高い溶融
流れ値を持つことができる。強化用充填材の適当量を添
加する時は、充填材の添加前のポリフェニレンスルフィ
ドの溶融流れ値は約15g/10分程度の高さに達する
ことができる。
充填材添加前の樹脂の溶融流れ値を最高で約15g/1
0分とした場合に、ポリフェニレンスルフィドをブロー
成形できる程度に十分満足に強化する為に適当な充填材
の量を一般に、ここでは充填材の“強化量(reinf
orciB portion)”と呼ぶことにする。
充填材が入っている、入ってないに拘わらず上に指□定
した範囲内の溶融流れ値を持つ樹脂を利用することによ
って、熱可塑性プラスチック物品を十分満足にブロー成
形することができる。樹脂はブロー成形装置内でパリソ
ンに適当なハング時間(haB tia+e)を与える
のに十分な剛性を持っている。
以下に述べる実施例の中で更に具体的に示すように、ポ
リフェニレンスルフィド樹脂に対する好ましい溶融流れ
の範囲は16オンス壜をブロー成形する時に集めたデー
タに基づいて決定された。
いかなる特定のブロー成形計画においても、パリソンの
形成素材である熱可塑性樹脂がブロー成形機の中で求め
られる剛性は、機械の種類と特に成形すべき物品のサイ
ズに依存して変化することに注意する必要がある。一般
的に言って、比較的大きな物品の場合は金型を密封し、
空気をパリソンの中に吹き込んで金型の形に合わせて膨
らませる時にパリソンにより長いハング時間が与えられ
るように樹脂はより高い剛性を持たなければならない。
上に指定した好ましい範囲よりも相当に大きな溶融流れ
特性を持つ樹脂を用いる時は、金型をパリソンの上で閉
じた時にパリソンの形状を保つには樹脂が余りにも液体
状すぎて必要な剛性を持たないことが一般に経験される
だろう。結果として、そのような樹脂は一般に満足にブ
ロー成形することができない。
好ましい、比較的低い溶融流れ特性とそれに対応する比
較的高い分子量を有するポリフェニレンスルフィド樹脂
は、ポリマーの架橋を増加させるような方法か、又は希
望するより高い分子量とより低い溶融ファクターを得る
為に比較的長い直鎖を与えるような方法のいずれかによ
って生じさせることができる。十分に低い溶融流れ値を
持つポリフエニレンスルフイド樹脂マーは、重合の間、
もしくは高められた温度で空気中でポリマーを硬化させ
る間にジクロロベンゼンと一緒にトリクロロベンゼンを
添加する方法、または米国特許第3゜354.129号
明細書および同3,919,177号明細書に記述され
ているように両者を組み合わせた方法によって調製する
ことができる。
以下の実施例は、発明の方法とそれによって製造される
物品を具体的に例示するものである。
実施例 この実施例は壜をブロー成形し、以降PPSと略称する
ポリ(p−フェニレンスルフィド)樹脂を評価する為に
用いられた一般的手順を記述する。実施例は、用いられ
るPPSが規定された範囲内の溶融流れ特性を持つ時に
υノみ満足できるブロー成形されたPPS壜が最良の状
態で得られることを示す。その手順は以下の通りである
充填材を添加してないPP5(5ksの錘を用い、60
0゜F(316°C)でASTM  D  1238の
試験方法[手順B、条件31515.01に従って測定
した溶融流れ値が8g/10分のもの)をデービス標準
押出機を通して600゜F(316°C)で押し出し、
粒状の(ペレット)または粗い粉末に粉砕し、350゜
F(177°C)の乾燥機中で少なくとも3時間乾燥し
た。乾燥したPPSペレットを次にクルップーカウテッ
クスのブロー成形機を使用し、下記の条件下に16オン
ス壜(170+mx 6311肉厚0.3811!1%
重量約35グラム)にブロー成形した。バレル温度はゾ
ーン1が580゜F1ゾーン2が590゜F1シー73
が582゜F1ゾーン4が582゜F1ダイ温度582
゜F1ダイにおけるPPSメルト温度が542゜F1金
型温度300゜F1スクリュー回転速度40 rpm。
押し出し圧力1200〜1400ポンド/平方インチ、
サイクル時間27.7秒、成形用具16鳳凰ピン、18
mmブツシュ。このようなやり方で、光沢のある平滑な
外表面を持ったPPS壜を作ることができた。このプロ
セスを数回繰り返したが、PPSサンプルはその度ごと
に溶融流れ値の異なるものを使用した。総てこれらの実
験からの結果は表Iに掲示しであるが、これらの結果は
溶融流れ値が4.3(実験6)と8(実験4)の間にあ
