JP2914712B2 - ブロー成形したポリフェニレンスルフィド製品 - Google Patents

ブロー成形したポリフェニレンスルフィド製品

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に熱可塑性物質からのブロー(吹き込
み)成形、そのような工程に使用される樹脂、及びその
ような工程によって製造される物品に関する。
ブロー成形は中空の熱可塑性樹脂製品の製造において
公知である。それは熱可塑性プラスチックの、パリソン
と呼ばれる押し出しチューブを金型の中に入れて、チュ
ーブの内側に充分な空気圧を加えて金型に合致する形状
を取らせることを含む。直、本明細書中で使用する「ブ
ロー成形」という用語には、射出成形して有底パリソン
を成形し、有底パリソンを延伸した後にブローするいわ
ゆる射出延伸ブロー成形は含まない。通常はポリエチレ
ンが用いられるが、しかし他の多くの物質、例えばセル
ロース樹脂、ナイロン、ポリプロピレン、ポリカーボネ
ート等もこの方法に適合する。それは経済的に効率の良
い方法であり、玩具、壜、その他の容器並びに空調ダク
トと種々の工業的用途に特に適している。この方法は中
空製品のみに限定されない。例えば、ハウジングをユニ
ットとしてブロー成形し、それを境界線に沿って鋸で切
断することによって二つのハウジングにすることができ
る。
山田他による米国特許第4,261,473号明細書はポリマ
ーブレンドを使用した絞り−吹き込み−成形によってプ
ラスチック壜を製造する方法を開示している。該使用す
べき熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフェニレンオ
キシド、ポリスルホンがある。
米国特許第3,711,438号明細書は、ブロー成形を含む
種々の形の成形を受ける熱可塑性樹脂用に各種の充填材
を使用することを開示している。
リュウによる米国特許第4,652,602号明細書は、ブロ
ー成形用に雲母および/またはガラス繊維の充填材を含
むポリカーボネート樹脂を開示している。
本発明に用いられる好ましいポリマーであるポリフェ
ニレンスルンフィドは公知のものであるが、我々の知る
限りでは今までブロー成形に成功したことはなかった。
ポリフェニレンスルフィドは、フィリップスペトロリ
アム社(オクラホマ州、バートルスビル)からRYTONと
言う登録商標名で市販されている。RYTONブランドのポ
ニフェニレンスルフィドは射出成形用にペレットの形で
市販されており、典型的には下記の方法で測定して、約
50〜約200g/10分の溶融流れ値を持っている。
約1〜約10g/10分、好ましくは約4〜8g/10分の範囲
内の溶融流れ値を有するポリフェニレンスルフィド樹脂
から物品がブロー成形される。雲母のような充填材を加
える時は、許容できる溶融流れ値の上限は約15g/10分に
上げられる。金型温度を約121℃〜約204℃(約250〜約4
00゜F)に保つことによって、ブロー成形された物品中
のポリフェニレンスルフィド物質は半結晶質構造を備え
られ、そして少なくとも260℃(500゜F)温度において
寸法安定性である。充填材は好ましくは約10〜約20重量
パーセントの範囲で与えられる。
本発明の多くの目的、特徴および有利性は、当該技術
に熟練した人々には以下の開示を読めば直ちに明白とな
るだろう。
ポリフェニレンスルフィドは一般にポリアリーレンス
ルフィドとして知られる芳香族スルフィドポリマー族の
一員である。ポリアリーレンスルフィドは一般式、(Ar
−X−Ar−S)nを有する。芳香族単位は単環式、また
は多環式部分のいずれでも良く、Xは、O、S、SO2、C
O、OCO、NCHO等の群の少なくとも一つから選ぶことがで
きる。一般に、これらのポリマーは優れた耐薬品性、良
好な熱安定性と物理的強度を有するので有名である。
これらのポリアリーレンスルンフィドは一般には、エ
ドマンズ他による米国特許第3,354,129号明細書、キャ
ムベルによる同3,919,177号明細書に開示された方法に
よって製造される。
ポリフェニレンスルフィドは、ポリアリーレンスルン
フィド族の中で最も簡単な構造を有する一員であり、二
置換された芳香族環と二価の硫黄原子が交互に並んだポ
リマー骨格から構成される。ポリフェニレンスルフィド
はガラス転移温度が85℃で、結晶融点が285℃の本質は
半結晶質の工業用エンジニアリングサーモプラスチック
樹脂である。
ポリフェニレンスルフィドの特徴は、熱安定性、耐腐
食性、物理的強度が優れていることにある。
ポリフェニレンスルフィドはフィリップスペトローリ
アムカンパニーによって、ライトン(RYTON)の登録商
標名の下に商業的に販売されている。市販されているポ
リフェニレンスルフィドは、典型的には溶融流れ値が約
