JPH033268Y2 - - Google Patents

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JPH033268Y2
JPH033268Y2 JP4081785U JP4081785U JPH033268Y2 JP H033268 Y2 JPH033268 Y2 JP H033268Y2 JP 4081785 U JP4081785 U JP 4081785U JP 4081785 U JP4081785 U JP 4081785U JP H033268 Y2 JPH033268 Y2 JP H033268Y2
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seat
seat skin
skin
flange portion
latching
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JP4081785U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、クツシヨンパツドを被包するシート
表皮の端末をシートフレームに止着するところの
シート表皮の止着構造に関するものである。
従来の技術 例えば、第11図で示すシートクツシヨンを形
成する場合、シート表皮はクツシヨンパツドを被
包して端末をシートフレームのフランジ部に巻込
んで止着することにより取付けられているのが通
常である。
従来、その端末止着にあたつては、第12図で
示す如くクツシヨンパツド20に被せたシート表
皮21の端末をシートフレーム22のフランジ部
23に巻込んでC字状のリングクリツプ24で止
め、或いは、第13図で示すようにクツシヨンパ
ツド30を被包するシート表皮31の端末に剛直
な掛止めプレート32を取付け、それをシートフ
レーム33の略逆U字状に成形したフランジ部3
4内にシート表皮31の端末巻込みで嵌込むこと
により取付けることが行われている。
考案が解決しようとする問題点 然し、これらシート表皮の止着構造では、着座
時の荷重でシート表皮21,31が引張られた際
に、その引張力がシート表皮の端末を止着したフ
ランジ部23,34に直に加わつてフランジ部2
3,34を外方に引張るよう作用するものであ
る。この引張力に対してはシートフレームが鉄板
等の如き温度依存性の小さいもので形成されてい
るときには十分対抗できるものの、PPやABS等
の温度依存性が高いもので形成されている場合に
は熱による柔軟化と相俟つて引張力がフランジ部
23,34を容易に外方に拡開するよう作用して
しまう。そのため、第12図で示すものではフラ
ンジ部23が外側にめくれ上つて端末の取付部位
が見えることにより外観を損ない、また第13図
で示す場合には掛止めプレート32がフランジ部
34から離脱してシート表皮31がシートフレー
ム33から外れてしまう事態を招く虞れがある。
問題点を解決するための手段 本考案に係るシート表皮の止着構造において
は、シート表皮の端末に略山形で弾性を有する掛
止め片を所望間隔毎に取付け、その掛止め片をシ
ートフレームの略逆U字状に成形したフランジ部
内にシート表皮の端末巻込みで挿置すると共に、
掛止め片の張り出し左右端をフランジ部の側面に
設けた抜き穴と係合することにより構成されてい
る。
作 用 このシート表皮の止着構造では、シート表皮を
介して端末の掛止め片に引張力が加わると、その
掛止め片が左右の張り出し端側をフランジ部の抜
き穴内で伸延しつつ山形を若干偏平に撓み変形す
ることにより引張力が対抗でき、しかもその引張
力がシートフレームのフランジ部を拡開する方向
に直接的に作用することがないよう緩衝すること
ができる。
実施例 以下、第1〜10図を参照して説明すれば、次
の通りである。
このシート表皮の止着構造は、第11図で示す
と同様にクツシヨンパツド1,11を被包するシ
ート表皮2,12の端末をシートフレーム3,1
3のフランジ部4,14に巻込み止着することに
よりシートクツシヨン等を形成する場合に適用さ
れている。そのシート表皮2,12は表皮2,1
2の端末に沿つて所望間隔毎に取付けた掛止め片
5,5…、15,15…を持ち、これら各掛止め
片5,5…、15,15…を略逆U字状のフラン
ジ部4,14に嵌込むことによりシートフレーム
3,13に止着されている。
第1〜7図で示す掛止め片5,5…はへの字、
Ω状またはハツト型等の略山形を呈するもので、
樹脂或いは金属材を用いて弾性を有するよう成形