るPPSが満足なブロー成形壜を与えることを示してい
る。溶融流れ値が約15と15以上の(実験1〜3)P
PSは満足な壜にブロー成形することはできなかった。
推測するに、多分溶融強度が低すぎたからであろう。実
験7と8では、15重量パーセントの雲母を含有するP
PSが満足な壜にブロー成形された。
雲母充填材を含む、または含まないPPSポリマーは更
にアルブルグ射出成形機(バレル温度608゜F1金型
温度122゜F)を用いて5インチ×1インチX0.1
25インチの試験片に底形して評価した。これらの結果
も同じく表■に掲示するが、予想されるように雲母を含
む壜の密度と引張弾性率は雲母を含まない壜よりも高か
った。
同様に、雲母を充填したPPS壜の衝撃強さは雲母を含
まない壜のそれよりも有意的に低かった。
その上に、引張強さ(降伏点と破断点における)はPP
Sの溶融流れが減少するにつれて増加する。
表■から明らかなように、実験7と8の雲母を充填した
ポリフェニレンスルフィドの壜は、雲母を充填してない
ポリフェニレンスルフィド樹脂よりも約20%高い剛性
(引張弾性率によって測定されるように)を持っており
、従って剛性が同じであればそれだけ薄肉の壜を製造す
ることができる。
以上見てきたように、本発明の方法と物品が前述した目
的と優位性並びにそこに含まれる固有のものを容易に達
成することは明らかである。本発明の開示の目的から発
明の幾つかの好ましい具体例に就いて記述してきたが、
方法と物品に関して当該技術に熟練した人々によって多
くの変化が容易に為し得ることは明らかであるが、それ
らは総て特許請求の範囲によって限定されるように本発
明の範囲と精神の中に包含されるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、約1〜約10g/10分の範囲の溶融流れ値を有す
    るポリフェニレンスルフィド樹脂からなるブロー成形可
    能な熱可塑性樹脂。 2、樹脂が約4〜8.0g/10分の範囲内の溶融流れ
    値を有することを特徴とする請求項1記載の樹脂。 3、強化用充填材を含むことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の樹脂。 4、充填材が雲母であることを特徴とする請求項3記載
    の樹脂。 5、該樹脂中に雲母充填材が約10〜約20重量%の範
    囲内で存在することを特徴とする請求項4記載の樹脂。 6、充填材を加える前の樹脂が約1〜約15g/10分
    の範囲内の溶融流れを有することを特徴とする請求項3
    乃至5のいずれかに記載の樹脂。 7、請求項1乃至6のいずれか一つに記載のポリフェニ
    レンスルフィド樹脂から製品をブロー成形することから
    なる熱可塑性樹脂製品の形成方法。 8、該ブロー成形した製品中のポリフェニレンスルフィ
    ド物質が半結晶質構造を持つのに足る金型温度でブロー
    成形されることを特徴とする請求項7記載の方法。 9、金型温度が約250゜Fから約400゜Fの範囲に
    あることを特徴とする請求項8記載の方法。 10、金型温度が約275゜Fから約325゜Fの範囲
    にあることを特徴とする請求項9記載の方法。 11、該ブロー成形した製品中のポリフェニレンスルフ
    ィド物質が非晶質構造と相当程度の透明性を有するのに
    足る低い金型温度でブロー成形されることを特徴とする
    請求項7記載の方法。 12、金型温度が約180゜Fより高くないことを特徴
    とする請求項11記載の方法。 13、請求項1乃至5のいずれか一つに記載のポリフェ
    ニレンスルフィド樹脂から形成されたブロー成形物体か
    らなる製品。 14、成形物体のポリフェニレンスルフィド物質が半結
    晶質構造を有する請求項13記載の製品。 15、ブロー成形物体が少なくとも500゜Fの温度に
    おいて寸法安定性であることを特徴とする請求項13ま
    たは14に記載の製品。 16、該物体のポリフェニレンスルフィド物質が非晶質
    構造と相当程度の透明性を有することを特徴とする請求
    項13乃至15のいずれか一つに記載の製品。 17、ブロー成形物体が少なくとも180゜Fの温度に
    おいて寸法安定性であることを特徴とする請求項16記
    載の製品。
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