50〜約200g/10分の範囲のものである。ポリフェニレン
スルフィドは以前には物品のブロー成形の目的に用いら
れることも販売されることも無かった。
熱可塑性プラスチック物質の中には以前からブロー成
形に成功裡に使用されてきた物もあれば、そのような加
工に非適当な物もあった。本発明以前には、ポリフェニ
レンスルフィドが満足が行くようにブロー成形できるか
どうかも知られてはなかったし、又は若しもブロー成形
できるとすれば、どのような形の樹脂、どのような加工
方法が最も適しているかも知られていなかった。
我々は、若しも適当な樹脂を選択し、適当な方法で加
工するならばポリフェニレンスルフィドが成功裡にブロ
ー成形できることを決定した。
実質的な量の充填材無しで使用する時は、その場合の
ポリフェニレンスルフィド樹脂は、5kgの錘を用い、316
℃(600゜F)の温度においてASTM D 1238に規定された
試験方法(手順B、条件315/5.0)に従って測定して約
1〜約10g/10分の範囲内の溶融流れ値を持つべきであ
る。更に好ましくは、樹脂は約4〜約8g/10分の範囲内
の溶融流れ値を持つべきである。ここで用いられている
如く、指定された溶融流れのパラメーターは、すべて上
述の試験方法によって測定されたものとする。
ブロー成形方法は好ましくは、成形によって得られる
物品中のポリフェニレンスルフィド物質が半結晶質構造
を有するのに足る金型温度で行なわれる。これは金型温
度を約121℃〜約204℃(約250〜約400゜F)の範囲、好
ましくは約135℃〜約163℃(約275〜約325゜F)の範囲
に保つことによって達成することができる。このことが
得られる物品中のポリフェニレンスルンフィド物質をゆ
っくりと冷却し、得られる物質が密度測定方法で測定し
て、例えば大凡そ40〜50%が結晶性物質となるようにす
る。若しもポリフェニレンスルフィドを常温成形、例え
ば24℃(75゜F)でブロー成形すると、樹脂が余りにも
急速に冷却するので実質的に非晶質となり高い温度にお
いて適当な寸法安定性を持たなくなるだろう。熱金型を
用いたブロー成形の好ましい方法によって製造された半
結晶質のポリフェニレンスルフィドは少なくとも260℃
(500゜F)の温度までその寸法安定性を保持する。
しかし、場合によっては非晶質物質の方が好まれるこ
とがある。非晶質物質は相当に透明な為に、中を流れる
流体を物質を通して見ることができるので好ましいかも
知れない。同様にまた、非晶質物質の方が脆くなく、耐
衝撃性も高い。非晶質物質を製造する為には、金型温度
は約82℃(約180゜F)以下に保たれなければならない。
そのような非晶質物質は約82℃(約180゜F)までは寸法
安定性であるだろう。
その上に、樹脂のマトリックスを強化するのに足る比
率で充填材を含むポリフェニレンスルフィド樹脂を利用
して満足にブロー成形を行なうことができるので、それ
によって樹脂の剛性が高められ、充填材を含まない樹脂
を用いて作った物に比較してより薄肉の物品のブロー成
形を可能にする。
適当な充填材物質には、雲母、ガラス繊維、シリカ、
炭酸カルシウム、二酸化チタン、タルクが含まれる。
その上に、顔料、滑剤、帯電防止剤なども又、ポリフ
ェニレンスルフィド樹脂に配合することができる。これ
らの物質の合計量はブロー成形される物品のタイプとブ
ロー成形に用いられる条件に依存して変化するだろう。
通常は、充填材と他の添加物との合計量はポリフェニレ
ンスルフィド樹脂の全組成物の約0〜約25重量パーセン
トの範囲内で変化するだろう。
好ましく用いられる充填材物質は雲母である。充填材
物質、特に雲母充填材物質は好ましくは樹脂の重量に対
して約10〜約20パーセントの範囲で存在する。
充填材を入れた樹脂を使う時には、今述べたように充
填材を添加する前のポリフェニレンスルフィドは、充填
材を添加しない樹脂に対して指定したものより高い溶融
流れ値を持つことができる。強化用充填材の適当量を添
加する時は、充填材の添加前のポリフェニレンスルフィ
ドの溶融流れ値は約15g/10分程度の高さに達することが
できる。
充填材添加前の樹脂の溶融流れ値を最高で約15g/10分
とした場合に、ポリフェニレンスルフィドをブロー成形
できる程度に十分満足に強化する為に適当な充填材の量
を一般に、ここでは充填材の“強化量(reinforcing po
rtion)”と呼ぶことにする。
充填材が入っている、入ってないに拘わらず上に指定
した範囲内の溶融流れ値を持つ樹脂を利用することによ
って、熱可塑性プラスチック物品を十分満足にブロー成
形することができる。樹脂はブロー成形装置内でパリソ
ンに適当なハング時間(hang time)を与えるのに十分
な剛性を持っている。
以下に述べる実施例の中で更に具体的に示すように、
ポリフェニレンスルフィド樹脂に対する好ましい溶融流