されている。その掛止め片5はフランジ部4の内
のり幅よりも左右端5a,5bが相対的に大きく
張出すよう形成するとよく、またシート表皮2に
対しては略山形形状の内面側に端末を曲げ込んで
縫着等で固定することにより取付けるようにでき
る。これら各掛止め片5,5…を嵌込フランジ部
4には相対向する側面に掛止め片5,5…の横幅
より若干長い横長孔が抜き穴4a…,4b…とし
て掛止め片5,5…の取付間隔に相応するよう形
成され、その各抜き穴4a…,4b…には各掛止
め片5の左右端5a,5bが嵌込み係合されるよ
うになつている。
この掛止め片5,5…を用いてはシート表皮2
の端末をフランジ部4の内側に巻込みつつ、その
中央の立上り部5cを奥向きにして挿入すること
によりフランジ部4に嵌込むようにする。その
際、掛止め片5,5…は左右端5a,5bの張出
し幅を狭くしてフランジ部4内に挿入するとよ
く、その挿入後は弾性で左右に拡開すると共に張
り出し左右端5a,5bがフランジ側面の抜き穴
4a,4bに嵌り込んで係合するようになる。こ
の左右端5c,5bの係合で掛止め片5,5…は
フランジ部4から抜け外れないため、シート表皮
2はシートフレーム3に確りと止着できるもので
ある。
このシート表皮の止着構造では、着座時の荷重
でシート表皮2が引張されたときには掛止め片
5,5…の立上り部5cが引張られるようになる
が、その引張りに伴つて掛止め片5,5…は立上
り部5cを若干偏平に撓み変形し、しかもこの撓
み変形で左右端5a,5bをフランジ部4の抜き
穴4a,4bから伸延するよう引張力に対抗す
る。従つて、その引張力はフランジ部4の略逆U
字を拡開する方向に直接的に作用せずに緩和する
ことができ、また、掛止め片5,5…がフランジ
部4から抜け外れるように作用することもない。
その負荷重の解除後は掛止め片5,5…が立上り
部5cを復元するよう弾発偏位するため、シート
表皮2は所定の張力を持つてクツシヨンパツド1
の被包状態を保持することができる。なお、この
実施例では掛止め片5,5…をシート表皮2の端
末に沿つて直に取付けているところから表皮端末
に掛る引張力が掛止め片5,5…の取付位置に集
中するので、これを分散するにはシート表皮2の
端末に沿つてトリムコード6を一体装着すること
により端末に剛性を付与すれば端末の全長に亘つ
て均等に引張力に対抗できるようになる。
上述した第1〜7図で示す実施例に代えて、第
8〜10図で示す如くシート表皮12の端末に沿
つて楔縁16aを持つトリムコード16を取付
け、このコード16の楔縁16aを掛止め片1
5,15…の内側にくわえ込んで挾持することに
よりシート表皮12の端末に掛止め片15,15
…を取付けると共に、その各掛止め片15,15
…をシートフレーム13のフランジ部14内に嵌
込んでシート表皮12を止着するようにもでき
る。この掛止め片15,15…では左右張り出し
端15a,15bと中央の立上り部15cに加え
て、内側に相対向させて突出した挾圧爪15d,
15eが一体成形されている。それら挾圧爪15
d,15eはトリムコード16の楔縁16aをく
わえ込み係止し、また相対向する端面間でトリム
コード16を挾持することにより掛止め片15,
15…がトリムコード16乃至シート表皮12か
ら離脱しないよう支持できるものである。また、
この掛止め片15,15…では第10図で示すよ
うに立上り部15cの外側面に仮止め爪15f,
15gを突出形成し、2段階でシートフレーム1
3のフランジ部14に嵌込むようにすることがで
きる。まず、その掛止め片15,15…の仮止め
爪15f,15gが抜き穴14a,14bに係合
するまで立上り部15cを嵌入すると、この段階
では挾圧爪15d,15eがトリムコード16を
完全に挾持しないためトリムコード16を位置修
生してシート表皮12の皺等を伸ばす作業が行え
る。その後に、左右の張り出し端15a,15b
が抜き穴14a,14bに係合するまで圧入する
と挾圧爪15d,15eが確りとトリムコード1
6を挾するため、シート表皮12を確実にシート
フレーム13に止着することができる。
このシート表皮の止着構造でも、シート表皮に
引張力が加わると、第1〜7図で示す実施例と同
様に作用してシート表皮の引張力に対向できるも
のである。
考案の効果 以上の如く、本考案に係るシート表皮の止着構
造に依れば、着座時の負荷重を直接的にシートフ
レームのフランジ部に加えないよう掛止め片で緩
衝できるため、樹脂で成形したシートフレームを
用いてシートを構成する場合にも適用できるばか
りでなく、掛止め片をフランジ部の逆U字内に挿
置するだけで確りとシート表皮を止着できるため
金属製のシートフレームでシートを構成する場合
でも組立作業を極めて簡単にすることができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシート表皮の止着構造を
示す断面図、第2図は同止着構造で用いる掛止め
片の斜視図、第3図は同掛止め片のシート表皮に
対する取付状態を示す斜視図、第4図は同掛止め
片を挿置するシートフレームのフランジ部を示す
一部切欠斜視図、第5図は同フランジ部に掛止め
片を挿入する工程の説明図、第6,7図は別の実
施例に係るシート表皮の止着構造を示す説明図、
第8,9図並びに第10図a,bは更に別の実施
例に係るシート表皮の止着構造を示す説明図、第
11図は同止着構造を適用するシートの外様説明
図、第12及び13図は第11図A−A線の断面
部分で従来例に係るシート表皮の止着構造を示す
説明図である。 2,12:シート表皮、3,13:シートフレ
ーム、4,14:フランジ部、4a,4b,14
a,14b:抜き穴、5,15:掛止め片、5
a,5b,15a,15b:張り出し左右端、5
c,15c:立上り部、16:トリムコード、1
6:楔縁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シート表皮の端末に略山形で弾性を有する掛
    止め片を所望間隔毎に取付け、その掛止め片を
    シートフレームの略逆U字状に成形したフラン
    ジ部内にシート表皮の端末巻込みで挿置すると
    共に、掛止め片の張り出し左右端をフランジ部
    の側面に設けた抜き穴と係合してなることを特
    徴とするシート表皮の止着構造。 (2) 上記掛止め片が、中央の立上り部を奥向きに
    してシートフレームのフランジ部内に挿置され
    ているところの実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のシート表皮の止着構造。 (3) 上記掛止め片が、山形の内面にシート表皮の
    端末を固定することにより取付けられていると
    ころの実用新案登録請求の範囲第1項記載のシ
    ート表皮の止着構造。 (4) 上記掛止め片が、山形の内側にシート表皮の
    端末に沿つて取付けられたトリムコードの楔縁
    をくわえ込み挾持することにより取付けられて
    いるところの実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のシート表皮の止着構造。
JP4081785U 1985-03-20 1985-03-20 Expired JPH033268Y2 (ja)

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JP4081785U JPH033268Y2 (ja) 1985-03-20 1985-03-20

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JP4081785U JPH033268Y2 (ja) 1985-03-20 1985-03-20

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JPS61156598U JPS61156598U (ja) 1986-09-29
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Families Citing this family (4)

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JP2003047787A (ja) * 2001-08-03 2003-02-18 Daihatsu Motor Co Ltd シートの表皮材取付構造
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JP4980333B2 (ja) * 2008-11-25 2012-07-18 コンビ株式会社 チャイルドシート
JP6436789B2 (ja) * 2015-01-14 2018-12-12 日本プラスト株式会社 ブラインド構造

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JPS61156598U (ja) 1986-09-29

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