れの範囲は16オンス壜をブロー成形する時に集めたデー
タに基づいて決定された。いかなる特定のブロー成形計
画においても、パリソンの形成素材である熱可塑性樹脂
がブロー成形機の中で求められる剛性は、機械の種類と
特に成形すべき物品のサイズに依存して変化することに
注意する必要がある。一般的に言って、比較的大きな物
品の場合は金型を密封し、空気をパリソンの中に吹き込
んで金型の形に合わせて膨らませる時にパリソンにより
長いハング時間が与えられるような樹脂はより高い剛性
を持たなければならない。
上に指定した好ましい範囲よりも相当に大きな溶融流
れ特性を持つ樹脂を用いる時は、金型をパリソンの上で
閉じた時にパリソンの形状を保つには樹脂が余りにも液
体状すぎて必要な剛性を持たないことが一般に経験され
るだろう。結果として、そのような樹脂は一般に満足に
ブロー成形することができない。
好ましい、比較的低い溶融流れ特性とそれに対応する
比較的高い分子量を有するポリフェニレンスルフィド樹
脂は、ポリマーの架橋を増加させるような方法か、又は
希望するより高い分子量とより低い溶融ファクターを得
る為い比較的長い直鎖を与えるような方法のいずれかに
よって生じさせることができる。十分に低い溶融流れ値
を持つポリフェニレンスルフィドポリマーは、米国特許
第3,354,129号明細書および同3,919,177号明細書に記述
されているように、重合の間にジクロロベンゼンと一緒
にトリクロロベンゼンを添加する方法、もしくは高めら
れた温度で空気中でポリマーを硬化させる方法、または
両者を組み合わせた方法によって調製することができ
る。
以下の実施例は、発明の方法とそれによって製造され
る物品を具体的に例示するものである。
実施例 この実施例は壜をブロー成形し、以降PPSと略称する
ポリ(p−フェニレンスルフィド)樹脂を評価する為に
用いられた一般的手順を記述する。実施例は、用いられ
るPPSが規定された範囲内の溶融流れ特性を持つ時にの
み満足できるブロー成形されたPPS壜が最良の状態で得
られることを示す。この手順は以下の通りである。
充填材を添加してないPPS(5kgの錐を用い、316℃(6
00゜F)でASTM D 1238の試験方法[手順B、条件315/5.
0]に従って測定した溶融流れ値が8g/10分のもの)をデ
ービス標準押出機を通して316℃(600゜F)で押し出
し、粒状の(ペレット)または粗い粉末に粉砕し、177
℃(350゜F)の乾燥機中で少なくとも3時間乾燥した。
乾燥したPPSペレットを次にクルップ−カウテックスの
ブロー成形機を使用し、下記の条件下に16オンス壜(17
0mm×63mm、肉厚0.38mm、重量約35グラム)にブロー成
形した、バレル温度はゾーン1が304℃(580゜F)、ゾ
ーン2が310℃(590゜F)、ゾーン3が306℃(582゜
F)、ゾーン4が306℃(582゜F)、ダイ温度306℃(582
゜F)、ダイにおけるPPSメルト温度が283℃(542゜
F)、金型温度149℃(300゜F)、スクリュー回転速度40
rpm、押し出し圧力844000〜984000kg/m2(1200〜1400ポ
ンド/平方インチ)、サイクル時間27.7秒、成形用具16
mmピン、18mmブッシュ。このようなやり方で、光沢のあ
る平滑な外表面を持ったPPS壜を作ることができる。こ
のプロセスを数回繰り返したが、PPSサンプルはその度
ごとに溶融流れ値の異なるものを使用した。総てこれら
の実験からの結果は表Iに掲示してあるが、これらの結
果は溶融流れ値が4.3(実験6)と8(実験4)の間に
あるPPSが満足なブロー成形壜を与えることを示してい
る。溶融流れ値が約15と15以上の(実験1〜3)PPSは
満足な壜にブロー成形することはできなかった。推測す
るに、多分溶融強度が低すぎたからであろう。実験7と
8では、15重量パーセントの雲母を含有するPPSが満足
な壜にブロー成形された。
雲母充填材を含む、または含まないPPSポリマーは更
にアルブルグ射出成形機(バレル温度320℃(608゜
F)、金属温度50℃(122゜F)を用いて12.7cm×2.54cm
×0.32cm(5インチ×1インチ×0.125インチ)の試験
片に成形して評価した。これらの結果も同じく表Iに掲
示するが、予想されるように雲母を含む壜の密度と引張
弾性率は雲母を含まない壜よりも高かった。同様に、雲
母を充填したPPS壜の衝撃強さは雲母を含まない壜のそ
れよりも有意的に低かった。その上に、引張強さ(降伏
点と破断点における)はPPSの溶融流れが減少するにつ
れて増加する。
表Iから明らかなように、実験7と8の雲母を充填し
たポリフェニレンスルフィドの壜は、雲母を充填してな
いポリフェニレンスルフィド樹脂よりも約20%高い剛性
(引張弾性率によって測定されるように)を持ってお
り、従って剛性が同じであればそれだけ薄肉の壜を製造
することができる。
以上見てきたように、本発明の方法と物品が前述した
目的と優位性並びにそこに含まれる固有のものを容易に
達成することは明らかである。本発明の開示の目的から
発明の幾つかの好ましい具体例に就いて記述してきた
が、方法と物品に関して当該技術に熟練した人々によっ
て多くの変化が容易に為し得ることは明らかであるが、
それらは総て特許請求の範囲によって限定されるように
本発明の範囲と精神の中に包含されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 81/02 B65D 1/00 A // B29K 81:00 B29L 22:00 (56)参考文献 特開 昭61−255832(JP,A) 特開 昭57−16028(JP,A) 特開 昭60−228235(JP,A) 特公 昭59−44968(JP,B2) 特公 昭59−9570(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 49/00 - 49/80 B29D 22/00 C08L 81/02 C08G 75/02 C08K 3/34 B65D 1/00

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】約1〜約10g/10分の範囲の溶融流れ値を有
    するポリフェニレンスルフィド樹脂からなるブロー成形
    可能な熱可塑性樹脂。
  2. 【請求項2】樹脂が約4〜8.0g/10分の範囲内の溶融流
    れ値を有することを特徴とする請求項1記載の樹脂。
  3. 【請求項3】強化用充填材を含むことを特徴とする請求
    項1または2に記載の樹脂。
  4. 【請求項4】充填材が雲母であることを特徴とする請求
    項3記載の樹脂。
  5. 【請求項5】該樹脂中に雲母充填材が約10〜約20重量%
    の範囲内で存在することを特徴とする請求項4記載の樹
    脂。
  6. 【請求項6】充填材を加える前の樹脂が約1〜約15g/10
    分の範囲内の溶融流れを有することを特徴とする請求項
    3乃至5のいずれかに記載の樹脂。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれか一つに記載のポ
    リフェニレンスルフィド樹脂から製品をブロー成形する
    ことからなる熱可塑性樹脂製品の形成方法。
  8. 【請求項8】該ブロー成形した製品中のポリフェニレン
    スルフィド物質が半結晶質構造を持つのに足る金型温度
    でブロー成形されることを特徴とする請求項7記載の方
    法。
  9. 【請求項9】金型温度が約121℃(約250゜F)から約204
    ℃(約400゜F)の範囲にあることを特徴とする請求項8
    記載の方法。
  10. 【請求項10】金型温度が約135℃(約275゜F)から約1
    63℃(約325゜F)の範囲にあることを特徴とする請求項
    9記載の方法。
  11. 【請求項11】該ブロー成形した製品中のポリフェニレ
    ンスルフィド物質が非晶質構造と相当程度の透明性を有
    するのに足る低い金型温度でブロー成形されることを特
    徴とする請求項7記載の方法。
  12. 【請求項12】金型温度が約82℃(約180゜F)より高く
    ないことを特徴とする請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】請求項1乃至5のいずれか一つに記載の
    ポリフェニレンスルフィド樹脂から形成されたブロー成
    形物体からなる製品。
  14. 【請求項14】成形物体のポリフェニレンスルフィド物
    質が半結晶質構造を有する請求項13記載の製品。
  15. 【請求項15】ブロー成形物体が少なくとも260℃(500
    ゜F)の温度において寸法安定性であることを特徴とす
    る請求項13または14に記載の製品。
  16. 【請求項16】該物体のポリフェニレンスルフィド物質
    が非晶質構造と相当程度の透明性を有することを特徴と
    する請求項13乃至15のいずれか一つに記載の製品。
  17. 【請求項17】ブロー成形物体が少なくとも82℃(180
    ゜F)の温度において寸法安定性であることを特徴とす
    る請求項16記載の製品。
JP8898990A 1989-04-03 1990-04-03 ブロー成形したポリフェニレンスルフィド製品 Expired - Fee Related JP2914712B2 (ja)

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